openSUSE Weekly News/179

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お知らせ

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openSUSE から新しいカーネルを手に入れて Linux 3.0 をテストしてみよう!

"先日、openSUSE のカーネル開発者より、カーネルの git ツリーが kernel.opensuse.org/git に移動し、Gitorious を使っていた時よりも安心して使えるようになったとの発表がありました。Gitorious だと、1GB 近くあるリポジトリのクローンを作ろうと思うと時々トラブルに見舞われてしまっていましたが、開発者たちは新しいサイトと Gitorious とで同期を取るようにしていきますので、おかしなことになることはないと思います。これだけでなく、kernel.opensuse.org は様々な openSUSE リリースに openSUSE カーネルをインストールするための分り易いインターフェースも提供します。

更に、kernel.opensuse.org では今後、LXR の紹介なども含む新趣向もいくつか計画されています。この記事を書いている間にも、早くも cgit が追加されています。 (...)"

openSUSE の戦略について投票していただく時が来ました!

"昨年一年間かけて私たちは openSUSE の戦略について討論を重ねてきました。今年に入ってからしばらくは皆 openSUSE 11.4 のリリースに向けて忙しかったため静かになっていましたが、カンファレンスの計画も着々と進められている中、そろそろ仕上げ段階に入り、この問題に決着を付けたいと思います。投票の時です! (...)"

openSUSE カンファレンスのスポンサー募集中

"これまでの年と同様、openSUSE カンファレンスチームはスポンサーを探しています。昨年カンファレンスは対前年比35%プラスの規模となり、今年は更に拡大していくことを期待しています。ですから、資金的な援助が必要なのです! (...)"

世界 IPv6 デー (World IPv6 Day) 結果報告

"昨日は世界 IPv6 デー (World IPv6 Day) で、openSUSE もこの行事に参加しました。参加された皆さんすべてにとって実り多き経験となったことを願っています!

以下、openSUSE のインフラに関しての更新状況を簡単にご紹介しましょう。openSUSE は現在二拠点をメインにサーバを構えていて、それぞれ別途に IPv6 のテストを行いました。ただ、この他にも openSUSE インフラが配備されている場所はあって、その中には皆さんご存知の planet.opensuse.org が動いているサーバ (こちらも現在は IPv6 をサポートしています) もあったりするのです! (...)"

Medical プロジェクトのリーダー交代

"(...) 本日、リーダーの交代と今後のロードマップについてチームより発表させていただくことになりました。

このプロジェクト発足より二年が経過し、初代リーダーの Sascha Manns はその座を Athanasios Ilias Rousinopoulos に譲ることとしました。昨年11月には、幅広いデスクトップ/サーバパッケージを採用した初の公式リリースを出すことができました。openSUSE Medical は今や Linux Medical Taskforce の一部となり、未来に向けてワクワクする計画を温めています。例えば:

  • 糖尿病治療及び糖尿病患者関連のアプリケーションをもっと数多くインポートする
  • 医学生の役に立つアプリケーションのインポート (Kalzium のような教育用途のアプリケーションは既にいくつか追加済み)
  • バグテスト用アプリケーション (このために例えば「opensuse-medical-bugs」というような新しいメーリングリストを立ち上げることになるかも)
  • 搭載してあるアプリケーションをより多くの言語に翻訳

昨日、新たなリーダー Athanasios-Ilias により、SUSE Gallery にて新しいイメージがリリースされました。OVF イメージ、VMware イメージ、Live CD/DVD も用意してあります。 (...)"


Google Summer of Code 2011

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  • GSoC に参加している学生さんたちからのレポートが続々と届いています。各プロジェクトはけして参加学生とメンター (指導担当者) だけのものではありません。面白そうなネタがないかチェックして、どしどしフィードバックしてあげましょう!

Marcus Hüwe: GSoC 第3週のまとめ

Ratan Sebastian: GSoC 2011: ssc – 第2週

Manu Gupta: SaX3 – GSoC 2011 – 作業レポート

N.B.Prashanth: GSoC レポート – 1

Justine Leng: "フィードバックよろしくお願いします" OBS モバイル: プロジェクト / パッケージのページの作り直し

Alex Eftimie: Software Center 用の PackageKit バックエンド: 第1週レポート

Alex Eftimie: Software Center 用の PackageKit バックエンド: 第2週レポート

Christos Bountalis: 設定 / sysconfig ファイルをマージするためのユーティリティ – 第3週レポート


Jos Poortvliet: GSoC で指導するということ

  • GSoC は、メンターにとっても貴重な学びの場となります。何から何まで手取り足取り教えてあげるのが役目ではありませんし、関わるプロジェクトがなにがしかの成果を上げればそれで全て終了ということでもありません。いい師との出会いがあなたを育ててくれたように、今度はメンターを務めるあなたがいい師となって学生に接しましょう。そしてその体験はお互いにとって生涯の財産となる可能性があるんです。

