openSUSE Weekly News/181
openSUSE Weekly News 日本語版 第181号 今週の見出し
- openSUSE、マイルストーン 2 をリリース
- Dominik Mayer: EC2 用の openSUSE 11.4 AMI を更新
- Petr Mladek: openSUSE 用の LibreOffice 3.3.3 バグフィックスリリース公開
- Robert Schweikert: 1、2、3、クラウド
- Linux.com/Joe ‘Zonker’ Brockmeier: 2011 年 Linux ディストリビューション採点表
編集/翻訳: openSUSE Weekly News 日本語版チーム (OWN-ja チーム)
お知らせ
openSUSE サマーキャンプ・ギリシャ 2011
"ギリシャの夏! 暑すぎてコード書いたりお気に入りの FOSS プロジェクトに貢献できないですって? 何かやる気を引き出してくれるようなものが必要で、気分転換に泳いだりもしたいですって? でしたら是非このサマーキャンプに参加してみてください!
ギリシャ openSUSE コミュニティはこの夏、初の試みとしてギリシャ中央部、オリンピアキ・アクティのグランド・プラトン・ホテルで openSUSE サマーキャンプを開催することにいたしました。 ここはカテリーニ市のビーチとなっています。開催期間は夏真っ盛りの7月15日から17日です! (...)"
openSUSE、マイルストーン 2 をリリース
"openSUSE 12.1 の最初のマイルストーンからおよそ3週間、本日、第2弾のマイルストーンを公開いたしました。ロードマップによると、これは11月にリリースされる openSUSE 12.1 に向けて出していく6つのマイルストーンのうちの2番目のものとなります。 (...)"
Google Summer of Code 2011
"GSoC" osc のコードクリーンナップ – 第4週のまとめ
"(コーディング期間に入って) 第4週目の簡単なまとめです。今週はほとんどの時間を RemoteFile クラスと BuildResult クラスを書くのに費やしました (もちろん、テストケースも追加しましたよ :))。 (...)"
Ratan Sebastian: GSoC 2011: ssc – 第4週
- こちらは ssc = SUSE Studio コマンドラインクライアントの進捗状況レポート。着々と前進しているようですね。
"DirectoryManager モジュールが整理され、ソフトウェア及びリポジトリファイルで重複したエントリーを処理することができるようになりました。エラーの処理も改善され、クラッシュしたような場合も意味のあるエラーメッセージを吐き出してくれるようになりました。また、現行バージョンではパッケージインポート機能も組み込まれました。
次に手をつけ始めたのはファイルの処理です。 現状は、パッケージあるいはリポジトリの処理と似たような感じでできるようになっていて、違うのは当該ファイルがアプライアンスのディレクトリ以下にある files ディレクトリにコピーされるというところです。このフレームワークでは、こういったファイルの追加、削除がかなり簡単になるでしょう。そしていくつか手を加えることで、もっと効率よく同期をとるためにタイムスタンプ情報を組み込むことができるようになるでしょう。このへんはなんとか来週中に片付け、その後は commit コマンドの基本的な実装に手をつけて使い物になるクライアントにしていきたいと目論んでいます。 (...)" (注:1)
更新状況
ディストリビューション
SUSE Studio
Dominik Mayer: EC2 用の openSUSE 11.4 AMI を更新
- Amazon EC2 でそのまま使うことのできる openSUSE 11.4 AMI が更新されました。既にお使いの方は原文記事で紹介されている表でご自身の環境に該当する AMI を確認してください。また、興味はあるけれどまだ使ってみたことがないという方用に1年間無料で使えるお試しコースも用意されていますので (そちらの情報も原文を参照してください)、この機会に試してみてはいかがでしょうか。
"Amazon EC2 用の openSUSE 11.4 公開 AMI をすべてアップデートしました! (すべて SUSE Studio でビルドしたものです) EC2 で 11.4 をお使いでしたら、今回公開した更新版の AMI に切り替えていただくことを強く推奨いたします。旧版ではいくつかディスクスペース関連の問題が見受けられましたが、今回はソフトウェアパッケージを十分に入れられるだけのスペースを確保するため、ディスクスペースを 5GB にして再リリースしてあります。 (...)" (注:1)
チームレポート
Build Service チーム
Build Service 統計情報
- Build Service 関連の統計情報については http://build.opensuse.org をご覧になってください。
GNOME チーム
Nelson Marques: GNOME3 と openSUSE 12.1 – ある陰謀説!
- KDE の 4 が出た後もそうでしたが、デスクトップ環境のバージョンが上がって操作性なども一新されると、必ず「今までの方が良かった」というユーザが現れます。これはある意味しかたのないことではありますが、さりとて開発が終了し、誰もメンテナンスを引き継がないとしたら、いったいいつまで旧版をサポートするべきなのかという問題も起こってくるわけです。
"この文章は、いくつかの出来事を見ての個人的な解釈を元に書いてあります。ですから、これはいくつかあり得る解釈のうちの一つ、私の解釈でしかないとお断りしておきます!
