openSUSE Weekly News/160
openSUSE Weekly News 日本語版 第160号 今週の見出し
- openSUSE、最後の開発マイルストーンとなる第6弾を発表
- openSUSE Board 選挙 2010: Vogelsang と Linnell の両名が当選
- 特集: 第6回ハック週間 (Hackweek VI)
- 第1回 Bretzn スプリント: openSUSE 版「App Store」が見えてきた
- HowtoForge/Falko Timme: VBoxHeadless – VirtualBox 4.0 を用いてヘッドレス openSUSE 11.3 サーバー上で仮想マシンを動かす
- Kostas Koudaras: Evergreen プロジェクトとは何? Wolfgang Rosenauer へのインタビュー
- ServerWatch/Sean Michael Kerner: Dell、Linux アプライアンス開発で Novell と提携
編集/翻訳: openSUSE Weekly News 日本語版チーム (OWN-ja チーム)
お知らせ
openSUSE、最後の開発マイルストーンとなる第6弾を発表
"openSUSE プロジェクトマネージャーの Stephan Kulow より、openSUSE 11.4 マイルストーン 6 (M6) のテストの準備ができたとの発表がありました。今後は QA とバグフィックスが優先されるため、この M6 をもって開発のペースは落ち着くことになります。
プロジェクトはシステム管理及びサービス開始用に sysetmd を使うか SysV init を使うか評価を続けてきましたが、完全に統合するにはまだ10%ほど問題が残っているということから、11.4 では SysV init に留まると決定しました。
M6 では HAL のハードウェア抽象レイヤーを完全に取り除き、最近では主流となってきていてメンテナンスも活発に行われている udev や udisks、upower スイートへの切換もできたようです。HAL は既に 11.3 で外される予定でしたが、いくつかこれに依存する最後のソフトウェアパッケージが udev とその関連ソフトに移植されたものの、残されることになったのでした。 (...)"
Board 選挙 2010
openSUSE Board 選挙 2010: Vogelsang と Linnell の両名が当選
"この数週間 openSUSE プロジェクトの動きは興味深いものでした。openSUSE プロジェクトの Board の2議席をめぐって選挙戦が繰り広げられたのです。選挙管理委員会は水曜日に投票を締め切りました。ここに、投票結果を発表いたします:
- Henne Vogelsang (125票)
- Peter Linnell (72票)
- Sankar P (71票)
- Sebastian Kügler (64票)
- Chuck Payne (39票)
- Nelson Marques (23票)
- Kostas Kodouras (20票)
今回の選挙では、469名登録されている openSUSE Member のうちの220名が投票しました。"
第6回ハック週間 (Hackweek VI)
Cornelius Schumacher: 第6回ハック週間に取り組むプロジェクトを選ぶ
"今年もまた SUSE ランドは5日間のハック週間に突入します。6回目となる今回、openFATE にはすでに面白そうなプロジェクトがいくつも並んでいます。
私自身はまだ何をしようか決めていませんが、候補として考えているプロジェクトは四つあります。とりあえず全部をいったん openFATE に上げておきました。一晩置いておいて、明日の朝どれにするか決め、ハックにとりかかろうと考えています。何か一言あったり、どれをやってほしいとか、どれか一緒にやってみたいとお考えでしたら、是非ともご連絡ください。 (...)"
Michal Čihař: Gammu が Symbian をサポート (そして、次は Android だ)
"第6回ハック週間が終了し、私のプロジェクトも完了しました - Gammu を使って Symbian のスマートフォンに電話をかけられるよになったのです。こういったことができるようになったのはすべてリモートアプレット - Series60 のおかげです。Gammu 側から見ると、変更点は新しいプロトコルの実装だけでなく、一般的な改善が多く取り込まれることとなりました。以下の diff の結果を見てみれば、以下に多くの変更があったか一目瞭然でしょう:
166 ファイルに変更あり、挿入箇所 23126 (+)、削除箇所 15738 (-) (...)"
- 上記は Michal Čihař よりの最終報告です。彼がどんなハックをしたのかについては、以下も合わせてご参照ください。
Klaas Freitag: あなたの作った「Kraft」を共有しましょう
"皆さんお聞き及びのことと思いますが、SUSE な人たちはただいま第6回ハック週間に突入しています。ハック週間というのは、好きなフリーソフトウェアプロジェクトに関わる機会と時間を社員に与えてくれる素晴らしい行事です。私が取り組んでいるのは Kraft で、これに時間を割くことができてとても嬉しいです。
やろうとしていることを一言でまとめると「自分の『Kraft』を共有しよう」ということになります。これまで、Kraft はユーザが自分一人で使う分にはいい感じだったんですが、チームで一緒に使って採番順序 (送り状番号などのように、各文書に順番にユニークな番号を割り当てるようなケース) とか、文書やテンプレート集を共有したいと思ったらどうしたらいいかという問題がありました。同じデータベースを使っている限りできるはず (踏み込んだテストはしていませんが) だと思うんですが、それぞれが違う場所にいたりしたら難しいでしょう。これをなんとかしたいと思っているわけです。 (...)"