"Dave Neary が「効果的な指導法」についての興味深いブログを書いています。

全文読むのは大変だと思われる方もいると思いますので (確かに長文ですからね)、指導の効果を減じてしまう一般的な問題についてかいつまんでまとめてみます: (...)" (注:3)


更新状況

ディストリビューション

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Frédéric Crozat: openSUSE 12.1 で systemd を採用するまでの道のり

  • 前々から話題にはなってきていたことですが、openSUSE もいよいよ SysVinit から systemd へ移行することとなったようです (systemd についてはこちらの『日経 IT Pro』の解説で簡潔にまとめてあります)。かなり重要な変更となり、様々な問題が起こることは容易に想像できますので、本文にもありますように是非ともバグ報告にご協力ください。

"今年の秋にリリース予定の次期 openSUSE (12.1) では systemd が採用されることになります。

このたび私は openSUSE Factory への systemd の統合をお手伝いし、また、皆さん (openSUSE のテスター、パッケージャー、開発者) と systemd のアップストリームとの仲介役を務めることと相成りました。

皆さんにもお分かりかと思いますが、ブートマネージャーの切り替えというのは簡単なことではなく、いろいろ問題が起こるだろうと予測されています。ですから、12.1 のリリースまでに (全部は無理でも) できるだけ多くの問題を潰しておくためにも、とにかくできるだけ多くのフィードバックとテストをお願いしたいと思っています。 (...)" (注:1)


Bugzilla

Bugzilla 関連参照リンク:


チームレポート

Build Service チーム

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Build Service 統計情報


GNOME チーム

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Nelson Marques: 更にいくつか動くようになりました…

  • GNOME を使い続けてきた人にとっては、今は分岐路なのかもしれません。GNOME 3 に行くのか、Unity に行くのか、はたまた思い切って KDE や軽量級のデスクトップ環境に乗り換えるのか…。そういった選択肢の一つ、Unity 2D も着々と進化を続けているようです。慣れたものから新しいものに乗り換えようとすると何かしら不満を覚えるものですが、立ち止まって文句を言ってるより、「こうしたらもっと良くなる!」というアイデアを出し合っていった方が絶対楽しいですよ。;-)

"数日前、いくつか修正が施され、AppMenu との統合が始まった Unity 2D の新しい版がリリースされました。これでついに、これまでのパッケージとも連携できるようになりました。他にもいろいろと変更点がありますので、以下いくつかご紹介しましょう: (...)" (注:1)


KDE チーム

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Cornelius Schumacher: もっと Polka を、プリーズ

  • Polka とは、言わばアドレス帳の進化系。従来のアドレス帳アプリが紙の手帳の延長線上にあったものだったのに対し、クラウド時代の電子デバイスで使うならば?という視点から開発されているものです。リンク先をたどっていただけばどのような感じかスクリーンショットもご覧いただけます。

"Polka についてブログを書いた後、アドレス帳についてまったく新しい見方をするようになり、たくさんのフィードバックもいただきました。コメント、質問、励ましをお寄せいただいた方々には感謝しています。中でも、フィードバックのみならず手を差し伸べてくれたお二方のおかげでとても幸せな気持ちを抱くことができています。Sascha Manns はパッケージを作ってくれ、Saleel Velankar は美しいロゴを作ってくれました。フリーソフトウェア万歳。 (...)" (注:1)


Sebastian Kügler: KDE5 はありません

  • このタイトルを見て、「えっ、KDE の開発終わっちゃうの!?」って思った方はいませんか? そうではなくて、我々が当たり前のように KDE 4 と呼んでいるものも、実は正式な名称ではなかったというお話。どういうことか、本文を読んでみてください。

"…そしてよく思い返してみたまえ、当惑せざるを得ないだろうが、KDE4 ですら存在はしていないのだよ *困惑顔が並ぶ*

この件について説明させてください。今からおよそ一年半ほど前、我々は「KDE」というブランドを、我々のコミュニティの成り立ちを反映するものとすべく位置付けし直しました。簡単に言ってしまうと、KDE というのはコミュニティのことを指し (だから、バージョンナンバーなんてものはない :-))、ワークスペースの名称は Plasma Desktop、Plasma Netbook 等々ということになります。ただ、KDE 開発プラットフォームというものは存在しています。将来的にはこれらを皆ひっくるめて、現在進行中のモジュラー化プロセスの結果をより正確に言い表すことになる「KDE フレームワーク」とすることになるでしょう。その際にはもちろん、それぞれが固有の名称とブランドを持っている (訳注: アプリケーションの総称としての) KDE アプリケーションというものもできていくでしょう。 (...)" (注:1)


Medical チーム

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Rousinopoulos Athanasios-Ilias: openSUSE Medical 11.4 のお知らせ - No.2

  • 上の「お知らせ」コーナーにも告知がありました通り、この度 Medical チームの新リーダーを務めることになった Rousinopoulos からの、新バージョン公開のお知らせです。イメージの入手先は以下となります: http://susegallery.com/a/UbPYJM/opensuse-medical-114

"1) openSUSE Medical プロジェクトとは?

