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openSUSE Weekly News/172

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お知らせ

Marketing.png

Evergreen にあなたの手を貸して!

"あなたの力が必要です! 11.2やリリース済みのバージョンを開発するため、そして Evergreen の品質を保証するため、私たちは開発者、パッケージャー、マーケティング担当者を探しています。あなたのお気に入りの Linux ディストロ、openSUSE の長期サポート版提供に興味がある方、あなたの手を貸してください。 (...)"

インフラの更新

"先月、私たちのインフラではサーバーのダウンタイムが非常に多く発生しました。原因は信頼性が低いログインプロキシにあります。現在、新しく開発・セットアップしたログインプロキシを、以下のサイトで使用しています:

  • build.opensuse.org
  • api.opensuse.org
  • hermes.opensuse.org
  • notify.opensuse.org
  • features.opensuse.org

この新しいプロキシが今度こそ確実に動作することを願っています。新プロキシはオープンソースで、ソースコードは gitorious.org で見つけることができます。openSUSE Build Service (OBS) の (2.3 ではない) 将来のバージョンでは、同じようにこのプロキシを認証メカニズムに使用する予定です。

openSUSE Build Service についてはもう一つ変更があって、次期 OBS 2.3 の新たなデフォルトとしてこの生産的なシステムを Apache 及び Passenger モジュールへ切り替えます。これにより不正な HTTP レスポンスが返っていたいくつかのケースも解決するはずです。

手短に言えば、私たちはインフラ上でいくつかの主要パーツを変更し、新しいログインプロキシを導入しました。これには何らかの落とし穴があるかもしれません。しかし、システムは今では私たちの制御下にあり、いかなる問題もデバッグおよび修正が可能です。もし問題に出会ったら、気兼ねなく opensuse-buildservice メーリングリストで報告して下さい。

OBS 安定化チーム、Michael Schröder、Stephan Kulow、Adrian Schröter より"


更新状況

ディストリビューション

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Evergreen

Wolfgang Rosenauer: 発表から数ヶ月経過した現時点での Evergreen の状況

  • Tumbleweed とほぼ時を同じくしてスタートした Evergreen は、何らかの事情で公式サポートが切れた openSUSE のバージョンを使い続けたいという方にとってはとてもありがたい試みですよね。このプロジェクトの現状がどうなっているか、要注目です。

"最初にお知らせして以来、ここでは Evergreen について何も書いていなかったことに気が付きました。実際には少なくとも一つはメーリングリスト宛に進捗状況報告を投稿してはいたのですが、もっと広く (このブログがより多くの人に読んでもらえることを願っています) 情報発信するのも悪いことじゃないだろうと考えました。

全体的には、うまくいっています。これまでだいたい55のソースをアップデートしてきました。その一覧もご覧いただけます。振り返ってみると、当初はどうなることやらと思われていたデスクトップアプリケーションも含め、ほとんどすべてをアップデートすることができています。Packman チームも Essentials リポジトリを使えるようにすることで Evergreen をサポートすると決めてくれました。残念ながら現時点では、11.1 の RPM バージョンでサポートされていないキーでサインされている RPM パッケージが含まれていて zypper でそれらをインストールしようとしてもうまくいかなかったりしてやや不満もあるのですが。 (...)" (注:1)


Bugzilla

Bugzilla 関連参照リンク:


チームレポート

Build Service チーム

OWN-oxygen-Build-Service.png

Build Service 統計情報


GNOME チーム

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Frédéric Crozat: GNOME 3.0 が openSUSE 11.4 にやってきた

  • openSUSE GNOME チームの奮闘の甲斐あり、GNOME 3.0 が openSUSE 11.4 にもやってきました。上のリンクは openSUSE GNOME 3.0 についての注意点ですが、いつものようにワンクリックでインストール可能です。そうそう、Frédéric のお試しリポジトリを使ってきた方は、そっちからの切り替え手順も書いてあるのでお見逃しなく。

Frédéric Crozat: GNOME 3 Live イメージ・バージョン 1.1.0 リリース

  • ということで GNOME 3.0 プロモーション DVD も上の GNOME 3.0 リポジトリを使う形に修正されて、バージョン 1.1.0 としてリリースされました。LibreOffice や Banshee 2.0 も導入されており、Radeon カードの不具合も修正されており、もちろん openSUSE 11.4 としてはすべてのセキュリティパッチやアップデートが適用された形になっています。まだ GNOME 3.0 をインストールするのはこわいけど試してみたいなーという方、この Live CD を使ってみてはいかが?


