openSUSE Weekly News/135
openSUSE Weekly News 日本語版 第135号 今週の見出し
お知らせ
私たちはみんなファミリーです – Boosters 追加人員募集中!
- "openSUSE Boosters とは、openSUSE プロジェクトの開発者たちが仕事をし易いような環境作りにいそしむ者たちのチームです。構成員のスキルは多岐にわたっていて、低レベルの C 言語のハックから Ruby on Rails マスターといったプログラマとしてのものから、グラフィックデザインとかプロジェクト管理といった分野にまで及んでいます。チームはアジャイルの手法にのっとり、いくつか目標を設定し、それに向かって作業を進めています。その信条は「コミュニティを元気にすることでコミュニティを育てる (Grow community by enabling community)」というものです。"
SUSE Studio: openSUSE 11.3 ベースのアプライアンスを作れるようになりました
- "思っていたよりちょっと時間がかかってしまいましたが、SUSE Studio で openSUSE 11.3 ベースのアプライアンスも作れるようになったことをようやくお知らせできるようになりました。これにより、openSUSE のこのリリースでもたらされた最新かつ最高の機能の恩恵を受けることができるようになったのです。これまでの openSUSE のバージョンを元にした既存のアプライアンスの構築についてはサポートを継続しますが、新たに openSUSE ベースのアプライアンスを構成すると、それらは全て 11.3 ベースのものとなります。"
Klaas Freitag: openFATE の今後の目標について
- "先日、「緑の超人」こと Henne が Boosters チームのスタンドアップミーティングについての進捗状況をここに報告してくれた際、openFATE スプリントについては特に進捗なしとのことでした。えー、確かに部分的にはその通りなので、ここらでもう一度よく見直してみて、この openFATE プロジェクトを少しばかり再活性化してみたいと思います。
- openFATE が抱えている問題とは?
- 今後のプロダクト計画に興味を持つ人たちを巻き込んでいったという意味では openFATE の出だしはまずまずだったと思います。とはいえ、仕分け (screening) チームが結成された後、プロセスのいくつかの部分がうまく機能していないという点が指摘されました。最も大きな問題は、仕分けチームのメンバーには挙げられたフィーチャー(機能リクエスト)を「未確認 (UNCONFIRMED)」ステータスから「新規 (NEW)」ステータスに移動することができないということです。このことが、円滑な流れを作るうえでの決定的な問題となってしまっています。ということで、この件がコミュニティが効率的に作業を進めていくうえでの大きな障害になっていると判断から、Boosters はこの問題に取り組むことにしました。"
更新状況
ディストリビューション
来週の予定
- 2010年8月12日(木): openSUSE 11.4 マイルストーン 1 リリース
- * 目標: 特に検討課題を設定しないスナップショットリリース。いくつかキーとなるコンポーネントが組み込まれた際にリリースしていく。
メンテナンスアップデート
- * NetworkManager: このアップデートによりいくつかのバグが修正されています
- * mkinitrd: mkinitrd 関連のアップデート集
- * usb_modeswitch: より多くのデバイスをサポートするようバージョンを更新
- * bind: chroot 環境での named にあったバグの修正
- * perl: 定数を使った際にクラッシュが起こっていた問題をこのアップデートにより修正
- * xemacs-packages: XEmacs でカスタマイズしたファイルの読み込みに失敗する問題をこのアップデートにより修正
- * mrtg: Perl 5.12 が使われていると mrtg を実行した際にパースエラーが発生して終了してしまうという問題をこのアップデートにより修正
- * pam_mount: Fix sshd から実行されると sshd でセグメンテーション違反が発生してしまう問題を修正
- * ethtool: GRO 設定を修正できるオプションの追加
- * libjpeg8: サードパーティ製のアプリケーションを修正するために古い libjpeg バージョンをこのバージョンに入れ替えることを推奨
- * iputils: arping の修正
Bugzilla
今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 5299 (-14)
- Blocker(最重要課題): 3 (+0)
- Critical(緊急): 331 (+0)
- Major(重要): 1001 (-13)
- Normal(普通): 2955 (+2)
- Minor(影響度の小さい問題) 448 (+2)
- Enhancements(機能強化の要望): 561 (-5)
参照リンク:
チームレポート
ビルド・サービス・チーム
ビルド・チーム・ミーティング
- "ミーティング議事録"
OBS 2.0.5 リリース
- "OBS 2.0.5 が以下で公開されています: http://download.opensuse.org/repositories/openSUSE:Tools/ "
ビルド・サービス統計情報
- * プロジェクト数: 14219 (+172)
- * パッケージ数: 101001 (+501)
- * リポジトリ数: 22714 (+533)
- * ユーザ数: 24157 (+98)
- * ( ) 内の数字は対前週比の増減を示しています。
GNOME チーム
Aaron Bockover: Banshee、GNOME ...