  • openSUSE Medical プロジェクトは、医者の実習やその他病院/医療機関で openSUSE が使われていくことを支援していこうというプロジェクトです。このために我々はソフトウェアを収集し、更新していきます。パッケージ化に当たって元にしたのは Open Source Healthcare Software List の一覧表です。十分な数のソフトウェアをパッケージ化したら、それを openSUSE ベースのディストリビューションとしてまとめていくわけです。 (...)" (注:3)


openFATE チーム

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支持を集めているフィーチャーリクエスト

  • 以下は、多くの賛同を集めているものの担当者が決まっていないフィーチャー (訳注: 機能の実装、追加、改変要望) です。実装を担当してくださる方を募集中です。

ダウンロードとインストールを分離 (得票数: 354)

"パッケージのダウンロードとインストールが並行して行えるようになれば、ネットワークインストールがより改善されると思います。"

起動中のスプラッシュ用に Plymouth を使う (得票数: 186)

"初めて Plymouth のことを聞いた時からこれを openFATE にリクエストしようと思ってましたが、この話を読んでますます、採用した方がいいと思うようになりました。
「起動プロセス中に起こるチラつきやモードの切り替えは全て、全体的な印象を損なうものです」という出だしで始まる Ray のコメントは特に興味深いものです。
ここで「デフォルトで GRUB を見せないようにする」という要望もまとめて論じてしまってもいいでしょうか?"

GRUB v2 へアップデート (得票数: 131)

"GRUB 0.97 に対するバグ修正や追加機能を開発しても、もう GRUB 2 を使うからという理由でアップストリームプロジェクトには受け入れてもらえなくなってしまっています。ディストリビューションを開発するコミュニティの間ではブートローダーの切り替えには抵抗があるようですが、もはやこの膠着状態が解消する見込みはなさそうです。コード自体は綺麗だとも言えませんし、しっかりメンテナンスされているとも言えません。何か新しい機能を追加しようと思ったら、あらゆる実行時の制限をなんとか迂回したとしても、ちゃんと機能するかどうか分からない何段階もの手順を踏まなければいけなくなります。例えば、ファイルシステムの実装はメモリ管理に使える静的なバッファを持ちます。このサイズはたったの 32k です。複雑なファイルシステム、あるいはシンプルなジャーナリングファイルシステムであっても、扱う場合には問題が起こってしまいます (Reiserfs でバグをロードするのが全然終わらないといったようなケース)。というのも、ジャーナルのためにブロックマッピングを行うのに十分なメモリーが割り当てられておらず、メタデータを読み込むごとにいちいちスキャンしなければいけなくなってしまうからです。(本当に、もう。) (...)"

Popularity contest (人気投票) (得票数: 102)

"ユーザに好まれ、良く使われているパッケージについてのフィードバックが必要です。Debian には既に Popularity contest (popcon) という名前のツールが用意されています。

  • popcon を再利用することで、Debian 及び Ubuntu と直接的に比較した結果を見ることができる
  • パッケージャーチームはパッケージをどうしていくべきか伺い知ることができる
  • YaST で使える見通しの良い設定用ダイアログが必要です
  • opensuse.org 上にサーバインフラストラクチャーが必要です (いくつか個人情報絡みの問題があります。詳しくは Debian の FAQ をご覧ください)



先週挙げられた新規フィーチャーリクエスト

  • 以下は、 先週新たに挙げられたフィーチャーです。気になるものがあったらどうぞ投票、コメントお願いします。

Linux 管理者用のツールキット

"複数のディストリビューションを管理できる Linux 管理者用のツールキットを作りましょう。
CLI、CUI、GUI のツールが揃っているといいですね。

同じようなツールを作るときに便利なドキュメントも必要でしょう。
それぞれのツールを個別にインストールできるようにメタパッケージも欲しいです。"

SSD 用の自動日次 fstrim

"SSD がお手頃になって来たので、ノートパソコンやデスクトップにも広く使われるようになってきました。最近の SSD は TRIM 機能を持っています。この機能は、コストが高い削除操作を遅延することでパフォーマンスを稼ぐものです。遅延された削除操作はバッチ処理されます (SSD におけるデフラグといえます)。

SSD の能力を最大限に引き出すには、OS のカーネルかユーザーランドでこの機能がサポートされている必要があります。残念なことにカーネルでの TRIM サポートはまだオプション扱いです。削除操作は自動的には行われず、SSD 全体のパフォーマンスに影響を与えてしまいます。

毎晩 fstrim プログラムを起動する cron スクリプトをセットアップのときに書きこむようにしましょう。fstrim プログラムは SSD とゴタゴタを起こすことなく削除操作を扱ってくれます。"

