openSUSE Weekly News/159
openSUSE Weekly News 日本語版 第159号 今週の見出し
- OBS の本を作ろうプロジェクト
- Andrew Wafaa: ロボットと一緒に新しい Geeko の登場をカウントダウン
- Stefan Seyfried: KVM ゲストのデスクトップサイズを広げる
- Vincent Untz: アプリケーションインストーラに関するディストリビューション間ミーティング
- Linux User & Developer: Jos Poortvliet による第96回 openSUSE コラム
編集/翻訳: openSUSE Weekly News 日本語版チーム (OWN-ja チーム)
お知らせ
OBS の本を作ろうプロジェクト
"openSUSE Build Service (OBS) には問題があります。ものすごく強力なんですが、そのことを誰も知らないのです。言い換えると、要するに誰もその活用法を理解していないのです。
これまで、関連文書は Wiki 上にしかありませんでした。Wiki が今でも、またこれからもいい参照文書たりうることは間違いありませんが、我々 OBS ユーザ/開発者の間ではもっと構成が分かり易く、編集の行き届いた情報が欲しいという思いも膨らんでいます。要するに、全体を眺めてみることのできる、実際に手に持つことのできる本みたいなものがあるといいよね、ということです。
ということで、openSUSE ドキュメントプロジェクトの一環として、そういった本を書くためのインフラを作り始めています。つまり、その文書を DocBook で書き、そのソースを svn で管理するということです。 (...)"
第6回ハック週間 (Hackweek VI)
第6回ハック週間 (Hackweek VI)
"2011年1月24日から28日にかけて、第6回ハック週間 (Hackweek VI)が開催されます。
ハック週間というのは、openSUSE コミュニティに対する Novell からの最も大きな還元の一つで、普段の職務を離れて、まるまる一週間業務時間を使ってフリー/オープンソースソフトウェアに関われる機会を開発者に与えようという試みです。昨年の第5回ハック週間では、froxlor (サーバ管理パネル)、Shelterbox 用の寄附管理アプリ、SUSE Studio の GUI クライアントをはじめとする何百もの成果をあげることができました。またこれまでのハック週間からは Tasque だとか Giver といったような、現在のデスクトップ Linux を支えるようなプロジェクトも誕生してきました。 (...)"
Michal Čihař: ハック週間と Cammu での Symbian サポート
"ちょうどみんながあまり使わない時期だからということで内部システムをいじったり入れ換えたりするのに時間を食ってしまったため、昨年はハック週間中あまり業務から離れたプロジェクトに関わる時間が取れませんでした。今年はどうやらそういうことにはなりそうもないので、Gammu に時間を割いてみようと思っています。
考えているのは、Symbian スマートフォンのサポートを実装することです。これは何度となくあげられる機能リクエストの一つなんですが、Series60-remote のおかげでなんとか実装する目処も立ってきたものなんです。現在は、Symbian で使えるアプレット ーー その機能を拡張できたり、足りない機能があれば後から追加できるようなアプレット ーー を追加してみようと計画しています。
更新状況
ディストリビューション
チームレポート
Build Service チーム
Build Service 統計情報
- Build Service 関連の統計情報については http://build.opensuse.org をご覧になってください。
GNOME チーム
Nelson Marques: Ubuntu ソフトウェアにおける大規模なアップデート……
"openSUSE への Ayatana Project ソフトウェア導入に向け現在行っている作業に関して、いくつかの短い最新情報があります。
1 ソフトウェアアップデート
最近、Canonical は新機能と非常によい改善を提供するアップデート群をリリースしました (Indicators は反応がよくなったようです) 。このうちのいくつかはダウンストリームの開発者によりもたらされたものです。私の見る限り、アップストリームとしてCanonicalは立派に務めを果たしたと言え<るでしょう。全てのパッケージを最新版にアップデートしてみましたが、いくつかのパッチが不要になりました。
2. Unity
Unity は目標に一歩近づきました。Unity のため、私は Unity ドキュメンテーションにより示された 適切なブランチから Compiz の git スナップショットを得て、パッケージングすることから始めました。これは私に取って cmake という新しい試みになりました。とても時間がかかりましたが、cmake に関するドキュメントを読みながら終えることが出来ました。私の Compiz 関連パッケージは主に OBS X11:Compiz リポジトリを基にしており、多くの凄い仕事をされたオリジナルプロジェクトのパッケージャーの方々がクレジットされるべきでしょう。現在、Unity をテストするために 3 パッケージ不足しています。openSUSE Factory ユーザーの間で生じていた ATI (訳注: 現在は AMD) ハードウェア周辺の問題は、最近のカーネルと mesa のアップデートで修正されたようです。私の環境では FireGL が利用可能になり、Unity を適切にテストできるようになり、openSUSE への統合のため確認を行えるようになりました。
(...)
3. GNOME:Ayatana リポジトリ
最近の変更を含め、GNOME:Ayatana リポジトリが二週間以内に公開される予定です。当面の間、これは Ayatana の Indicators と Unity を提供します。現在、私は libappindicator スタックと、その Indicators に関して作業しています。現在私は GTK+ スタックで要求されるパッチをテストしているところですが、これが、第2段階へ進んで GNOME:Ayatana を磨きあげ、公開する前に越えなければいけない最後の障害でしょう。
(...)