- "GUADEC で、GNOME Foundation の Board メンバーたちと作業した後の Gabriel の講演の中で、Banshee の Amazon MP3 ストアが Amazon アフィリエイト ID を使い始めることになり、このアフィリエイト ID 経由で挙がった収益は 100% 全て GNOME Foundation に寄進されることになるというとてもエキサイティングな発表がありました!
- つまり、Banshee に統合された Amazon MP3 ストアから MP3 の楽曲を購入すると、GNOME Foundation が他の人たちを助けるのに協力できるということなのです。"
Mono チーム
Miguel de Icaza: VisualStudio 対応 MonoTools 2 リリース
- "VisualStudio 対応 MonoTools をリリースいたしました。以下、MonoTools 2 の主要な機能です:
- * ソフトデバッガのサポート
- * 作ったプログラムをより早く配布システムへ転送できるようになった
- * VisualStudio 2008 に加え、2010 もサポート
- * とにかくいろいろと磨きぬいてます"
Lluis Sanchez: MonoDevelop 用のコミュニティ・アドイン・リポジトリ
- "昨日私は将来的に MonoDevelop 用のコミュニティ・アドイン・リポジトリとすることを目指しているリポジトリのベータ版を公開しました。このウェブサイトは Cydin プロジェクトを元にしていて、先の Novell のハック週間中に開発が進められました。"
openFATE チーム
#310263: 機能するバージョンの Java をデフォルトで使うようにする
- "openSUSE ではデフォルトで Java として "OpenJDK" バージョンがインストールされます。ところが、この Java のバージョンだと互換性で問題が起こることがままあります。この Java の実装でなんとかうまく動かすための情報サイトを見つけたのですが、結局そこで薦められているようにちゃんと機能する Java の実装 -- つまり Sun 版 -- と入れ替えることになってしまったのです。 (...)"
#310265: "ウインドウを表示する (Present Windows)" 効果をマウスボタンのショートカットに割り当てられるように
- "Logitech MX900 マウスを持っているのですが、このマウスには上に未使用のボタンがあります。このボタンは長方形が2つ並んでいるように見えるものなのですが、これを使って "ウインドウを表示する (Present Windows)" 効果を呼び出せるようにできたら完璧なのになぁ…と思うのです。. (...)"
#310267: Updater Applet の進捗状況ウインドウ
- "現在、Updater Applet は以前よりはマシになっていますが、遅いインターネット接続環境でたくさんのパッケージをダウンロードすることになったりした場合、ちゃんと動いてくれるものかどうかハッキリしないようなアプリまで表示してくれちゃうことがあります。もちろんこれはインターネットのスピードが遅い場合だけでなく、しばしば遭遇することなのですが、どうしてこんなことになるのか理由が良く分かりません。 (...)"
#310271: FreeRDP
- "FreeRDP は、rdesktop に欠けている機能をどんどん取り込んでいってしまおうという意図で rdesktop プロジェクトからフォークしたものです。参照: www.freerdp.com"
#310278: YaST: ランレベルスクリプトの記述を翻訳
- "以下のスクリーンショットは openSUSE リファレンスから撮ったものですが、問題を表しています: インターフェイスはドイツ語なのに、記述は英語なのです。GUI の言語に合わせて中身も翻訳されているべきです。"
#310279: 暗号化 - インストーラでもっと情報とオプションを提供するように
- "インストーラを使って openSUSE をインストールすると、/ パーティションについては「[x]デバイスの暗号化」を選択することができず、チェックを付けてインストールを進めると(意味の良く分からない)エラーメッセージが表示されてしまいます。 (...)"
#310286: もっと簡単にマニュアルでのリポジトリの更新ができるように
- "自動アップデートするようにいくつかのリポジトリを設定しておくと、その副作用として、インターネット接続スピードが 1 Mbps より遅いような場合、パッケージ管理が起動するまでかなり長く待たされてしまうことになります。なので、そんな場合はリポジトリ管理で必要なリポジトリだけ更新するように設定し直してからパッケージ管理に戻り、開始するようにしています。
- これを、パッケージ管理画面にボタンを配置し、そこから更新するかどうか選択できるようにしたらいいと思います。"
#310288: YaST のパッケージ管理で、デフォルトでは単語一致検索を行わないようにする
- "YaST のパッケージ管理で2つ以上のキーワードを用いて検索をかけると、入れた単語とぴったりと一致したものしかヒットしてくれません。
- これは、デフォルトの動きとしてはあまりいいものではありません。
- 検索モードには「完全一致」(私のシステムではポルトガル語で表示されていますが) というオプションがあるのですが、試しに検索してみたい時とか、正確にキーワードを知っていないとうまく検索できないというのは何とも不便です。"
#310289: 何かパッケージをインストールした後実行される設定スクリプトを選択できるように
- "何かパッケージ構成をいじると、その後設定用スクリプトが全部走ってしまいますよね。
- でもそのうちのいくつか、例えば GTK だとか texlive 関連のものだとかは該当するアプリに変化がなければ実行する意味のないもので、単に CPU の無駄遣いにしかなりません。
- もし texlive に関係のないパッケージをインストールしたりアンインストールするのであれば、それ用のスクリプトを走らせる必要はないのです。"
#310290: Nepomuk ツールの追加
- "そのほとんどは Mandriva で開発されたものですが、KDE ではいろいろな Nepomuk 関連のアプリがテストされてきています。
- それらはどうもリポジトリには置かれていないようですが、Playground やその他のテスト用リポジトリに追加しておくべきです。"
#310291: KDE のサブメニューを1レベルまでとする
- "KDE メニューは現在、アプリケーションのタイプごと、そしてそのサブタイプごとという感じに分類されています。なので、何かアプリケーションを起動したいと思った時は3回クリックしなければいけません。サブタイプという発想はいいのですが、何度もクリックしなければいけないというのはいただけません。
- この問題は、ツリービューを使ってサブタイプと各アプリケーションを同じレベルで表示するようにすれば解決します。マウスをもってくれば自動で開いていくようにしておくというのも手ですが、デフォルトで開いてある状態にしておくのです。"
#310292: TOMOYO の統合
- "openSUSE をセキュアにするためのオプションとして TOMOYO を追加しましょう。これは AppArmor が提供している以上の機能を提供してくれますし、現在デフォルトで AppArmor でやっているように「狙いを定めて」うまく YaST と統合すれば、経験の浅いユーザでもシステム全体に大きな変更を施すことなく使えるパワフルな機能を提供してくれることになるでしょう。 (...)"