Michal Hrušecký: 第6回ハック週間: openSUSE Paste のニュース
"皆さん既にご存知のことと思いますが、昨日から第6回ハック週間が始まっています。今回私はどんなことをするか。昨年のハック週間では、pastebin for openSUSE 用の pastebin を立ち上げようというプロジェクトを始めたのですが、おかげさまでたくさんのフィードバックをいただくことができました。そしてそのほとんどはポジティブなご意見でした。そうでなかったものも、もっとこうした方がいいという前向きな機能リクエストでした。:-D ですから、結果的にはすべてがポジティブなものだったと勘定できると思っています。大きな機能追加要望の一つについては、既に実装が完了しています。私たちの pastebin は、コードのみならず画像なども貼り付けられるようになっているのです。これができるようになったのは、Sirko をはじめとするアートワークチームの協力のおかげです。ユーザインターフェイスは直感的なものとはなっていませんでしたが、とにもかくにも使える状態にはなりました (git のリポジトリにある UI はかなり良くなってきていて、今週末には取り込める予定です)。その他いただいているリクエストには、ログイン機能を付けて欲しい、というものがあります。そうすれば、履歴を保持したり、貼り付けたものを管理したり、スパムチェッカーにかけられるのを回避したりできるという寸法です (ある人たちは、イタズラ書きにしか見えないようなものを貼り付けておかなければいけないこともある)。ということで、今回のハック週間ではこれに取り組んでみることにしました。現状で、OpenID を使ってユーザ認証できるところにまではこぎつけています。しかしまだ足りない機能も多く、なにより openSUSE インフラと連携させる方法を見つけ出さなければいけません。これまでのところ、我々のサーバから OpenID を取得することには成功していません。既に2日が過ぎ、いくつか進展はあったものの、まだまだ先は長そうです。 (...)"
Thomas Schmidt: openFATE モバイル
"第6回ハック週間で私が取り組もうと思っているプロジェクトは、openFATE をモバイルからでも使えるようにすること、また、例えば Build Service などの他の openSUSE サイトも簡単にモバイル対応できるように共有フレームワークを作る、というものです。
私は、jQuery mobile フレームワークと、Andre と一緒に作った、iPhone や Android で見にきたらモバイルバージョンに自動的に飛ばす Rails プラグインを組み合わせて使ってみることにしました。(こちらのリンクを使って、デスクトップブラウザからでもモバイル版をテストしてみることができます) (...)"
- この他、blip.tv の openSUSE チャンネルにはハック週間に参加している Novell 開発者たちへのインタビュービデオが多数アップロードされています。
更新状況
垣根を越えたコラボレーション (Collaboration Across Borders)
アプリインストーラ・ミーティング (「垣根を越えたコラボレーション」を承けて)
"さかのぼること昨年10月の openSUSE カンファレンスで、openSUSE における「アプリケーションのインストール」についていくつかのセッションがあったり、会場で立ち話が交わされました。今日においても、私たちはまだパッケージ中心のアプローチをしていますが、ユーザは通常パッケージがどうたらとかいうことはあまり気にしておらず、Firefox だとか LibreOffice だとか Frozen Bubble だとかいったアプリケーションに目がいっているのです。
私たちはこの問題をなんとかする最良の方法について調査し、とりあえずの結論に達しました。様々なディストリビューションで既にいろいろな人がこれに関連する技術に取り組んできている中、これこそが「垣根を越えたコラボレーション (Collaboration Across Borders)」の好例となるのではないかと考えたのです。この考えのもとに Vincent Untz がいくつかの他のディストリビューションの人たちに連絡をつけ、この件についてディストリビューションの枠を越えたミーティングを開いてみることに興味はないかと打診しました。この呼びかけには、みんなからの大いなる歓迎の声が返ってきました! これが、アプリインストーラ・ミーティング開催のそもそものきっかけだったのです。 (...)"
第1回 Bretzn スプリント: openSUSE 版「App Store」が見えてきた
"Novell は、1月21日から23日にかけて、ニュルンベルクの SUSE オフィスで第一回 Bretzn スプリントを開催しました。このスプリントの目的は、openSUSE 用のアプリケーションストアという概念を形にして検証することにありました。
ディストリビューション
SUSE Studio
Holger Hetterich: SMBTA Stresstest 0.0.2 リリース (SMB Traffic Analyzer 1.2.2 採用)
"SMB Traffic Analyzer ソフトウェアスイートのテスト用アプライアンス、SMBTA Stresstest 0.0.2 が SUSE Studio で公開されました。このテスト版のもう一つの利点は、SMB Traffic Analyzer を試してみたいと思った人が気軽に使ってみることができるということです。 (...)"