4. アートワーク
私は GNOME:Ayatana で Ubuntu の Light Theme (Ambiance と Radiance) と、パッチを当てこれらのテーマを完璧に描画できる Metacity を提供しています。テーマオリジナルの色を変えたり、手を加えたりといったことは全くしていません。そのため、これらは SUSE の緑ではなく、ちょっと Ubuntu のオレンジに近いでしょう。
(...)
5. GTK2、GTK3 と QT
KED ユーザー (今のところは Indicators のみです) のため QT サポートを行うことも検討していますが、GTK3 の実装は明日には終わるはずです。
openFATE チーム
支持を集めているフィーチャーリクエスト
- 以下は、多くの賛同を集めているものの担当者が決まっていないフィーチャー (訳注: 機能の実装、追加、改変要望) です。実装を担当してくださる方を募集中です。
ダウンロードとインストールを並行して行えるように (得票数: 334)
"パッケージのダウンロードとインストールが並行して行えるようになれば、ネットワークインストールがより改善されると思います。"
起動中のスプラッシュ用に Plymouth を使う (得票数: 166)
"初めて Plymouth のことを聞いた時からこれを openFATE にリクエストしようと思ってましたが、この話を読んでますます、採用した方がいいと思うようになりました。
「起動プロセス中に起こるチラつきやモードの切り替えは全て、全体的な印象を損なうものです」という出だしで始まる Ray のコメントは特に興味深いものです。
ここで「デフォルトで GRUB を見せないようにする」という要望もまとめて論じてしまってもいいでしょうか?"
1-クリック・アンインストール (得票数: 134)
"簡単にソフトウェアを削除できる手段を!
例えば、あるアプリケーションを 1-クリックインストールで入れたとします (これにより、必要なパッケージが全てインストールされることになります)。そのような場合、その 1-クリック操作で入れたものを簡単に (ここでも 1-クリックで) 削除する手段があるべきです...言い換えると、インストールしたソフトウェアの (依存関係にあるパッケージもまとめての) 「1-クリック・アンインストール」です。"
SaX2 の代替ツールを 11.3 そして 11.4 にも入れてください (得票数: 106)
"自動設定で適切なモニタ/キーボード/マウスが見つけられなかったときの安全策として、11.3 には SaX2 の代替ツールが必要です。 (...)"
Popularity contest (人気投票) (得票数: 84)
"ユーザに好まれ、良く使われているパッケージについてのフィードバックが必要です。Debian には既に Popularity contest (popcon) という名前のツールが用意されています。 (...)"
オフラインで 1-クリックインストール (Linux 版の MSI) (得票数: 69)
"コミュニティ仲間の Raúl García から頂戴したアイデアです。
Windows における MSI と同じコンセプトでありながら、openSUSE の 1-クリックインストールのコンセプトを活かしたものを想定しています (それはつまり、簡単明瞭さとコード、セキュリティを引き継ぐということです)。 (...)"
YaST-Qt: もっと必要な情報が収められた "インストールのサマリー”を (得票数: 64)
"YaST Qt パッケージマネージャーは、"インストールのサマリー" ビュー内で zypper と同じようにできるだけ多くの情報、特に、想定される全体ダウンロードサイズとかその操作を実行するとどれだけのディスクスペースが開放/使用されるかといった情報を提供すべきです。"
問題が起こったときに YaST で表示されるダイアログのメッセージをもっと穏やかな表現に (得票数: 50)
"YaST2 の sw_single (ソフトウェア管理) で、競合問題が起こったりベンダ変更、アーキテクチャー変更が必要となる場合などに表示されるダイアログの文面は、多くのユーザにとってはまるで脅し文句のように思えてしまいます。
ダイアログでは通常、あまり多くのヘルプ情報が提供されず、問題解決のために3つの提案の中ならどれか一つを選ぶように求められます。これだと、不満の種になったり、今もなお RPM の依存関係地獄がなくなっていないという噂を広めたりしてしまうことにつながります。 (...)"