前回のGNOME チームの ミーティング時に、openSUSE の次期リリース 12.1 に GNOME2 のスピン (派生) も入れてみたいという人はいないかという話題が持ち上がりました。この時の結論としてはもう GNOME2 の提供は打ち止めにしようということに - つまり (誰かが引き継ぐと名乗り出ない限り) openSUSE では GNOME2 は終了ということになりました。
このミーティングで持ち上がった話のうち興味深かったものの一つに、GNOME3 には「フォールバックモード」がある、あるいは少なくとも GNOME のユーザやプレス関係者、競合者の間ではそういうものがあると認識されています。でもちょっと考えてみれば「フォールバック」というのはほとんど無駄だとしか思えない「機能」のために後ろ向きのエネルギーをたくさん投下しなければいけなくなる形だということが分かるでしょう。 (...)" (注:1)
KDE チーム
Sebastian Kügler: Plasma Active 関連のアップデート
- 様々なデバイスに合わせた UI を提供していこうとしている KDE のプロジェクト、Plasma Active に関する進捗報告です。
"ここ数週間、Plasma Active 周りはちょっと静かでしたね。でもそれは、我々が惰眠を貪っていたからというわけじゃなく、Plasma Active の使い勝手の様々な側面についてしっかりと作業は進めていたのです。今我々はどんなことに取り組んでいるか理解してもらうために、ちょっと説明させてもらおうと思います。でも、まずはこちらから… (...)" (注:1)
LibreOffice チーム
Petr Mladek: openSUSE 用の LibreOffice 3.3.3 バグフィックスリリース公開
"openSUSE 用の LibreOffice 3.3.3 バグフィックスリリースを公開いたしました。パッケージは OBS の LibreOffice:Stable プロジェクトから入手いただけます。この版では様々なクラッシュバグや、ユーザビリティ、翻訳関連の問題が修正されています。詳しくは libreoffice-3.3.3.1 のリリースニュースをご覧ください。また、openSUSE 版 LibreOffice の注記にも目を通しておいてください。
openSUSE LO チームは、このリリースで皆さんが幸せになってくれることを願っています。とはいえ、いかなるソフトウェアにもバグは付き物ですから、もし何か気がついたことがあったらバグ報告よろしくお願いいたします。報告していただくことが、将来のリリースでの問題解決につながっていくのです。
その他の情報と計画:
バグフィックスリリースとなる 3.3.4 は2ヶ月後に出る予定となっているのですが、そちらではなく LO 3.4.2 のパッケージを提供していきたいと考えています。
openFATE チーム
支持を集めているフィーチャーリクエスト
- 以下は、多くの賛同を集めているものの担当者が決まっていないフィーチャー (訳注: 機能の実装、追加、改変要望) です。実装を担当してくださる方を募集中です。
ダウンロードとインストールを分離 (得票数: 356)
"パッケージのダウンロードとインストールが並行して行えるようになれば、ネットワークインストールがより改善されると思います。"
起動中のスプラッシュ用に Plymouth を使う (得票数: 189)
"初めて Plymouth のことを聞いた時からこれを openFATE にリクエストしようと思ってましたが、この話を読んでますます、採用した方がいいと思うようになりました。
「起動プロセス中に起こるチラつきやモードの切り替えは全て、全体的な印象を損なうものです」という出だしで始まる Ray のコメントは特に興味深いものです。
ここで「デフォルトで GRUB を見せないようにする」という要望もまとめて論じてしまってもいいでしょうか?"
GRUB v2 へアップデート (得票数: 133)
"GRUB 0.97 に対するバグ修正や追加機能を開発しても、もう GRUB 2 を使うからという理由でアップストリームプロジェクトには受け入れてもらえなくなってしまっています。ディストリビューションを開発するコミュニティの間ではブートローダーの切り替えには抵抗があるようですが、もはやこの膠着状態が解消する見込みはなさそうです。コード自体は綺麗だとも言えませんし、しっかりメンテナンスされているとも言えません。何か新しい機能を追加しようと思ったら、あらゆる実行時の制限をなんとか迂回したとしても、ちゃんと機能するかどうか分からない何段階もの手順を踏まなければいけなくなります。例えば、ファイルシステムの実装はメモリ管理に使える静的なバッファを持ちます。このサイズはたったの 32k です。複雑なファイルシステム、あるいはシンプルなジャーナリングファイルシステムであっても、扱う場合には問題が起こってしまいます (Reiserfs でバグをロードするのが全然終わらないといったようなケース)。というのも、ジャーナルのためにブロックマッピングを行うのに十分なメモリーが割り当てられておらず、メタデータを読み込むごとにいちいちスキャンしなければいけなくなってしまうからです。(本当に、もう。) (...)"