#310300: ブラウザ用の効果的なスタートページを作りましょう
- "現在、ブラウザのデフォルトスタートページは http://www.opensuse.org/ に設定されています。
- 私の意見では、そのままスタートページとして使っている人の多いこのページのコンテンツはけして便利なものだとは言えません。 (...)"
統計情報
- openSUSE 11.4 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。
- * 総数: 78 (+18)
- * 未確認 (Unconfirmed): 70 (+18)
- * 新規 (New): 5 (+0)
- * 評価中 (Evaluation): 3 (+0)
- * 候補 (Candidate): 0 (+0)
- * 完了 (Done): 0 (+0)
- * 不採用 (Rejected): 0 (+0)
- * 重複 (Duplicate): 0 (+0)
翻訳 (Translation) チーム
コミュニティ内での出来事
Jos Poortvliet: いよいよ始まりました...
- "たった今をもって、私は Novell に雇われる身となりました。これは、いくつかのことを意味します。
- まず最初に、皆さんと一緒に働けるということは素晴らしいことです!
- そして二番目としては、いくつか面倒くさいこともしなければいけなくなったということ。Linked-in をはじめいくつかのサイトをアップデートしなければいけなかったり、このサイトにも免責事項を追加しておかなければいけなくなりました - 先の雇い主 (オランダ政府) は私が KDE のために行ってきていたことについては関係していなかったからです。そして、これからは会社内で管理職的な仕事もこなしていかなければなりません。でも、そういった全てのことがとても楽しみでもあります。 ;-)"
イベント & ミーティング
終了分:
- * 2010年8月3日: openSUSE Ambassadors チーム・ミーティング
- * 2010年8月4日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- * 2010年8月5日: openSUSE KDE チーム・ミーティング
- * 2010年8月6日: openSUSE GNOME IRC ミーティング
- * 2010年8月6日: 11.3 リリース記念パーティー (ハンガリー/ブダペスト)
- * 2010年8月7日: openSUSE を使った Nagios セミナー (台湾/台北)
近日開催:
- * 2010年8月9日: openSUSE プロジェクトの誕生日
- * 2010年8月10日: openSUSE Marketing チーム・ミーティング
- * 2010年8月11日: openSUSE 評議会 (Board) ミーティング
- * 2010年8月14日: GNOME.Asia (台湾)
- * 2010年8月18日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- * 2010年8月19日: ?openSUSE KDE チーム・ミーティング
- * 2010年8月21-22日: FrOSCon (ドイツ/ザンクト・アウグスティン; http://www.froscon.de/ )
- * 2010年8月24日: openSUSE Marketing チーム・ミーティング
- * その他のイベント情報については以下をご覧ください:
- * openSUSE News/Events ページ – 各地域のローカルイベント
11.3 リリース記念パーティー (Launch パーティー) 開催予定
- * こちらの一覧でお近くのリリース記念パーティーの予定をご確認ください。
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができす。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。
交流
- * メーリングリスト登録者数: 37696 (+17)
- * openSUSE フォーラム]登録者数: 48701 (+237)
- * 最大同時オンライン数は 30559 名で、2010年1月8日 13:06 のことでした。
- * ( ) 内の数字は対前週比の増減を示しています。
貢献者
- ユーザ名簿に登録している 12418 (+45) 名のうち、4883 (+22) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、431 名のメンバー(Member)を承認しています。
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Pascal Bleser: susepaste をサポートした pastebinit
- "Michal Hrusecky が最近 彼の openSUSE paste サイトについてブログ記事を書きました。私はファイル(や標準入力)をいろんなペーストサイトに貼り付けできるナイスなコマンドラインツール、pastebinit にそのサイトへのサポートを追加しました。
- (susepaste.org サポート付き :)) のこのツールは network:utilities リポジトリから取得可能です。"
Pascal Bleser: NX 3.4.0 のテストをお願いします
- "ご要望にお答えしまして、openSUSE の NX パッケージを最新版 3.4.0 にアップデートしました。