チームレポート
Build Service チーム
Build Service 統計情報
- Build Service 関連の統計情報については http://build.opensuse.org をご覧になってください。
GNOME チーム
Nelson Marques: Unity、Compiz、ATI…
"ついに私の開発リポジトリに Compiz パッケージを追加し、Unity そのものも付随するツールと合わせて追加することができました。
ATI ユーザーに関するバグレポートがいくつか Launchpad にあり、RADEON DRM ドライバーと FireGL (fglrx) ドライバーに関連しています。私が運よく ATI の問題に遭遇していないのは困った巡り合わせです。
KDE チーム
Sebastian Kügler: 4.6.0 公開
"つい先ほど、4.6.0 リリースを公開するためのボタンをポチッとしました。お好みのオペレーティングシステム用のパッケージは間もなく利用可能となるはずです。もう Factory 版については使えるようになっていますので、そちらをお使いならもう zypper コマンドを打ち込んでも大丈夫です。
このリリースは実際とても大きなステップで、見た目にもはっきりと分かるものからちょっと気付かないかもしれないものまで、たくさんの新機能が追加されています。それらの中には例えば、モバイルアプリケーションで KDE フレームワークをより使い易くしてくれるモバイルプロファイルなどがあります。更に、状況に応じてアプリケーションをグループ化する方法を追加したり、こういった操作をセッションのように管理したりすることができるアクティビティマネージャーも刷新しました。ということで、KDE 開発プラットフォームのページへ行って、Plasma ワークスペースやアプリケーションのどこが新しくなっているか読んでみてください。"
Will Stephenson: openSUSE KDE チーム2011年1月活動報告
"今週の openSUSE KDE チーム内ではどんなことが起こっていたでしょうか? 皆さんご存知のニュースとしては、KDE プロジェクトが昨日 4.6.0 をリリースしたことが挙げられるでしょう。openSUSE 11.4 では 4.6 を採用すべく準備していますが、もちろん現行の openSUSE リリースすべてに対応するものもダウンロードできるようになっています。4.6 はパフォーマンスが良くなり、Plasma ワークスペースの電源管理も改善されています。KDE 4.6 アプリケーションリリースでは、Marble 地図アプリでのナビゲーション機能が追加されたり、Dilphin でのファイル検索方法が増えたり、ソーシャルネットワーク経由での写真の共有といった機能が盛り込まれたりしています。KDE 4.6.0 は現在 KDE:Distro:Factory リポジトリから入手できるようになっています。KDE:Release:46 リポジトリも間もなく準備できて、そこから KDE 4.6 シリーズを逐次リリースしていくことになります。 (...)"
Sebastian Kügler: ウェブページを切り取って見せる
"Webslice アプレットは既に 4.4 から Plasma (正確には kdeplasma アドオン) に入っています。これを使うと、デスクトップにウェブページの一部を表示しておくことができるのです。あるページの一部をいつも見ておきたいときや、お気に入りの何かを表示しておきたいときなどに使うと便利なものです。
openFATE チーム
支持を集めているフィーチャーリクエスト
- 以下は、多くの賛同を集めているものの担当者が決まっていないフィーチャー (訳注: 機能の実装、追加、改変要望) です。実装を担当してくださる方を募集中です。
ダウンロードとインストールを並行して行えるように (得票数: 337)
"パッケージのダウンロードとインストールが並行して行えるようになれば、ネットワークインストールがより改善されると思います。"
起動中のスプラッシュ用に Plymouth を使う (得票数: 170)
"初めて Plymouth のことを聞いた時からこれを openFATE にリクエストしようと思ってましたが、この話を読んでますます、採用した方がいいと思うようになりました。
「起動プロセス中に起こるチラつきやモードの切り替えは全て、全体的な印象を損なうものです」という出だしで始まる Ray のコメントは特に興味深いものです。
ここで「デフォルトで GRUB を見せないようにする」という要望もまとめて論じてしまってもいいでしょうか?"
1-クリック・アンインストール (得票数: 137)
"簡単にソフトウェアを削除できる手段を!
例えば、あるアプリケーションを 1-クリックインストールで入れたとします (これにより、必要なパッケージが全てインストールされることになります)。そのような場合、その 1-クリック操作で入れたものを簡単に (ここでも 1-クリックで) 削除する手段があるべきです...言い換えると、インストールしたソフトウェアの (依存関係にあるパッケージもまとめての) 「1-クリック・アンインストール」です。"
SaX2 の代替ツールを 11.3 そして 11.4 にも入れてください (得票数: 111)
"自動設定で適切なモニタ/キーボード/マウスが見つけられなかったときの安全策として、11.3 には SaX2 の代替ツールが必要です。 (...)"
Popularity contest (人気投票) (得票数: 86)
"ユーザに好まれ、良く使われているパッケージについてのフィードバックが必要です。Debian には既に Popularity contest (popcon) という名前のツールが用意されています。 (...)"
オフラインで 1-クリックインストール (Linux 版の MSI) (得票数: 70)
"コミュニティ仲間の Raúl García から頂戴したアイデアです。
Windows における MSI と同じコンセプトでありながら、openSUSE の 1-クリックインストールのコンセプトを活かしたものを想定しています (それはつまり、簡単明瞭さとコード、セキュリティを引き継ぐということです)。 (...)"
YaST-Qt: もっと必要な情報が収められた "インストールのサマリー”を (得票数: 66)
"YaST Qt パッケージマネージャーは、"インストールのサマリー" ビュー内で zypper と同じようにできるだけ多くの情報、特に、想定される全体ダウンロードサイズとかその操作を実行するとどれだけのディスクスペースが開放/使用されるかといった情報を提供すべきです。"
問題が起こったときに YaST で表示されるダイアログのメッセージをもっと穏やかな表現に (得票数: 54)
"YaST2 の sw_single (ソフトウェア管理) で、競合問題が起こったりベンダ変更、アーキテクチャー変更が必要となる場合などに表示されるダイアログの文面は、多くのユーザにとってはまるで脅し文句のように思えてしまいます。
ダイアログでは通常、あまり多くのヘルプ情報が提供されず、問題解決のために3つの提案の中ならどれか一つを選ぶように求められます。これだと、不満の種になったり、今もなお RPM の依存関係地獄がなくなっていないという噂を広めたりしてしまうことにつながります。 (...)"
