ダウンロードに関するヘルプ
目次
ダウンロードする前に
openSUSEをダウンロードする前に、いくつか確認しておくべきことがあります。
システム要件
システム要件を満たしていることをご確認ください。 openSUSE は、ほとんどのPCハードウェアに対応しています。openSUSE を軽快に動作させるには、以下の条件を満たす必要があります。
- 2GHz デュアルコア以上のプロセッサ
- 2GB システムメモリ
- 40GB 以上の空き容量があるハードディスク
- インストールに使用できる DVD ドライブまたは USB ポート
- インターネット接続があると便利です。ネットワークインストールを行う場合は必須となります。
十分なディスク領域があることを確認します
巨大な ISO ファイルをダウンロードする場合、いくつかの点が問題となる場合があります。
- ほとんどの openSUSE ISO ダウンロードは DVD サイズなので、700MB CD には納まりません。
- DVD ISO イメージを 1 枚分ダウンロードするのに約 4.3 GB の領域が必要です (脚注 1 を参照)。
下記の表には、接続形態ごとのおおよそのダウンロード時間を示しています:
1 CD ISO (700 MB) | 1 DVD ISO (4.7 GB) | ||
---|---|---|---|
56 KBit 接続 | 28 時間 | 187 時間 | |
64 KBit (ISDN) 接続 | 25 時間 | 164 時間 | |
1024 KBit (ブロードバンド) | 1.5 時間 | 11 時間 | |
2048 KBit (ブロードバンド) | 45 分 | 5.5 時間 | |
8192 KBit (ブロードバンド) | 12 分 | 1.5 時間 | |
24 MBit (ADSL2) | 4 分 | 28 分 | |
100 MBit (光ファイバー) | 1 分 | 7 分 |
openSUSE のディストリビューション選択
お使いの環境に合わせて、 openSUSE プロジェクトではダウンロード/インストール/再配布を行なうことのできる 2 つのバージョンを用意しています
- Leap - 定期リリースされるディストリビューションです。通常は年1回程度リリースされ、ライフタイムの期間内に、各リリースに対してセキュリティ更新や安定性向上のための更新が提供されます。同じリリース内であれば、明らかな機能変更は行わないポリシーで管理されています。Leap は SUSE Linux Enterprise との間で一般的な基本システムを共有しているため、SUSE Linux Enterprise のメジャーリリース (例: 12, 13, etc.) 間隔 (おおよそ数年単位) でのみ大幅なアーキテクチャ変更が行なわれます。 Leap は特に、システム管理者や企業内の開発者、"一般的な"デスクトップユーザにお勧めです。
- Tumbleweed - ローリングリリース モデルを採用したディストリビューションです。ソフトウエアは openSUSE プロジェクトが提供する最新のバージョンに維持され続けることになります。フリー/オープンソースのプロジェクトが定期的に公開する新しいリリースに合わせて、機能や性能が常に変化し続けることになります。 Tumbleweed は開発者や openSUSE の貢献者、そして Linux/FOSS の愛好者にお勧めです。
インストールタイプの選択
ローカルインストール
このインストールタイプでは、 openSUSE のインストール元となる CD/DVD イメージをダウンロードして、そこからインストールを行ないます。この方法の場合、下記のような利点があります。
- インストールの最中にインターネット接続が必要とならない
- 複数のコンピュータでイメージを共有できる
- あとからイメージを再利用することもできる
ただし、下記のような欠点もあります。
- 実際にデータが必要となる前に、あらかじめ大量のデータをダウンロードしておく必要がある
- CD や DVD のサイズ制限により、 openSUSE で提供されるパッケージ内の一部しか手に入らない
ローカルインストールの際の手順
- ISO イメージをダウンロードします
- ブランク CD/DVD にイメージを書き込みます
- お使いのシステムを書き込んだ CD/DVD から起動します
- openSUSE をインストールします
ネットワークインストール
このインストールタイプでは、起動を行なうためだけの小さなイメージをダウンロードして、 YaST が残りのデータをダウンロードしながら進めます。この方法では、下記のような利点があります。
- 事前に必要なパッケージ類をダウンロードしておく必要がない
- ブランク CD が 1 枚だけあれば実施できる
- インターネット上で公開されているインストール元には、 openSUSE 向けの全パッケージが用意されている
もちろんこの方法にも欠点があります。
- インストール時にインターネットへの接続が必要
- サーバ側の負荷状況やインターネットの接続速度によっては、インストールに時間がかかる場合がある
- ネットワークカードを検出できない場合、インターネットに接続できず、インストールもできない場合がある
ネットワークインストールの際の手順
- まずはブート CD イメージをダウンロードします。最新のブート CD は Factory リポジトリ にありますが、こちらを使用する際には Factory をお読みください。