先週挙げられた新規フィーチャーリクエスト
- 以下は、 先週新たに挙げられたフィーチャーです。気になるものがあったらどうぞ投票、コメントお願いします。
openSUSE にも Akmod のようなものを
"11.4 ではなく Tumbleweed 関連です。
Fedora には、kmod (訳注: Ascii デジタル用語辞典での解説など参照願います) のない新しいカーネルをロードする際、起動時に kmod を生成したり、openSUSE でいうところの kmp を使うための、Akmod あるいは Automatic Kernel Module と呼ばれるとっても便利なツールがあります。openSUSE でもローリングリリース、Tumbleweed を提供していこうという動きがある中、こういった機能はこれまでにも増して重要となってくるでしょう。新しいカーネルが出る度に Tumbleweed 用に kmp をリビルドしようという計画がないのであればなおさらです。2.6.34 シリーズまでしかサポートしていない NVIDIA kmp の場合などは該当しないのでしょうけれど。"
デフォルトのファイル共有設定を (Ubuntu や Mac OSX みたいに) 簡単に
"シンプルな共有フォルダや Dropbox フォルダをデフォルトでアカウントごとに使えるようにしましょう。
ホームユーザにとっては、家庭内ネットワークで簡単にファイル共有できるにこしたことはありません。Ubuntu はこの機能を、共有と許可という簡単な仕組みでとても上品に提供しています。openSUSE も含め、ほとんどのディストリビューションで現在使われているツールは分りにくくて使い物になりません。Ubuntu/Kubuntu で使われている Samba の取り扱い方など、いただいてしまいませんか。"
YaST 経由で MAC アドレスをいじれるように
"YaST では MAC アドレスを変更することができません。今これをしようと思ったら、ifconfig eth0 hw ether 00:00:00:11:22:33 みたいなコマンドを打つしかありません。どうです、こんなのって SUSE らしくないですよね。
MAC アドレスの変更なんて、YaST でちゃちゃっと済ませたいです。"
デスクトップのテーマについて (SuSE-Elegant にするっていうのはどうでしょうか?)
"デフォルトのテーマを Cristian Rodriguez の作ってくれた SuSE-Elegant に変えてみるっていうのはいかがでしょう? http://kde-look.org/content/show.php/SuSE+Elegant?content=117251 + そこに記載されているリンクを見てみてください。
少なくとも、grub/boot/kdm/kde-screens を簡単に変更できるようなパッケージを提供できるといいんじゃないでしょうか。"
サウンドカードがインストールされている場合、デフォルトでシステムベル音を無効にする
"openSUSE をインストールした後私が最初にすることの一つは、~/.inputrc に
set bell-style none
と書き加えてシステムベルを無効化することです。
このボリュームが必要以上に高いのです。コマンドラインでうっかり余計に Backspace を叩いてしまう事の多い私は、この音が突然鳴るたびにドッキリさせられてしまうのです。
私からの提案: サウンドカードがインストールされていないのでない限り、デフォルトでシステムベル音を無効にする。"
11.4 には Xfce 4.8 を
"openSUSE 11.4 には新しい Xfce 4.8 を採用しましょう。"
faillog、pam_tally、pam_tally2、pam_faillock をまとめる
"ログインの失敗それがどう処理されたかを追跡するには、以下の4つの方法があります: faillog、pam_tally、pam_tally2、pam_faillock。しかしこれらは互換性がなく、設定するのもものすごくたいへんです。
目標: 新しいモジュール "pam_faillog" を書いて、上記の全てと入れ換えてしまう。これは現行のすべてのデータベースを読み込めて、全ての機能をサポートできなければいけないけれど、先進的な PAM の機能を使ってとても簡単に設定できるようでなければいけない。
このモジュールはアプリケーション呼び出しの挙動が正しいことを前提にしています。つまり、アプリケーションが正しく振舞うかどうかチェックし、場合によっては問題を修正する必要があるということです。"
Mesa と Xserver を –enable-glx-tls オプションでコンパイルする
"ほとんどの有名どころの Linux ディストリビューションは Mesa と Xserver を –enable-glx-tls オプションを付けてコンパイルしています。"
openFATE 登録フィーチャー統計情報
Testing チーム
Larry Finger: 週刊ニュース1月22日号
"次回の Testing コアチームの IRC ミーティングはまだ予定が立っていませんが、M6 が来週 (訳注: OWN-ja 発行時点では「今週」です) リリースされたら2011年1月31日に開くことになると思います。
M6 がリリースできるようになるまでには、まだいくつか問題を解決しなければいけないようです。Stephan Kulow がリストアップしている問題は下記の通り:
(M6 に向けての) 解決が必須の問題点 (blocking issue):
- /etc/mtab がまだ正しいものになっていない (インストール中に YaST によって壊されてしまう bnc#665437)
- アートワークが変にまぜこぜになってしまっているが、今回が確認できる最後のマイルストーン (bnc#665439)
- i586 でカーネルかまだ正しく動かない (bnc#660464)
(M6 に向けての) ちょっとした問題点 (minor issue):
- Live CD のプログレスバーが 16-92% の間で動かなくなってしまう (bnc#665413)
- Live CD でカーネルが立ち上がらない (kexec が壊れてる?)
- KDE Live CD の動きが遅い"
翻訳 (Translation) チーム
コミュニティ内での出来事
Javier Llorente: KDE リリースパーティー in マドリード、第2版
"KDE 4.6 のリリースをお祝いして昼食会を開催します。:D
皆さん、ご参加を! 間違いなく楽しいひとときが過ごせますよ。;-) (...)"
Jos Poortvliet: Linux Conf Australia (LCA) に行ってきます!