- もし NX をお使いなら、どうかこのパッケージをお試しいただき、うまく動いたかどうかご報告をお願いいたします。自分自身では NX を使っていないので、X11:RemoteDesktop リポジトリに変更を適用するにはフィードバックが必要なのです。"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE セキュリティ報告: Linux kernel (SUSE-SA:2010:033)
- パッケージ: kernel
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:033
- 日付: 2010年8月2日(月) 10:00:00 +0000
- 影響を受けるプロダクト: SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11 SP1
- SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP1
- SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1
- 脆弱性タイプ: ローカル権限昇格
SUSE セキュリティ要約レポート: SUSE-SR:2010:014
- 報告 ID: SUSE-SR:2010:014
- 日付: 2010年8月2日(月) 15:00:00 +0000
- クロス・リファレンス: CVE-2009-2625, CVE-2009-2663, CVE-2009-3560
- CVE-2009-3700, CVE-2009-3720, CVE-2009-3826
- CVE-2009-4270, CVE-2010-0211, CVE-2010-0212
- CVE-2010-0395, CVE-2010-0438, CVE-2010-0547
- CVE-2010-0653, CVE-2010-0731, CVE-2010-0733
- CVE-2010-0787, CVE-2010-0926, CVE-2010-1166
- CVE-2010-1169, CVE-2010-1170, CVE-2010-1321
- CVE-2010-1325, CVE-2010-1411, CVE-2010-1459
- CVE-2010-1507, CVE-2010-1512, CVE-2010-1628
- CVE-2010-1639, CVE-2010-1640, CVE-2010-1869
- CVE-2010-1975, CVE-2010-1993, CVE-2010-2023
- CVE-2010-2024, CVE-2010-2055, CVE-2010-2059
- CVE-2010-2063, CVE-2010-2067, CVE-2010-2074
- CVE-2010-2077, CVE-2010-2228, CVE-2010-2229
- CVE-2010-2230, CVE-2010-2231, CVE-2010-2251
- CVE-2010-2451, CVE-2010-2452, CVE-2010-2480
- CVE-2010-2494, CVE-2010-2532, CVE-2010-2713
- CVE-2010-2785
カーネルレビュー
h-online/Thorsten Leemhuis: The H Week (今週の主な動き) - Linux 2.6.35 着陸態勢に、GNOME 3 遅れる
- "Linux カーネルバージョン 2.6.35 の到着に備えまして、The H は「2.6.35 の新機能」シリーズの最後の二つの記事を公開しました。また GNOME 3 は 2011 年 3 月まで延期された他、Oracle は PostgreSQL テストサーバを停止しました。アンチウィルスメーカーは LNK マルウェアへの防御を警告し、1億7千万の Facebook データセットが収集され、WPA2 のセキュリティホールが発見されました。"
h-online/Thorsten Leemhuis: Linux 2.6.35 では何が新しいか
- "AMD グラフィックチップの省電力メカニズムのサポート、マルチコアプロセッサ向けのネットワークコードの最適化、ワーキングメモリの細分化解消機能、最新のプロセッサによって提供された電源管理とターボフィーチャーのさらに進んだサポートが、新しいカーネルバージョンのハイライトであるといえます。"
h-online/Chris von Eitzen: AppArmor、Linux kernel 入りに準備完了
- "Linux のカーネルセキュリティサブシステムのメンテナーである James Morris は、AppArmor セキュリティ拡張を、Linux-Next の一部を成す彼の開発ブランチに統合しました。そのすぐ後に、彼はそのコードを Linux 2.6.36 カーネルに統合するために Linus Torvalds に送るつもりだと述べました。AppArmor はアプリケーションが特定の行為をすることを制限することで、例えば、アクセス権限の昇格から致命的なダメージを与えるような、サーバープログラムのセキュリティホールを突く攻撃者を防ぐことができるのです。"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
Scott Photographics: GIMP を使って惑星っぽい (Globe/Planet) 加工写真を作る方法
- "この加工写真は、ステレオグラフィック・プロジェクションと呼ばれていて、普通の写真を元にしてそれを円周にそってぐるっと引き伸ばし、地球や惑星のように見える画像に仕立て上げたものです!"