先週挙げられた新規フィーチャーリクエスト
- 以下は、 先週新たに挙げられたフィーチャーです。気になるものがあったらどうぞ投票、コメントお願いします。
リポジトリの削除にコミュニティリポジトリのリストを使う
"コミュニティリポジトリのリスト経由でリポジトリを追加した場合、削除する時も同じようにできるべきです。つまり、そこに削除対象のリストが表示され、それをチェックすることによりリポジトリを削除できるようにしておく、ということです。
更に言うなら、例えばどこかのリポジトリをそこから追加して何か問題が起こってしまったとき、同リストからそのリポジトリを外すことで YaST が「アップデート」をかけて、そのリポジトリから導入したパッケージを元の状態に戻してくれた上で、そのリポジトリを削除してくれるようにしておきたいところです。
YaST のソフトウェア管理ではそんな感じで同じリスト内からインストール/削除/更新するようになっているのです。"
Cyrus IMAPD を 2.4.x ブランチにアップデート
"openSUSE 11.4 ではまだ Cyrus IMAPD は 2.3.16 のままのようです。Cyrus のホームページを見てみると、2.3.16 は「レガシー」としてリストされています。
これはできることなら 2.4.6 (あるいはそれ以降の最新版) に変えた方が良くないですか?"
今後、openSUSE のインストール時にルーマニア語キーボードレイアウトが選択できるように
"openSUSE のインストール時に、ルーマニア語配列のキーボードが選べるようになっていません。
openSUSE をインストールした後に初めて KDE システム設定の入力デバイス -> キーボード -> Layouts で選択できるようになるのです。
openSUSE のインストール時にルーマニア語配列のキーボードも使えるようにしてください。"
YaST と KDE システム設定をマージする
"YaST と KDE システム設定をマージして、もっと仕組みが分かり易いものに…今は同じような設定があちこちに散らばってしまっています…"
ソフトウェア管理に人気投票やレビュー機能を追加
"ソフトウェア管理に人気投票やレビュー機能を追加しましょう。この機能は既に Linux Mint で採用されていて、まもなく Ubuntu でも採用されることになっています。"
クラウド用に Humane アドレス帳を
"動機
このプロジェクトはアドレス帳がどうこうというものではありません。連絡先をアルファベット順に並べて表示するだとか、肩書き、ミドルネーム、郵便番号、各種電話番号が書き込めるフィールドを用意しようということでもありませんし、メタな連絡先というコンセプトも関係なく、連絡先の同期だとか、IM の状態お知らせだとか、デバイスの利用可能状況だとか、フォーマットだとか、API だとかいった技術的な問題について言っているのではないのです。
このプロジェクトはクラウド時代に生きる人々を扱うことでコンピュータをあなたの役に立つものにしていこうというものなのです。 (...)"
システム設定の変更をログとして保存できるように
"新しいバージョンに移行するとしばしば (常に?) これまで使ってきたシステムに施してきた変更と揃えるために、新しいリリースの設定を手作業でいじらなければいけなくなります。こういった変更が一つのファイルにログとして保存しておけるようになれば、少なくとも手作業でどこをいじらなければいけなくなるか一覧できるようになりますし、長い目で見れば、このログを元にして設定作業を自動化していくこともできるのではないかと思います。 (...)"
一枚の DVD を Live 版としてもインストール用としても使えるように
"一枚の openSUSE DVD を (Ubuntu や Fedora などのように) インストール用としても Live デモ版としても使えるようにしましょう。"
MintMenu をデフォルトで openSUSE に組み込む
"openSUSE でも MintMenu がデフォルトで使えるようにする。
- 現状の一つの派生として考えます
- 現状よりも機能豊富となり、人気も博するでしょう
- 使い勝手も向上します
既に OBS から導入できるようになっています。 http://download.opensuse.org/repositories/home:/unamanic/openSUSE_11.3/ "
openFATE 登録フィーチャー統計情報
Testing チーム
Larry Finger: 週刊ニュース1月29日号
"次回の Testing コアチームの IRC ミーティングは2011年1月31日、18:00 UTC (日本時間: 2月1日 AM 3:00) からです。
ミーティングでは、11.4 M6 使ってみての感触や、見つけたバグについて話し合う予定です。
チームメンバーの Bernhard Wiedemann の考えた QA テストは、KVM 仮想マシンの限られたハードウェア上でのテストしかしていないものの、リリース時の問題を回避してできるだけ効果的にテストを進めようという試みです。これらのテスト方法は日毎に進化しています。例えば、M6 の x86_64 DVD は標準 DVD には収まらないサイズなのです。この先こういったことが起こらないように、Bernhard は将来のビルドでサイズが上限を越えないようにチェックする機能を追加しました。
3月の GM のリリースに向けて、この M6 を徹底的にテストし、可能な限りバグを見つけて修正していくことはものすごく大切なことです。他の人の環境では起こらないような問題が、あなたの環境では起こるかもしれないということを憶えておいてください。あなたがそういったバグを見つけて報告をあげない限り、3月までに修正されることもないでしょう。"
翻訳 (Translation) チーム
Weekly News チーム
Sascha Manns: openSUSE Weekly News ミニ世論調査
"openSUSE Weekly News、読んでます? でしたらぜひともこのアンケートに答えてください。
皆さんからの声が多く寄せられれば寄せられるほど、いい紙面ができていくことにつながるんです。:-)"
コミュニティ内での出来事
Frank Karlitschek: 世界に挑戦するための二つの凄いミーティング
"先週私はニュルンベルクの SUSE オフィスで開かれた二つの興味深い開発者スプリントに参加しました。
Linux 世界の住人の間では最近ことに、一般ユーザやサードパーティーの開発者を惹きつけるためにはいいアプリケーションインストーラ (アプリケーションストア) が必要だと認識されるようになってきています。現在のパッケージパッケージマネージャーはエンドユーザには少々複雑に見えるようです。普通のユーザは依存関係だとかライブラリだとかいったような内輪の事情には無頓着なものです。ユーザが気にするのはむしろ、スクリーンショットだとか説明文、人気ランキング、キーワード、コメント、友人の薦めなどといった、現在のパッケージマネージャーからは提供されていないものだったりするのです。ということで、現在のパッケージ管理をベースにした、もっといいアプリケーション検索・インストールツールを作ろうじゃないかというアイデアが膨らんできました。 (...)"