openFATE チーム

Logo-fate.png

支持を集めているフィーチャーリクエスト

  • 以下は、多くの賛同を集めているものの担当者が決まっていないフィーチャー (訳注: 機能の実装、追加、改変要望) です。実装を担当してくださる方を募集中です。

ダウンロードとインストールを分離 (得票数: 346)

"パッケージのダウンロードとインストールが並行して行えるようになれば、ネットワークインストールがより改善されると思います。"

起動中のスプラッシュ用に Plymouth を使う (得票数: 182)

"初めて Plymouth のことを聞いた時からこれを openFATE にリクエストしようと思ってましたが、この話を読んでますます、採用した方がいいと思うようになりました。
「起動プロセス中に起こるチラつきやモードの切り替えは全て、全体的な印象を損なうものです」という出だしで始まる Ray のコメントは特に興味深いものです。
ここで「デフォルトで GRUB を見せないようにする」という要望もまとめて論じてしまってもいいでしょうか?"

SaX2 の代替ツールを (得票数: 125)

"自動設定で適切なモニタ/キーボード/マウスが見つけられなかったときの安全策として、11.3 には SaX2 の代替ツールが必要です。 (...)"

GRUB v2 へアップデート (得票数: 115)

"GRUB 0.97 に対するバグ修正や追加機能を開発しても、もう GRUB 2 を使うからという理由でアップストリームプロジェクトには受け入れてもらえなくなってしまっています。ディストリビューションを開発するコミュニティの間ではブートローダーの切り替えには抵抗があるようですが、もはやこの膠着状態が解消する見込みはなさそうです。コード自体は綺麗だとも言えませんし、しっかりメンテナンスされているとも言えません。何か新しい機能を追加しようと思ったら、あらゆる実行時の制限をなんとか迂回したとしても、ちゃんと機能するかどうか分からない何段階もの手順を踏まなければいけなくなります。例えば、ファイルシステムの実装はメモリ管理に使える静的なバッファを持ちます。このサイズはたったの 32k です。複雑なファイルシステム、あるいはシンプルなジャーナリングファイルシステムであっても、扱う場合には問題が起こってしまいます (Reiserfs でバグをロードするのが全然終わらないといったようなケース)。というのも、ジャーナルのためにブロックマッピングを行うのに十分なメモリーが割り当てられておらず、メタデータを読み込むごとにいちいちスキャンしなければいけなくなってしまうからです。(本当に、もう。) (...)"

Popularity contest (人気投票) (得票数: 94)

"ユーザに好まれ、良く使われているパッケージについてのフィードバックが必要です。Debian には既に Popularity contest (popcon) という名前のツールが用意されています。

  • popcon を再利用することで、Debian 及び Ubuntu と直接的に比較した結果を見ることができる
  • パッケージャーチームはパッケージをどうしていくべきか伺い知ることができる
  • YaST で使える見通しの良い設定用ダイアログが必要です
  • opensuse.org 上にサーバインフラストラクチャーが必要です (いくつか個人情報絡みの問題があります。詳しくは Debian の FAQ をご覧ください)"



先週挙げられた新規フィーチャーリクエスト

  • 以下は、 先週新たに挙げられたフィーチャーです。気になるものがあったらどうぞ投票、コメントお願いします。

Ubuntu 風の暗号化したホームディレクトリ

"Ubuntu には、うまくまとまっていて便利なユーザ用の暗号化の仕組みが用意されています。起動時にマスターパスワードを入れる必要なく、ecryptfs を使って各ユーザは自分のデータを暗号化することはできるようになっています。普通にログインするだけで、完全にシームレスに暗号解除するようになっているのです。

openSUSE でも、ユーザ作成時に簡単に同じような機能が使えるように設定できたらいいと思います。"

Pulseaudio + イコライザーのパッケージ

"最近、システムワイドなイコライザーが欲しいと思うことがありました。既に openSUSE 11.4 と Pulseaudio を使っているのでちょっと探してみたところ、pulseaudio-equalizer というものが良さそうに思えました。64-bit 用のリポジトリはこちらで、git サイトはこちらとなっています。
残念ながら、リポジトリにあるのは私が現在インストールしている Pulseaudio よりも古いバージョンに対応したもののようです。

