Sun製のJavaのopenSUSEへのインストールについて
目次
YaST 経由でJavaをインストール
OpenSUSEにはSunのJava をYaST経由でインストールするためのインストールソース(パッケージの置き場所のこと)があります。それをYaSTのインストールソースに追加すればよいのです。 現在インストールソースにはバージョン 1.4.2_06 と 1.5.0_03のパッケージがあります。
ここには,SunのJRE/JDKだけでなく,SunのJavaが関連する他のソフトウェアもあります。どのようなパッケージがインストールされているかについては サーバディレクトリ を参照してください。
Java のインストールソースをYaSTに追加する
- YaSTを起動
- ソフトウェア/インストールのソースを変更 を選ぶ
- 追加/FTP を選ぶ
- サーバ名 にはopenSUSEの適切なミラーサイトのアドレス,たとえば "ftp.gwdg.de" (引用符は含めない)を入力する。各自最寄りのミラーサイトをミラーサイトのリスト から探してください。
- サーバのディレクトリには"pub/opensuse/distribution/SL-10.0-OSS/inst-source-java/"(引用符は含めない)を入力
- OK をクリックして完了する。
これで,YaSTにJavaのインストールソースが追加されます。
上記のサーバへのパスは最新のリリース版 SUSE Linux 用インストールソースのものです。インストールパスを特定したい場合は,たとえば"pub/opensuse/distribution/SL-10.0-OSS/inst-source-java"のように,"SL-OSS-stable" のかわりに入力してください。利用できるバージョンの一覧はhttp://download.opensuse.org/distribution を参照してください
Java パッケージをインストールする
YaST(ソフトウェア/ソフトウェアのインストール/削除)を用いてJava のパッケージをインストールできます。 フィルタを "検索"にして,"Sun" と入力すれば簡単に見付かります。
FirefoxにJavaのサポートが必要な人は, java-1_4_2-sun-plugin あるいは java-1_5_0-sun-plugin を忘れずにダウンロードしましょう
異なる二つの Java JRE あるいは SDKを切り替える
使用するJavaパッケージの指定には, update-alternatives コマンドを用います。このコマンドは使用したいJavaバージョンの一連のバイナリファイルにシンボリックリンクを貼るものです。インストールされているSDKやJRE(たとえば Sun Java 1.5, Sun Java 1.4.2 ,IBM Java 1.4.2など)を切り替えるのに使用できます。
root権限で以下のコマンドを打ちます。
update-alternatives --config java
これで,JREに関するすべてのリンクを特定のJREバージョンに変更できます。
あるいは
update-alternatives --config javac
で,JDKに関するすべてのリンクを特定のSDKバージョンに変更できます。
これらのコマンドを打てば,JREやSDKを一覧できるメニューが表示されますので,その中から使用したいバージョンを選びます。