Popularity contest (人気投票) (得票数: 104)
"ユーザに好まれ、良く使われているパッケージについてのフィードバックが必要です。Debian には既に Popularity contest (popcon) という名前のツールが用意されています。
- popcon を再利用することで、Debian 及び Ubuntu と直接的に比較した結果を見ることができる
- パッケージャーチームはパッケージをどうしていくべきか伺い知ることができる
- YaST で使える見通しの良い設定用ダイアログが必要です
- opensuse.org 上にサーバインフラストラクチャーが必要です (いくつか個人情報絡みの問題があります。詳しくは Debian の FAQ をご覧ください)"
先週挙げられた新規フィーチャーリクエスト
- 以下は、 先週新たに挙げられたフィーチャーです。気になるものがあったらどうぞ投票、コメントお願いします。
/etc/filesystems に ntfs を追加
"Windows と Linux 間で簡単にファイルのやりとりができるように NTFS パーティションを使っているんですが、Dolphin でそのパーティションをマウントしようと思うとうまくいかないんです。Dolphin で使えるようにするには、まず最初に /etc/filesystems に「ntfs」を追記してやらなければいけないんです。
まぁ、この一行追加するだけのことですから私自身はさほど大変だとは思ってないんですが、最近は openSUSE を使う仲間もできて、彼らにとっては設定ファイルを直にいじるのは気が進まないことのようです。でも、例えば外付けハードディスクを使っていてその中に NTFS パーティションがあったりすると、この作業は必須となってしまうわけです。
ということで、ぜひこの一行を /etc/filesystems ファイルに追記してください。"
デフォルトでは自動ログインさせないようにする
"openSUSE 11.4 (11.3、11.2、11.1 の時もそうだったと記憶していますが) のインストーラーでは「このユーザで自動ログインする」というような選択肢がデフォルトで選ばれていますよね。
つまり、インストール中に何も考えずに[次へ]をクリックしてしまうと、システムを起動するとそのユーザで自動ログインしてしまうことになります。しかも、この時パスワードも求められないんですよね。
この仕様は、システムのことは気にせずに自分のパソコンをただ使いたいだけという人には向いているのかもしれませんが、セキュリティ上は大きなリスクとなります。内緒にしておきたいファイルをハードディスクに保存してあるとして、立ち上げれば誰でもあなたのアカウントで入れてしまうとすれば、他の人にも /home ディレクトリは丸見えとなってしまいます。覗き見したい人は、ただ電源ボタンを押すだけでいいのです。
ですから、この設定はデフォルトでは無効にしてください!"
DNS サーバ: 「VIEW」のサポート
"yast2-dns-server では VIEW がサポートされていません。
このパッケージは Bind DNS サーバの管理インターフェースを提供してくれ、非常に便利なものなんですが、VIEW 機能をサポートしていないんですよね。これが使えないととても困るケースもあるんです。"
Iron をリポジトリに追加しましょう
"Iron をリポジトリに入れてください。どうも、Chromium のソースを元にした有望なブラウザみたいなんです。openSUSE のリポジトリに採用されると嬉しいです。
Iron は、Chrome から「要らないんじゃない?」と思えるような機能を削ぎ落としたブラウザです。参照: http://www.srware.net/en/software_srware_iron_chrome_vs_iron.php "
linux-atm-lib、smpppd、WvDial を Live CD、Live USB などに追加しましょう
"openSUSE Linux 12.1 では linux-atm-lib、smpppd、WvDial のパッケージを Live CD、Live USB、インストール DVD に入れておきましょう。これらを入れておけば Live CD、Live USB、インストール DVD の自動設定ツールでインストール中に DSL インターネット設定を自動で行えるようになります。現状だと、自分でパッケージを落としてきてインストールしなきゃいけないんですよね。Mandriva Linux では自動でできるんです。DSL 接続設定を簡単にするために Mandriva Linux がやっているように、openSUSE Linux でも必要なパッケージが自動でインストールされるようにしてください。"
openFATE 登録フィーチャー統計情報
Testing チーム
Larry Finger: 週刊ニュース6月25日号
"Testing コア・チームは6月27日、17:00 UTC にいつものチャンネルで IRC ミーティングを開催します。
議題は 12.1 MS2 を使ってみての印象など。
また、12.1 MS6 を 12.1 ベータと名称変更しないかという、メールで送られてきた提案についても話し合う予定です。もし名称を変更するなら、MS6 という名前で出るのよりももっと入念にテストしなければいけなくなりそうな気がしてます。"
翻訳 (Translation) チーム
コミュニティ内での出来事
Jos Poortvliet: 参加登録お忘れなく!
- 下の「Web 上の記事から」コーナーでも登壇者募集の呼びかけを紹介していますが、今回 openSUSE コミュニティマネージャーの Jos は Desktop Summit のスタッフの一員となっていて、精力的にプロモーションにつとめている模様。こちらは一般参加を予定している方向けの呼びかけです。
"Desktop Summit の日程が近付いてきています。つまり、そろそろ旅程を決め、宿の手配をしなければいけない時期だということですし、もちろん登録も忘れちゃいけません!
