SDB:Boot from FD

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ブートディスクからの起動


インストールされているSUSE Linuxの起動ディスクを作成し、ブートする方法

1. ブートディスクの作成

フォーマットされたフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに入れ、rootで以下のコマンドを実行。

# cd /boot/grub
# dd if=stage1 of=/dev/fd0 bs=512 count=1
# dd if=stage2 of=/dev/fd0 bs=512 seek=1

2. ブートディスクからの起動

BIOSの設定で、ブートする順番でFDドライブをHDより先になるよう設定。
上記で作成したブートディスクをフロッピーディスクドライブに入れ、電源ON。

すると、GRUBが起動し、プロンプトが返ってくるので、順に以下を実行する。

grub> find /boot/grub/stage1 (1)
grub> root (hd0,0) (2)

※(2)で指定する"(hd0,0)"の部分は、(1)で得られた結果を入力する

この後、以下を実行。

grub> configfile /grub/menu.lst

これで、見慣れた起動画面が立ち上がるはずなので、後はいつも通り起動するだけ。

Webで検索すると、
grub> kernel /vmlinuz-* root=/dev/hda*
とする(*の部分は環境に合わせて)という解説がヒットするが、これでやろうとしたらkernel panic起こして起動しませんでした。

3. MBRへgrubをインストール

上記の手順でブートディスクからの起動が確認できたら、grubをMBRにインストール。

# /usr/sbin/grub-install /dev/hda

※もし/bootと/が別のパーティションに別れてインストールされているようなら、以下の通り --root-directory=/ オプションをつけてやります。

# /usr/sbin/grub-install --root-directory=/ /dev/hda