このイコライザーを同梱した更新済みの Pulseaudio の RPM をリクエストしたいと思います。"

/sbin/lsinitrd、/sbin/lsmod、/sbin/lspci、/sbin/lspcmcia を %_bindir に移す

"lsinitrd、lsmod、lspci、lspcmcia は /sbin 以下に配置されているため、root しかアクセスできないようになっています。
「ls」で始まっているというのは、これらのプログラムは全てのユーザが見ても構わない情報をただリスト表示するだけのツールだということです。
例えば lsusb は %_bindir (=/usr/bin) に配置されていますよね。
lsusb も他に倣って /sbin だとか /usr/sbin だとかにあった方がいいだなんて考えられないんですけれど …"

YaST のパーティション管理のバグを修正

"(…) 現在の機能はバグと言ってもいいもので、ずいぶん前に報告を挙げています。いまどき、ディスクは論理セクターで参照されるのが当たり前です。時代遅れの、換算しにくい単位を表示するなんて、バグ以外の何物でもないでしょう。このバグを修正して、最近主流で使われている単位を表示するようにしましょう。"

openFATE 登録フィーチャー統計情報

  • openSUSE ディストリビューションを対象として openFATE に挙げられている機能追加リクエストの統計情報についてはこちらをご覧ください。



翻訳 (Translation) チーム

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翻訳(ローカライゼーション)


Tumbleweed チーム

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Greg Kroah-Hartman: 2011年4月22日付 openSUSE Tumbleweed 進捗状況

  • 着々と整備されつつある Tumbleweed、今週の動きはどんな感じだったのでしょうか。

"openSUSE:Tumbleweed リポジトリの最近の動きについて簡単にご報告します:

  • アップストリームの安定版 2.6.38 リリースに合わせてカーネルを 2.6.38 リリースレベルに。
  • lxde (及びそのサブパッケージ) を追加
  • calibre を追加。
  • その他細々したパッケージを追加。
  • KDE のアップデート版は安定して動くようです。今すぐお試しになりたいようでしたら openSUSE:Tumbleweed:KDE リポジトリに置いてあります。余力があったらこの先数週間のうちにメインの openSUSE:Tumbleweed リポジトリにマージすべく作業を進めたいと思っています。
  • openSUSE:Tumbleweed:GNOME には GNOME 3.0 Tumbleweed リポジトリはありません。現在鋭意構築中ですが、メインの GNOME 3.0 のリポジトリでも未解決の問題 (KDE でのネットワークマネージャーの問題やその他細々した問題) が残っていますので、現時点ではまだメインの openSUSE:Tumbleweed リポジトリにマージすることはできません。これらの変更が整理されるまでは待つつもりですが、どうぞ遠慮なく Tumbleweed で GNOME 3.0 が動くかどうか件のリポジトリを試してみてください。メインの GNOME 3.0 リポジトリに何か変更がマージされたら、こちらにも随時更新をかけていくつもりでいます。
  • 既に送られてきているロゴの提案に関連して、アートワークについての質問が寄せられました。この件については近々進展があるものと期待しています。
  • アップストリームプロジェクトのリリースナンバーが変更したことに伴いベースシステムのリリースナンバーを正しく修正したため、いくつか「バージョンのダウングレード」が発生しました。多くの開発者にこういったエラーを修正してもらうべく openSUSE のビルドシステムの見直しを進めていく過程でこの種の変更は今後も起こるだろうと思っています。こういったことが起こってもあまり気にせずに無視していってください。


例によって、何か Tumbleweed に追加した方がいいと思われるものがありましたら是非お知らせください。

そもそもこれって何? だとかどうやって使ったらいいの? といった基本的な質問については wiki page for Tumbleweed の Wiki ページを一読願います。それ以外の質問については opensuse-factory メーリングリストに投げてみてください。" (注:1)


コミュニティ内での出来事

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Pascal Bleser: openSUSE カンファレンス 2011、第一回プログラム委員会ミーティング

  • 何事も、準備は早くから始めるに越したことはありません。例年秋に開催される openSUSE カンファレンス、早くも準備が始まったようです。

"素晴らしい FOSDEM カンファレンス運営で得た経験を活かすべく、今年の openSUSE カンファレンスプログラム委員会の一員となりました。;)