Masim Sugianto: Vodafone/Huawei HSDPA USB モデムを openSUSE 11.3 で使う
- "実際のところ、私自身はインターネットには家からか公衆ホットスポットからしかつながないのでモバイルインターネット接続のためにモバイルモデムを使うことはほとんどないのですが、旅行に出かけたときなど、旅先で使えるホットスポットがないような場合など、たまに使わなければいけなくなったりします。今回私が購入したのは Vodafone-Huawei USB/HSDPA モバイルモデム E270 という機種で、Windows マシンでは K-3565 と認識されるものです。
- このモデムは、ここインドネシアのインターネットプロバイダ 3 GSM と接続するよう仕込まれていて、お値段は3ヶ月分の無料アクセス込みで600,000 インドネシアルピー (米ドル換算で約60ドル) となっています。このモデムには Windows 用のモデムドライバが付いてきますが、残念ながら Linux 用のモデムドライバは付いていませんでした。しかし、驚くべきことに、openSUSE 11.3 の KDE デスクトップ環境で試してみたところ、このモデムはあっさりと認識され、何も手を加えずともブロードバンドモバイル接続ができてしまったのです。さらに嬉しいことに、モデム切り替えアプリケーションで USB ディスクから USB モデムに切り替えるという手間をかける必要すらなかったのです。"
Masim Sugianto: openSUSE 11.3 に Oracle VirtualBox 3.2.6 を入れてみる
- "openSUSE 11.3 に VirtualBox をインストールしたい場合、openSUSE 11.3 で VirtualBox を入れるには依存関係にある openSSL と PNG ライブラリを入れておく必要があるという点にだけ注意すれば、あとは openSUSE 11.2 のときと同じ要領でインストールすることができます。
- ここでは、openSUSE 11.3 64bit 版に VirtualBox 3.2.6 64bit 版を入れる場合の例を紹介します。2つのバージョン間に大きな違いはありませんので、このガイドは VirtualBox 32bit 版を入れる時にも参考になるでしょう。"
コマンド/スクリプト初心者向け
Pascal Bleser: シェルの裏技 : CRLF から LF へ変換する方法
- "私が RPM のスペックファイルを書くときに使っている、CRLF から CR を取り除いてしまうちょっとした裏技を紹介します :) (CRLF は Windows で使用されている2バイトの EOF マーカーです。ちなみに Linux や Unix では LF だけが使われています。)
- 普通ならこういう場合は dos2unix か recode を使うことになるとは思うのですが、このテクニックを使えば in-place で書き換えることができる - つまり、いったん別ファイルに書き出してからそれをコピーし戻すといった面倒なことをしなくてもすむわけです (へへへ)。 -- まずは、dos2unix を用いた方法からいきましょう。: "
システム管理者向け
HowtoForge/Falko Timme: openSUSE 11.3 で PHP5 と MySQL をサポートした Apache2 サーバー (LAMP) を構築する方法
- "LAMP とは、Linux, Apache, MySQL, PHP の頭文字のみを集めた短縮表現です。ここでは、openSUSE 11.3 サーバーに、PHP5 (mod_php) と MySQL をサポートした Apache2 ウェブサーバーのインストール方法を紹介します。"
Masim Sugianto: Zimbra メールサーバからアカウントをエクスポート/インポートするスクリプト
- "Zimbra は全てのアカウントとプロフィール情報を LDAP データベースに保存します。ですが、Zimbra には別の Zimbra へのマイグレーション用コマンドは用意されているものの、ただアカウントをインポートしたりエクスポートしたいだけという場合用の機能がないのです。別の Zimbra へのマイグレーション用コマンドを使ってしまうと全てのメールボックスやアカウントがエクスポートされてしまうため、パスワードや名前、姓名などいくつかのフィールドだけを切り出したアカウントのリストがあれば事足りる場合、特にテストしたいだけの時など不便このうえありません。"
Masim Sugianto: openSUSE 11.3 での KVM を使った仮想化
- "しばらく消息不明でブログの更新もお休みしていましたが、そろそろまた新しい記事を書き始めていこうと思ってます。三日坊主に終わらなければいいんですが。 :-D .
- KVM (Kernel-based Virtual Machine) というキーワードは仮想化技術の世界では最近ポピュラーなものとなってきています。KVM の人気が高まり、Xen Hypervisor の強力な対抗馬となってきている理由は、その背後にある技術と、Red Hat が次期リリースとなる Red Hat Enterprise Linux 6.0 では Xen に代えて KVM に注力していくとの決定を下したことにあります。技術的な面から見た KVM のアドバンテージは、KVM モジュールが Linux カーネルに組み込まれていることにより、Xen Hypervisor を使いたい場合だと必要となるパッチだとか別のカーネルだとかいったものが必要ではないというところにあります。上記2つの仮想化技術以外にも、Linux で動かせる仮想化技術としては VMWare、VirtualBox、OpenVZ などがありますが、Xen と KVM はそれらの中でもとても人気の高いものとなっています。"
Linux Magazine/Dmitri Popov: cpufrequtils を使った電源管理
- "軽量デスクトップに切り替えるのは、使っているシステムのパフォーマンス全般を向上させるためのとても効果的な方法だといえます。使っているのがノート PC だったりネットブックだったりした場合はなおさらです。しかし例えば LXDE を選択した場合、電源プロファイルを管理したりプロセッサを状況に合わせてコントロールできるようなグラフィカルなツールがないことに気がつくでしょう。デスクトップ機を使っているのであればこれはさほど問題とならないでしょうが、モバイル環境ではバッテリーの持ちを良くするためには、電源設定をいじれるかどうかはとても重要なこととなります。この問題に、cpufrequtils ユーティリティは素晴らしいソリューションを提供してくれます。このユーティリティを使うと、コマンドラインから電源管理オプションを操作することができます。cpufrequtils はほとんどの主要なディストリビューションではソフトウェアリポジトリに入っていると思いますので、お使いのディストリビューションのパッケージ管理ツールからインストールすることができるでしょう。 (...)"