"これはどちらかといえば個人的なメモですが、来週、Linux Conf Australia に行ってくることになりました! ブリスベーン周辺の気候は穏やかではないものの、なんとか予定通りに同カンファレンスへ行くことはできそうな様子です。今まさに予約を終えようとしているところで、旅行の準備はできました。ニュージーランドの OpenOffice.org の窓口にして openSUSE のファンでもある Graham Lauder と参加する予定です。土曜日のオープンデーでブースを設営しますので、来ていただければお会いできますし、openSUSE についてもっと良く知ることができるでしょう。
お近くにお住まいの openSUSE ユーザ並びに貢献者の皆さん、是非会場にお越しください!
それと、ご自分のブログやサイトをお持ちの皆さん、ここにopenSUSE 11.4 カウントダウンバナーがありますよ!"
Kostas Koudaras: 生きるとは何かをすること、するからには楽しまなくちゃ…
"普段頑張ってくれているメンバーの何人かは大学生で、ギリシャはこの時期試験の季節のため彼らの仕事を減らしたりお休みさせてあげる必要があるんですが、だからと言ってコミュニティの仕事が滞ってはまずいわけで、誰かが代わりをしなければなりません。ということで、このところ私の自由な時間はほとんどギリシャ openSUSE コミュニティのために費やされている状況です。今週はなんとかやり抜き、予定を守ることができました。先ほど、Weekly News ギリシャ語版をリリースしたところです。残念ながら Marketing チームとしてやるべきことがまだちょっと終わってないみたいなんですが、なんとか遅れを取り戻そうと思ってます。;-) (...)"
イベント & ミーティング
終了分:
近日開催:
- 2011年1月24-28日: 第6回 Hack 週間 (Hackweek VI)
- 2011年1月26日: openSUSE Board 選挙 2010 投票締切り - 結果発表
- 2011年1月27日: openSUSE KDE チームミーティング
- 2011年1月31日: 第21回 openSUSE Testing コアチームミーティング
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
コミュニケーションチャンネル
貢献者
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Andrew Wafaa: The Board – 皆さんのためにパッケージ化してみました
"いや、この Board のことじゃないんです - 熱狂的 GNOME ファンの Lucas Rocha によるクールなプロジェクト - The Board についてお話ししたいんです。
このパッケージにはちょっとマズいところもあります - 今のところ openSUSE Factory/11.4 向けだけです。11.3 へいくつかの目立った依存関係をバックポートする必要があります。 (...)"
Holger Hetterich: SMB Traffic Analyzer 1.2.2 リリース
"予定よりは少々遅くなってしまいましたが、てんこ盛りの新機能とバグフィックスを引っさげて SMB Traffic Analyzer (以下、SMBTA と省略) バージョン 1.2.2 のお目見えです!
最初に、信じられないかもしれませんが、以前ここでお知らせした通り、SMBTA になんと、アートワークが追加されました。:) バージョン 1.2.2 にはそれらのグラフィックだけでなく SVG のソースも同梱されています。ありがとう、Sirko! (...)"
Petr Mladek: openSUSE 用の LibreOffice 3.3 rc4 を用意しました
"openSUSE 用の LibreOffice 3.3 rc4 パッケージを Build Service の LibreOffice:Unstable プロジェクトで公開いたしました。これらの元となっているのは libreoffice-3.3.0.4 リリースです。openSUSE 版 LibreOffice の詳細については Wiki ページをご参照ください。
パッケージは LibreOffice リリース候補版のソースを元に作成してありますが、かつての Go-oo プロジェクトからのアドオンも組み込まれています。この版はまだ完全な QA を受けているわけではなく、重大なバグが残っている可能性もあります。ですから、壊れてはいけない重要なデータを扱う用途での使用はお薦めしません。重要なデータを扱う場合は別途保存しておくことをお薦めします。
例によって、ベータ版テストに興味をお持ちでしたら是非ともこれらのパッケージを導入して、LibreOffice 製品に対するバグ報告をお願いします。 (...)"
Packman: cclive-0.7.1-1.pm
- オリジナル開発サイト cclive より:
"cclive は動画ダウンロードのためのコマンドラインツールです。YouTube や類似の動画サイトのように、動画コンテンツの視聴に Adobe Flash を要求するサービスからダウンロードできます。他の同じようなツールと比べてメモリの消費量は少なくなっています。"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
カーネルレビュー
Rares Aioanei: カーネル週刊ニュース – 2011年1月22日号
"Hello world、2011年最初の KWN へようこそ! 前置きは省いて早速本題に入りましょう。
今週は .38 における async_tx ツリーに関して pull リクエストを出した Dan Williams の話から始めましょう:
(...)""やあ、Linus、これを pull して‒‒:
git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/djbw/async_tx.git next
‒‒次のものを取り込んでもらえないだろうか:
1/ Russel による amba-pl08x ドライバのオーバーホール。彼は最初のマージの前に捉えられるべきだった非常に多くの問題を、この実験的なドライバで見つけている。
2/ fsldma, dma40, intel-mid, iop-adma に渡る小さなアップデートと修正の集積。
最後の二つの amba-pl08x パッチのほかは、-next リリースに含まれている。
Thanks,
Dan"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
openSUSE 使いこなしテクニック
Sankar P: GNOME デスクトップにおけるファイルとアイコンの表示/非表示
"以前、Flickr から素晴らしい画像をランダムに Linux の壁紙として表示する記事で Webilder について触れました。私はデスクトップ上に多数のファイルやドキュメント、スクリーンショットを溢れかえるまで放置する癖があります。限界に達したら、ようやくファイルの掃除に取りかかります。しかし、多くのファイルがあるため、美しい壁紙がよく見えないことが多いのです。デスクトップ上のファイルの表示・非表示を切り替える方法があるべきだと感じていたんですが、その方法があるということが分かりました。 (...)"