- ダウンロードしたブート CD イメージを書き込みます
- 書き込んだブート CD から起動します
- YaST インストーラに対して、インストール元を指定します (起動時に F3 または F4 を押します)
- openSUSE をインストールします
詳しくは ネットワークインストール をお読みください。
ダウンロードプロトコルの選択
HTTP でのダウンロード
openSUSE のインストールメディアのイメージは、通常のファイルとしてダウンロードすることができます。そのため、現在お使いのブラウザで、ダウンロードページ内のリンクをクリックするだけでダウンロードができます。ただし、このような巨大なイメージをダウンロードする際には、ダウンロードマネージャなどを利用して、ダウンロードしたデータが壊れたりしないようにしておくことをお勧めします。
- Linux でダウンロードを行なう場合は、コマンドラインツールの wget をお使いになることをお勧めします。 wget は -c というパラメータを指定することで、ダウンロードが途中で止まってしまっても再開することができるようになっているためです。ダウンロードが完了していないのに接続が切れてしまったような場合は、 -c を指定しなくても自動的に再接続します。 wget について、詳しくは man wget をお読みください。
- 古い Linux や Unix システムを利用してダウンロードする場合は、コマンドラインツールの curl をお使いください。たとえば下記のように実行します: curl -C - -O URL 。詳しくは man curl をお読みください。
- Mac OS や Windows をお使いの場合は、上記のような機能を提供するダウンロードツールをお使いください。
BitTorrent でのダウンロード
BitTorrent はオープンソースの一対一ファイル共有プロトコルで、巨大なソフトウエアやメディアファイルを共有する目的で設計されています。 HTTP と比較すると、クライアント側でデータ破壊を防ぐ仕組みが用意されているほか、 1 つのファイルに対して複数の接続を行なって、ダウンロードを高速化する仕組みも用意されています。またダウンロードの際は、同時に他のダウンロード者に対するアップロードも行なうようになっていて、ダウンロード者が多数いればいるほど、より中央のサーバに負荷を与えることなくファイルを配布できるようになっています。
手順は簡単です。 BitTorrent クライアントをダウンロードしてインストールしたら、あとは起動して *.torrent ファイルを Web ブラウザでクリックするだけです。
- openSUSE をお使いの場合は、一般的な BitTorrent クライアントか KTorrent クライアントをお使いになることをお勧めします。軽量のコマンドライン型クライアントとしては、 aria2 (Build Service パッケージは こちら にあります) でもかまいません。
- Windows をお使いの場合は、 Vuze という有名なクライアントがあります (ただし Java JRE をインストールする必要があります) 。また、軽量な μTorrent や、オリジナルの BitTorrent クライアントもあります。
上記以外の BitTorrent クライアントもいくつかのプラットフォーム向けに用意されています。その他の BitTorrent クライアントについては、 公式の BitTorrent Web ページ (英語) をお読みください。また、お使いになる際はクライアントに添付された文書をよく読んで、正しい手順で実施してください。
メタリンクでのダウンロード
メタリンク は XML 形式のファイルで、ダウンロードマネージャが使用するファイルです。このファイルにはファイルのミラーサイトや P2P の場所などが記されているほか、チェックサムも含まれています。メタリンクのクライアントはダウンロードの再開や複数のソースからのダウンロード (ミラーサイトや P2P の両方) などの機能があり、チェックサムの自動検証や自動的なエラー回復 (使用するクライアントに依存します) なども行なうことができます。これにより、ダウンロードを安全かつ確実、しかも高速に行なうことができます。
- DownThemAll! は Firefox のプラグインで、メタリンクをもっとも簡単に使用できるものの 1 つです。
- aria2 は、 Unix のコマンドラインクライアントをお探しの場合にお勧めです (パッケージは こちら にあります) 。
- wxDownload Fast はすべてのプラットフォーム向けに提供されているほか、 GUI も用意されています (パッケージは こちら にあります) 。
- Speed Download は Mac OS 向けのソフトウエアです。
- Orbit Downloader と GetRight は Windows 向けのソフトウエアです。 Mac OS, Windows, Unix 向けの他のクライアントもあります 。
メタリンクは openSUSE ダウンロードリダイレクタ が提供しています。すべての ISO イメージに対するメタリンクは、次のリンクをご覧ください。 http://download.opensuse.org/distribution/openSUSE-current/iso/.
