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openSUSE ウィークリー・ニュース 第 99 号へようこそ!
今週の見出し:
更新状況
ディストリビューション
ビルド・サービス
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- Pascal Bleser: osc と、安全に自己署名の証明を行う方法
- "明らかに、自己署名による証明書を持つ自前サーバのインスタンスとやりとりするためにビルド・サービスのコマンドラインクライアントである osc を使う、より一層安全なオプションといえば、そのサーバの証明書を実際に信頼済みリストに追加するということになります。
- これを行うためには、 root 権限で以下のコマンドを実行してください:
umask 0033
cd /etc/ssl/certs
echo | openssl s_client -showcerts \
-connect YOUR.SERVER:SSL_PORT \
2>&1 |sed -n '/^-----BEGIN/,/^-----END/p' \
> SOME_FILENAME.pem
c_rehash .
- ビルド・チーム・ミーティング
- ミーティングの議事録
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Wiki / 交流 / イベント
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
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デスクトップユーザ向け
- Linux.com/Joe Brockmeier: Vim 101: Vim ビギナーズガイド
- "Vim について学んでみたいのだけれど、どこから手を付けたらいいものか、と思ってたりしませんか? 心配いりません。私たちにお任せあれ! この記事は Vim の使い方についての4部構成 (もしかしたらもうちょっと長くなるかも…) からなるシリーズの第1弾で、今回はこの世界最高のテキストエディタ使ううえでの出発点について解説します。
- この記事は Vim の完全な初心者向けに書かれていることにご注意ください。既にしばらく Vim を使ったことのある方なら、ここに書かれていることはどれもご承知のことでしょう -- そして、いくつか触れられていて然るべきことが欠けていることにお気付きかもしれません。ちょっとご辛抱を。回を重ねるうちに順を追って全てが語られていくことになりますが、なにしろ説明すべきことが山ほどありますもので!"
- Linux.com/Joe Brockmeier: Vim 201: Vim 中級ガイド
- "Vim のスキルを更に磨く準備はいいですか? 多くの人が Vim を使っていますが、その機能のほとんどは利用されていません。このガイドでは、略語展開、単語補完、同一 Vim セッション内での複数ドキュメントの編集など、Vim に備わっている中級クラスの機能のいくつかを見ていくことにします。"
- Linux.com/Jack Wallen: OpenOffice.org Base でデータベース及びデータ入力フォームを作成する
- "多くの人にとっては、データベースを作ったり使ったりするなんて、考えただけでもゾッとするようなことなのではないかと思います。でも、そんなことはありません。OpenOffice.org の Base を使えば、データベースを作ったり、そのデータベースにデータを追加したりするのはいとも簡単なことなのです。"
- BeginLinux.com: openSUSE の Nautilus ファイルマネージャー
- "openSUSE デスクトップの Nautilus ファイルマネージャーを使うと、単にファイルを整理したり開いたりするだけに止まらず、多くのことができます。Nautilus ファイルマネージャーを使えば、フォルダやドキュメントの作成、ファイルやフォルダの表示、ファイルの検索、スクリプトの実行、アプリケーションの起動、CD/DVD へのファイルの書き込み、フォンとのインストールや削除など、いろいろなことができてしまうのです。"
- Packt Publishing/Jonathan Williamson: Blender を使ったテキストロゴの作成
- "Jonathan Williamson によるこのチュートリアルで、Blender を使ってテキストベースのロゴを作成していく手順について検証していってみましょう。我々がまず最初に見ていくのは、いくつかの修飾を施してロゴの背景を作成するモデリングテクニック、そして実際にテキストを作成していく方法です。その後、光源の設定方法や、仕上げに当たってのレンダリング設定について見ていきます。"
コマンド/スクリプト初心者向け
- Stefan Seyfried: USB ブート・イネーブラ
- "いくつか(?)前のリリースから、"dd" コマンドを使って openSUSE の ISO ファイルを USB メモリに書き込み、それから起動させることが簡単にできるようになっています。この方法はとってもクールで、私もしょっちゅう使っているのですが、先日、USB メモリからだと起動することができないマシンと遭遇してしまいました。あれこれ BIOS をいじってはみたのですが、起動してくれません。きっと、そのマシンは内蔵の HDD、内蔵 CD-ROM ドライブ、内蔵フロッピードライブから、あるいは PXE 経由でなければ起動することができないのでしょう。"
- ServerWatch/Juliet Kemp: おかしな名前のファイルの扱い方
- "たまに - だいたいはタイポのせいなのですが - 間違って奇妙な名前のファイルを作ってしまうことがあります。普通はそういったファイルを消すのは簡単なことなのですが、もし - から始まる名前のファイル (たとえば、-file だとか -f だとか) を作ってしまうと、
- "rm -file"
- というコマンドでは削除することができなくなってしまいます。rm はこのコマンドを、4つのオプション、-f、-i、-l、-e が付けられているものとして扱ってしまい、無効なオプション -l の部分で止まってしまうのです。..."