イベントの計画もそろそろちゃんとまとめなければいけないんですが、そのためには来場者がどれくらいになるか目処を立てておく必要があります。今すぐに参加申込していただけないと、十分なネットワーク接続環境を提供したり、パーティーなどの交流イベントの場所を押さえたり、ミニツアーの企画を立てたりするのが難しくなります。急いで登録していただければ、みんなで楽しめる機会も増えるんです。:D (...)" (注:3)
openSUSE な人々 (People of openSUSE)
Christos Bountalis
"自己紹介をどうぞ!
名前は Christos で25歳、ギリシャのアテネの近く、サラミスという小さな島で暮らしています。コンピュータ学部の学士課程を終えたばかりです。音楽、プログラミング、ゲーム、そしてもちろん友達と過ごすのが好きです。
これまでのコンピュータとの関わりを教えてください。
初めてコンピュータを使ったのはもうずいぶん昔、6歳のころでした。ですからもうかれこれ19年使っているということになります。ほんと、時が過ぎるのは早いものです….
openSUSE/SUSE Linux を使い始めたのはいつで、その理由は?
初めて使った Linux ディストリビューションは SUSE Linux 6.3 でした。もう何年も前のことですが、洒落た箱の中に CD やマニュアルが入っていたのを憶えています。それ以来一番自分にあったものを見つけようといろいろなディストリビューションを試してきましたが、昨年ついに、それは openSUSE に他ならないという結論に達したのです。
openSUSE コミュニティにはいつ、どんなきっかけで関わるようになったんですか?
openSUSE コミュニティに関わるようになったのは今からおよそ3ヶ月前のことでした。どうして関わるようになったかという一番の理由は、コミュニティ内に素敵で面白い人たちがいっぱいいて、Linux や openSUSE について相談に乗ってくれるだけじゃなくいろいろなことを話して楽しい方達だと思ったからなんです。 (...)"
イベント & ミーティング
終了分:
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
コミュニケーションチャンネル
貢献者
ソーシャルネットワーク
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
openSUSE-SU-2011:0688-1: 重要: opera
"openSUSE セキュリティアップデート: opera
報告 ID: openSUSE-SU-2011:0688-1
深刻度: 重要
レファレンス: #694567
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.4、openSUSE 11.3
(...)"
openSUSE-SU-2011:0693-1: 重要: subversion セキュリティアップデート
"openSUSE セキュリティアップデート: subversion セキュリティアップデート
報告 ID: openSUSE-SU-2011:0693-1
深刻度: 重要
レファレンス: #676949 #688968 #698205
クロスレファレンス: CVE-2011-0715 CVE-2011-1752 CVE-2011-1783 CVE-2011-1921
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.3
(...)"
openSUSE-SU-2011:0695-1: 重要: subversion セキュリティアップデート
"openSUSE セキュリティアップデート: subversion セキュリティアップデート
報告 ID: openSUSE-SU-2011:0695-1
深刻度: 重要
レファレンス: #698205
クロスレファレンス: CVE-2011-1752 CVE-2011-1783 CVE-2011-1921
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.4
(...)"
カーネルレビュー
- コミュニティ内外からの Linux カーネル関連ニュースです。
h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 3.0 の新機能 (パート 2) - ファイルシステム
"カーネルハッカーたちは Btrfs のコードを最適化し、新たな機能を入れるように拡張しました。この実験的ファイルシステムをテストするとても進化したツールが近いうちにリリースされる予定です。Ext4 は ファイル内にある未使用のメモリ領域を破棄する「穴開け (punch hole)」技術をサポートしました。
今週の頭、Linus Torvalds は Linux 3.0 の新しいプレリリース (RC) をリリースしました。4番目の RC のリリースメールでは、DRM サブシステムでのさらに広範囲な変更が示唆されています。この変更は Llano による AMD のグラフィックコアのサポートを強化するパッチからなっていて、これは RC2 と RC3 の間に提案されたものです。
「Kernel Log」のこの号は、LInux 3.0 の開発の進捗について機会があるかぎりお伝えする「3.0 の新機能」ミニシリーズのうち、ファイルシステムについてのものです。このミニシリーズのパート 1 は ネットワークドライバとインフラストラクチャ の変更について述べました。以降何週かに渡り、グラフィックスドライバ、アーキテクチャコード、ストレージサポート、インフラストラクチャ、その他ハードウェアのドライバーといったものについて紹介していく予定です。(...)" (注:2)
Linus Torvalds: Linux 3.0-rc4
- Linus のおなじみ RC のリリース通知メール。特にリグレッションについてかなり細かくつっこんでいるのが、常にパフォーマンスを気にする彼らしいといえば彼らしいですね。
"ほとんどはいつも通りの小さなドライバーの一行 (または数行) 野郎、あと DRM (それから MD) についてのちょっと大きな変更があった。あと二つ小さな新顔ドライバ (net/usb/kalmia.c と ADP8870 バックライドドライバ) があったね。いくつかのファイルシステム (btrfs、cifs、afs、xfs、nfsd) も修正された。
あといくつかパフォーマンスのリグレッションも。RCU はスレッドは必要ない (使わないことである程度の負荷がかかったときのパフォーマンス問題も解消される) し、anon_vma ロックにおけるスピンロックからミューテックスへの変更は結局はスケーラビリティの問題を起こすから修正の必要がある。 (...)" (注:1)
Rares Aioanei: カーネル週刊ニュース – 2011年6月25日号
- おなじみカーネル週刊ニュース。次のバージョンが Linux 3.0 ということになって、ここに来ていろいろな変更が入ってきているようです。xfs の修正については Alex Elder からの長いコメントが引用されているので、ファイルシステムについて関心がある人には参考になるかも?
