SUSE Studio General FAQs
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目次
- 1 SUSE Studio とは?
- 2 ソフトウェア・アプライアンスとはどういったものですか?
- 3 アプライアンスの利点とは?
- 4 SUSE Studio はどのような人向け?
- 5 利用料金はいくらですか?
- 6 どうすれば SUSE Studio を使い始められるの?
- 7 登録したアカウントを抹消するには?
- 8 アプライアンスを作るのって難しいですか?
- 9 SUSE Studio でできることは?
- 10 SUSE Studio を利用するためには、どのようなハードウェアとソフトウェアを準備する必要がありますか?
- 11 SUSE Studio に置いてあるデータが消えてしまうことはないですか?
- 12 SUSE Studio で私が行ったことは安全に守られるの?
- 13 SUSE Studio のライセンス条項の文面はどこで読むことができるの?
- 14 不適切なアプライアンスを見つけたら、報告してもいいですか?
- 15 SUSE Studio のエキスパートユーザたちと話がしたい場合は、どこへ行けばいいですか?
- 16 SUSE Studio と openSUSE プロジェクトの関係は?
SUSE Studio とは?
- SUSE Studio とは、シンプルで高速なアプライアンス(訳注: 特定の用途で使われるように最適化された OS、アプリケーション群のセット)・ビルダーです。
- 使い易いウェブベースのユーザ・インターフェイスを提供し、追加で何かソフトウェアをインストールする必要なく、ブラウザ内で動かすことができます。
- SUSE Studio Testdrive という注目の機能があります。この機能により、ダウンロードすることなくあなたの作ったアプライアンスをブラウザのウインドウ内で起動させたり、設定したり、テストすることができるのです。
ソフトウェア・アプライアンスとはどういったものですか?
- ソフトウェア・アプライアンスとは、以下のようなものが事前に設定されて、組み合わさっているものです。
- アプリケーション (例えばデータベースなど)
- 上記アプリケーションに対する設定
- オペレーティングシステム (例えば SUSE Linux Enterprise Server など)
- これら要素が一つのイメージに統合され、業界標準のハードウェアにそのまま展開して使えるようになっています。
- もしそれがサーバ上で展開して使うようになっているならば、それはソフトウェア・アプライアンスということになります。
- もしそれがハイパーバイザー上、もしくはクラウド・コンピューティング環境で展開して使うようになっているものであるなら、それはソフトウェア・アプライアンスの中でも特殊なタイプである仮想(Virtual)アプライアンスということになります。
- 詳細についてはこちらを参照してください。
アプライアンスの利点とは?
- アプライアンスは...
- 簡単に立ち上げることができる。
- サイズが小さい。
- 吟味されたソフトウェアと設定が組み込み済み。
- しょっちゅう初期化しなければいけないようなシステム環境に最適。
- メンテナンスが容易。
SUSE Studio はどのような人向け?
- 必要な設定が事前に施された openSUSE や SUSE Linux Enterprise アプライアンスを作ってみることに興味がある皆さん。
- 利用するには、リポジトリやソフトウェアパッケージに基本的な使い方、また、Linux の設定について多少の知識が必要となります。
利用料金はいくらですか?
- SUSE Studio は無料で使えます。
- もちろん、アプリケーションや Linux システムを扱ううえでの法的事項に注意していただく必要はあります。
どうすれば SUSE Studio を使い始められるの?
- ブラウザを開いて、こちらへ進んでください。右上にあるリンクからサインイン、または新たにアカウントを作成してください。
- 注記: 現在このサービスはベータフェイズで、ユーザ数を限定して SUSE Studio のテストを行っています。
- 毎週毎週できるだけ多く招待状を発送できるような体制は整っています。
- SUSE Studio のログインページからあなたのメールアドレスを送信していただければ、招待状発送予定リストへ順次追加されていくようになっています。
登録したアカウントを抹消するには?
- サービスの使用を中止したい場合は、Novell宛にメールでお知らせください。
アプライアンスを作るのって難しいですか?
- いいえ、簡単です。開発チームは "使い易さ" を追求しています。
- 初回サインインした直後は、まだあなたのアプライアンスは存在していません。システムが提示するテンプレート・セレクターにより、いろいろなテンプレートを元にしたアプライアンスを作成することができます。
- アプライアンス編集画面では、タブを切り替えて以下のような設定を行うことができるようになっています。
- Software: パッケージやリポジトリ(openSUSE Build Service にアクセスすることになります)を追加/削除したり、自分で用意した RPM をアップロードしたりします。
- Configure: ロケール(言語)設定、起動時のオプション、データベース使用、ストレージ管理、その他、ロゴや壁紙を選択して外観を決めるなどの設定を行います。
- Overlay files: "追加(overlay)ファイル" を組み込み、アプリケーションやシステム設定を調整します。
- Build: ビルドを開始し、以下のいずれかのフォーマットでアプライアンスを作成します。
- ディスクイメージ
- LiveCD/DVD
- VMware イメージ
- Xen イメージ
- Testdrive: ビルドが済んだら、ブラウザのウインドウ内で動く仮想マシン上で、作成したアプライアンスを立ち上げ、操作してみて、変更を加えたり、その変更をアプライアンスに反映してみてください。変更するには、Testdrive 画面の Modified files タブを使います(訳注: LiveCD/DVD は変更することができません)。
- 改めてビルドを実行して変更点を組み込んだら、出来上がったアプライアンスを Build タブの Download からダウンロードしてください。
SUSE Studio でできることは?