Jos Poortvliet: オランダでの openSUSE
"5月に、オランダ "HCC" コンピュータクラブが Linux の日というイベントを開催します。その主催者から、そこで何か話してみる気はないかと打診を受けました。いいですね、やりましょう。でもって、ブースとかも展開できたら更にいいですね。でもそれは私一人でなんとかなるものではありません。ということで、オランダの openSUSE ユーザの皆さん、協力してくださる気持ちをお持ちでしたら私にご一報ください! (...)"
Jos Poortvliet: 金曜日の LCA (Linux Conf Australia)
"今日も Linux Conf Australia に参加しています。新しい写真も撮りましたので、以下 (訳注: リンク先原文) をご覧になってください。
いくつか覚書を:
- 地元の Novell/SUSE の人たちとお話しました - オーストラリア、ニュージーランドでも openSUSE を推していくために、もっともっと協力していこうと約束を交わしたのです。私たちの技術はご当地の人たちにとっても間違いなくお役に立つものだと思います。そして、私たちが彼らから学べることも沢山あるはずです... (...)"
イベント & ミーティング
終了分:
- 2011年1月24-28日: 第6回ハック週間 (Hackweek VI)
- 2011年1月26日: openSUSE Board 選挙 2010 投票締切り - 結果発表
- 2011年1月27日: openSUSE KDE チームミーティング
- 2011年1月31日: 第21回 openSUSE Testing コアチームミーティング
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
Ambassador 通信
Pavol Rusnak: GNOME Python ハックフェスタ、アプリインストーラ・ミーティング、Bretzn ハックフェスタ
"なんともクールで充実した一週間でした! でも、話は最初から始めましょう…
数ヶ月前に、プラハで brmlab というハッカースペースを立ち上げてみようということが決まりました。ほとんどの人はハードウェアをいじる人たちだったのですが、中には私のようなソフトウェア方面の者もいたりします。11月の終わり、私たちのもとに Tomeu から連絡があり、私たちのハッカースペースで GNOME Python ハックフェスタを開かせてもらえないかとの打診を受けたのでした。その申し出は非常に心そそるもので、私たちは快諾の上いろいろとプランを練り始めました。結局、9名の GNOME と Python に携わっている FOSS ハッカーたちが集まり、プラハでの楽しいひとときを過ごせてもらえたものと思います。部屋代を払うことなく使えるハッカースペースというのは素晴らしいコンセプトで、仲間たちも普段交流のない FOSS の開発者たちと会ったり OLPC XO-1 といった珍しいハードウェアに触れられるいい機会を得ることができました。 (...)"
ギリシャ openSUSE Ambassadors: ギリシャの風習 (新年のお祝いパイ)
"ここギリシャでは、新年のお祝いとしてプレゼントを交換するだけでなく、中にコインを仕込んである新年のパイをカットするという習わしがあります。隠されているコインを見つけることができた人は特別なプレゼントをもらうことができ、新しい年が良い年となるとされているのです。ヴォロス (Volos) の Linux ユーザグループ Volug とラリサ (Larisa) の Linux チーム Teiler には仲間が所属しているのですが、それぞれこの新年パイのカットパーティーを開いたのです。私もそのパーティーにお邪魔して、openSUSE や openSUSE コミュニティについて宣伝してきました。集まった人たちはみんな、openSUSE ディストリビューションに興味を持ったようでした。皆さんから Tumbleweed や Evergreen についていろいろ質問を受けて答えたり、新しい 11.4 や OBS についてお話したので、多くの方が openSUSE コミュニティやギリシャコミュニティのやってきたことに興味を持ってくれたようです。何枚か CD や DVD、ポスターも持っていったので、配ってきました。次回は、一緒にイベントを企画しようということで話がまとまりました。残念ながら写真を撮ってくることはできませんでした。最初のパーティーではあと一息で隠しコインを見つけることができそうだったんですが、次の人に持ってかれちゃいました。 (...)"
コミュニケーションチャンネル
貢献者
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Javier Llorente: Apache を Oxygen 化する
"apache2-icons-oxygen を KDE 4.6 RC2 のアイコンを使ってアップデートしました。Nuno & Co、どうもありがとう! Apache のディレクトリリストはちょっと見た目がよくなりました ;-) (...)"