"Hello world、そして 6 月の最終号にようこそ! 今週号では、えっと…
- - …Paul E. McKenney が rcu/urgent の pull リクエストで、RCU_BOOST=n の場合に RCU の kthread を追放し、Grant Likely は gpio と spi の修正を 3.0-rc3 向けにやって、Jiri Kosina は hid を更新した (事実上、概ね終わったようだね)、Alex Elder は xfs を修正した (“一つめはエラーの戻り値のプラスマイナスを逆にしただけの簡単な変更だ。
- 二つめはログとデータ (またはリアルタイム) デバイスキャッシュがフラッシュされる順番に基づく問題の修正。この問題によって外部ログを使ってるときデータがおかしくなる可能性があった。前にはこの問題を、バリアを無効にして、マウント時間について警告をすることで回避してたけれど、最近 barrier/FUA が修正されてこの方法では回避できなくなったんだ。フラッシュの順序問題を解消したことでコードを整理するよい機会になったよ。")。それから Takashi Iwai はサウンドツリーにたくさんの小さな修正をほどこしたよ。 (...)" (注:1)
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
Linux.com/Nathan Willis: 週末プロジェクト: 写真の管理に Rapid Photo Downloader を使う
- デジカメの普及とストレージメディアの大容量化、ハードディスクの低価格化などなどによって、ハードディスクの中の写真データの数は単調増加という方も多いのではないでしょうか? いろんな写真管理ソフトがありますが、ちょっと視点を変えてデジカメからのデータ取り込みを支援する Rapid Photo Downloader (RPD)、なかなかユニークな存在ですぞ?OBS から入手できるので、ぜひお試しを。
Wazi/Mayank Sharma: エンタープライズ向けデスクトップを TrueCrypt で暗号化
- 企業で Linux デスクトップを導入する際、一つ問題になるのはデータ暗号化です。機密漏洩を防ぐため、IT 管理部門がハードディスクや外部記憶媒体の暗号化ソフトの導入を必須にしていたりします。Linux で同様のソリューションはないか? という問いに答えるのが TrueCrypt。著名な暗号化ソフトウェアである GNU Privacy Guard (GPG) とは使い道が異なり、あるボリュームを指定するとその下は自動的にまとめて暗号化されます。これなら Windows のことしか分からない人にも「Linux にも暗号化ソフトはちゃんとある!」と説明することができますね。
コマンド/スクリプト初心者向け
Linux Journal/Emre Sevinc: あなたのタイピング速度はどれぐらい? Bash で小さなユーティリティを作って測定
- タイピングはお得意ですか? 無論 Linux にタイピスト検定が必要なわけじゃないですけど、タッチタイプができれば目や肩の披露も軽減できます。そんなわけでタイピング速度を測るツールというのはいくつかありますけど、そこは Linux らしい DIY 精神を発揮して、小さなツールを「古き良き」 Bash で作ってみましょうという記事。え、Bash でそんなことできるかって? できるんですコレが。まぁご一読を。
開発者/プログラマ向け
Fridrich Strba: SVG の楕円弧の領域矩形 (Bounding Box)
- 「最高かつ最もベンダー独立なファイルフォーマット、ODF はみんな大好き」から始まるこの記事。でも SVG のとりあつかいにはちょっと問題があって、正しい領域矩形 (Bounding Box) が設定されていない SVG を上手く扱えないのだとか。じゃあそもそも、正しい「領域矩形」というのはどういうものなんでしょう? この記事ではちょっと計算が難しい楕円弧について、どうやって領域矩形を計算するか示しています。プログラミングというより幾何学のお勉強ですが、最後に C++ のまとまったコードが書いてありますので、数学よりもコードが得意な人はまずはそちらをご覧あれ。
Wazi/Johan Thelin: Git での履歴の修正
- バージョン管理システムを利用する利点というのはもう数えきれないほどあるのですが (プログラマでなくても利用したほうがいいぐらいです)、そのなかでも履歴をさかのぼって確認できることの重要性は、細々説明しなくてもわかりますよね。もちろん Git も履歴管理に関する機能は覚えきれないぐらいたくさんあります。そんな中で、コミットログを後から見たときに分かりやすくする機能というのがいくつか用意されています。変更そのものの記録は完全に残したままで、マスターブランチに対する変更を分かりやすく直すための機能です。最終目的は一つでも最適なやり方はいくつもあるもの。Git マスターのあなたも、Git を使い始めたばかりの君も、じっくり読んでみるといいですよ。
システム管理者向け
Justine Leng: MySQL 5.5 が openSUSE ビルドサービスに
- 細かく紹介する必要はないですね。MySQL 5.5 がビルドサービスにて利用可能になったようです。巷では MySQL 5.6 の開発版が話題になっていますが、もちろんこちらもユーザーの皆さんは要チェックですよね。こちらでは導入手順を含めて丁寧に説明してあり、簡単なパフォーマンスチェックも行っているので、MySQL 5.5 気になるけどまだ入れてないなぁ、という方はチェック!
