SDB:NTFS
NTFS の書き込みをサポートするソフトウエアのインストール
NTFS ドライバ ntfs-3g は既定でインストールされ、 root のみが書き込みできるようになっています。一般ユーザで書き込めるようにしたい場合は、 /etc/fstab 内に設定されている Windows パーティションに対し、 dmask=002 と fmask=113 の各オプションを追加してください。たとえば下記のようになります:
#デバイス マウントポイント ファイルシステム パラメータ /dev/sda1 /windows/C ntfs-3g user,users,gid=users,fmask=113,dmask=002,locale=en_US.UTF-8 0 0
NTFS パーティションのマウント
/etc/fstab ファイル内に設定を追加することで、 NTFS ファイルシステムを起動時にマウントできるようになります。なお、マウント先のディレクトリ (下記の例では /Windows/C) は、あらかじめ作成しておく必要があります。多くの場合、 NTFS は 1 台目のハードディスクの最初のパーティションとして設定されています:
#デバイス マウントポイント ファイルシステム パラメータ /dev/sda1 /windows/C ntfs-3g user,users,gid=users,umask=0002 0 0
- その他の方法
#デバイス マウントポイント ファイルシステム パラメータ /dev/disk/by-label/win /windows/C ntfs-3g user,users,gid=users,umask=0002 0 0
なお、ファイルを保存する前に、パラメータ内に "ro" というオプションが指定されていないことをご確認ください。 "ro" は read-only (読み込み専用) を意味しますので、このオプションが設定されていると、ドライバ側で書き込みに対応していても、書き込むことができなくなってしまいます。
上記以外にも、ディスク ID (/dev/disk/by-id/ ディレクトリ内にあるシンボリックリンク) やファイルシステムの UUID (/dev/disk/by-uuid/) でデバイスを指定することもできます。 by-label や by-id による指定は、 /dev/sd* による指定よりも推奨される方法です。これは、 /dev/sd* の形式はデバイスの接続や認識の順に割り当てられるもので、場合によっては /dev/sda が /dev/sdc などになってしまうことがあるためです。
手作業でのマウント
NTFS パーティションを手作業でマウントしたい場合は、 ntfs-3g コマンドをお使いのうえ、 NTFS のディスクパーティションを指定してください。たとえば下記の例では、 "windows" というラベルの NTFS パーティションを、読み込み専用で /mnt にマウントします:
上記の作業は、下記のコマンドを実行して対応することもできます:
YaST --> システム --> パーティション設定 をお使いください。
NTFS パーティションのマウント時やアンマウント時に使用する ntfs-3g および umount コマンドについて、詳しくはそれらのマニュアルをお読みください。