Martin Vidner: openSUSE 11.3 へアップデートしたときの注意点
- "今日は自分のワークステーションを openSUSE 11.3 へアップグレードしました。ここに書くのは、二度と同じ過ちを繰り返さないための覚書です。
- 私は、ネットワーク経由アップデートを行うため、コマンドライン を使い、利用可能なすべてのリポジトリを追加しようと試みました。リポジトリを切り替えること自体は sed -i "s/11\.2/11.3/g" /etc/zypp/repos.d/* とするだけで完了しました。
Planet SUSE
Alex Barrios: openSUSE をインストールしたあとにすべきいくつかのこと
- "openSUSE を新たにインストールしたあと、使い勝手をもっと良くするためにいつも追加でやっていることがあります。ということで以下、openSUSE のインストールに成功したあと、やったほうがよいことを列挙したいと思います。
- よく読む。繰り返し読む。そうすれば道に迷うことはなくなります。この記事ではコマンドは二重引用符 (") で示してあります。実行結果は引用符なしか、テキストの中に太字でしめしてあります。"
OMG!SUSE! team: KDE3 の保守派に加わろう
- "KDE 3.5 はもともと約5年前にリリースされ、2008 年の真夏以降、メンテナンスリリースは出ていません。その時代をものともせず、デビューから5年のときを経ても、いくらかの KDE ユーザーは未だに KDE3 が KDE4 よりも優れていると考えています。
- openSUSE 愛好家でなおかつ KDE3 愛好家にとって openSUSE 11.0 のサポート打ち切りは、インストール時に KDE3 が選択できた (実際には KDE3 と KDE4 の両方が同梱されていた) 最後の openSUSE メジャーリリースの終焉を意味しています。
- Amarok 1.4 をあきらめたり KDE4 で取り込まれた広範囲な変更をいちいち修正せずとも openSUSE 11.3 で導入された美味しいものたちを満喫できたら素晴らしいと思いませんか?"
Jos Poortvliet: openSUSE における KDE 戦略
- "これまでに書いた2つのブログで書いてきたように、現在 openSUSE 内で戦略についての討論が進んでいます - 私たちはディストリビューションコミュニティとしてどんな方向を選ぶべきでしょうか?
- この投稿の中で、私はいくつかのことを指摘してみたいと思います。まず第一に、何故戦略なのか、それが何のためのものであって、何のためのものでないのか。第二に、混乱を招いているようですがコミュニティの提案として他の戦略同様話し合われてしかるべき話題だと思うので、特に言及したい戦略があります。それは、openSUSE における KDE についての戦略です。"
Michal Hrušecký: openSUSE Paste のアップデート
- "openSUSE Paste にいくつか動きがありましたので、現況についてお知らせしたいと思います。前回、http://susepaste.org というアドレスでつながるということはお話しましたよね? 昨日からは、http://paste.opensuse.org というアドレスも使えるようになっています。どちらのアドレスも同じコンピュータ、同じ IP アドレスを指していて、名前が違っているだけです。新しいアドレスも susepaste.org と同じものなので、リンクも相互で置き換え可能です。なので、susepaste.org に関する記事内で paste.opensuse.org というリンクを紹介することも、またその逆をすることもかまいません。URL の最初の部分を置き換えるだけのことです。
- 報告しておくべきもう一つの面白い変化は、Pascal Bleser が pastebinit に susepaste のサポートを追加してくれたことです。なので、もし私の作ったシンプルなスクリプトでは満足できないようでしたら、もっと充実したツールを使うことができるわけです。;-) でもこれは取り立てて新しいことではなく、彼は既にこの件についてブログも書いていました。openSUSE Paste で次に取り組む予定なのは、ローカライゼーションやスクリプトについてのドキュメント作成、そして全ての openSUSE サイトに一般的なメニューとしてリンクを配置することです。しかし、当面他にやらなければいけないことがありますので、実現するまでちょっとばかりお待ちください。"
Jared Ottley: Alfresco: コマンドラインから JMX を使おう
- "JMXはすごいです。 Alfresco と JMX の組み合わせは素晴らしいです。大きなポートナンバーのポートへの接続は許さない (あるいは限られた少数のポートにのみ接続を許す) サーバに JMX とデバッガを接続するためにトンネリングを使うよう Alfresco を設定する方法については以前記事を書きました。もう一つクールなツールを追加しましょう。(JMX は Alfresco のエンタープライズ版のみの機能です。)
- Alfresco の wiki には外部から提供されているいくつかのクライアントが紹介されています。一つ違った種類のものをリストに追加しましょう:コマンドラインからの JMX 実行です。この手のものはいくつか選択肢があります。私は CyclopsGroups.org の jmxterm が大好きなんです。"
Suresh Jayaraman: CIFS ネットワークファイルシステムのローカルキャッシュ – 追記
- "これは私の前の記事 Hackweek V: Local caching for CIFS network file system (訳注:冒頭の日本語訳が過去の号「第5回ハック週間: CIFS ネットワークファイルシステムのローカルキャッシュ」にあります) の補足になります。
- 前の記事を書いてから、ローカルキャッシュ機能を追加するパッチをよりよくするため、バグをとったり、コミュニティからのレビューコメントを反映してパッチを再投稿したりに従事していました。それとプラハで行われた SUSE Labs カンファレンス 2010 で発表をしました。スライドはこちらにあります:ファイルシステムキャッシュの CIFS への適用 (FS-Cache aware CIFS)."