開発者/プログラマ向け
- Linux Journal/Mitch Frazier: Bash のクォートでもっと楽しむ
- "Bash のクォートについては以前にも書きましたが、ご指摘の通り、その記事はペンキが乾くのをじっと眺めたり、トウモロコシの育っていく音に耳を傾けるのと同じくらいワクワクできる記事でしたね(訳注: おそらく反語で、それくらい退屈なものだったということが言いたいのでしょう)。また、思った通りに動いてくれないと、きっとものすごくストレスが溜まることでしょう。分かりやすい例で言うと、ある MySQL のテーブル内のフィールドを、クォート文字を含むフィールドに変更があった際にアップデートするようなスクリプトを作ってみようと思ったような場合です。"
- TechRepublic/Vincent Danen: 一段と柔軟性が高まった Git のバージョンコントロールの使い方を学ぶ
- "Git というのは分散型の VCS (Version Control System) で、あっという間に多くの企業やプロジェクトで使われるようになりました。GitHub のサイトに行って、どれだけ多くのプロジェクトが登録されているか見てみてください。"
- LinuxPlanet/Akkana Peck: Linux における文字セット (Characters Sets) について学ぶ (文字化け パート 2)
- "前回の記事では、Unicode、文字セットとエンコーディングについて -- どのようにしてアクセント記号付きの文字を表示するのか、メールやウェブページ内で特殊文字がどのように置き換えられているのか、また、このプロセスがうまく行かないとき、どうして文字化けが起こってしまうのか -- について解説しました。
- しかし、問題が起こったとき、直す方法はあるのでしょうか? また、もしあなたがプログラマであるなら、こういった全てのエンコーディングはどのように扱うべきなのでしょうか?"
システム管理者向け
- IBM developerWorks/Robert Bernier: PostgreSQL データベースにおけるトータルセキュリティ
- "今日のウェブベースのアプリケーションにとって、データベースのセキュリティというものは最大の関心事だと言えます。ちゃんとコントロールしないと、会社の、あるいは更に良くないケースでは大事な顧客の機微な情報が漏洩してしまうかもしれないというリスクを背負うことになります。この記事では、PostgreSQL データベースを守るためのセキュリティ評価について学んでいきます。"
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新規/更新アプリケーション @ openSUSE
プロジェクト・コーナー
ローカル・ニュース - 日本の openSUSE
Planet SUSE
openSUSE フォーラム
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- リポジトリについての質問
- "最初はKDEとAmarokをアップデートするには?という質問でした。質問したユーザはアドバイスにしたがって状況が改善したようでしたが、結局再インストールすることに決めてしまいました。でも、きっと再インストールまでする必要はなかったと思われます。"
- USB から HD へファイルをコピーする
- "この話の面白いことは、質問したユーザから、この話はネットワーク越し(VNC)のものであったと後から開かされたことです。私自身も ssh 経由で光学ディスクドライブのファイルをコピーするときに問題が起きたことがあったのです。"
- 11.2 をインストールしたら - Win7 がスリープしなくなった
- "おそらく openSUSE とは関係のない問題だと思うのですが、結論は保留されています。最終的な結果/まとめが出たら、とても興味深い話になると思います。"
- ATI Catalyst 用の .RPM を作る
- "ATI ユーザにとって、このスレッドは便利な情報源となるでしょう。Catalyst チップセット向けのリリースに対する ATI からのサポートはとても貧弱に思え、ユーザは解決策を見つけるために右往左往しなければなりませんでした。"
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Web 上の記事から
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お知らせ
- Nmap 5.10 ベータ 1 リリース
- "こんにちは、みなさん。5.00 後初となるリリースのご報告を致します! このリリースには、5.00 リリース候補版がブランチした6月からの5ヶ月間の成果すべてが含まれています。みんな、いい仕事だったよ!"
