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openSUSE ウィークリー・ニュース 第 94 号へようこそ!
今週の見出し:
お知らせ
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- Novell の Joe ‘Zonker’ Brockmeier がホストを務める Network World の新しいポッドキャストシリーズ
- "昨日、Netwrok World は openSUSE のコミュニティマネージャー Joe ‘Zonker’ Brockmeier がホストを務める新たなポッドキャストシリーズ「Open Mic with Zonker」の発信を開始しました。この新たなシリーズは、オープンソースコミュニティで起こっているホットで新しい出来事についてのライブインタビューを通じて、関係者の考えを聞き出していくというものです。「カーネル開発者、Greg Kroah-Hartman と Linux の運転 (ドライバー) 席に着く」と題された第 1 回目となる今回、Joe ‘Zonker’ Brockmeier は Greg Kroah-Hartman と Linux ドライバー・プロジェクトについて話し合いました。Linux ドライバー・プロジェクトとはどんなプロジェクトなのでしょうか? プロジェクトの人たちはどんなことをしているのでしょうか? そして、なぜ彼らはより多くの企業が参加してくれることを望んでいるのでしょうか。Greg はまた、Intel Atom プロセッサベースのデバイス上でビジュアルリッチなインターネット及びメディア体験を提供すべく最適化された Linux ソフトウェアスタックの Moblin 2 にも関わっており、Novell の SUSE Moblin についてなど、いくつかこのプロジェクトの最近の開発状況についても話をしてくれました。(12分03秒)"
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コミュニティ内での出来事
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- Joe Brockmeier: オンタリオ Linux フェスト(Ontario Linux Fest)
- "あと数時間で、オンタリオ Linux フェスト (Ontario Linux Fest) が開かれるトロントへ到着します。OLF に集まる人々と会うこと、そして明日のミュージカル・ガイド "リミックス" 基調講演を楽しみにしています。何故 "リミックス" なのかというと、実はこの講演は9月に行われた LinuxCon で話したもの同じ内容なのですが、今回はちょっと趣向を変えてお話ししてみることにしたものだからです。会場のプロジェクターと私のラップトップがうまく動いてくれることを願ってやみません。でないと、私の講演は "演出なし" のお話だけのバージョンになってしまいますので。"
- Will Stephenson: openSUSE Boosters からの近況報告
- "openSUSE 11.2 のリリースが日一日と迫ってきている中、Boosters の面々は皆 RC1 や最終版の質を高めることにおおわらわです。でも、我々はこの推進プロジェクトのための作業も忘れているわけではありません。すべての opensuse.org サイトの玄関口となる包括サイト (umbrella site) に関しては、既にそのデザインとユーザのプロフィール部分は開発が終わっています。リリース済みの openSUSE のバージョンについて (例えばオンラインアップデートに関してなど) メンテナンス作業の状況を見ることができるようにするという factory.opensuse.org の統計サイトのコンセプトについては、メンテナンスチームとの協力のもと開発が進められていろところです。私たちは現在、ビルド・サービスのウェブクライアントをどうやってその機能と結びつけるかコードを解析中で、チームの中の何名かがそのために Ruby のスキルを磨いています。寄稿されたドキュメントの再編担当班は現在、新たな構造について opensuse-wiki メーリングリスト上で討論を重ねています。"
- 11.2 のローンチ(リリース記念)・パーティー
- "openSUSE 11.2 のリリースは、2009年11月12日木曜日に予定されています! openSUSE ユーザ仲間たちと一緒にこの新しいリリースをお祝いするってこと以上に楽しいことってそうはありません! もしあなたやあなたが所属する LUG (Linux Users Group) もしくは openSUSE ユーザグループなどが開催を計画しているようでしたら、具体的なことが決まったら以下のリストに追記していってください。もし開催に興味はあるんだけれど分からないことがある、というような場合は、opensuse-marketing メーリングリストにメールを投げて、情報収集してみてください。"
