Bugs:OOo
OpenOffice_org のバグレポート提出
OpenOffice_org のパッケージは、 openSUSEの公式ダウンロードサイト及び 開発中のビルドサービスプロジェクトから入手できます。これらの版で発見したバグは、Novell の Bugzilla サイトで、ソフトウェア名を"OpenOffice.org 2.0"に指定して報告してください.
バグレポートに必要なもの
バグの箇所と症状が正確に担当者に伝われば、修正も速く行えます。そのために以下の情報が必要になります。
- openSUSEのバージョンとプラットフォーム 例: openSUSE-10.2-x86_64
- デスクトップ環境 例: KDE or GNOME
- OOo のバージョン 例:"Build 2.2.0.1". これは、OOoのダイアログボックス "Help/About OpenOffice.org"を表示すると見ることができます.
- 32-bit OOo が x86_64 システムで使われている場合、それを明記してください。
- パッケージがビルドサービスによりアップデートされている場合、それを明記してください。
- 不具合はどういう操作をすると起こるかを順序正しく示してください。
- 他に、スクリーンショットや、バックトレース、straceなどの詳しい情報があるとよいでしょう。
straceログの取り方
多くの場合、以下のコマンドで OOoを起動すれば可能です。
strace -o /tmp/strace.log -f -tt -s 512 ooffice
起動コマンドはoofficeに限らず、oowriterなど他の形式でも有効です。そのあと、不具合が起こる過程を実際に行ったのち、アプリケーションを終了します。取得したログは以下のように圧縮したのち、バグレポートに添付してください。
bzip2 /tmp/strace.log
32-bit OOo を 64-bit システムで使用している場合は、まず strace-32bit をインストールしてください。そしてstraceの起動は32-bit版のディレクトリから行います:
cd /usr/lib/ooo-2.0/program strace32 -o /tmp/strace.log -f -tt -s 512 ./soffice.bin
バックトレースの取得
アプリケーションのクラッシュやフリーズの症状解析には、バックトレースが有効です。以下のように使用してください。
- OpenOffice_org-debuginfo パッケージをインストールします。これは、オリジナルのパッケージについてはdebug レポジトリ、 ビルドサービスからのアップデートを行った場合はBuild Service レポジトリ から入手してください.
- 以下のように、OOoの実行ファイルのあるディレクトリからデバッガを起動し、出力を保存してください。
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cd /usr/lib/ooo-2.0/program
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gdb ./soffice.bin 2>&1 | tee /tmp/gdb.log
- 64-bitOOoの場合は、 /usr/lib64 にします。/usr/lib は指定しないでください。
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- デバッガの中からアプリケーションを起動します。
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run <options>
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- アプリケーションがクラッシュやフリーズする過程を実践してください。フリーズの場合はそれを実現させたのち、CTRL-C を押せば gdb コマンドラインに戻ることができます。
- 以下のコマンドでバックトレースを出力します。
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backtrace
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- すべてのスレッドにつき行います。
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thread apply all bt
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- デバッガを終了します。
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quit
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- gdb.logを全てバグレポートに添付してください。