今日はその第一回ミーティングが開かれ、そこで話し合われたことのまとめは Wikiフォーラムthe opensuse-project メーリングリストでご確認いただけるようになっています。" (注:1)


openSUSE な人々 (People of openSUSE)

Alexander Naumov

"自己紹介をどうぞ!
私はロシア北西部にあるミールヌイという小さな軍隊の町で育ちました。
高校卒業後はセントペテルスブルグへ「テレコミュニケーションシステムのセキュリティ」を学びに行ったのですが、熱心な学生ではなく大学は3年で中退してしまいました。
しばらくして、ドイツに移ることになり、SUSE/Novell の職を見つけました。それから今に至るまで、この場所で働いています。バイオリンの演奏が趣味で、ヨーロッパ文学とクラシック音楽がお気に入りです。世界で一番素敵な女性と結婚し、とても賢くてかわいい息子の Alex がいます :) (...)"

イベント & ミーティング

近日開催:



Ambassador 通信

Greek openSUSE Ambassadors: Openfest 2011 のご報告

  • 精力的にプロモーションを進めているギリシャコミュニティから、以前告知をご紹介したイベントへの参加報告が届いています。

"2011年4月9日から10日の週末、openSUSE コミュニティはピラエウスの TEI で開催された Openfest 2011 に参加し、openSUSE プロジェクトの紹介をしてきました。イベント会場のメインルームでは、ブースも展開してきました。

ブースでは計13名の「リザード」仲間たちが控え、openSUSE のディストリビューションやプロジェクトについての来訪者からの質問に答えました。11.4 のプロモ DVD を約300枚、11.3 のプロモ DVD も約200枚 (念のため持っていったのですが、結局全部配ってしまいました) 配りました。また、ギリシャ語でのヘルプ入手先についてのパンフレットや zypper 早見表なども配りました。

プレゼンは4コマ (ギリシャのコミュニティopenSUSE 11.4SUSE Studio、OBS) 行いました。 (...)" (注:3)


コミュニケーションチャンネル


貢献者


セキュリティアップデート

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完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。

SUSE セキュリティ報告: Linux kernel (SUSE-SA:2011:017)

"パッケージ: kernel
報告 ID: SUSE-SA:2011:017
日付: 2011年4月18日(月) 11:00:00 +0000
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.2
脆弱性タイプ: ローカル権限の昇格、リモート DoS
CVSS v2 基本値: 7.1 (AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:N/A:C)
SUSE デフォルトのパッケージか否か: Yes
クロス・レファレンス: CVE-2010-1173、CVE-2010-3699、CVE-2010-3705、CVE-2010-3848、CVE-2010-3849、CVE-2010-3850、CVE-2010-3858、CVE-2010-3875、CVE-2010-3876、CVE-2010-3877、CVE-2010-3880、CVE-2010-4072、CVE-2010-4073、CVE-2010-4075、CVE-2010-4076、CVE-2010-4077、CVE-2010-4083、CVE-2010-4163、CVE-2010-4243、CVE-2010-4248、CVE-2010-4342、CVE-2010-4346、CVE-2010-4527、CVE-2010-4529、CVE-2010-4648、CVE-2010-4649、CVE-2010-4650、CVE-2010-4668、CVE-2011-0521、CVE-2011-0711、CVE-2011-0712、CVE-2011-1010、CVE-2011-1012、CVE-2011-1082、CVE-2011-1090、CVE-2011-1163、CVE-2011-1182、CVE-2011-1476、CVE-2011-1477、CVE-2011-1493
(...)"

SUSE セキュリティ報告: flash-player (SUSE-SA:2011:018)

"パッケージ: flash-player
報告 ID: SUSE-SA:2011:018
日付: 2011年4月18日(月) 15:00:00 +0000
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.2、openSUSE 11.3、openSUSE 11.4、SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP1、SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP4
脆弱性タイプ: リモートからのコード実行
CVSS v2 基本値: 9.3 (AV:N/AC:M/Au:N/C:C/I:C/A:C)
SUSE デフォルトのパッケージか否か: Yes
クロス・レファレンス: CVE-2011-0611
(...)"