詳しい使い方や情報については、 メタリンク をお読みください。
FTP でのダウンロード
まずはお使いの環境に最も近いミラーサイトを選択します。あらかじめミラーサイトに必要なバージョンおよびメディアの製品が存在していることをご確認ください。
ISO イメージの URL は、たとえば ftp://ftp.example.org/pub/opensuse/distribution/<バージョン>/iso/<名前>.iso のようになっています。ダウンロードはブラウザで行なうか下記のようなコマンドで実施してください:
cd <ISO イメージをダウンロードするディレクトリ> wget ftp://ftp.example.org/pub/opensuse/distribution/<バージョン>/iso/<名前>.iso
何らかの理由でダウンロードが止まってしまった場合は、 wget のパラメータに -c をつけることで、ダウンロードを続きから行なうことができます:
wget -c ftp://ftp.example.org/pub/opensuse/distribution/<release>/iso/<名前>.iso
ダウンロードが完了すると、 <ISO イメージをダウンロードするディレクトリ> 内に <名前>.iso というファイルが出来上がります。
チェックサム
CD/DVD イメージからメディアを作成する前に、それらのイメージファイルに間違いがないかどうかご確認ください。確認には *.iso.sha256 ファイルを使用します。このファイルには、ダウンロード場所に置いてあるそれぞれの ISO イメージに対して、ハッシュ (チェックサム) と呼ばれる値が記されています。たとえば以下のようになっています。
8abac6680ecc152f103006b02f9ff67f some.iso
この *.iso.sha256 ファイルには openSUSE による GPG 署名がなされています。これは、追加の安全策なのですが、SHA256チェックサムを計算してこのファイルを読み込む際に警告が表示されることがあります。
ダウンロード時に問題が発生していないことを確認するには、 SHA256 アルゴリズムを利用してダウンロードした ISO ファイルのハッシュ値を作成し、対応する <some>.iso.sha256 ファイルに記されている値と一致しているかどうか確かめる必要があります。CD/DVD イメージ書き込みソフトウェアによってはこの機能が組込まれているものもありますが、その場合はアルゴリズムに SHA256 を利用していることを確認してください(古いソフトウェアでは MD5 アルゴリズムを利用しているものがあります)。
コマンドプロンプトから自動でチェックサムを確認する場合は次のようにタイプします:
sha256sum -c <some>.iso.sha256
チェックサムが一致したら、出力結果の中に次のように表示されます:
<some>.iso: OK
コマンドの出力と上記の数字が異なる場合は、ダウンロードしたファイルが壊れているため、ダウンロードをやり直すか、#ダウンロードの修復に示す手順で修復する必要があります。
sha256sum コマンドはチェックサムファイルに含まれる GPG 署名を正しく理解して処理しないため、書式が不適切な行があるという警告を表示します。
コマンドプロンプトから GPG 署名を検証するには、まず次のコマンドを入力してプロジェクトの公開鍵をインポートします:
gpg --recv-keys 0x22C07BA534178CD02EFE22AAB88B2FD43DBDC284
gpg --fingerprint "openSUSE Project Signing Key <opensuse@opensuse.org>"
その後、次のように署名を検証します:
gpg --verify <some>.iso.sha256
ファイルが正しく署名されており、指紋が確認できた場合は次のように表示されます:
gpg: 2017/07/21 11:10:22 BSTにRSA鍵ID 3DBDC284で施された署名 gpg: "openSUSE Project Signing Key <opensuse@opensuse.org>" からの正しい署名 gpg: 警告: この鍵は信用できる署名で証明されていません! gpg: この署名が所有者のものかどうかの検証手段がありません。 主鍵の指紋: 22C0 7BA5 3417 8CD0 2EFE 22AA B88B 2FD4 3DBD C284
"主鍵の指紋" は下記の値でなければなりません:
22C0 7BA5 3417 8CD0 2EFE 22AA B88B 2FD4 3DBD C284
表示される警告メッセージについて、詳しくは GPG のドキュメンテーションをお読みください。上記の警告メッセージは無視してかまいませんが、あなた自身がこの鍵を信用する設定にしていないことを示しています。