- 訳注: 日本での開催に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非 opensuse-ja メーリングリストへお知らせください。
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更新状況
ディストリビューション
ビルド・サービス
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
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デスクトップユーザ向け
- Ghacks.net/Jack Wallen: KMail でのスパムフィルター
- "SPAM(スパム - 迷惑メール)。まったくもって忌々しい単語で、コンピュータユーザの髪をかき乱させ、サービスプロバイダーの方でもっと手を打って、スパムが届かないようにしてもらえないかと願わざるを得ないような厄介な問題です。でも、一晩中そういったスパムが配信されないよう監視していくのは不可能なことです。ということで...使っているメールクライアントにしっかりとしたスパム除去機能を追加してやるのは、エンドユーザがやるべきことになります。"
- makeuseof/Corvida: Wordpress 用の「Press This」を使ってブログ更新などの作業を自動化する
- "Wordpress のブログダッシュボードを見ると、また七面倒くさい作業をしなければいけないのかと気持ちが萎えてきてしまうことってありませんか? そんなふうに感じるのはあなただけではありません。そういった我々にために、ありがたいことに Wordpress 開発者たちが心 (と頭脳) を配って、そういったダッシュボード恐怖症を払拭してくれるようなあるブログのソリューションを開発してくれました。"
- Worldlabel.com/Nathan Willis: Gimplabels (オープンソース版) を使ったお手軽なラベルとカードのレイアウト
- "Akkana Peck が開発した Gimplabels は、GIMP イメージエディター用のスクリプト集で、ラベルや名刺をお手軽に作るためのものです。tar 形式に圧縮されたパッケージがウェブサイトから入手できるようになっていますが、その中には labels.scm という名前の GIMP 用スクリプトと、その labels.scm をリビルドするために必要なユーティリティが入っているだけです。Gimplabels はもともと GIMP のちょっと前のバージョン向けに書かれたものなので、もし現行最新版(2.6)をお使いで、うまく動いてくれないようでしたら、パッケージ内にある説明にしたがってリビルドしてみてください。このスクリプトは、GIMP の設定フォルダ (例: /home/{ユーザ名}/.gimp-2.6/) 内の /scripts/ ディレクトリにコピーすることによってインストールすることができます。"
開発者/プログラマ向け
- Pavol Rusnak: LD_LIBRARY_PATH の誤用について
- "多くのプログラムは、必要なライブラリを呼び出すためにそのラッパースクリプト内で以下のような一節を使っています: export LD_LIBRARY_PATH="$LD_LIBRARY_PATH:/my/special/librarypath" こうしておけばリンカは、(/etc/ld.so.conf で定義されている)標準ディレクトリ以外の場所に配置されていたとしても、必要なライブラリを見つけることができるようになります。一見、これでうまくいくように見えます。しかし、この方法だとひとつ問題が起こるのです。この指定をする前の時点で変数 $LD_LIBRARY_PATH の値が空だと、新しい変数は : (コロン)から始まってしまうことになります。その状態でプログラムラッパーを走らせてしまうと、リンカは変数をサブストリングに分割してしまい、結果として一つの空のパスを参照してしまうことになるのです。これが何を意味するかというと、ライブラリを探すために「その時点での」作業ディレクトリを見にいってしまうということで、これは問題を起こす原因となったり、セキュリティ上の脅威となる可能性もあります。"
- ddj.com: Linux 開発者向けパフォーマンス解析ツール: パート 1
- "Intel の Atom プロセッサやマルチコアプロセッサが登場したのに伴い、Intel アーキテクチャーのプロセッサは、多くの新しい分野で急速に市場を拡大しつつあり、中でも良いパフォーマンスが不可欠となる組み込みシステム用としては目覚ましい躍進を遂げています。この流れと併行するように、Linux は組み込みデザイン用のオペレーティングシステムの選択肢の一つとして、その地位を固めつつあります。この二つの潮流が組み合わさったことにより、一つ興味深い問題が提示されることとなりました。つまり「どうすれば Intel プラットフォームで走る組み込みアプリケーションでベストなパフォーマンスを引き出すことができるのか、また、一般用途のオペレーティングシステム上ではどうなのか」という問題です。いかなるアプリケーション開発においても、問題を解決したり現状のパフォーマンスを改善するために、それなりのレベルでのパフォーマンス解析やプロファイリングをしなけれないけなくなる時があります。メモリの使用状況やリーク状況、CPU 使用状況、あるいはキャッシュの使用状況が最適化されているかどうかなど、何を解析し、プロファイリングするにも適当なツールセットは不可欠でしょう。この記事は、入手可能な一般的なツールについてより多く、また、それらの中から特定の解析目的で使う場合にどのツールが最も適しているかということについて、開発者たちの理解を深めることを目指して書かれています。"