カーネルレビュー

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  • コミュニティ内外からの Linux カーネル関連ニュースです。

h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: ネイティブ KVM ツール、たくさんの新しいカーネル

"Qemu のコードに満足できなかったので、開発者たちは KVM 向けのシンプルなエミュレーションツールを作成してきました。Intel のグラフィックスチップ向けのドライバーは、様々な現行のプロセッサーのビデオコンポーネントをカーネルがサポートするように進化しました。たくさんの新しい長期サポート版および安定版カーネルに対しバグ修正とセキュリティホール対策が施されました。

3月の終りに、LKML にて Pekka Enberg がネイティブ KVM ツールの開発をアナウンスしました。このツールはゲストシステムを操作している間にアクセスされるいくつかのハードウェアコンポーネントをエミュレートします。KVM 仮想化においては、現状、このタスクは KVM プロジェクトの一部としてメンテナンスされている、QEMU の派生モジュールによって処理されています。カーネル内の KVM コードは必要なプロセッサリソースが割り当てられることを保証するために、QEMU 由来のエミュレーションコードと緊密に連携して動作します。しかしながら、割り込みコントローラなど一部のハードウェアコンポーネントは、パフォーマンスを稼ぐために、KVM カーネルコード自身でエミュレートされています。

Enberg はメールの中で、その目標は Linux ゲストをブートできる軽量かつクリーンな KVM エミュレーションの実装であると書いています。彼によればこのツールは「[...] 単なる趣味で、QEMU の用に巨大でプロフェッショナルなものにはならないだろうが [...]" だそうです – Linus Torvalds が Linux 開発について述べた最初のメールからのもじりですね。 (...)" (注:2)

h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel コメント: 忍耐は報われた

"今日、主要な Wi-Fi チップには必ずオープンソースドライバが提供されています。これは五年前には想像もできなかったことです。私たちのオープンソースドライバへの継続した要求功を奏しており、この方法は他の分野でも長期的に成功を収めるかもしれません。

"Linux で Wi-Fi が使いたければ Centrino ノートブックを買えばいい"‒‒五年前、そのような単純化はより一般的でした。多くの Wi-Fi コンポーネントが Linux では動かず、Windows 用 NDIS ドライバを Linux 上で動かすためには Ndiswrapper と Driverloader を使って多くの調整をする必要があったためです。インターネットフォーラムには、これらの問題に関する数千ものコメントがあり、人々は繰り返し Linux カーネルには外部ドライバのための安定した API が必要だと、そうでもなければメーカーは決して Wi-Fi 用の適切な Linux ドライバを提供しないだろうと述べていました。

今や私たちにはそのようなステップが必要なかったことがわかっています。全ての主要な Wi-Fi ハードウェアメーカーは、PC とノートブックのため、Linux カーネルでオープンソースドライバが動くよう作業を続けています。 (...)" (注:2)

Linus Torvalds: Linux 2.6.39-rc4

  • 2.6.39 についての Linus 自らの進捗状況報告です。

Paul Gortmaker: Linux 2.6.34.9 リリース

  • 2/6.34 系についてはこちらのレポートをどうぞ。

Rares Aioanei: カーネル週刊ニュース – 2011年4月23日号

  • 毎週おなじみカーネル週刊ニュース。今回は安定版カーネルのアップデートがたくさん出たことと、長期サポート版である 2.6.34 に新版 2.6.34.9 がリリースされたことが大きなニュースで、2.6.39向けとしては -rc3 でのリグレッションの修正要求と -rc4 向けのいくつか微修正があるだけで、「静かなリリースサイクル」という予想は覆されていないようです。それと Chris Mason が Btrfs の開発版ツリーでアップデートをしているのが目を引きますね。


Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)

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デスクトップユーザ向け

Ladislav Slezak: openSUSE 11.4 に最新の Intel グラフィックスドライバーをインストール

  • Intel の Sandy Bridge チップはもうお試しになりましたか? Sandy Bridge は内蔵 GPU との連携という特徴もありますが、Linux ユーザーとしてはこの GPU がちゃんと動いてくれるかということもまた気になるところではあります。この記事では openSUSE 11.4 では残念ながら上手く動かなかったけれども、Intel が素早く対応したため、今ではきちんと動作するようになったこと、そしてそのインストール方法について述べています。

DarkDuck: How To: オープンソースのワードプロセッサでページ番号付け

  • 筆者が Web 雑誌 Go2Linux.org にhttp://www.go2linux.org/linux/2011/02/where-3-times-3-8-899 寄稿した]各種オフィススィートの比較記事 (これもなかなか面白いです) のなかで、ページ番号を自動で振る方法が分かりにくいと不満を書いたそうです。皆さんは、自分のお使いのワープロソフト (OOo/LibO Writer でも、KWrite でも、AbiWord でも) でページ番号付のやり方に悩んだことはないですか? この記事を読めば (用語は英語ですけど) 悩みは解決……かも?

