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15.5: KDE Plasma で IBus, Fcitx, Dropbox などのアプリケーションが自動起動しない

systemd-xdg-autostart-generator のバグにより、プロセスをフォークしてすぐ終了する(デーモン化する)タイプのアプリケーションを維持することができません。以下のコマンドで systemd-xdg-autostart-generator を無効化して、従来の方法でアプリケーションの自動起動をするようにできます

kwriteconfig5 --file startkderc --group General --key systemdBoot false

15.5: KDE Plasmaで起動すると日本語入力ができない

Leap 15.5のKDE Plasmaで日本語入力ができません。 これはibusというインプットメソッドが自動起動しないというKDE側のバグなどが原因です[1]。自動起動しないというバグなので、KDE起動後に手動でibusを起動させれば日本語入力ができます。

また、修正版ibusパッケージがリリースされるまでは、以下のワークアラウンドで回避(ibusを自動起動し、日本語入力ができるようになる)できます。

対策:KDEの自動起動にibusの起動を設定する

方法1:上記の「15.5: KDE Plasma で IBus, Fcitx, Dropbox などのアプリケーションが自動起動しない」を参照してください。

方法2:以下のメニューからKDEの自動起動に「ibus-daemon -x」を登録する

「KDE システム設定」-> 「起動と終了」 -> 「自動起動」 -> 「Add...」 -> 「Add Application...」 アプリを選ぶKDEメニューの画面が表示されますので、上のテキストボックスに「ibus-daemon -x」と入力し「OK」をクリックすれば登録されます。

https://bugzilla.suse.com/show_bug.cgi?id=1211977

15.3: Wayland セッションで IBus を使用している場合に、Qt アプリケーションに日本語入力できない

Qt に含まれている IBus プラグインが古く、15.3 では Qt が Wayland セッションで IBus に接続することができません。回避策として次の環境変数を ~/.profile などで設定してください。Qt が Flatpak 内で実行されていると勘違いすることで、Flatpak 用のアドレスを使用して IBus に接続できるようになります。

export IBUS_USE_PORTAL=1

https://bugzilla.opensuse.org/show_bug.cgi?id=1187202


15.1: Qt アプリケーションに ibus で日本語入力ができないことがある

ibus のセキュリティパッチを適用すると、Qt アプリケーションに日本語入力ができない不具合があることが確認されています。原因は ibus が内部で使用する glib2 の不具合で、修正パッチが配信されています。


15.1: KDE 環境で LibreOffice への日本語入力ができない

LibreOffice の Qt 5, KDE 5 VCL プラグインの日本語入力の実装が不完全のため、KDE 環境で起動すると日本語入力ができません。以下のパッケージをインストールして利用して下さい。

  • libreoffice-gnome
  • libreoffice-gtk3

13.x, 42.x, 15.0, 15.1: 15.2 へのアップデートを検討して下さい

openSUSE 13.1 (Evergreen) 、13.2、42.x の保守期間は終了しました。15.2 へのアップデートを計画して下さい。


Wayland セッションでの日本語入力について

GNOME Wayland セッションでは IBus を使用して下さい。

Plasma Wayland セッションでは、これまでの日本語入力を起動する仕組みが動作しないことから、自動的に起動しません。手動で環境変数を設定して下さい。なお、Wayland の制限により、候補ウインドウなどが正しい位置に表示されない場合があります。

GTK_IM_MODULE=ibus
IM=ibus
QT_IM_MODULE=ibus
QT_IM_SWITCHER=imsw-multi

IM 環境変数を設定することで、XDG Autostart により、IBus (ibus) または Fcitx (fcitx) が起動されます。


13.1 以降: 日本語が今まで通りに入力できない

openSUSE 13.1 以降では IBus 1.5 がデフォルトのインプットメソッドフレームワークです。他のディストリビューションでは IBus 1.5 に変更したことによる問題が話題になっていますが、openSUSE では IBus 1.4 と同じように使用できるようにいくつかの修正が行われています。IBus のページで使用方法を確認して下さい。

また中国語では以前より Fcitx がデフォルトのインプットメソッドフレームワークになっています。Fcitx から Mozc を使用する fcitx-mozc もお試し下さい。

過去のバージョンの情報・その他

openSUSE の過去のバージョンの情報については、 Portal:Japanese/MoreInfomation を参照してください。
その他、日本語特有ではないバグについては、Most annoying bugs を参照して下さい。