BeginLinux: ご自分のネットワークで IPv6 を自動設定
- IPv6 の特徴として、自動設定が最初から考えられていることがあります。DHCPと違い、何も設定することなくMACアドレスに対応した無設定ネットワークが構築可能なのです。そのためのツールが RAdvD。openSUSE を使ったこのチュートリアルで、IPv6 ネットワーク、DHCP とは違う仕組みのアドレス自動割り当てについて理解を深めましょう。
Planet SUSE
Robert Schweikert: 1、2、3、クラウド
"昨年末、openSUSE News に openSUSE プロジェクト及び OBS でのクラウドへの取り組みについての「お知らせ」がありました。えー、今もなおクラウド熱は冷めやらず (openSUSE Weekly News 第180号で紹介された Jos からの寄稿記事参照)、みんなクラウドコンピューティングについて語り始めるときりがありません。
openSUSE をクラウドインフラのホストとして使うことについても大きく前進しつつあります。OBS には現在、皆さんがクラウドインフラとして使いたがっているのではないかと思われるクラウド関連プロジェクトが以下の通り三つあります: Virtualization:Cloud:Eucalyptus、 Virtualization:Cloud:OpenNebula、Virtualization:Cloud:OpenStack。それぞれのプロジェクトは名前からもお分かりのように Eucalyptus、OpenNebula、OpenStack を提供しています。
私たちが目指しているのは、なるべく簡単にクラウドを使いこなせるようにすることです。この点では、OpenNebula と OpenStack が一歩先行しています。Eucalyptus も動くには動くんですが、Eucalyptus と openSSL 1.0 以降 (openSUSE で採用されているバージョン) との組み合わせで問題が起こっているため、自動でよしなにやってくれるようにできるのはこの問題が解決した後になりそうです。 (...)"
Justine Leng: openSUSE Build Service 入門
- openSUSE の開発を支える最も重要な基盤が OBS であることは間違いありません。しかし重要な分、日進月歩で改善や仕様変更なども行われており、ドキュメントが追従しきれていないということも否定できません。ですから、初めて使ってみたいと思ったような人であれば、どこから始めたらいいのか少々戸惑うこともあるでしょう。このブログではそもそもの OBS の仕組みなどが簡潔に説明されていますので、まず概要を把握したいという方にとってのいい「入り口」になると思います。
"更新情報: 2011年5月、openSUSE Build Service チームは OBS の名称を「openSUSE Build Service」から「Open Build Service」に変更しました (訳注: 名称が変更されたのはソフトウェアとしての OBS)。
Novell がこのコミュニティベースの openSUSE プロジェクトを創設した理由の一つは、個人的に活動している開発者が貢献し易くなる基盤を作ることでした。このために、ソースコードから自動的にバイナリパッケージを作成できる新たなオンラインサービスも提供されることになったのです。元々この openSUSE Build Service は SUSE ファミリー - openSUSE、SLES、SLED - を対象としたパッケージを作ることに焦点をあてたものだったのですが、後に Red Hat、Fedora、Mandriva、Debian、Ubuntu といった他のメジャーどころのディストリビューション向けのパッケージ作成もサポートするようになっていきました。 (...)" (注:1)
Andres Silva: 革命的なデスクトップにするためのカスタム設定
- 地道にこつこつバグを潰していくのも重要なことですが、新しさを伝えるためには何か「アイキャンディー」みたいなものも欲しいところ。さて、12.1 に向けての開発が進む中で思いついたアイデアとは? 原文ではこのアイデアを形にしたモックアップも紹介されていますので、みなさんのフィードバックよろしくお願いします。
"OK、みんな。始めるよ: 先日来 Artwork メーリングリストでやりとりしているうちに、グラフィックという側面から openSUSE をちょっとばかり際立ったものにしてみたいというアイデアが膨らんできたんだ。そのアイデアというのは、今と違うデフォルトの Plasma ウィジェット追加するとともに、パネルもちょいとばかりいじってみようってもの。友達も、もっとソーシャルメディアとも統合されたウィジェットを作ってみてもいいんじゃないかと言ってきた。その時頭に浮かんだのは、Kickoff メニューから呼び出すようなものだったんだ。そこにもう一つタブを追加して、そこで Facebook、Twitter、Google Blogs などのいろいろなソーシャルネットワークの更新を追いかけていけるようなシンプルな作りっていうイメージ。まぁ、別にこういうサービスじゃなきゃいけないって固執してるわけじゃないけどね。アイデアのキモは、openSUSE の新しいリリースで KDE のデフォルトデスクトップに何かソーシャルな機能を追加したいなってことなんだ。 (...)" (注:3)