Andreas Jaeger: バグは勝手に直ってくれたりはしない
- "手持ちの無線 LAN カードが使えないので openSUSE から Ubuntu に乗り換えたというあるユーザからのメールが届きました。話によると、openSUSE 11.2 では最初使えていたのにアップデートをかけたら使えなくなってしまったとのこと。彼は openSUSE 11.3 では直っていることを期待し、テストしてみたものの、やはり使えず - 諦めて不満のメールを送ってきたのです。
- これを読んで私はがっかりしました。というのも、その場で言ってくれれば私たちがそのユーザを助けてあげることもできたであろうに、と思えたからです。"
Sirko Kemter: openSUSE コントリビューションガイド A-Z
- "数時間前、Pavol から Geeko の入っているストリートアート風の openSUSE のロゴみたいなものを持っていないかと聞かれました。もちろん持っているよ、と答えたら、彼はそれを金曜日に予定しているリリース記念パーティーで使うスライドに入れたいと言うので、そういうことだったらきっとぴったりなストリートアート風の絵文字があるから使ってみたら、ということで、彼に送ってみました。それを見た数分後、彼は「まさに私が考えていたことと一緒だ」といってきました。つまり、私たちは二人とも同じアイデアを持っていたということで、私たちは LinuxTag 2010 での Henne と Vincent Untz のトークを再利用していたのです。そして出来上がったのがストリートアート風「究極の openSUSE コントリビューションガイド A-Z」ということになります。"
- 訳注:ストリートアート風「究極の openSUSE コントリビューションガイド A-Z」 (The ultimate A-Z openSUSE Contribution Guide” in graffiti style) は原文に (Prezi というプレゼンツールへの) 埋め込みがされております。面白いのでぜひご覧あれ。
Pascal Bleser: openSUSE パッケージのインデックスと検索
- "ディストリビューション内はもとより、openSUSE ビルド・サービス全体、更には Packman にいたるまでの利用可能な山のようなリポジトリからパッケージを検索できるというサービス、愛すべき "webpin" の新たな実装にこのところずっと取り組んでいます。
- 問題は、これが今となってはちょっとばかり時代遅れになっていて、検索操作を行うのにリレーショナルデータベースを使っているという事実により、その機能が限定されてしまっているということにありました。この数ヶ月というもの、私は Apache Solr について詳しく調べてきたのですが (この件については前に「凄い」って紹介したことがありましたよね :))、その仕組みを知れば知るほど、こう考えるようになってきました ... うーん ... パッケージ/リポジトリの索引を作るのにこれを使ってみたらどうだろうか、と。"
openSUSE フォーラム
11.3 で動画を再生すると固まるという問題
- "Kwin で、デスクトップ効果が ON になっているときにビデオを再生すると問題が起こるらしいとの話を聞き、この件についてのトピックを取り上げてみました。既にいくつか同じような経験をしたとの報告が挙がっています。"
Live CD が起動しない?
- "どうやらこの問題は「モードが設定されていない (nomodeset)」ことが原因だったようで、@oldcpu のおかげでスレ主の問題は解決した模様です。Lee、グッジョブ。"
じゃあ、全部のアップデートってどこにあるの?