Linux Journal/Johan Thelin: オフィス文書のコンバート

  • Linux デスクトップで暮らしていると、顧客や職場に提出しなければいけないデータは MS Office や PDF、だけどボリュームはたくさんあって、OpenOffice.org / LibreOffice をいちいち立ち上げていられない、そんなことはないですか? そこでファイルフォーマット変換ツール Unoconv の登場です! バックエンドに OOo (多分 LibO も) を用い、コマンドラインで一気にフォーマット変換ができます。OBS.から入手可能ですので、ぜひお試しを。

開発者/プログラマ向け

Python4Kids/Brendan Scott: コードを取っておく

  • さて恒例の「Python4Kids」、Python を使った子ども向けプログラミング入門ですが、英語も簡単ですし、内容も子どもでなくても Python 初心者にはちょうどよい好連載です。これまでは pickle、つまりオブジェクトの永続化についてやってきましたが、Python プロンプトから Python プログラムそのものを書きだす方法はまだ触れてきませんでした。さて、どうやるんでしょうか? 答えは簡単なんですが、ちょっと注意点もありますよ。

システム管理者向け

James Mason: openSUSE サーバーをワンクリックで

"openSUSE が素晴らしいデスクトップの使い勝手を提供していることはだれもが知っているでしょうが、サーバーとしても完璧にぴったりなんですよ! インストールDVDをダウンロードしてきて (売っている DVD を使ってもいいです) いろんな用途のサーバーを設定することを YaST がどれだけカンタンにしてくれるかを見てみましょう。

通常のインストール手順では、サーバー機能を追加する機会はちょっと分かりにくいところにあります。実際のインストールの前にある最後のステップは「Installation Overview」です。ここで、選択されたソフトウェアのパターンのリストを見ることができます。「ソフトウェア」の表題をクリックするか、「変更...」メニューの「ソフトウェア...」をクリックするのです。するとサーバー機能パターンを含む利用可能なソフトウェアのパターンのリストが表示されるので、インストールしたいサーバーをチェックして「OK」をクリックし、通常のインストール手順に戻ればいいんです!

利用可能になったサーバ機能パターンが列挙されているので、詳しくは続きを... (...)"

HowtoForge/Falko Timme: openSUSE 11.4 サーバー上で KVM 仮想化

  • 最近の Linux 界で仮想化といえばなんといっても KVM でしょう。この記事では名前のとおり、openSUSE 11.4 で KVM 仮想化環境を構築する方法について解説しています。あなたのマシンが KVM に対応しているか (つまり CPU が仮想化支援機能を持っているか) の調べ方から、YaST2 での必要なパッケージのインストール、設定まで、丁寧に解説しています。

Novell Cool Solutions/Kevin Foster: SUSE Studio から Amazon EC2 環境をワンクリックで

  • Web ベースでちょちょいのちょいとカンタンにCDイメージや仮想化アプライアンスが構築できる SUSE Studio については今更説明の必要はないですが、なんと! SUSE Studioで作ったアプライアンスをワンクリックで Amazon EC2 にデプロイできる新サービスが始まったそうです。openSUSE または SLES で Amazon EC2 をお使いになりたい方には朗報ですね。今すぐチェックを!

Linux Admin Zone/Jagbir Singh: 巨大な MySQL のバックアップ、ダンプ、リストア処理を高速に

  • MySQL でデータリストアをかけると概ね高速ではあるのですが、この記事の筆者曰く、20GB 程度のリストアだとさすがに時間がかかるそうです。でもそれはちょっとした設定によって解決できるとか。大きなデータベースを MySQL で管理されている方、一読されてはいかが?