- Linux 版 Adobe AIR 2 ベータ、リリース
- "Windows, Mac, Linux 向けの Adobe AIR 2 ベータ (ランタイムと SDK) が同時にリリースされました。AIR 1 の成功をもとに、AIR 2 は新たな機能とより密なデスクトップとの融合を開発者に提供しています。"
参加者募集
- Lydia Pintscher: KDE Education についての調査にご協力を
- "KDE-Edu チームはそのアプリケーションを進化させるため、また限られた時間リソースをどう使っていくか決めるために、ユーザたちからのフィードバックを必要としています。もしあなたが学生、教師、あるいはこれらアプリケーションをただ使っているだけのユーザであったとしても、是非フィードバッグをお願いします..."
レポート
- h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 2.6.32 の新機能 (Part 4) - ドライバ
- "もうじきリリースされる Linux バージョン 2.6.32 には数多くの新規の、あるいは改良されたドライバが含まれています – 例えば Hauppauge 社の HVR 2200 と 2250 (訳注:TVキャプチャカードです)、IBM/Lenovo の Thinkpad や MSI Wind のいくつかが採用している指紋リーダーなどです。また Microsoft の Hyper-V ドライバはカーネル開発者によりステージングエリア (訳注:次期カーネルとなる開発ライン)に統合されました。"
- h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 2.6.32 の新機能 (パート 5) - アーキテクチャコード、メモリ管理、仮想化、追跡機能 (tracing)
- "来るべきカーネルのバージョンでは Intel の Moorestown プラットフォーム、SFI - ACPI の代替となる電源管理システム、それから「信頼実行テクノロジー」(Trusted Execution Technology; 昔は "LaGrande Technology" と呼ばれていたもの) がサポートされる予定です。新しい KSM は仮想マシン間で同じ内容を持つ割り当てメモリを一つにすることで、必要に応じてメモリ消費を抑えることができます。新しいカーネルはまた Timechart と呼ばれる、システム及びカーネルの中で何が起きているのかを目に見えるようにする新しいツールを含んでいます。"
- h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 2.6.32 の新機能(パート 6): インフラ関係
- "口さがない人からは 'devfs 2.0' と呼ばれている Devtmpfs ですが、これによって Linux kernel の起動は高速になり、また udev は不要になります。ACPI 4.0 のサポートが追加され、実行中のシステムと同期してカーネルのコンフィグレーションを作る新たな二つの make ターゲットが作られました。電源管理サブシステムはデータのスループットを向上し、最新の I/O デバイスを使っているときの実行時省電力機能を実現するための使い勝手が向上しました。"
- Joe Brockmeier: Mozilla の財務的健康状態をチェックする
- "Mozilla Foundation は2008年の財務状況および納税情報を公開し、間を置くことなくこの件についての FAQ も我々に提示してくれました。財務状況を子細に眺めるのは自由ソフトやオープンソースの支持者にとってはそれほど興味をそそることではないかもしれませんが、Mozilla が独立したプロジェクトとして成功を収めているか、どこに向かおうとしているのか、そして他のプロジェクトは Mozilla が FOSS 開発にどんどんと資金を投入できている成功を真似することができるのかどうか、を確認してみることには価値があるでしょう。"
レビュー/エッセイ
- Brent McConnell: マイクロコミュニケーションじゃなくて、マイクロコミュニティについて話そう
- "Twitter は、他の人たちに対する予備知識(や信頼)がなくても新しい関係が築けるのだということを目の当たりにしてくれた、私が経験した中では初めてのコミュニケーションメカニズムでした。Twitter のマイクロフォーマットと、それがどんな風に新しいコミュニケーションの方式を形作ったかについて業界は大騒ぎになりましたが、しかし Twitter の驚くべき力は、特に理由もなく人と人とをつなぎ、新たな関係を築いてくれるところにあると私は見ています。"