OMG! SUSE! Team/rtyler: openSUSE での安全なウェブサーフィン
"出先での活動が多い openSUSE ユーザーにとって、空港、カフェ、大学などで出会う無線ホットスポットにおいて、自分のネットワークトラフィック (通信回線上を流れるデータ) が安全なのかどうかは大きな問題です。WPA2 もしくは WEP 暗号化が行われていても、ネットワークトラフィックが暗号化されていなければ、ホットスポットの設置者に対しては保護されておらず読み取り可能です。いくつかのウェブサイトでは常に HTTPS が使われるようにすることもできますが、サイトの所有者が暗号化を正しく実装し、不注意からトラフィックに興味を持つ第三者にデータを漏らすことはないと信頼したことになります。 (...)"
Andrew Wafaa: ロボットと一緒に新しい Geeko の登場をカウントダウン
"皆さんご存知のように、私はいくつかの Android 端末を所有しており、多数の openSUSE ファンがこの「ロボットパワード」端末を持っていると明かしているのも知っています。この間の昼休みにちょっと思い立ち、11.4 のリリースまで何日残っているのか表示するウィジットを作ることにしました。
これが世界を揺るがすアプリケーションでないことは分かっていますが、私は「コードモンキー」ではなく、私が作った機能するコードはいずれも、私にとっては本当に役に立つものなのです ;-) (...)"
Jean-Christophe Baptiste: VMware の仮想ディスク破損
"ワオ! この記事と、とりわけそのなかのコメントの一つが無駄な時間を救ってくれました。
コンピュータが壊れてしまって、そこでホストしていた VMware の仮想マシンの一個が動かなくなってしまいました。
- (vmdk のパス) にあるディスク、もしくはそれに依存するスナップショットディスクを開けなくなってしまいました。
- 原因: ある種の仮想ディスクはリペアしないと使えないからです。
VMware フォーラムをチェックしたら、すぐに役立ちそうなコマンドが見つかりました:
- $ vmware-vdiskmanager -R /path/to/disk.vmdk
- The virtual disk, '/path/to/disk.vmdk', is corrupted but the repair process has failed
- (仮想ディスク (/path/to ディレクトリ以下にある disk.vmdk) は破損していますが、修復に失敗しました)
なんてこった! 諦めて最後のバックアップから書き戻して、一週間の作業を不意にする覚悟を決めたところで、たまたま前述の記事を見つけました。 (...)"
Stefan Seyfried: KVM ゲストのデスクトップサイズを広げる
"今日、フレームバッファコンソールは 1024×768 で設定されているのに、何故私の KVM ゲストは 800×600 のディスプレイ解像度 (デスクトップサイズ) しか使えないのだろうかと再び疑問に感じました。これは大抵のテストでは問題になりませんが、デスクトップ環境などを評価しようとすると問題になります。
xorg のログファイルをチェックして、Cirrus カードのエミュレーションには DDC チャネルの実装がないらしいことが分かりました。このため、モニタを検出できず、X.org は標準 SVGA モニタにフォールバックしているようです。ログファイルでは:
- Using default hsync range of 31.50-37.90 kHz
- Using default vrefresh range of 50.00-70.00 Hz
- Using default hsync range of 31.50-37.90 kHz
これらのレンジを妥当なもの (私は "hwinfo --monitor" から得ました) に設定するだけで、絶大な効果を得ることができます。/etc/X11/xorg.conf.d/50-monitor.conf に以下の値を追加します:
- HorizSync 31 - 61
- VertRefresh 50 - 90
- HorizSync 31 - 61
こうすることでより便利な 1024×768の解像度が使用可能になります。"
Matthias Hopf: 実際に使われている機能に対応した configure オプションによるカーネル再構築
"リグレッションバグの追跡 (や、一連のコミットの中である修正を見つけ出すこと) に、git の提供する bisect 機能は素晴らしく役立ちます - が、カーネルをコンパイルするのにとっても時間がかかります。とりわけ Atom プロセッサで、あなたのお気に入りのディストリビューションのコンフィグレーションでコンパイルをしなきゃいけないときなんかは...。
ということでついに現在ロードされている一連のモジュールに合わせてデフォルトのコンフィグを削る perl スクリプトを作りました。クアッドコアマシンで標準の SLED カーネルをコンパイルするのに必要な時間は 56 分から 6 分に短縮されました。たぶん (ピー) な Atom でならもっと差が出るでしょう...。 (...)"