繰り返しますが、出力結果が異なる場合( BAD や CRC error 、 no signature found のような単語が見られたら、問題のある証拠です)、ダウンロードしたファイルの整合性とそのダウンロード元の確認をする必要があります。
例:Tumbleweed ネットインストールイメージの検証
http://download.opensuse.org/tumbleweed/iso/ から次のファイルをダウンロードしてチェックサムを検証します:
karl@erlangen:~/Downloads> ls -1 openSUSE-Tumbleweed-NET-x86_64-Snapshot20200416-Media.* openSUSE-Tumbleweed-NET-x86_64-Snapshot20200416-Media.iso openSUSE-Tumbleweed-NET-x86_64-Snapshot20200416-Media.iso.sha256 openSUSE-Tumbleweed-NET-x86_64-Snapshot20200416-Media.iso.sha256.asc karl@erlangen:~/Downloads> gpg --verify openSUSE-Tumbleweed-NET-x86_64-Snapshot20200416-Media.iso.sha256{.asc,} gpg: Signature made Sat Apr 18 00:18:00 2020 CEST gpg: using RSA key B88B2FD43DBDC284 gpg: Can't check signature: No public key karl@erlangen:~/Downloads> sha256sum -c openSUSE-Tumbleweed-NET-x86_64-Snapshot20200416-Media.iso.sha256 openSUSE-Tumbleweed-NET-x86_64-Snapshot20200416-Media.iso: OK karl@erlangen:~/Downloads>
ダウンロードの修復
Linux をお使いの場合は、 rsync と呼ばれるコマンドを利用することで壊れた ISO ファイルのダウンロードを修復することができます。この作業を行なうには、このプロトコルに対応したミラーサイトを ミラーリスト から探して、下記のコマンドを入力してください:
rsync rsync://<ミラーサイトの URL>/<opensuseのディレクトリ>/
上記を実行すると、サーバ内のディレクトリが表示されます。コマンドにサブディレクトリの名前を追加することで、ミラーサイトのどこに ISO ファイルがあるのかを確認することができます。確認ののち、下記を実行してください。
touch <ダウンロードした ISO ファイルの場所 (パス)> rsync -avP rsync://<ミラーサイトの URL>/<ミラーサイト内の ISO ファイルの場所 (パス)> <ダウンロードした ISO ファイルの場所 (パス)>
上記を実行するとファイルの修復が行なわれ、修復に必要なデータだけをダウンロードします。 rsync について詳しい情報は、マニュアルページをご覧ください。下記のコマンドをシェル内で入力すると表示することができます:
man rsync
例
下記は openSUSE-11.2-DVD-i586.iso をメタリンク経由でダウンロードしていて、どこか (おそらくは最後のほう) でエラーが発生した場合の例です。 rsync を下記のように利用して、壊れた箇所をダウンロードします:
cd /directory/ofthe/iso rsync -avP rsync://mirrors.kernel.org/opensuse/distribution/11.2/iso/openSUSE-11.2-DVD-i586.iso .
注意: コマンドラインの最後にドット (".") が書かれていることに注意してください。これにより同じファイルの同じディレクトリに ISO を継続ダウンロードする意味になります。
メタリンクを経由してダウンロードしたとき,ダウンロードした ISO のサイズがバイト単位で同じでも チェックサムが一致しない場合がある。この場合 rsync -avP は役に立たないので下記のように -avc オプションを実行することで解決できる。
cd /directory/ofthe/iso rsync -avc rsync://ftp.roedu.net/mirrors/opensuse.org/distribution/11.2/iso/openSUSE-11.2-DVD-i586.iso .