- HOWTO: PyKDE4 と KConfigXT を組み合わせて使う
- "KDE の技術文書まわりを読んでみたり、KDE アプリケーションを開発したことがあるなら、KDE に KConfigXT というものがあるのをご存知かもしれません。これは KDE の KConfig の拡張機能で、最小の手間で複数ページにわたる気の利いた設定ダイヤログを作成するのに使えるのみならず、設定の保存や反映の面倒を見るのにも使えるものとなっています。一言で言うなら、イケてるツールなんです! しかし、インタープリタ型の言語 (たとえば、私が使っている PyKDE など) と組み合わせて使おうと思うと、ちょっと問題が起こってしまいます。"
システム管理者向け
- nixCraft/Vivek Gite: Linux のチューニング - VM (メモリ) サブシステム
- "私は複数の SCSI ディスクで構成された RAID 10 のディスクサブシステムを所有しています。最近の Linux カーネル上で動くアプリケーションは、ディスクに直接書き込むというようなことはしません。一旦、Linux カーネルの仮想メモリマネージャーによって管理されるファイルシステムのキャッシュに書き込むことになります。私が持っているのはハイパフォーマンスな RAID コントローラなので、フラッシュ(訳注: ダンプの中のすべてのページをディスクに書き込む)の回数はなるべく少なくしたいところです。では、Linux オペレーティングで仮想メモリサブシステムをチューンし、より良いパフォーマンスを引き出すにはどうしたらいいでしょうか?"
- HowtoForge/Falko Timme: openSUSE 11.1 に PHP5 と MySQL をサポートする Apache2 (LAMP) をインストール
- "LAMP というのは、Linux、Apache、MySQL、PHP の頭文字をとったものです。このチュートリアルでは、PHP5 のサポート (mod_php) と MySQL サポート付きで openSUSE 11.1 サーバに Apache2 ウェブサーバをインストールする方法を紹介していきます。"
- LinuxPlanet/Carla Schroder: Linux のリモートネットワーキングについての追加 Tips and Tricks (パート 2)
- "先週、私たちは LAN 上で簡単にファイルを共有するための、OpenSSH と SSHFS を使ったいくつかの方法について見てみました。今日は、パスワードログインの代わりに暗号キーを使う方法について見ていこうと思います。キーペアを使うと柔軟性はやや低下しますが、番号合わせの鍵を使うのではなく錠前に合う鍵を使うような形になるので、セキュリティはより堅固になります。この方法を使えば、もはやブルートフォースでパスワードを破られるという心配もなく、いちいちユーザにシステムのパスワードを知らせることもなく、また、キーを持っているユーザだけにしか入れないようにすることもできるのです。"
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新規/更新アプリケーション @ openSUSE
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- openSUSE 用 Ekee パッケージ
- "Ekee はグラフィカルな LaTeX の数式エディタで、これを使うと、組版された数式を OpenOffice.org にドラッグ & ドロップしたり、他のワープロやプレゼンテーションソフトで使えるように高品質の画像として保存することができます。openSUSE 11.1 用のパッケージは openSUSE ビルド・サービスの私の home リポジトリに置いてありまして、間もなく science リポジトリにも取り込まれる予定です。"
- Gobby (バージョン 0.4.11)
このバージョンについて
* Gobby の設定ファイルが XDG 仕様に完全準拠するようになりました。
* "置換" ボタンに付いていた不要なアンダーラインの除去。
* "名前を付けてセッションを保存" というメニューアイテムの導入。
* Gobby とそのカスタムツールバーアイテムへのハイコントラストな大きい印刷アイコンの追加。
* 翻訳の更新:
- チェコ語の追加 (Petr Pulc に感謝)
- ドイツ語のアップデート (Sebastian Morr に感謝)