- "なんでこんなにちょっとしかアップデートがないの?? という質問が寄せられました。 :-) 他のディストリビューションだとインストールした後にたくさんアップデートを促されるのに、比較してみて変な気がする、ということでした。これはまだ 11.3 が出てから日が浅いためで、半年後には間違いなくたくさんアップデートが出ているでしょうから、そのころにはこんな質問も出なくなるのではないかと思います。"
もう 11.4 を動かしてます
- "一足早く実験機を Factory 環境に移行し、11.4 相当にしてあります。間もなく出る予定のマイルストーンリリースを楽しみにしています。"
Web 上の記事から
お知らせ
KDENews/Kevin Duffus: KDE e.V. と GNOME Foundation、ベルリンでの 2011 年デスクトップサミットを共同開催
- "GNOME と KDE は、ドイツ、ベルリンで開催される 2011 年デスクトップサミットの開催に向けて再びチームを組むことになりました。2009 年デスクトップサミットの成功を受けて、このプロジェクトは GUADEC および Akademy と同じ場所で 2011 年 8 月に開催されることになり、これはこれまでで最大のフリーソフトウェアデスクトップイベントになるでしょう。
- 2009 年デスクトップサミットは、フリーソフトウェアデスクトップコミュニティのリーダー達にとって、話題を共有したり、共通の課題に取り組んだり、数々のパーティによってコミュニティ間の連携を深めるといったことのための、実に素晴らしい機会でした。"
レポート
MakeTechEasier/Tavis J. Hampton: KDE 4.5 のプレビュー
- "KDE 4.0 がリリースされたとき、それが未完成で、正式版として準備ができていないということは誰の目にもあきらかでした。バージョン 4.2 で、完全に再設計され書き直されたデスクトップ環境は多くの人々が愛した KDE 3 のような安定性と奥行きを取り戻し始め、さらに付け加えられた新機能は KDE を独創的で実りのあるデスクトップ software compilation としたのです。
- KDE 3.5 が安定した、長期版リリースであったのと同様に、KDE 4.5 の第一の目標は未解決の不具合を解消し、安定性を増すことにあります。ユーザーが新機能にびっくりするようなことはないでしょうが、いくつか特筆に値する機能はあります。先週、私は KDE 4.5 のリリース候補版を Kubuntu リポジトリからインストールし、ちょいと試してみました。"
EasyLinuxCDs: MeeGo for IVI 1.0 スクリーンショット
- "====EasyLinuxCDs: MeeGo for IVI 1.0 スクリーンショット====
- "MeeGo って本当は何だろう、という問いには、それは Intel の Moblin プロジェクトと Nokia の maemo プロジェクトの融合であるというのが答えになります。この軽量な融合はスマートフォン、ネットブック、タブレット、メディアフォン、TVへの接続、カーナビゲーションシステム (In-Vehicle Infotainment; IVI system) などを対象にしています。今回の限定的なリリースは Atom ベースのカーナビ向けです。これらのシステムではカーナビゲーション、エンターテイメント、ネットワークコンピューティングサービスを自動車や、トラックや、バスや、飛行機などなどの中で利用できます。ウェブサイトで MeeGo プロジェクトは「乗り物がインターネットに接続されるようになり、インターネットベースのエンターテイメントアプリケーションおよびサービスの需要はますます高まっていますので、MeeGo は IVI の革新のペースを加速する努力をしているのです。」と表明しています。"
レビュー/エッセイ
The new look Techblog: 完璧な KDE4 ディストリビューションを求めて – その2 なぜ openSUSE 11.3 じゃないんだ?
- "オーケー、ぼくはもう1週間ばかり openSUSE 11.3 KDE4 に時間を費やしているよ。今ちょうど Linux Mint 9 KDE をダウンロードしているところだ。ぼくはまだぼく自身の完璧な KDE4 ディストリビューションをどれと決めていないけれど、openSUSE 11.3 は本当に強力な候補者だね。この短い記事ではぼくがなんで自分のデフォルトOSを切り換え*ない*のか、そのいくつかの理由を説明しようと思う。"
Techgage/Rob Williams: openSUSE 11.3 短評
- "2週間ほど前、openSUSE プロジェクトはその著名な Linux ディストリビューションのバージョン 11.3 をリリースしましたが、このバージョンがリリースされてからちょっと経ってから、SUSE の最新版を入手して、どんな風になったかを見てみようと決めました。実際、私が最後に SUSE をじっくり見たとき (4年以上も前のことです!)、まだ "SuSE" と呼ばれていたころで、そう、ちょっと時間が経ちすぎていたようです。今までのところ、この最新版に対する第一印象はとてもいいです。
- openSUSE の最新版は、想像されるとおり、このディストリビューションに含まれるソフトウェアはすべて最新版になっていますし、ネットワークファイル同期アプリ SpiderOak やオーディオ編集ソフトの Rosegarden などといった新しいアプリケーションもバンドルしています。11.3 には KDE 4.4.4 と Linux カーネル 2.6.34 も含まれており、みなさんが信じるかどうかはさておき、その新機能を試してみたい人たち向けに、GNOME 3.0 のプレビューも含まれているのです。"
FOSSBazaar/Martin Michlmayr: オープンソース貢献者同意書:目的と対象
- "貢献者同意書、あるいは貢献者ライセンス同意書 (Contributor License Agreements; CLA) という名で知られているものが、オープンソースプロジェクトで次々と採用されるようになっています。この記事ではこれらの貢献者同意書の目的について説明しようと思います。 (...)"
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クレジット
- Sascha Manns (編集長)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)
翻訳版(Translations)
- openSUSE ウィークリー・ニュースは多くの言語に翻訳されています。第135号の現在購読可能な翻訳版については こちらをご覧ください。