Ludwig Nussel: IPv6 DSL 接続を設定する
"ドイツの ISP 会社 rh-tec が、すでに T-DSL 接続をしている人々に無償で IPv6 インターネット接続を提供しています。こんな接続を openSUSE 11.3 で設定するのは IPv4 ほど単純ではありません。でも以下の設定を知ってさえいればそれほど難しくもないです。
- YaST2 DSL モジュールを起動
- ウィザードの説明に従って、新しい PPPoE デバイスを設定する。プロバイダが提供したユーザー名とパスワードを入力する
- “接続パラメータ" 画面で “自動的に DNS 情報を取得する” のチェックを外す。第一 DNS サーバーとして適当な IPv4 アドレスを入力する (YaST はここで IPv6 を受け付けてくれません。bug 665516).
- ウィザードを終えて YaST を閉じる
- ファイル /etc/sysconfig/network/providers/provider0 (YaST で別の名前を指定した場合はそれ) をエディタで開く
- DNS1 と DNS2 をプロバイダのネームサーバーの実際の IPv6 アドレスに変更する
- その行の次に以下の一行を追加する: PPPD_OPTIONS="noip +ipv6 ipv6cp-accept-local"
- セーブしてエディタを終了
- 終わり! cinternet か qinternet を使ってダイアルインし、IPv6 インターネットを楽しもう!(なんにもないけど)"
- 以下、openSUSE や Linux、フリー/オープンソースソフトウェアを使ううえで知っておくと何かと役に立つ情報へのリンクを、原文記事の一節 (OWN-ja チームによる参考訳) と合わせてご紹介します:
コマンド/スクリプト初心者向け
Unixmen/Zinovsky: 日常作業で便利なコマンド
"今週の役立つコマンドリストを投稿します。
- - ファイルをダウンロードし、ダウンロード中に展開する
$wget http://URL/FILE.tar.gz -O -
- - ロトで遊んでいるなら、6桁の番号を生成するこのコマンドを試してみてください:
$echo $(shuf -n 6 -i 1-49(...)"
開発者/プログラマ向け
ServerWatch/Joe Brockmeier: Linux の Cgroups を設定する
"先週のコラムでは Linux Control Groups (もしくは cgroups) の紹介をしました。この機能は当初 Linux カーネルにおけるリソース消費量を制限するために開発されました。しかし、システムプロセスのメモリ、I/O 帯域、CPU 消費量の調整と、システムリソースへのアクセス制限の両方など、多くのことができるようになっています。今回は少し掘り下げ、実際に cgroup をセットアップして管理してみましょう。 (...)"
IBM developerWorks/Paul Ferrill: Linux デスクトップスクリプティング、パート 1: 基本
"このシリーズでは、GNOME デスクトップ、Screenlet フレームワーク、Nautilus 用に生産性向上目的のスクリプトを作成する際、Python を使用する方法を探求します。デスクトップ上のスクリプトはドラッグアンドドロップ機能と素早い情報アクセスを可能にし、あなたの負担を軽減します。この回では、Screenlets ウィジットツールキットを使用したデスクトップアプリケーションのビルド方法を学びます。 (...)"
Planet SUSE
Sebastian Kügler: open-slx、エンドユーザー向けプラットフォームを発表
"何ヶ月か前に open-six (訳注: openSUSE のサポートやボックスキットの販売を手がけているドイツの会社) の中で、どうやったら Linux ユーザーを簡単に増やせるだろうかと (何度も繰り返された話題ですが) 話していたとき、ひらめいたんです。たくさんのコンテンツがあるというのに、Google で検索したときによい答えに辿りつけない人たちが依然たくさんいるということに気づいたんです。これには、いくつかの問題が絡んでいるようです。まず第一に、ほとんどの情報が英語なこと。これは開発者ほど英語が堪能ではない人々にとって余分な障壁となります。それから、内容の確認が難しいこと。与えられた情報が理にかなっているかどうか、どうやったら *知る* ことができるでしょう? もしかしたら私のエロ動画が全部消えてなくなるかもしれないんですよ? (...)"
- 訳注: 以下 Ubuntu のドイツ語ポータルの協力を得て openSUSE のドイツ語ポータルを作りました、という内容なのですが、課題意識は私達日本人でも共有できると思いますのでその部分のみ訳しました。
Nelson Marques: アップデートについてちょっと状況報告
"ここ数日、Compiz とかの有名な GLib のメインループについて悩まされていました。前に自分のローカルビルドと launchpad にあるものを比較するちょっとした perl スクリプトを書きました...そんなにステキなものじゃないですが、ちゃんと動いてるようです。ここ数日の間、Canonical は多くのソフトウェアをアップデートしたんです。
そんなわけで、自分のテストリポジトリを新しいバージョンにしようと決めました。いくつかの新しいパッケージについては依存関係を解決してやらなければいけません (最も興味を引かれるのは Canonical から提供されたマルチタッチスタックの utouch-evemu です)。(...)"