YaST で GUI アプリケーションに絞り込んだ検索ができるように

"YaST の検索結果にはいろんなパッケージがごちゃ混ぜで表示されてしまいます。アプリケーション、ライブラリ、プログラムの拡張など…。
新規のユーザーにとっては、アプリケーション (GUI を持つプログラム) だけを表示するインタフェースがあったら親切だと思います。フィルタリングの処理は RPM 内に /usr/share/applications/*.desktop があるかどうかで判断できるでしょう。

(追加で、もしできるなら *.desktop ファイルからアイコンを抽出してもよいでしょう)"

YaST プリンターモジュールで IPv6 サポートを

"今のところ yast2-printer は IPv6 の特別なサポートをしていないようです。IPv6 のとき、IPv4 と互換のある部分では動いていますが、IPv6 は特別な処理が必要になります。例えば、リモートホストが動いているかどうかを“ping IPアドレス or ホスト名”で確認していますが、この IP アドレスが IPv6 の場合は ping6 を使わなければならないので、テストが失敗してしまいます。Bug #697833 を見てください。

困ったことに ping6 は IPv4 アドレスに対して使うことができないので、yast2-printer はホスト名が与えられたとき、そのホストが IPv4 か IPv6 か、それとも両方のアドレスがあるかを具体的に区別して実装しなければならないのです。

多分、IPv4 と IPv6 を特に区別しなければいけないことは他にもあるんじゃないでしょうか。"

openFATE 登録フィーチャー統計情報

  • openSUSE ディストリビューションを対象として openFATE に挙げられている機能追加リクエストの統計情報についてはこちらをご覧ください。



Testing チーム

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Larry Finger: 週刊ニュース6月11日号

"Testing コアチームは6月6日の17:00 UTC からいつものチャンネルで IRC ミーティングを開催しました。

我々がまず最初に話し合ったのは、12.1 MS1 を使ってみての感触についてでした。KDE Live CD にはログインできないという問題があり (Bug #687781)、ほとんど使い物になりませんでした。バグレポートではいくつか回避策も示されています。私は初めてインストールするものとして GNOME Live CD を使ってみました。その設定に KDE デスクトップを追加してみたら、通常通り KDE デスクトップにログインすることができました。 (...)"


翻訳 (Translation) チーム

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翻訳(ローカライゼーション)


コミュニティ内での出来事

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Jos Poortvliet: 戦略についての投票が始まってます!

  • 「お知らせ」にもありましたように、ただいま「戦略案」についての投票が受け付けられています。投票権を持つのは Member に限られていますが、「これからの openSUSE をどうしていくか」を左右する基本的な方針となっていきますので是非一読しておいてください。また、今投票権を持っていないという方も「他人事」と醒めた眼で見ずに、何らかの形で openSUSE をより良いものとしていくことに協力して Member となってこういった話にも加わっていただけることを切に願っています。

"素晴らしすぎる!!!

そう - 戦略についての提案に対する投票が始まっています。もたもたしてしまい、すいませんでした。Board の面々も戦略チームの面々も皆、openSUSE 11.4 のリリースと来るべく openSUSE カンファレンスの計画でずっと忙しかったんです。しかし二週間前に Board から「一骨折ってほしい」との依頼を受けた Thomas Thym から、openSUSE Member 向けの投票ページを作ってくれないかとの依頼が回ってきたのです (彼はまだ Member となっていないので作れない)。ということで、作ってみました。openSUSE Member の皆さん、connect.opensuse.org へ行って一票を投じてください。 (...)" (注:3)


イベント & ミーティング

終了分:

近日開催:



Ambassador 通信

ギリシャ openSUSE Ambassadors: EL/LAK カンファレンスのレポート (テサロニケ)

  • もうすっかりお馴染み、ギリシャからのイベントレポートが届いています。Medical チームの新リーダーに就任した Rousinopoulos からのレポートで、早速 Medical の宣伝にも精を出したとか。

"EL/LAK カンファレンス (ギリシャ/テサロニケ、2011年5月22日) のレポートです

openSUSE Ambassador の一員として、参加したカンファレンスのことをまたご報告できるのを嬉しく思っています。
このカンファレンスは一日のイベントでした。 (...)" (注:3)


コミュニケーションチャンネル


貢献者


ソーシャルネットワーク


新規/更新アプリケーション @ openSUSE

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Dominique Leuenberger: Libproxy 0.4.7 リリース

"本日、libproxy のバージョン 0.4.7 をリリースいたしました。このバージョンには GNOME 3 の GSettings サポートが追加され、バグも修正されています。

楽しんでくださいね! (...)" (注:2)

Sascha Manns: openSUSE 用の Skrooge 0.9.0 が準備できました

  • KDE 4 用の個人用途の経理ソフト、Skrooge がバージョンアップしました。KDE:Extra リポジトリから入手できるようになっています。


  • 最近更新されたその他のパッケージ情報については以下をご参照ください:


ゲーム情報

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  • このコーナーでは、Linux で遊べる様々なゲーム & games リポジトリ更新情報等をご紹介します。

Nelson Marques: openSUSE 11.4 で遊ぶ World of Warcraft – これは面白い!