Sascha Manns: 新規/更新 アプリケーション
"先日来、以下のソフトウェアを更新、または追加しました。
- shutter: 新規追加。こちら openSUSE:Factory:Contrib から入手可能。
- calibre: 更新。こちら home:thomas-schraitle:calibre から入手可能。
- bleachbit: 更新。こちら openSUSE:Factory:Contrib から入手可能。
これらで楽しんでください (Have a lot of fun) :-)"
Packman: vlc-1.1.6-1.pm
- オリジナル開発サイト VideoLAN より:
"VLC はフリーでオープンソースのクロスプラットフォームなマルチメディアプレイヤーおよびフレームワークで、ほとんどのマルチメディアファイル形式と、DVD、オーディオCD、ビデオCD、さまざまなストリーミングプロトコルを再生可能です。
使い方はとてもシンプルですが、非常に強力で拡張可能です。 (...)"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
カーネルレビュー
Rares Aioanei: カーネル週刊ニュース – 2011年1月29日号
"みなさん、こんにちは! 1月最後のカーネル週刊ニュースへようこそ!
カーネルの世界ではクールなアップデートがいくつかあったよ。読んでいってね… (...)"
- 以下、先週 Web 上に発表/公開された Linux カーネル関連ニュースです。原文記事の一節 (OWN-ja チームによる参考訳) と合わせてリンクをご紹介します:
h-online/Thorsten Lemmhuis: Kernel Log: 2.6.38 の変更点 (パート 1) – グラフィックス
"カーネルバージョン 2.6.38 は AMD の新しい Fusion CPU をサポートし、現行の GeForce と Radeon グラフィックカードによる 2D および 3D のアクセラレーションを提供します。Intel プロセッサ内のグラフィックコアの電力経済性は改善されました。新しいページフリッピング機能の狙いは、画像のフリッカー、チラつき (ティアリング) 、不完全なレンダリングの問題を取り去ることです。 (...)"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
- 以下、openSUSE や Linux、フリー/オープンソースソフトウェアを使ううえで知っておくと何かと役に立つ情報へのリンクを、原文記事の一節 (OWN-ja チームによる参考訳) と合わせてご紹介します:
デスクトップユーザ向け
MakeUseOf/Jessica Cam Wong: GIMP でスクリーンショットにフキダシを付ける方法
"これまで,アートワーク作りで腕試しをするために、初心者と上級者、両方に向けたいくつかの GIMP チュートリアルを見てきました。なぜそんなことをするのかと言えば、GIMP は驚くべき作品を作り上げることができるからです。特に他のオープンソースソフトウェアと連携することでより優れた結果が得られます。これは GIMP で (ウェブ中で見かける広告のように) 写真をマンガ調にする面白いチュートリアルです。こちらはイメージマップを製作する方法、そしてスクリーンショットにズーム効果をかけるものもあります。きっと皆さんもご存知なかったと思いますが、GIMP の可能性には本当にワクワクさせられます。 (...)"
コマンド/スクリプト初心者向け
BashShell.net/mike: 位置パラメータ
"コマンドライン引数を 1、2、3、4 といった名前で保持する特殊なビルトイン環境変数が位置パラメータです。これらは $1、$2、$3、$4 のように指し示されます。引数 $0 はそのスクリプト自身の名前です。これらのパラメーターは位置により名前が決定します。これはスクリプト内でその参照はそれらのコマンドライン上での位置に対するものだからです。 (...)"
開発者/プログラマ向け
Packt/Ninad Sathaye: Python Multimedia: 画像をパワーアップする
"Python は高水準のオブジェクト指向言語で包括的な標準ライブラリを備えています。特に Python は他の言語と比べて、誰でも複雑なアプリケーションを非常に素早く開発することができます。マルチメディアアプリケーションの応用は幅広い分野に分布しています。画像、動画、そして他の視覚的効果を扱うプログラムを書くことは大変素晴らしいものです。全てのアプリケーションが視聴覚効果を最大限に活かせるわけではありませんが、一定のマルチメディアはどのようなアプリケーションでも大変魅力的にしてくれます。
『Python Multimedia』 の著者である Ninad Sathaye の手によるこの記事では、以下のレシピを扱っています:
- ブライトネス (輝度) とコントラストの調整
- 画像内の色の入れ替え
- 花の色を変化させる (...)"
Nettuts+/Burak Guzel: 上級正規表現 ヒント & テクニック集
"正規表現は明確なパターンを用いた情報検索用のスイスアーミーナイフです。正規表現にはツールの幅広い蓄積があり、そのうちのいくつかはしばしば日の目を見なかったり活用されていなかったりします。今日は正規表現を用いた作業のための上級テクニックとコツをご紹介します。 (...)"
システム管理者向け
HowtoForge/Falko Timme: VBoxHeadless – VirtualBox 4.0 を用いてヘッドレス openSUSE 11.3 サーバー上で仮想マシンを動かす
"このガイドでは、どのようにしてヘッドレス (デスクトップ環境のない) openSUSE 11.3 サーバー上で VirtualBox 4.0 による仮想マシンを動かすことができるのか説明します。通常、仮想マシンを管理するためには VirtualBox GUI を使用しますが、サーバーはデスクトップ環境を備えていません。幸運にも、VirtualBox には VBoxHeadless と呼ばれるツールが提供されており、リモートデスクトップ接続を介して仮想マシンに接続することができます。そのため、VirtualBox GUI は必要ではありません。 (...)"
