FAQ
目次
日本語環境について
日本語環境をインストールするには?
一番基本的な方法は、インストールDVDを使用して、インストール開始時に「日本語」を選択することです。openSUSE では、日本語を含むほとんどの言語で共通の DVD を使用します。(日本語専用のDVDは配布されていません)KDE または GNOME Live CD には日本語関連のパッケージが含まれていませんので、以下の手順を実行する必要があります。
また何らかの理由で、テキストモードや英語のインストーラでインストールしなければならない場合にも、インストール完了後に次の手順で日本語化できます。
- DVD が無い場合はネットワークに接続する
- YaST を起動する
- 「言語設定」を開き、「日本語」に設定する
- 「ソフトウェアの管理」を開き、「View」ドロップダウンから「Languages」を選ぶ
- 「ja 日本語」にチェックを入れ、「Accept」をクリックする
- 42.2 のみ: ibus-mozc (デフォルト) または fcitx-mozc を選択する
KDE のメニューの一部が英語のままの場合は、KDE のキャッシュ(/var/tmp/kdecache-ユーザー名)を削除してみてください。
ホームディレクトリのフォルダ名を一括で英語にするには?
LANG=en xdg-user-dirs-update --force
個別に設定するには KDE の「システムの設定」の「アカウント詳細」、「パス」を使用するのが簡単です。
日本語入力を使うには?
インプットメソッドフレームワーク(IBus または Fcitx)と変換エンジン(ibus-mozc または fcitx-mozc など)をインストールして下さい。 日本語を選択してopenSUSEをインストールすると自動的にこれらのパッケージがインストールされます。
GNOME で IBus を使用する場合はインプットソースの追加が必要です。詳しくは IBus のページを参照して下さい。
使用するインプットメソッドフレームワークを切り替えるには?
openSUSE は現在のロケールに従って起動するインプットメソッドを選択するようになっています。手動で起動するインプットメソッドを指定するときは INPUT_METHOD 環境変数を設定します。
~/.i18n で INPUT_METHOD 環境変数を指定します。次のように記述すると IBus が起動するようになります。
INPUT_METHOD=ibus
Fcitx のほうが IBus より自動選択の優先度が高くなっています。Fcitx と IBus が両方インストールされている状態で INPUT_METHOD を指定しない場合は Fcitx が起動します。上記のように ibus を指定することで、両方インストールした状態でも IBus を起動することができます。
Windows で作成した zip ファイルを文字化けせずに展開するには
unzip-rcc パッケージに含まれている unzip コマンドを使用してください。文字コードを自動判定して展開してくれます。
サーバー構築
SSH で公開鍵認証を強制するには?
/etc/ssh/sshd_config を開き ChallengeResponseAuthentication を no に設定して下さい。
openSUSE コミュニティへの参加
Wiki を見ても検索しても分からないときは?
メーリングリストやフォーラムで質問してみましょう。
この Wiki を編集して良いですか?
はい。中には URL が変わっているだけのものなど簡単な修正が必要なページもあります。少しずつより良い wiki にしていきましょう。日本語化チームのページも参照して下さい。
開発に参加するには?
誰でもすぐに開発に参加できることは openSUSE の大きな特徴です。Open Build Service でパッケージを更新したり、Bugzilla でバグを報告したりなど、誰でも参加できることがたくさんあります。よく分からなければ opensuse-ja の ML で聞いて下さい。パッケージングや翻訳に参加する場合は基本的には英語の情報をチェックする必要がありますが、英語を使わずにできることもたくさんあります。
また、英語が苦手という人でも、opensuse-ja の ML では、テストや問題の切り分けの手伝いをお願いすることがよくあります。もちろんやりとりは日本語です。バグを見つけたけど、自分で Bugzilla に入力するのはちょっと…という場合も、お気軽に ML にメールを投げて下さい。ML に住んでいる開発者が修正したり、誰かが代わりにバグ報告をしてくれるでしょう。