  • すぐ下のネタと思い切り被っていますが、MMORPG の代名詞といわれるほど大ヒットした World of Warcraft (WoW) というネットゲームを Wine で遊ぶという話題。openSUSE で WoW で、と限定して操作手順を丁寧に説明しているので、WoW に今から参戦したいぜ、という方、WoW のためにしょーがなく Windows 環境残してあるんだという方、ぜひこの記事を読んでチャレンジあれ!

TechSource/Jun Auza: Windows 用のゲームを Linux で遊ぶ三つの方法

  • ゲーム愛好家のみなさんにとってはとても残念なことですが、Linux に比べて Windows のゲーム界の豊穣さといったら、隣の芝生が青いどころではなく、アパートの隣にゴルフ場並の庭があるようなものです。なに、そしたら塀を乗り越えてテント張って住んじゃえばいいんです。Linux で Windows のゲームを動かせば、タイトルは豊富だし、ゲームするためにいちいちリセットボタンに手を伸ばさなくてもよくなるんです。そんなステキな方法を三つ紹介。といっても Wine 自身と、そのフロントエンド Playonlinux、Wine から派生したプロプライエタリな Crossover Games の三本立てなわけですが、それぞれ利点がありますのでゲーマーは要チェック!


セキュリティアップデート

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完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。

SUSE セキュリティ報告: SUSE-SU-2011:0608-1: 重要: bind

"SUSE セキュリティアップデート: bind
報告 ID: SUSE-SU-2011:0608-1
深刻度: 重要
レファレンス: #696585
影響を受けるプロダクト: SUSE Linux Enterprise Server 10 SP4、SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP4、SLE SDK 10 SP4
(...)"

SUSE セキュリティ報告: SUSE-SU-2011:0614-1: 重要: flash-player

"SUSE セキュリティアップデート: flash-player
報告 ID: SUSE-SU-2011:0614-1
深刻度: 重要
レファレンス: #698261
影響を受けるプロダクト: SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP1、SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP4
(...)"


カーネルレビュー

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  • コミュニティ内外からの Linux カーネル関連ニュースです。

h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 3.0 の新機能 (Part 1) – ネットワーク

"ジャスト・イン・タイム コンパイラによりネットワークパケットフィルタリングが高速になります。Wi-Fi スタックが Wake-on-Wireless-LAN 標準をサポートするようになり、権限を持たないユーザーが "ping" を打てるようになりました。新しい、あるいは改良されたドライバーにより、Ralink と Realtek によるネットワークコンポーネントへのカーネルサポートが向上しました。

今週の頭に、Linus Torvalds は Linux 3.0 の二回目のリリース候補版を 公表しました。ちょっとばかりビックリさせられた 2.6.39 から 3.0 へのバージョン番号の飛躍 のあと、次のバージョンが 3.0 となることは決まっているんですが、RC2 は内輪では互換性保持のため (訳注: バージョンの桁数を従来と揃えるため) Linux 3.0.0 リリース候補版という 別名を持っていました。Btrfs のアップデートが思っていたより大きかったにもかかわらず、まぁまぁおとなしいものになったと、Torvalds はリリース通知メールで書いています。そして「できればこのままおとなしくしてくれてるといいんだけど」と続けています。 (...)" (注:2)

Linus Torvalds: Linux 3.0-rc2

  • 3.0 になって二回目のリリース候補版の通知メールです。いつもの Linus 節ではありますが、-rc2 については変更が少ないことに割とゴキゲンなようですね。LinuxCon などで Linus とお話しする機会があった方、インタビューを読まれた方は、どんな顔をしながらメールを書いているのか、想像してみると楽しいかもしれません :)

"そろそろ教練の時間だってみんな分かってるね。新しい週が始まり、新しい -rc もやってくる。

このリリースはまぁまぁおとなしいみたいだ。btrfs のアップデートがぼくの思ってたより大きかったのにね。概ねドライバーの修正と、あといくつか ubifs のアップデートと、それから前のリグレッションバグの巻き戻しもちょっと。

ともかく、-rc2 はすでに、添付した短いログで十分なぐらい小さな変更しかないから、できればこのままおとなしくしてくれるといいんだけど。もちろん、静かだった理由の一部はぼく以外にも旅行で大忙しだった人がいるからだろうし、これからどうなるか見守らなきゃね (最良の結果だといいんだけど)。あとぼくは pull リクエストの処理大好き野郎というわけじゃないから、メールキューには保留されたリクエストがいくらか残ってるんだ。 (...)" (注:1)