Linux.com/Jack Wallen: Linux で削除したファイルを取り戻し、ファイルシステムを修復する
"Linux はいつまでも使い続けられるほどに堅牢なオペレーティングシステムです。ですが、Linux を動かしているハードウェアも同様に堅牢であるということにはなりません。ハードディスクドライブはファイルシステムにエラーを生じさせやすいものです。そして、OS がどれほど安定していていようとも、うっかりファイルやフォルダを削除してしまうことは防げません。でも、失望しないでください。Linux はファイルシステムのエラーを修復し、削除してしまったファイルを取り戻す助けとなるツールを多数備えています。
どんなツールでしょうか。まず最初に e2fsck、scalpel の使い方を見ていき、lsof でかなり突っ込んだことができるということを説明していきます。これらのコマンドがどのようにしてファイルシステムをエラーから開放する助けになるのか、突発的な削除からファイルを助け出すのか、見てみましょう。 (...)"
Linuxaria: 2 台のサーバー間で帯域をテストするための 3 つのコマンドラインツール
"しばしばあまり知られていなかったり、問題発生ないしはインフラ変更後見直さなければいけなくなる要素の一つに、ネットワークというものがあります。
しかし、どのようにすれば 2 台のサーバー間の速度を正確に計測できるのでしょうか。
ftp、scp などのファイル転送プロトコルを使う方もいるでしょう。これらはいくらかの目安を与えてくれます。しかし、計測で得られるのは、恐らくディスクやCPUの限界です。
この記事では、ディスクを使うことなく、コマンドラインから帯域を計測する三つの方法をご紹介します。 (...)"
Planet SUSE
Holger Hetterich: SMB Traffic Analyzer、ローリングアップデートディストリビューション openSUSE Tumbleweed に取り込まれる
"SMB Traffic Analyzer (以下 SMBTA) ソフトウェアパッケージ (最新の Samba に SMBTA VFS モジュール、smbtad、smbtatools を取り込んだ物) 一式が openSUSE Tumbleweed ディストリビューション に取り込まれ、SMBTA がすぐに使える準備が整いました。私のブログは openSUSE コミュニティ外の方にもいくらか読まれておりますので、この場を使って Tumbleweed プロジェクトについて、このプロジェクトに関心をお持ちでなかった皆様に興味をもっていただけるようなちょっとした紹介を行います (...)"
Michael Meeks: LibreOffice – 我々の最初のリリース
"本日、LibreOffice の最初の安定版が リリースされました。本当にすごくエキサイティング!で、重要なマイルストーンです。もちろん、皆さんが GNU/Linux か Unix ディストリビューションをお使いなら、皆さんのディストリビューションのパッケージャは私たちのリリース予定を知っていたでしょうから、それぞれのディストリビューションですぐに利用可能になるでしょう。使えるならばそちらを使ったほうがいいでしょう - システムによりよく統合されるでしょうし、いくぶんか早くなっているでしょう。
Windows や Mac をお使いなら、ダウンロードサイトから直接取ってきて、今すぐ試してみてください。 (...)"
Kostas Koudaras: Evergreen プロジェクトとは何? Wolfgang Rosenauer へのインタビュー
"すべてのエディションに二年間のサポートを提供するディストリビューションであるということが、openSUSE ディストリビューションのもうひとつの魅力だと言えます。あるコミュニティにおいて、何かが十分ではない、もっと別の何かだ、とただいうだけのことと、実際にそれをすることはまた別のことなのです。Wolfgang Rosenauer はそういったものがユーザーに利益をもたらすものだと考え、プロジェクト Evergreen が誕生したのです。 (...)"
openSUSE フォーラム
openSUSE のフリーな LTS (長期サポート) バージョンが私のお願いリストのトップです
openSUSE は 8 ヶ月ごとのリリースサイクルを持っています。つまり新しいバージョンは8ヶ月ごとにリリースされ、それぞれのバージョンは24ヶ月サポートされます。この方法をとっている理由は数多くあるんですが、サーバーのように、LTS (Long Term Support) バージョンが必要な状況というのも同じぐらい数多くあるでしょう。このスレッドは、少なくとも何人かはこういう要求を持っている人がいると教えてくれます。また openSUSE の LTS バージョンのために、すでに進んでいるいくつかの取り組みがあることも見せてくれます。
システム障害 (XP とのデュアルブート)
よく話題に登るトラブル:インストールメディアが必要なもう一方の OS に問題が起きると、そのせいでインストールされたオペレーティングシステムを管理するブートローダが消えてしまい、openSUSE が起動しなくなることがあります。このユーザーは XP で起きたクラッシュにより、起動する OS のない、無限ループへと迷いこんでしまいました。この問題は解決していませんが、現在もまだ進行しています……
Kernel 2.6.37 がブートしない
詳しい方はタイトルから openSUSE Factory か openSUSE 11.4 マイルストーン 5 のユーザーが起こした問題だと思ったかもしれません。カーネル 2.6.37 はこれらで利用されているためです。どちらも正しくはなく、サポートされていないリポジトリが 1-クリック インストールの過程で追加され、そこからカーネルはインストールされました。スレッドの作成者と他の参加者がどのようにしてこれを発見したのか、ちょっと目を通してみてください。
今週のサブフォーラム
サポート以外のことをお探しならこちらへ (Looking for something other than support)
ここはハードウェアについてのアドバイスを求めたり、プロプライエタリなソフトの代わりになるオープンソースのソフトはどれなのかとか、コミュニティの仲間たちが計画していることについての意見だとか、「私の持っている ... は openSUSE で使えるか」というようなことを聞くための場です。時には歯に衣着せぬレスが付くこともありますが、面白い話が展開されることもありますよ。
Web 上の記事から
- openSUSE に限らず Linux、FLOSS 界隈で話題となっている注目情報へのリンクを、原文記事の一節 (OWN-ja チームによる参考訳) と合わせてご紹介します:
参加者募集
LinuxCon Japan 2011 | Call For Participation (発表者募集)
"*LinuxCon Japan 2011 発表者募集*
- 提案書は、3 月 11 日深夜 (太平洋時間) までに提出してください。
The Linux Foundation は、メンバーやオープン ソース開発コミュニティのリソースを集結して、Linux の自由と技術的発展を維持することにより、Linux の推進、保護、および発展に努めています。 イベントもその手段のひとつです。
LinuxCon Japan は、アジア地域における最大の Linux カンファレンスです。コア開発者、管理者、ユーザー、コミュニティ マネージャー、業界専門家が一堂に会します。このイベントは、単に協業を推進するだけでなく、日本やアジア諸国と世界の Linux コミュニティとの今後の交流を促進するものです。各種プレゼンテーション、チュートリアル、BOF (分科会) セッション、基調講演、ミニサミットなどが用意されています。LinuxCon Japan は、The Linux Foundation が主催する日本・アジア地域のカンファレンスです。日本、アジア、および世界中のトップクラスの開発者が集結します。
The Linux Foundation は、LinuxCon Japan 2011 におけるスピーチ案を募集いたします。LF のメンバーのほか、Linux / OSS に重要な影響力を持つテクニカル、ビジネス、リーガル分野のリーダーの方々は、ぜひ CFP にご応募 (英語) ください。(...)"