openSUSE フォーラム
12.1 マイルストーン 1 – 使ってみての感想等をよろしく
マイルストーンの第1弾がリリースされたことにより、次期 openSUSE リリースに向けての開発プロセスへ参加するための門戸が開かれました。これを受け、我らが管理者の caf4926 によりちょっと前にスレッドが立ち上げられましたので、ここでご紹介しておきたいと思います。お忘れなきように: マイルストーンリリースというものはテスト目的のもので、実作業用に用いるべきものではありません。言い換えると: テストしてみたいと思うのでしたらガンガン試してコミュニティにご協力お願いします。openSUSE 12.1 - そうです、バージョンはこうなることになりました - に向けてのロードマップは こちらです。
マイルストーン (区切り) といえば…
6月2日、openSUSE フォーラムへの投稿数が区切りとなる1,000,000を越えました…。関係してくださった皆々様、本当にどうもありがとうございます!!!
中国語のサブフォーラム追加
フォーラムチームは新しい枝がすくすくと伸びていったことを嬉しく思っています。そう、中国語サブフォーラムができたのです。これで、openSUSE フォーラム傘下にある特定言語向けのサブフォーラムは以下の通りとなりました:
メインフォーラム (英語)
中文 (中国語)
Nederlands (オランダ語)
Français (フランス語)
Deutsch (ドイツ語)
Ελληνικό (ギリシャ語)
Magyar (ハンガリー語)
日本語
Portuguese (ポルトガル語)
Pусский (ロシア語)
タブレットを買ってみようと思うんですが
おしゃべり (Chit-Chat) コーナーから面白いスレッドのご紹介。タブレット市場における開発ニーズは膨らむ一方で、この新しいガジェットについてのネタは尽きることがありません。購入を検討されている方なら読んでおいて損はないですよ。
Web 上の記事から
- openSUSE に限らず Linux、FLOSS 界隈で話題となっている注目情報をご紹介します:
お知らせ
Karen Sandler、GNOME Foundation の新しい Excective Director に就任
- フリーデスクトップの世界に燦然と輝く巨星 GNOME。その開発とコミュニティを支持する団体 GNOME Foundation の新しい Exective Director として Karen Sandler が選出されました。FLOSS 界の法務問題を扱う Software Freedom Law Center (SFLC) のメンバーである彼女がこの職につくことの意味は少なくないと思います。プレスリリースの要約を(出来ればオリジナルも)お読みください。
"2011年6月21日: GNOME Foundation は本日、Karen Sandler を新しい Exective Director として指名しました。Sandler のソフトウェアの自由についての献身的努力、非営利な経験、フリーでオープンソースのソフトウェアコミュニティに対する幅広い関与に基づき、GNOME が彼女を選択したのは誠に論理的であると言えます。「Karen が Excective Director として GNOME Foundation に加わってくれたことにとてもワクワクしています!」とは前 Exective Director で今は GNOME Board に Director として加わった Stomy Peters の弁です。「Karen はフリーソフトウェアプロジェクトにおける豊富な経験と、フリーソフトウェアに非営利で尽くしてきた情熱の両方をもたらしてくれます。彼女の経験は GNOME が GNOME 3.0 とその他 GNOME テクノロジーによって届く範囲を広げていく活動を続けていくことにとり、非常に価値あるものになるでしょう。」 (...)" (注:4)
募集
参加者募集 – Desktop Summit 2011 でのワークショップおよび BoF
- Desktop Summit 2011 をご存知ですか? 毎年恒例、フリーなデスクトップの雄である GNOME と KDE のジョイントカンファレンスで、ドイツ・ベルリンで開催されます。日本から参加するのはしんどいかもしれませんが、もしフリーなデスクトップの未来に興味があるなら一度は参加したいイベントではあります。ご自身では参加はできないとしても、多分 openSUSE 勢からも多数の参加は見込まれるでしょうから、レポートが楽しみですね。
"Desktop Summit 2011 は GNOME と KDE コミュニティンの共催で行われるジョイントカンファレンスで、2011年8月6日から12日の期間でドイツ・ベルリンにて行われます。
運営チームはワークショップ及び BoF (Birds of a Feather) セッションの受付を開始しました。詳細およびプロポーザルの出し方は続きをお読みください。 (...)" (注:1)
レポート
ZDNet/Steven J. Vaughan-Nichols: Firefox 5: 新しいのはそうだが、進化はしたのか?