- Sascha Manns: Google Wave: ご紹介
- "ここ何日かの間、私は Google Wave を使ってみています。でもそもそもこいつは何者なのでしょう? 「パーソナルコミュニケーション及びコラボレーション(協調)ツール」だと言われています。Email、インスタントメッセージング、チャットそれにブログが一緒くたになったものです。チームで共同して編集していくという機能も提供します。第一歩は誰か既に Wave を使っている人を見つけることです。その人に招待してもらうことができるでしょう。登録を済ませると「ホームプレース」に移動します。ここに新しい「Wave」を開いて情報を埋めることができるのです。Wave メイトはあなたの Wave にアクセスでき、一緒にドキュメントをいじることができるのです。"
- InfoWorld/Paul Krill: オープンソースから利益を生み出す: まだ問題が
- "オープンソースの嵐が世界中に吹き荒れてから何年かが経過しましたが、このジャンルからどうやって利益を生み出してよいかという問題は依然残っているのですが、特に気を引いたのは Novell が今週水曜に出した、オープンソースへの移行についての彼らの懸念事項を示した公式声明広告です。"
警告!
- net-security.org: Firefox 拡張のゼロデイ脆弱性、発見される
- "Firefox が人気が出た理由の一つにはたくさんの機能拡張のライブラリから好きなものを選んで入れられるということでしょう。ユーザは機能拡張を使ってブラウザを好きなように変更したり、ブラウズをもっと簡単にしたり楽しくしたりできます。この問題はユーザには知られていなかったものであり、悪意を持つ機能拡張がユーザの環境に侵入できる可能性があるということです。"
- h-online: 1&1 提供の root 権限割り当てサーバで openSUSE カーネルが古いままの可能性あり
- "ドイツの IT サービスプロバイダによると、1&1 (訳注: レンタルサーバサービスを提供しているイギリスの会社) で openSUSE 11 を使ってサーバを構築しているユーザは全員、カーネルのバージョン番号をチェックすべきであるとのことです。 openSUSE ですべてのハードウェアを完全に動作することを保証するために、1&1 では独自にビルドしたカーネルを用いています。残念なことにこのカーネルは YaST の自動アップグレードの対象になっておらず、その結果、通常の場合、最初のカーネル (2.6.27.21) が何ヶ月にも渡って使われることになり、root 権限を乗っ取るものから NULL ポインタの逆参照 (null pointer dereference; NPD) またその他の脆弱性に晒されることになります。自動アップデートに頼りきっているユーザは、あまり喜ばしくない知らせを突然受けることになるかもしれません。現在のところ英語版 openSUSE 以外の 1&1 サーバでも問題が起きるかどうかは確認されていませんが、多分同じことが言えるでしょう。"
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イベント/ミーティング報告
セキュリティアップデート
統計情報
括弧内の数字は先週と比較しての増減を表しています。
opensuse.org
openFATE
Bugzilla
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今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 5323 (+27)
- Blocker(最重要課題): 5 (+0)
- Critical(緊急): 266 (-3)
- Major(重要): 908 (+12)
- Normal(普通): 3056 (+6)
- Minor(影響度の小さい問題) 463 (+2)
- Enhancements(機能強化の要望): 625 (+10)
- Bugzilla レポートの詳細 – バグ・レポートの登録 – バグ・レポートについての FAQ
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翻訳(ローカライゼーション)
耳で聞く openSUSE
フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう
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クレジット
翻訳版(Translations)