Rares Aioanei: カーネル週刊ニュース – 2011年6月11日号

  • 毎度お馴染み、Rares からの週刊ニュースです。今週は 3.0-rc2 関連の話題が中心になってます。

"ハロー・ワールド、そしてようこそ! まずはこの話から…

- Artem Bityutskiy が 3.0 向けに ubifs のアップデートを、Arnaldo Carvalho de Melo が perf/urgent のアップデートを、Jens Axboe は 3.0-rc2 向けのブロックツリーのアップデートを行ったよ – (-rc2 向けのささやかな変更のコレクションさ)。 (...)" (注:1)


Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)

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デスクトップユーザ向け

Linuxaria: Skype を置き換える Ekiga と SIP

  • この記事の筆者が前に書いた記事 で、Skype の置き換えとして Ekiga (旧称 GnomeMeeting) はどうだという質問があり、それを受けてのエントリーです。Ekiga の優れた機能の説明から、アカウントの取得、インストールから操作まで概説しています。openSUSE の標準リポジトリからインストールできますし、Skype の代替をお探しの方、チェックしてみてはいかが?

コマンド/スクリプト初心者向け

Linuxaria: 五つの grep っぽいコマンド

  • コマンドラインで作業したことがある人なら、多分 grep を一度は使ったことがありますよね。UNIX 黎明期から存在する非常にパワフルなツールです。この記事の筆者も grep 大好きで入門記事を書いたこともありますが、今回は grep の兄弟分の紹介。といっても fgrep とかそういうものではなく、pgrep、grepcidr、ngrep、pdfgrep、taggrepper の五つ。一つでも知らないという人、ぜひチェックください。こんな便利なのがあるんだ、と思うこと請け合いですよ!

Pavol Rusnak: PS1 のコツ

  • PS1 は「プロンプト環境変数」と呼ばれるものの一つです。プロンプト環境変数には PS1 〜 PS4 までありますが、普段皆さんがコマンドプロンプトで目にするのは PS1 です。非常にカスタマイズのしがいがある環境変数で、この記事で紹介されているのは git を使う際に便利な設定なのですが、原理を理解すれば他の応用もできると思いますよ。

開発者/プログラマ向け

Dominique Leuenberger: Provides と Requires typelib に基づく GObject Introspection

"openSUSE GNOME チームから提供されるパッケージの品質を向上させるという変わらぬ戦いの中で、Provides と Require シンボルをパッケージに追加するさらなる自動化について懸命に取り組んできました。
この成果により、必要なライブラリがないときにパッケージがインストールできてしまう問題を減らすことができます。 (...)" (注:2)

Justine Leng: jQuery Mobile Alpha 4 での初めてのデモアプリ

  • JavaScript でコードを書くなら必需品な jQuery。ですが、Android などのモバイル環境のブラウザで動かすことを考えると大きすぎるのが難点です。そこで jQuery Mobile です。昨年末に最初のアルファ版が出て、まだ開発中ではありますが、Web 開発者のみなさんには気になる存在ではないでしょうか?ということで、Ruby on Rails 3 ベースで jQuery Mobile 対応のアプリを書いてみましたという記事です。操作を丁寧に紹介しているのでかなり長い記事ですが、ほとんどが入出力の例とスクリーンショットなので、とても読みやすいと思いますよ。

システム管理者向け

EveryDayLHT: ext3 または ext4 ファイルシステムでファイルの削除を取り消す

  • 間違ったディレクトリを rm -rf して青くなったことはありませんか? 「なんでコマンドラインの操作はゴミ箱に入ってくれないんだ!」と悪態をつきたくなることもあるでしょう。ZFS や Btrfsといったスナップショットが取れるファイルシステムが使えたら……と思うかもしれません。でも、条件は限定されますが、ext3 や ext4 にだって、削除したファイルを元にもどす方法はあるんです。ひどい目に合う前に、今すぐブックマークを!

BeginLinux: openSUSE 11 で IPv6 を利用し理解しよう

  • 先日の World IPv6 Day で皆さんの環境が IPv6 対応かお試しになりましたか? 「必要性がよくわからない」「なんか利益があるのか」という人も、ひょっとしたら皆さんの周りにもいらっしゃるかもしれません。一つ確実に言えることは、IPv6 は空で覚えるにもタイプするにも長すぎる、ということです :)。ということでこの記事は、IPv6 とはどういうものなのか、各バイトの意味は、実際に使うにはどういうコマンドを叩けばよいか、などということを実例を入れて説明しています。長い長いアドレスを全部タイプしなくて済むとほっとするかもしれませんよ?


Planet SUSE

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Mikolaj Siuda: KDE 用の Sonar カラースキーマ

  • openSUSE といえば Geeko、Geeko といえば緑色。でもなんで openSUSE の KDE 版はデフォルトが緑色のテーマじゃないんだろう? というシンプルなネタです。どうです? こんなテーマで作業したら楽しくなると思いませんか?