- Firefox の新しいメジャーバージョン 5 が出ました! というと、今度の目玉機能は何だろう? とワクワクしそうなものですが、どうも様子がちがうみたいです。というのは、実は Mozilla Foundation は Firefox のバージョン付けについて、Google Chrome 同様の「高速リリースサイクル」というポリシーを採用し、6週間ごとに「メジャー」リリースを行うこと、そして旧バージョンへのセキュリティアップデートを打ち切ることを決めたからです。さて、このポリシー変更の是非はともかく、Firefox 5 そのものはなんにも見るべきところがないリリースなのでしょうか? それは長年の Firefox 愛好家が書いたこの記事に手堅くまとめられています。
Linux Journal/Michael Reed: Xen、メインラインカーネル入り
- KVM にすっかりお株を奪われた感があった Xen ですが、長らくメインラインのカーネルとは別開発だったために、最新カーネルに追いつくのが大変だったという事情もあったようです。が、ついに Linux 3.0 で Xen ハイパーバイザ用および Xen ゲスト用のコードが入るとか! 切磋琢磨して、両方ともいいソリューションになると良いですね!
Unixmen/Anuradha Shukla: OIN-Linux ユーザーを法廷から守るパテントプール
- OIN をご存知ですか? Open Invention Network という団体で、ありていにいえば「パテントプール」と呼ばれる団体です。パテントプールとは名前のとおりパテント (特許) をプールしておくところで、そこに参加しているメンバーはその特許を好きに行使できるというものですが、OIN の場合は「Linux 関連の特許」を蓄積し、「Linux ユーザーに」開放していることです。これによって、企業は自分の貢献した Linux の使用しているソフトウェア技術の特許を取得し、OIN に預けることで、その技術を他者の特許から守ることができるというわけです。そんな OIN という組織が、あなたの Linux ライフにどう関係するか興味を持たれた方は、ぜひこの記事で入門しましょう!
レビュー/エッセイ
FossForce/Christine Hall: LibreOffice 対 OpenOffice: さて、ボールはどちらに転がっていくか
- もう Apache OOo ネタは読みあきました? でもまだ語るべき物語はあるのです。ええ、Apache OOo にはぼちぼちと旧ハンブルグのメンバーを含め人が集まりつつありますがライセンス問題は解決しておらず、一方で TDF は LibreOffice を着実にリリースしています。もうどちらの勝ちかは見えているけれども……さて、あまり後味がよくない逆転の可能性とは?
The Register/Matt Asay: ほとんどのソースがクローズドな真の理由とは? オープンは難しい
- FLOSS 使ってますか? もちろん。では FLOSS だけで生きて行けてますか? ダメ? それは何故? ソースを公開しないアホなベンダーがいるから? では彼らはなぜソースを公開しないのか? そこを考えずにベンダーを口汚く罵っても、何も進展しません。この記事はなぜ、多くの企業が FLOSS を使っているのに、貢献しようとしない現実を分析しています。さまざまな立場の方に読んでいただきたいよい記事です。
Linux.com/Joe ‘Zonker’ Brockmeier: 2011 年 Linux ディストリビューション採点表
- おなじみ Joe 'Zonker' Brockmeier のコラム。昨年の 二本の記事 に引き続いて、本年度版のディストリビューション採点表です。今年の選手は Debian、Fedora、Linux Mint、openSUSE、Slackware、Ubuntu! もちろん我らが openSUSE の評価も気になりますが、昨年の記事に比べてどういう評価軸が加わったかという視点、そしてコメント欄の議論にも注目ですよ!
linuxisit.com: どのフリードキュメントライセンスがあなた向きでしょうか?
- ここをご覧の皆様なら当然各種 FLOSS ライセンスについてはご存知でしょうが、一方、例えばブログを書いたとき、どこかの ML にポストしたとき、Wiki を編集したとき、どんなライセンスが適用されるか、意識したことはあるでしょうか? そう、文章ももちろん著作物ですから、FLOSS 同様に「自由に共有する」ことを目指したライセンスがあってよいはずです。GNU の GNU Free Document License (GFDL) と Creative Commons の各種ライセンスは有名ですが、では他には? ライセンスというのは面倒ではありますが、知を共有する幸せのために、こういうことにも関心をもっておきたいものです。
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クレジット
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- Gertjan Lettink (『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (『イベント & ミーティング』情報担当)
- Thomas Schraitle (英語版 DocBook 指導)
- Satoru Matsumoto (英語版編集室/日本語版チーム)
- Naruhiko Ogasawara (日本語版チーム)
- Ko Kazaana (日本語版チーム)
- Yuta Hanayama (日本語版チーム)
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