Vincent Untz: アプリケーションインストーラに関するディストリビューション間ミーティング
"遡ること10月、openSUSE カンファレンスにおいて、openSUSE 向け App Store/マーケットプレイス/ソフトウェアセンター的なモノについての話題に興味を持ったようです。我々はこの話題についてセッションを行い、何度か立ち話でも議論しました。我々のようなフリーディストリビューションにとってだけでなく、いくつかの OS 提供者にとってもホットな話題でしたから、議論が活発になったのは驚くことではありませんでした。もちろん、できることなら手間を省きたいので、議論したのは Ubuntu の ソフトウェアセンターや、少し前の Richard の仕事など、思いつく私たちの手持ちの技術を使って、手間をいかに少なくできるかということでした。
それから思ったんです。"フーム、なんでそれぞれの道を行こうとするんだ? みんな同じ道を行けばいいじゃないか。一緒に作業できないか検討してみよう!" (...)"
Jos Poortvliet: ミーティング
"Vincent から、openSUSE が主催するディストリビューション共通アプリインストーラミーティングが今熱くなってるよ、という話を聞きました。
ディストリビューション共通 Appstore スプリント
Vincent が 彼の記事 (訳注: 上の記事) で書いているように、このアイディアは openSUSE カンファレンスで登場したものです。Linux にも Appstore のようなものを、と考えるなら各ディストリビューションで認識をすり合わせるべきです。Linux では Appstore API のような仕組みは長い開発期間を経ているので、強い基盤を持っていると言えます。元々 Josef Spillner が開発した GetHotNewStuff - KDE と GNOME が壁紙やスクリプトをユーザーに提供するのに使っているもの - にインスパイアされ、今現在 freedesktop.org で管理されている Open Collaboration Services (訳注: Web ベースのサービスとデスクトップ・モバイルのアプリとの通信を定めた RESTful な共通インターフェース) のように。GHNS からは二つ、その発想を進めるであろうものが登場しました。一つは Frank Karlitschek により始められた OCS で、今や業界標準になっているようです。Maemo および MeeGo もアプリ配布用に利用していますし、OpenOffice.org もサポートしていますし、もちろん opendesktop.org 一家の一連のサイト、著名な gtk-apps.org、qt-apps.org、GNOME- それから KDE-look.org らもすべて OCS API でアクセス可能です。 (...)"
Henne Vogelsang: 我々はなぜここにいるのか?
"ここ何週間かというもの、あるものを噛み砕こうとしていて、顎がおかしくならないうちに皆さんにお伝えしなきゃと思っていました。あるもの、というのは "openSUSE プロジェクト" についてと、そこで起こっていることについてです。10年以上前に、私はこのプロジェクトで働くために雇われ、余裕のある時間の多くを費やしています。個人的にもプロとしても、人生の大きな部分を占めており、そして愛しています! プロジェクトの人々を愛し、プロジェクトがどう育っていくのかを見ることを愛し、みんなで一丸となって出したクールな成果を愛しています。でもこの何週間かというもの、openSUSE プロジェクトについてとても悲しい気持ちになっているんです。それが一つの原因によるものなのか、それがなんなのか、あるいはいつなのか、はっきりしないんですが。ただ昨日 openSUSE Board メンバーの仲間と話しているとき、自分の悲しい気持ちが何によるものか、自覚したんです。このプロジェクトは急に“なあみんな、一緒にクールなことしようぜ”というものから“俺はこれこれこういう意見を持ってて、あんたを論破してやる!”というものに変わってしまったと。プロジェクト全体が瞬く間に協調するものから政治の場になってしまったのです。言っておくけど、君たち「白装束集団」がなにか一つのきっかけで長々と議論を始め、これがベストだという答に辿り着いたとしても、それがベストだなんてことにはならないだろうね、間違いないよ。最近数週間、なんどかこういう茶番が演じられました。私達は政治論のあらゆる側面について論じ始め、人権やマハトマ・ガンジーの言葉について議論し、権力についての動議が発せられ、組織や人に対して質問が浴びせかけられ、同盟が捏ち上げられ、機会は均等であるべきだと要求され、多くの不信が辺りに広がりました。 (...)"
openSUSE フォーラム
おかしなパーティションテーブル – Parted Magic 5.8 – GRUB
オペレーティングシステムの起動には適切に機能するブートローダーが欠かせません。ときには、ブートローダは破損したり、誤った設定が書き込まれたり、他のディストロのインストールにより openSUSE の GRUB がシステムブートローダでなくなったりします。GRUB の問題を解決するのにしばしば勧められるのが Parted Magic (フリー LiveCD ユーティリティ) ですそれはこのスレッドでも同様です。しかし、Parted の CD から起動して修復作業を行うのはそれほど簡単なことではないのです……
openSUSE 11.3 の KDE を初期状態に戻すにはどうしたらいい?