"いっつも考えているんですが、なんで GNOME 版 openSUSE は緑色のテーマ (Sonar) なのに (だったのに)、KDEはデフォルトカラースキーマのままなのかってことです。いやそれが悪いってわけじゃないんですが、でも...。KDE の方だって openSUSE スタイルに統合するよう変更することはできたはずです。というわけで、ちゃちゃっと Sonar カラースキーマを作ってみたんだ。こんな感じ: (...)" (注:1)


Jos Poortvliet: 意見を言ってみることの価値について

  • FLOSS にはいろいろ魅力がありますが、自分たちが貢献 (contribute) することで、そのプロジェクトやコミュニティをよりよくしていける、というのも、とても大きな魅力ではないでしょうか。貢献という日本語だとちょっと重いですが、開発者にユーザーからのフィードバックを返すことも、とても重要なことです。が、このコミュニケーションが上手く行かず、しばしば開発者とユーザーがある種の対立関係に陥っていることをこの記事では指摘しています。ではどうするべきなのでしょうか? どうしたらあなたの貴重な意見をムダにしないで済むのでしょうか。FLOSS に関わるすべての人に読んでいただきたい記事です。あ、そうそう、自転車小屋の議論も併せて読んでおきたいですね。

"この間 KDE の core-devel ML に Eike Hein から投稿されたメールを読みました。FOSS プロジェクトに寄せられる意見とかアイディアの価値についてのとてもよい説明だと思います。ここしばらく私が折に触れて考えてきたようなことです。

アイディアとか助言、意見の価値とはなんでしょう? この答えは一見するほど簡単じゃありません。フリーソフトウェアプロジェクトはさまざまなやり方でのユーザーからのフィードバックを心から求めているのです。例えばバグトラッカーや告知文についたコメントなどです。ユーザーはMLやフォーラムでみんなに質問したりもするでしょう。興味深いことは、ユーザーも開発者も、経過にも結果にもしばしば不平を漏らしているということです。ユーザーは開発者は聞く耳をもってくれてないというし、開発者はユーザーからのコメントは友好的でないか、やる気をなくさせるか、使い物にならないと言っています。 (...)" (注:3)


openSUSE フォーラム

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フォーラムの機能を概観してみよう

記事 (Articles)

タイトルそのまんまの機能です。これまでも既に、一部のメンバーだけが書き込みできる openSUSE のインストールや使い方、グラフィックカードドライバーなどについて現時点で集まっている一般的な情報をまとめてご紹介するための FAQ や新規ユーザ向けの HOWTO FAQ などといったサブフォーラムはありました。この度、こういった情報を記事化するというオプションができたのです。リンク先に行ってもらうと、まず最初にまとめられた記事がカテゴリー分けされて全て置かれていますので、チェックしてみてください。

フォーラム

こちらはこれまでの http://forums.opensuse.org 入り口ページです。国際化されたフォーラムの概要を見ることができ、それぞれの言語に特化されたサブフォーラムに進めるようになっています - 現在 openSUSE フォーラム傘下にあるのは Nederlands (オランダ語)、Français (フランス語)、Deutsch (ドイツ語)、Ελληνικό (ギリシャ語)、Magyar (ハンガリー語)、日本語、Portuguese (ポルトガル語)、Pусский (ロシア語) で、外部サイトとなる עִברִית (ヘブライ語) 及び Español (スペイン語) へのリンクがはってあります。他にもいくつか準備中、設定待ち中の言語があります。

ブログ

もう一つの新しい目玉機能はブログのセクションです。既にいくつかエントリーができていますが、フォーラムチームは現在も誰に開放していくか討論を重ねています。チームメンバーの @malcolmlewis が今お試し的に「今日のパッケージ (package-of-the-day)」というエントリーを書いていたりするんですが、他のメンバーはどんな内容がブログにふさわしいか模索中です。

新規 (New)

この機能は今回新たに付け加えられたものではありません。常連さんがここを覗けば、国際版 (英語) から各言語のサブフォーラムに至るまで、最近更新されたスレッドや新規投稿などを確認することができます。困っている人がいたら助けてあげたいと思うメンバーにとってはとても重宝なツールです。

憶えておいてね: openSUSE を使っていて何か問題に遭遇したとすれば、きっと他の人も同じ目に合っているはずです。まずは同じ問題が報告されていないか、既に解決策が出ていないかフォーラムをチェックするように心がけてください。あなたのお気に入りのディストリビューション同様、フォーラムも楽しんでください。


Web 上の記事から

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  • openSUSE に限らず Linux、FLOSS 界隈で話題となっている注目情報をご紹介します:

お知らせ

The Linux Foundation、新しい Linux トレーニング奨学金制度と、LinuxCon 学生デーを発表

  • 先日の LinuxCon Japan における LWN.net の Jonathan Corbet による講演で、新しいカーネル開発者をどうやって取り込み、その居場所をどうやって作るか、というような話題が出ていました。活発に見えるカーネル開発も、年とともに開発者の年齢が上がっていくという問題を抱えているようです。そこで Linux Foundation による若者向けプログラムの登場。学生の皆さん! こういう機会を捕まえなきゃソンですよ!