(以下については今後変更される可能性があります。)
- ライセンス条項の規定範囲内でアプライアンスを作成し、それらを SUSE Studio ホームに保存しておくことができます。
- SUSE Studio ユーザ数に応じて一定のディスクスペースがあなたのホームに割り当てられます。
- 一定期間アクセスのないイメージについては順次削除されていきますが、ご心配は無用です。アプライアンス設定ファイルを使って簡単に再度ビルドすることができるようになっています。
- 以下のシステムのいずれかを元にしたアプライアンスを作成することができます。
- JeOS、openSUSE 11.1、SUSE Linux Enterprise
- 以下を組み合わせた、様々なテンプレートを選ぶことができます。
- Server もしくは Desktop、KDE もしくは Gnome または Minimal X (最小 X 環境)、32 bit もしくは 64 bit アーキテクチャ
- openSUSE Build Service のリポジトリを SUSE Studio でも使用可能で、更に、自分で用意した RPM をプライベートなリポジトリに追加することもできるようになっています。
- 以下のようなフォーマットのアプライアンスを作成することができます。
- 例えば Marble、Mono などといったプロジェクトをデモンストレートするための Live CD/DVD、あるいは、例えば Eee PC 向けなどといった、特定のハードウェアに対応したインストールメディア
- 例えば、実機のハードディスクに影響を及ぼさすに起動させることのできる KDE もしくは Gnome 版 openSUSE の Live USB メモリ用ディスクイメージ
- 例えば、起動してすぐに使えるように予め LAMP、Joomla、SugarCRM、WordPress などが設定されている Xen イメージまたは VMware イメージのようなサーバ・アプライアンス
- 参考例についてはダウンロードセクションをご覧ください。
SUSE Studio を利用するためには、どのようなハードウェアとソフトウェアを準備する必要がありますか?
- 現在のところ SUSE Studio がサポートしているのは以下の環境だけとなります。
- Firefox 2 及び 3 ブラウザ (Linux、OS/X、または Windows 版)
- Safari 3 (OS/X)
- 上記以外のブラウザでは問題が起こる可能性があります。
SUSE Studio に置いてあるデータが消えてしまうことはないですか?
- あなたの作ったアプライアンス設定に対するすべての変更は、一括して保存されることになります。SUSE Studio 行った操作は "即時反映 (instant apply)" するようになっていますので、ウェブインターフェイスで "OK" するなどといった操作をする必要はありません。
- アプライアンス設定ファイルは XML ファイルで大きな容量のものではありませんから、削除されることはありません。
- サーバのスペースを有効利用するため、作成したイメージは数日後に削除されますが、必要に応じて自動的に再構築することができるようになっています。
SUSE Studio で私が行ったことは安全に守られるの?
- あなたの行った作業は SUSE Studio のあなた専用の Home に保存されます。
- あなたのアプライアンス(設定やアップロードした RPM、追加(overlay)ファイルを含む)が他の openSUSE Studio ユーザとの間で共有されることはありません。
- もちろん、SUSE Studio の管理者があなたのアプライアンスやアップグレードしたファイルにアクセスすることはあるかもしれません
- 他のユーザと共有できる新たなリポジトリを追加することも可能です。
- 他の人とソフトウェアを共有するのを避けたい場合は、RPM のアップロードを利用してください。そうすることで、個人専用のリポジトリを作ることができます。
- Novell はあなたのプライバシーを大切に扱います。Novell のプライバシー声明には、Novell のウェブサイトでどのようなタイプの情報が収集、追跡され、どのように利用されるのか、また、個人情報の共有についてといった内容を含む、個人情報の取り扱いについての説明があります。
SUSE Studio のライセンス条項の文面はどこで読むことができるの?
- ライセンス条項については、SUSE Studio 使用条件(英文)をご覧になってください。
不適切なアプライアンスを見つけたら、報告してもいいですか?
- 不適切な内容のアプライアンスを見つけましたら、[1]宛てメールでご連絡ください。
SUSE Studio のエキスパートユーザたちと話がしたい場合は、どこへ行けばいいですか?
- SUSE Studio のフォーラムへ行くか、SUSE Studio のチャットに入ってみてください。リンクは SUSE Studio のフッタにあります。
SUSE Studio と openSUSE プロジェクトの関係は?
- SUSE Studio は最新の安定版 openSUSE リリースを元にしたアプライアンスをビルドすることにより、openSUSE のインフラを強化します。
- SUSE Studio は、Build Service のプロジェクトやパッケージからアプライアンスを作成するため、openSUSE Build Service と統合されています。