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リリース済みの製品に対しては、ある程度の安定性が期待されます。その一方で、バグやセキュリティの問題が存在することによってパッケージの更新版を公開する必要も発生します。動作中のシステムに対する安定性のリスクを軽減するため、更新は一定のルールに従い、何らかの方法によって調整しながら公開する必要があります。

そのため、コミュニティメンバー内で openSUSE メンテナンスチーム を結成し、 openSUSE 更新ポリシー を策定しました。

メンテナンスプロセス edit

  • すべての更新は、必ず https://bugzilla.opensuse.org/ で報告されたバグ報告を根拠とするものでなければなりません。
  • 修正プログラムが更新可能がどうか疑問がある場合はバグ報告の中で NEEDINFO フラグをセットし maintenance@opensuse.org を指定してください。
  • パッケージャが修正パッケージを送信します
  • 送信された修正パッケージは openSUSE メンテナンスチームによってレビューを受けます。メンテナによって送信されたものでなければ、メンテナからもレビューを受けます。
  • 送信された修正パッケージがテスト用のリポジトリに入れられ、パッチ文書が openSUSE メンテナンスチームによって作成されます。
  • update-test リポジトリのテスターによって肯定的なフィードバックを受けたら、アップデートは特定の openSUSE バージョンに対する公式のメイン更新 (main

update) リポジトリへリリースされます。

セキュリティ更新に対する注意事項

セキュリティ上の問題に対するバグ報告は、 maintenance@opensuse.org ではなく security-team@suse.de が管理しています。また、セキュリティ上の問題に対するバグ報告は、バグのタイトルの冒頭に 'VUL-0' や 'VUL-1' のようなキーワードを付けるルールになっています。それ以外の処理については、通常のバグ報告と同じです。

openSUSE Leap 以降の変更

openSUSE Leap の修正パッケージに対して作業をする前に、パッケージが SLE によってメンテナンスされていないかチェックしてください。 全てのパッケージリストとそれらがどこでメンテナンスされているかは、下記から確認できます:

openSUSE Leap 42.2

 https://build.opensuse.org/package/view_file/openSUSE:Leap:42.2:Update/00Meta/lookup.yml?expand=1

またはコマンドラインから:

 $ osc less openSUSE:Leap:42.2:Update 00Meta lookup.yml

openSUSE Leap 42.3

 https://build.opensuse.org/package/view_file/openSUSE:Leap:42.3:Update/00Meta/lookup.yml?expand=1

またはコマンドラインから:

 $ osc less openSUSE:Leap:42.3:Update 00Meta lookup.yml

パッケージが SLE によってメンテナンスされている場合は、Bugzilla で Leap プロダクトに対してバグレポートを発行してください。


延期中またはリリース済みの更新 edit

こちらは、現在作業中の更新に対して、現状を表示するための Build Service Web インターフェイスのページです。

インシデント概要のページ