注意:チェックサムが有効な rsync サーバを選択する必要がある。そして サーバがチェックサムを計算する数分間待っていなければならない。
DVD イメージを書き込む
Linux での書き込み
ISO イメージのダウンロードに成功したら、空きの CD または DVD に対して ISO ファイルの書き込みを行ないます(12.3以降、ISO ファイルは CD に納まるサイズではなくなったことに注意してください。DVD を利用できない場合は USBメモリの利用を検討してください)。 openSUSE をご利用のシステムが既にある場合は、 K3B や Brasero プログラムをご利用いただけます。 CD または DVD イメージを書き込んだり、 ISO9660 ファイルシステムを書き込んだりするためのオプションを選択してください。 ISO イメージの書き込みは、ファイルそのものの書き込みとは異なることに注意してください。
たとえば下記のコマンドラインを入力すると、プログラム cdrecord を利用して書き込むことができます。
cdrecord dev=/dev/cdrecorder speed=44 driveropts=burnproof -eject -v (isoファイル)
Microsoft Windows での書き込み
Windows 10
- ImgBurn を利用してください。
Windows 7/8
- ISO ファイルを右クリックして「ディスク イメージの書き込み」を選択します。
- Disk Burner で書き込むドライブを選択し、"書き込み"ボタンをクリックします。ISO イメージが正しく書き込まれたか確認する場合は、"書き込み後のディスクの確認"にチェックを入れておきます。
Windows 95/98/ME/2000/XP/Server 2003/Vista
Windows XP の場合、サードパーティのソフトウエア無しでは ISO イメージの書き込みを行なうことができません。非公式ですが、 ISO Recorder PowerToy というソフトウエアを利用することで Windows XP にこの機能を追加することができます。その他の Microsoft Windows のバージョンをお使いの場合は、 ISO イメージを書き込むための各種サードパーティ製ソフトウエアがありますので、それぞれそれらをご利用ください。 Microsoft Windows 向けの書き込みプログラムは、ドライブと共に提供されているのが一般的です - サーチエンジンなどで探してみてください。オープンソースソフトウエアをご希望の場合は InfraRecorder というソフトウエアがありますし、フリーソフトウエアとしては Cd Burner XP などがあります。なお、 ISO イメージの書き込みの際は、 "トラックアットワンス (track-at-once)" ではなく、 "ディスクアットワンス (disk-at-once)" を選択してください。ソフトウエアによっては (たとえば Nero) "トラックアットワンス (track-at-once)" が既定値になっています。
MacOS X 10.3 またはそれ以降での書き込み
Finder から「移動 (Go)」→「ユーティリティ」を選択してください。ユーティリティフォルダを開くことができたら、そこからディスクユーティリティを開いてください。その後、開いたウインドウ内の左側サイドバーに、ダウンロードした ISO イメージをドラッグしドロップしてください。あとはドロップしたイメージを選択して、 "ディスクを作成" アイコンを押して、 CD/DVD を挿入してください。より詳しい情報については、 Apple 社サポートページ をご覧ください。
ブート可能な USB メモリを作成する
Linux, MacOS, Windows で作成する場合は、次のHow-toを参照してください: SDB:ライブ_USB_メモリ
ダウンロードのトラブルシューティング
ISO イメージのような大容量ファイルのダウンロードは、時として失敗したりして困難なことがあります。よくある問題を回避する方法をここにあげておきます:
- FAT32 ファイルシステムをご利用の場合、ディスク容量が足りていても 'ディスク容量が足りない' というエラーが発生する場合があります。 FAT32 の場合、ファイルサイズの制限として 2GB が最大となるため、 DVD ISO (4.3GB) ではその最大値を超えてしまうためです。これを解決するには、 CD ISO をダウンロードするか、他のドライブにダウンロードしてください。
- FTP の代わりにメタリンクや BitTorrent をお使いください。 FTP ダウンロードよりもより高速なダウンロードを実現できるばかりか、データが正しく転送されたかどうかを確認する機能も備えています。
- 中断・再開機能のあるダウンロードマネージャや FTP クライアントのご使用を強くお勧めします。何らかのダウンロード問題が発生すると再開機能が働いて、最初からダウンロードしなおすことなく途中からダウンロードを継続することができるためです。多くのダウンロードマネージャでは、お勧め機能であるチェックサム検証の機能も備えています。各種要件に合わせたダウンロードマネージャを見つけるには、 ダウンロードマネージャ から探してみてください。
- プロキシサーバによっては、 FTP アクセスを許可していない場合もあります。プロキシサーバをお使いの場合は、 HTTP ミラーサイトからダウンロードしてください。
- DVD ISO をダウンロードする場合、お使いのプロキシサーバとダウンロードクライアントが 2GB 以上のファイルに対応しているかどうかをご確認ください。 2GB 前後でダウンロードが止まってしまう場合、多くは 2GB 以上に対応していないものと思われます。 Linux をお使いの場合は Konqueror (KDE ブラウザ), curl, lftp (lukemftp) をお使いください。 MacOS の場合は Safari と既定の ftp クライアントで問題なく動作します。 Windows をお使いの場合は、 FileZilla をお試しになるのがよいでしょう。