"サンフランシスコ、2011年6月7日 – Linux の成長の推進を目的とする非営利団体 The Linux Foundatio は本日、Linux トレーニング奨学金制度と Linux 学習者学生デーを発表しました。

学生デーは2011年8月16日、バンクーバーの LinuxCon で行われ、オレゴンのコーバリスとポートランドからの「LinuxCon か、あるいは破滅か」バスによる学生と教員の交通サービス付きです。

両方のプログラムは Linux 20 周年を迎えて次世代の Linux 開発者を育成することを狙いとしています。 (...)" (注:1)


Linux Certification/Mark Matthews: フリーな LPI Level 1 Linux トレーニングマニュアル、クリエイティブ・コモンズでリリース、

  • このニュースをご覧の皆さんはもちろん LPI 認証 (LPIC) はご存知ですよね。LPIC のセミナーやテキストというとそこそこお値段がするものでしたが、今回、「Linux システム管理、LPI 認証 レベル1」のテキストをクリエイティブ・コモンズで公開しました、というステキなニュースです。執筆陣もなかなか豪華。もちろん英語ですが、LPIC 1を受けるかどうかはともかく、一般的なサーバ管理のテキストとして読んでみては如何でしょうか?

レポート

Linux Journal/Susan Linton: オープンソースオフィスソフトウェア分野、競争激化

  • ほとんど OpenOffice.org の独り勝ちと思われた FLOSS のオフィススイートですが、Sun の Oracle による買収、The Document Foundation の設立と LibreOffice のフォーク、そして OpenOffice.org のコードベースの Apache Software Foundatoin への寄贈とめまぐるしく状況は変化しました。色々な憶測やゴシップも飛んでいますが、注目いただきたいのは、LibreOffice はコミュニティとして生きており、メジャーバージョンアップである 3.4.0 をリリースしたことです。リリースがあるというのはそのコミュニティが生きている証とも言えます。そういう視点でこの記事を読むと、これからどういうことに注目していけばよいかというよいヒントになるのではないでしょうか。

レビュー/エッセイ

h-online/Richard Hillesley: Novell のオープンソース遺産 – 目覚めよ、かわいい SUSE

"Novell の Linux とフリーソフトウェアへの報われぬロマンスは終りを告げました。22億ドルの買収が完了し、Attachmate は戦利品を分割しました。Novell とその古びたネットワーキングビジネスはユタ州で生き残りました。NetIQ は Novell の認証・セキュリティ管理ソリューションを受け継ぎ、そして SUSE はニュルンベルクを本拠として独立部門となり Novell のオープンソースプロジェクトもコントロールするようになりました。

Mono は放り出されてしまい、Novell がその特許ポートフォリオを売却しようとしたその相手が Microsoft に率いられたコンソーシアムであったという最悪の点については、米国司法省とドイツ連邦カルテル庁により潰されました。しかし、まだ答えられていない疑問はあるのです。 (...)" (注:2)

Free Software Foundation/Brett Smith: フリーソフトウェアによるSkype の置換えを進める二つの新しいプロジェクト

  • Microsoft に買収され、FLOSS 環境へのサポート継続が疑問視されている Skype。独占的ソフトウェアにあるサービスを委ねることの怖さを感じると共に、ではどうすればよいのか? という疑問が当然浮かんできます。この記事の一行目で、ほとんど結論は尽くされていますね。「GNU Free Call と WebRTC の両方が、Skype を時代遅れにするフレームワークを構築する」とのことです。他にいろんな選択肢があるなかで、なぜこの二つか? それは、いままでの選択肢では Skype との機能差があったけれども、これらのソフトはそれを埋めようとしているからとのこと。VoIP (Voice over IP) の技術については今や FSF の最優先プロジェクトになっているそうですから、その最新動向を確認したい向きはぜひ本文をお読みあれ。そして吾こそと思わん方は、 GNU Telephony Wiki も参照してプロジェクトに参加してみては如何でしょうか?

Justine Leng: jQuery Mobile をつぶさに見てみる

  • Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集) でも紹介した jQuery Mobile ですが、この記事は機能・特徴を紹介するものです。いわく「jQuery Mobile という名前はちょっと誤解を招く」、つまり単なる jQuery のモバイル版以上のものだそうですが、果たしてその実力は?

Frank Karlitschek: Apple よ、クラウド時代にようこそ

  • WWDC で発表された数々の製品・サービスのなかで、iCloud にちょっとした違和感を感じた人も少なくないと思います。というのは、iCloud は KDE プロジェクトにおける ownCloud などのクラウドストレージと似たようなもので、ownCloud は1年も前に実用化されているからです。ということでこの記事は ownCloud 側から見た iCloud との比較記事です。もちろん「ownCloud の方がずっとすばらしいぜ!」という内容であって、開発者の身びいきはあるにしても、クールなサービスを提供しても FLOSS だと注目されず、Apple だと注目されるということについては、FLOSS 愛好家として考えたいところですね。


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