Linux.com/Carla Schroder: もうひとつの Linux IPv6 短期集中講座: 実 IPv6 アドレス、ルーティング、ネームサービス

  • 第170号で紹介した記事の続編になります。前回は LAN の中で行える実習中心でしたが、今回は実世界に飛び出すために、ルーティングと DNS について学んでいきます。


Planet SUSE

Logo-PlanetSUSE.png

Vincent Untz: リリースマネージャーの座をバトンタッチすることになりました

  • 第171号でインタビューを掲載した openSUSE 開発メンバーかつ GNOME リリースマネージャーであった Vincent Untz が、GNOME のリリースマネージャーを退任することになったそうです。2005年に GNOME 2.11 向けの tarball 作成依頼 (tarballs due) が出なくなったことに対してちょっとしたメールを送ったことをきっかけにリリースチームに入り、2007年にはリリースマネージャーとなってその重責を果たして来ました。この4月いっぱいで Vincent はリリースマネージャを退任し、Frédéric Péters がその座に着くとのことです。このことは急に決めたわけではなく、GNOME 3 のリリースを以て退任する旨決めていたのですが、GNOME 3 のリリースが遅れたため、それを見届けての退任ということになったそうです。彼自身の胸の内が読めるという意味でも、コメント欄に OWN でおなじみのメンバーが温かいメッセージを寄せているということでも、コミュニティで責務を果たすということはどういうことであるかを噛み締めて欲しい記事ですね。

Tejas Guruswamy: 開発/ビルド環境: 検索 — パート 1

  • OSS の開発に携わっていたり、そうでなくてもパッケージングをやっていたりすると、自分の日常環境とは別に、クリーンルームというか綺麗な環境が欲しくなりますよね。かといってパソコンを何台も並べると場所も電気も食うし管理も面倒。すぐに思いつくのは仮想化ですが、ビルドを繰り返したりするわけですからそれなりに母艦のパワーも必要です。ということでいろんなソリューションを探求した筆者の行き着いた先は? ……答えはパート 2 までおあずけですが、多数の選択肢を吟味した過程は参考になるでしょう。

Tejas Guruswamy: 開発/ビルド環境: openSUSE での schroot — パート 2

  • ということで前掲記事の続きです。chroot をより使いやすくした Schroot を環境として選んだ筆者は、まずはその得失 (仮想化、chroot そのままとの比較で) を論じた後、openSUSE 上でその環境を構築に入っていきます。ステップごとに丁寧に解説しているので、あなたも今日から schroot 環境を構築できるかな?


openSUSE フォーラム

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GNOME 3.0 がやって来た

2週間前に投稿された、GNOME SHELL を搭載したことで知られる GNOME 3.0 のリリースを伝えるこのメッセージはフォーラムを席巻しました。私も含めた多くのユーザーが openSUSE 11.4 でのプレビューを見たときから、openSUSE 上での GNOME 3 に興味津々でした。ということでリポジトリに群がり、パッケージが登場するのを待ち望み、それはやってきたんです。というのが物語の幸せな部分の終わりです。依存関係のエラーがあちこちで起き、それを無視すると、デスクトップが起動しなくなってしまうという報告すらありました。GNOME チームはリポジトリにあるものはまだ正式なアップグレード用ではないと明言し、そこでフォーラムチームはフォーラムを訪れるすべての人に目につくよう警告メッセージを置いたのです。この出来事は GNOME STABLE 3.0 リポジトリは GNOME チームが 3.0 へ確実にスムースなアップデートをできるかを試すために使っているので、GNOME チームが OK を出すまでは待機するべきだ、という非常に強い教訓が得られたことです。よいこととしては、openSUSE 11.4 をベースにした GNOME 3.0 Live CD がリリースされたことです。その評判は上々のようです。

11.4 でカーネルをアップデートする

openSUSE 11.4 がリリースされてひと月も立たないうちに、新しいハードウェアの性能を最大限に引き出すために、もっと新しいカーネルを使いたいユーザーがスレッドを立てました。最初のページのリプライはよくある「もし壊れていないなら、そっとしておけ」というものでしたが、だんだんとスレ主のもとに「より新しいものがより素晴らしい」という道を行く場合についてのよいアドバイスがたくさん寄せられるようになりました。でも実はそんなことをする必要はないんです。単に Tumbleweed のリポジトリに切り替えればよいだけです。そこでは常にカーネルその他の最新の安定版のパッケージが提供されています。Packman もまた 11.4 向けTumbleweed リポジトリを別に持っています。Tumbleweed についてはこの下の記事、あるいは過去の openSUSE Weekly News をご覧になってください。

openSUSE 11.4 Tumbleweed へのアップグレード方法

openSUSE 11.4 をインストールしたあと、もっと新しい、でも安定版のカーネルをお探しですか? Tumbleweed はあなたのような方への場所です。ポータルページからの引用ですが、「Tumbleweed プロジェクトは、厳格な定期リリースサイクルの代わりに、最新の安定したバージョンを含んだ openSUSE のローリングアップデート版を提供することを目的としたものです。このプロジェクトはより新しい、しかし安定したソフトウェアを望むユーザーに推奨されます。Factory との違いは、Factory は最先端で、しばしば実験的で、実用に耐えるにはまだ作業が必要な安定していないソフトウェアをふくんでいることです。Tumbleweed は最新かつ安定したものであって日々利用できるものです」。このスレッドはフォーラム管理者の swerdna によるとてもよいハウツーです。もしこの紹介を読んで興味を持たれたらぜひチェックを!