最近だと、ほとんどのディストリビューションはシステムを更新して安定状態に保つための、あるいは「安定性はさておきとにかくバリバリ新しい状態 (bleeding edge)」にするための選択肢を山のようにユーザに提供してくれています。では、システムをインストールしたての状態に戻す、つまり、パッケージのバージョンを全てインストールメディアに収録されているバージョンに戻したい場合はどうしたらいいのでしょうか? このスレッドにはこのためのいろいろな方法が寄せられています。
GUI なしで “init 5″ で起動
皆さんはビデオーカードの性能を引き出すため、サードパーティー製のドライバーパッケージを導入していることと思います。これらのドライバーはディスプレイサーバーである Xorg 用のカーネルモジュール (ドライバー) やいくつかのシンボリックリンクを生成します。ここに、カーネルと Xorg のバージョンをデフォルトのリポジトリ以外から持ってきたものにアップグレードしてみようと思い立った人が現れました。
今週のサブフォーラム
アプリケーション (Applications)
アプリケーション (Applications) には、それぞれのアプリケーションごとの専用サブフォーラムが配置されています。中を覗いてみると、Amarok で音楽フォルダをインポートするにはどうしたらいいのかという話から、openSUSE にサードパーティー製 (商用含む) のソフトウェアをインストール方法は?といった話まで、内容は多岐に及んでいます。いくつかのスレッドでは、ユーザから寄せられた「こうやったらこのソフトが動いた」といったミニ・ハウツーを読むこともできますよ。
Web 上の記事から
- openSUSE に限らず Linux、FLOSS 界隈で話題となっている注目情報へのリンクを、原文記事の一節 (OWN-ja チームによる参考訳) と合わせてご紹介します:
募集
Texas Linux Fest 2011 参加者募集開始!
"4月2日、テキサス州オースチンの中心部にある Hilton Austin ホテルで開催される Texas Linux Fest 2011 の発表者募集が公式に始まりました。
Texas Linux Fest 2011 はテキサスとその周辺地域向けの今年で二回目の Linux とオープンソースソフトウェアイベントです。一日のプログラムにビジネス向けと個人両方のLinuxユーザー向けのプログラム、そして経験豊富な開発者と初心者にもオススメなプログラムを集めようとしています。 (...)"
レポート
ConceivablyTech/Wolfgang Gruener: Firefox 4 はどれだけ早いの?
"Mozilla プロジェクトの視界に Firefox 4 のゴールテープが入ってきました。ベータ 9 がリリースされ、ベータ 10 の最初のビルドが公式の FTP サーバに置かれました。まだ 100 個以上のブロッキングバグがありますが、2月か3月に予定されている最終リリースを変更するほど多いわけではありません。ということでこの最新のブラウザーがどれだけ早いのかチェックするべき時です。このシリーズの最初の記事では JavaScript のパフォーマンスに焦点を当ててみましょう。 (...)"
レビュー/エッセイ
Linux User & Developer/Jos Poortvliet: Jos Poortvliet による第96回 openSUSE コラム
"ニュルンベルクで 10 月に行われた openSUSE カンファレンス以降、openSUSE コミュニティはとても活発になっています。最近の一例はカーネルハッカーにして openSUSE 貢献者でもある Greg Kroah-Hartman による Project Tumbleweed の発表です。このプロジェクトの目標は 'ローリングリリース' 版の openSUSE を作ることです。ローリングリリースのディストリビューション (Arch Linux や Gentoo のような) はつねに最新の安定版のパッケージを新規リリースのたびに提供するので、ユーザーは実質的にアップグレードの必要がなくなるのです! (...)"
KDE.news/Oriol Mirosa: Search this site: Opinion: なぜ KDE とは人であり、ソフトウェアではないのか
"KDE についての現在の問題点を探ってその意見の最初の一部分を眺めていたとき、古臭いけれども成長し続ける "K Desktop Environment" という名称に続くすべての種類のソフトウェアを開発するコミュニティとして KDE がどう成功したのか、KDE の現在に置ける意味、なぜそれが重要なのか、を説明している Aaron Seigo のビデオ (訳注: 元記事に埋めこまれています) をご紹介しようと思いました。
ほんの何年か前に、Dot に "KDE ブランドの位置づけ変更 (Repositioning the KDE Brand)という記事が掲載されました。この記事は KDE の活動成果の一つとして書き上げられたもので、コミュニティとそこから産み出されるものの関係を明確化し、その両者について語るときに使われるべき用語についてこれからもずっと明確であるようにしておくためのものなのです (...)"
The Georgetoon.com: GIMP で作業する
"グラフィックソフトウェアアプリケーションは多数存在します。Photoshopはこの分野の成功者で、多くのプロフェッショナルアーティスト、漫画家、映画製作者が様々な用途に利用しています。Photoshop のライバルも存在しており、同じことを低コストに行うことができます。全ては仕事上で取り組む課題と、必要なデジタルツールの数によって決まります。
漫画を描く上で必要な機能は全て、GIMP に揃っています。コストは Photoshop に比べてとても低くなっています。GIMP は フリーウェアであり、私は Linux を使っているため、私のマシンには GIMP がプリインストールされています。Linux をインストールすれば、GIMP はあなたのために働く準備ができているのです。 (...)"
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クレジット
- Sascha Manns (英語版編集長)
- Gertjan Lettink (『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (『イベント & ミーティング』情報担当)
- Thomas Schraitle (英語版 DocBook 指導)
- Satoru Matsumoto (日本語版編集/翻訳)
- Naruhiko Ogasawara(日本語版編集/翻訳)
- Ko Kazaana(日本語版編集/翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語版編集/翻訳)
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