SambaXP 2011
"ドイツ、ゲッチンゲンで行われる The Samba eXPerience 2011 は、第10回(!) になる、開発者およびユーザー向けの国際 Samba カンファレンスです。Samba チームとあって、要求や新しい機能について議論したり、今の開発状況について状況を把握しましょう! このカンファレンスは SerNet によって主催されます。 2011年5月9日~11日 – ドイツ・ゲッチンゲン、ホテル Freizeit にて (...)"
レポート
ServerWatch/Sean Michael Kerner: Dell、Linux アプライアンス開発で Novell と提携
"IBM、VMware、SAP、Dell にある共通点は何だろう? Linux アプライアンスの開発に Novell のツールを使っていることだ。
Novell は24日、Dell が、同社の『SUSE Appliance Program』に加わることを発表した。提携の金銭的条件は明らかになっていない。SUSE Appliance Program は、アプライアンス技術『SUSE Studio』を支援するもので、ベンダーはこれを利用して、独自の Linux ソフトウェア アプライアンスの開発や管理を容易に行なうことができる。 (...)"
ZDNet/J.A. Watson: openSUSE はどうなっているんだ?
"この記事はいかなる意味においても openSUSE プロジェクトを批判しようというものではありません。私が書こうとしていることは、今のところマイルストーン5まで来た次のリリースについての懸念についてがほとんどなのです。プレリリース版のソフトウェアとはどういうものか私も重々承知していますし、確実性に欠けたり不安定だったりするのは今は仕方がないと分かっています。私が懸念しており、似たような/よりよい/より悪い経験をした人たちからコメントいただけるような発見に、皆さんに感心を持っていただきたいと思っているのです。もしすごく運がよければ、誰かが何か間違いを指摘してくれて、それで終りになるんですが! (...)"
OStatic/Susan Linton: すべてのための一つのパッケージマネージャ
"すべてのディストリビューションのための汎用的パッケージフォーマットというアイディアはここ数年で何度か論争を産んできました。特筆すべきものの一つは Ryan C. Gordon の FatELF ファイル というアイディアです。これに対する反応は、支持派から懐疑派まで、真っ二つに分かれました。えー、ここにまた、"共通アプリケーションインストーラとそのインフラストラクチャ" の実現のために主要ディストリビューションからなる新しいチームが集結したようです。(...)"
OStatic/Susan Linton: LibreOffice の次の段階は?
"次のバージョンの計画の叩き台が作られたとき、LibreOffice 3.3 はまだリリースすらされていませんでした。今やリリースプランは開発指針と同程度に整ったものとなっています。
The Document Foundation (TDF) によると、定期リリースプランは一般に受け入れられている「予定は未定」モデルより生産的です。TDF は「規範を推進し、リリースを予測可能なものにすることで、定期的なリリースを可能にする」と述べています。リリース間隔は一定ではありません。バグ修正によるマイナーバージョンは、機能追加を目的とするメジャーバージョンより簡単かつ素早くリリース準備が整うからです。TDF はまた、LibreOffice のリリースからユーザーの手に渡るまでの遅れを最小限にするため、6ヶ月おきのリリーススケジュールを持っているいくつかのディストリビューションとの同期も考慮に入れています。そのため、彼らの目標は6ヶ月おきのリリースを行うことなのです。これを助け、リリースサイクルを加速できるようにするため、デイリースナップショットのリリースと自動ビルドプロセスの採用も予定しています。 (...)"
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クレジット
- Sascha Manns (英語版編集長)
- Gertjan Lettink (『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (『イベント & ミーティング』情報担当)
- Thomas Schraitle (英語版 DocBook 指導)
- Satoru Matsumoto (日本語版編集/翻訳)
- Naruhiko Ogasawara(日本語版編集/翻訳)
- Ko Kazaana(日本語版編集/翻訳)
- Yuta Hanayama (日本語版編集/翻訳)
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