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Build Service ポータルにようこそ edit

Open Build Service (OBS) とは、ソースコードからのパッケージ構築と配布を自動的に行なうための汎用的なシステムで、首尾一貫していてかつ再現性が確保されています。 Open Build Service (OBS) により、さまざまな種類のオペレーティングシステムやハードウエアに対応したソフトウェアを公開することができるようになっています。 OBS 参照サーバ は我々がディストリビューションの開発時に使用しているシステムで、現時点で 35,000 人ものユーザが 200,000 個ものパッケージを構築し、 22 種類のオペレーティングシステムと 6 種類のアーキテクチャに対応しています。

Open Build Service の機能 edit


ファイル:Software-o-o.png
User Software portal
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ユーザ向け

  • openSUSE の各リリースは、 openSUSE:Factory プロジェクト 内で構築されたものを使用しています。これには イメージの作成 処理も含まれます。
  • ユーザは、自分が使用しているディストリビューション向けの 最新ソフトウエアパッケージ を検索することができます。世界中にあるミラーサイトを通じて、誰にでも素早くアクセスできるようになっています。


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パッケージャ向け

  • 他のパッケージとの依存関係を自動的に処理します。たとえば、あるパッケージが他のパッケージに依存している場合、依存先のパッケージに何らかの変更が発生すると、そのパッケージも自動的に再構築されます。
  • 他のプロジェクトとリンクすることもできます。他のプロジェクトが提供する最新のパッケージを利用して、修正をテストすることができます。
  • 様々なクライアント や外部サービス (SourceForge, kde-apps.org など) に対するインターフェイスも公開されていて、 Open Build Service がそれらの資源を利用できるようになっています。


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ソフトウエアプロジェクト向け

  • 開発者に対しては、グループを作って 共同作業 を行なうにあたって、効率的な場所となっています。
ファイル:Obs Webclient.jpg
Developer Web Interface
  • さまざまな アーキテクチャLinux ディストリビューション (例: Fedora, Debian, Ubuntu など) 向けのパッケージを構築するのに、それらのハードウエアに対する "コンパイラファーム" を用意する必要はありません。
  • 製品 やイメージを自動的に作成する目的で、 KIWI との統合も用意されています。


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独立したソフトウエア会社向け

  • Open Build Service は GPL でライセンスされているソフトウエアで、最小構成で 2GB のメモリを搭載していれば、任意のマシンにインストールすることができます。
  • Open Build Service を独自の環境で動作させるにあたって、もっとも簡単なのは OBS アプライアンス を使用することです。アプライアンスはそのまま実行することもできますし、お使いのサーバにインストールするために使用することもできます。
  • 手作業によるインストールもできますが、少し複雑な作業が必要です。詳しく インストール手順 をご覧ください。

利用者

  • openSUSE プロジェクト以外では、 Moblin/Maemo/MeeGo, VideoLAN などのオープンソースプロジェクトが使用しているほか、 Dell, Cray, アメリカ合衆国郵便公社や様々な大学でも Open Build Service のインスタンスを稼働させています。詳しくは Open Build Service の利用者一覧 をご覧ください。

開発 edit

ロードマップ

リリースプランは ロードマップ に示されているほか、 提案されている機能コンセプト に追加されるべき機能などが記載されています。

ソースコードとテスト

Open Build Service のソースコードやドキュメンテーション/ツールなどは、 github.com 内の Open Build Service プロジェクト で管理しています。各コミットに対する通知メッセージは obs-commits メーリングリスト に送信されます。また、ソースコードは広い範囲をカバーするテストスイートによってテストされていて、結果とグラフは OBS Jenkins インスタンス で公開しています。また、テスト結果は obs-tests メーリングリスト に送信されます。詳しくは 開発者向け文書 (英語) をお読みください。

OBS 関連のツール

公式および非公式のコンポーネントやツールは、 こちら にあります。

貢献方法

多くのオープンソースプロジェクトと同様に、まずはパッチや開発プランなどを作成するところからはじめてください。 Github には OBS プロジェクト がありますので、こちらを clone して必要なコード変更を行ない、ベースプロジェクトに送信してください。また、ソースコードの仕組みを学んだり開発チームに参加したりするきっかけになる、 小規模プロジェクト (ジュニアジョブ) も用意されています。

連絡先とサポート

現時点では コミュニティサポート を IRC またはメーリングリストで提供しています。 OBS の開発者 と直接会いたい場合は、著名なオープンソースイベントにおいでください。商用サポートをご希望の場合は、 Andreas Jaeger に英語にてご連絡ください。

Navigation edit

Build Service のページ:


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ドキュメンテーション edit

OBS を使用する前に、まずは RPM のパッケージングについて学んでおくとよいでしょう。 Vine Linux プロジェクトが公開しているは わかりやすい説明 をお読みになることで、 OBS を始める前に持っておくべき知識を得ることができます。

OBS に関しては、本 Wiki 内の さまざまな場所 に文書が用意されています。 パッケージ作成者の場合は、 チュートリアル複数のディストリビューションのパッケージを扱うための手順 からお読みになるのがよいでしょう。また、 FAQヒント などのページにも、さまざまな使い方が示されています。それ以外にも、 プレゼンテーション などのページもあります。 より高度な利用形態の文書としては、 API のドキュメンテーションがあります。 API はシンプルで汎用的なインターフェイスになっていて、 Open Build Service と連携する処理を簡単に記述することができます。この API を利用することで、コードの更新を送信したり、プロジェクトの状態を確認したりなどの作業を簡単に行なうことができるようになります。

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