Linux のセキュリティについての質問 – おかしなことを発見しました

Linux はセキュリティ問題については無縁だと評価されています。このスレッドは Linux のセキュリティ問題にぶつかったユーザーによって立てられました。USB デバイスからインストール用のシェルスクリプトを実行したときに起きた問題です。彼はいくつかのスクリプトが実行フラグが ON でないのに関わらず実行でき、ルート権限がないのにインストールできることが怖いと思ったのです。どうやってそれが動いているのか、普通のユーザーがインストーラーを起動したときなにが起きているのか、また Linux セキュリティ全般についてのよい説明が集まりました。非常に興味深いスレッドです。


Web 上の記事から

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  • openSUSE に限らず Linux、FLOSS 界隈で話題となっている注目情報をご紹介します:

レポート

Channel Register/Cade Metz: Google Linux サーバー、特許侵害で500万ドルの支払い命令を受ける

  • すでにこちらの記事などをお読みになった方もいらっしゃると思いますが、Bedrock Computer Technologies という企業が Google を特許侵害で訴えた裁判で、テキサス州の陪審が Google に500万ドルを支払うべきとしました。これが認められると Linux の基礎技術が特許侵害であるとされることになり、Google はオープンソースに対する挑戦であると徹底抗戦の構えを見せています。この記事では、CNET Japan の記事を技術面、背景面両方から補完する形でこの件を解説しています。ちょっと難しいですが、Linux の未来が気になる人にはぜひお読みいただきたい記事です。

レビュー/エッセイ

h-online/Richard Hillesley: オープンソースでゲーム – あるいは、しなければならないものがあるときについやってしまうもの

"“ぼくが誇りに思ってることは、画面上でおしゃべりしたり、キーボードで文章をタイプしたり、プログラミング言語でゲームなんかを実行したりできるコンピューターを、ほんのちょっとの部品で作ったことだ。それで、今あげたことはみんな、ぼく自身がやってることなんだ' – スティーブ・ウォズニアック

あるユーザーにとってコンピューターゲームは「しなければならないものがあるときについやってしまうもの」、つまり気分転換や暇つぶしより、ちょっとはマシというものでしょう。別のユーザーにとってはゲームは生きるか死ぬか、配偶者とのいさかいの元、コンピュータを使うすべてでありまたすべての終わりであって、我々の悩みの種だったりするでしょう。そういうゲーム中毒者は全部入りのコンピュータを買うより、Xbox や Nintendo や PlayStation 3 を買いに行く方を選び、それで喜んで徹夜するでしょう。

最高のゲームとは経験、戦略的思考の練習、記憶の更新、こうだったらどうなるというシナリオ、問題解決などを学ぶものです - プログラミングそのものとかなり似ています。チェスのようなゲームでは、ゲーム自身には可能性に満ちているにも関わらず、それぞれの局面では取れる動きの数に制約があり、チェスの差し手同様に、プログラマーは先読みをしなければならないことがありますから、プログラマーがプログラミングにおいて、それがチェスの試合であるようなアプローチをとったとしても驚くにはあたりません。そしてゲーマーにも同じことが言えるのです。 (...)" (注:2)

Dedoimedo: Trinity KDE - KDE4、GNOME3の置き換えとなるか?

  • GNOME3 (GNOME Shell) については賛否が分かれているのはご存知のとおりです。そして KDE も、KDE4 になった当初の「不安定だ」という不満は払底したとはいえ、KDE3 を依然好んでいる人も数多くいるわけです。そこで Trinity Desktop Environmentです。これは KDE 3.5 の資産を継承し、先進的な機能を取り込んでいこうというプロジェクトです。さて、GNOME3 にも KDE4 にもピンとこない方への救世主となるのでしょうか?


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