- Launchpad からの諸々の翻訳更新
- BleachBit 0.7.0 パッケージ化
このバージョンについて
(0.6.5 以降)
* Thumbs.db や .DS_Store といった広範囲に分散してしまっているジャンクファイルを探すためのディープスキャン機能の追加。
* コンピュータ起動時に自動的に BleachBit をスタートさせるオプション。
* Linux 上でのメモリとスワップのワイプ。
* 23のクリーニングオプションの追加/改良。
* ベラルーシ語翻訳の追加。
* その他22言語翻訳のアップデート。
openSUSE:Factory:Contrib リポジトリより入手可能です。
- openSUSE 用 FreeMED バージョン 0.8.4 パッケージ
- "FreeMED 0.8.4 パッケージの公開をここにお知らせいたします。FreeMED は、オープンソースの電子カルテ (EMR = Electronic Medical Record) 及び医療業務管理システムです。このソフトは PHP/Apache によって構成されています。ダウンロードは home:saigkill:medical リポジトリからどうぞ。"
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プロジェクト・コーナー
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ビッグプロジェクトの今週の動き。
KDE プロジェクト
- KdeNews/Sebastian Kügler: デベロッパーズ・デー 2009: Qt の成長
- "先週、2009年度の Qt デベロッパーズ・デーがミュンヘンで開かれました。Qt デベロッパーズ・デーというのは、Qt に焦点を当てたソフトウェアカンファレンスで、毎年ヨーロッパとアメリカで開催されているものです。アメリカでは、11月の頭にサンフランシスコで開催されることになっています。700人の来場者と70人以上の「トロール(訳注: Qt がもともと Trolltech 社のものだということをもじったものでしょう)」が集まったこのイベントは、これまでで最大規模のデベロッパーズ・デーとなりました。Qt Development Frameworks (訳注: 旧 Trolltech 社)が同カンファレンスに招待した KDE 開発者たちを上回る数の KDE の世界の有名なリーダーたちも、それぞれの会社から送り出されてきていました。会期中は毎日 Qt 周りのトレーニングセッションや、Qt の今後のロードマップといったやや高めのレイヤの話題から、モデル/ビュー・フレームワーク、QGraphicsView、WebKit、マルチスレッディングといった Qt プログラミングのテクニックとテクノロジーまで、多方面にわたる興味深いプレゼンが繰り広げられました。ミュンヘンのヒルトンパークホテルで3日間にわたって開かれたカンファレンスで発表されたことや語られたことの詳細レポートについては、以下を読み進めてください。"
- Alexander Rieder (arieder): Cantor のご紹介
- "この投稿をするのがちょっと遅くなってしまったので、もう既にニュースをお聞き及びの方もいるかもしれません: KDE Edu は 4.4 で新しいアプリケーション、Cantor (集合論を確立した数学者、ゲオルク・カントールにちなんで命名された) を取り込むことになりました。Cantor は、KDE に統合されたワークシートインターフェース内から好きな数学アプリケーションを呼び出して使うことができるようにしてくれるアプリケーションで、方程式を解いたり、微分/積分関数などのよく使われる機能のためのアシスタントダイヤログを提示してくれます。現在サポートしているバックエンドは、Sage、Maxima、R の3つです。"
- Akonadi
- kdenews.org/Jeff Mitchell: Camp KDE 2010 の登録受付が始まりました!
- "Camp KDE 2010 への参加登録受付が公式に始まりました! 新しく綺麗にまとめられたウェブサイトへ進んで、Registration (登録) リンクをクリックして参加登録してください(グラフィックを提供してくれた Eugene Trounev とサイトのデザインを担当してくれた Eugene と Leo Franchi に心より感謝します)。"
- kdenews.org/Sebastian Trueg: セマンティック・デスクトップ開発にご協力お願いします
- "Userbase で説明されているように、Nepomuk はユーザがより簡単にデータを見つけ出せるようにするための新たなテクノロジーをもたらしてくれるものです。Nepomuk はデータを探すうえで、今や一般的となった検索やインデックス化のみならず、ドキュメントや連絡先などあらゆる種類のデータ間のもっと複雑な関連性をも利用します。Nopomuk が持つ潜在能力の全貌は我々のほとんどにとってまだ神秘に包まれている状態ですが、開発者たちにとってはアカデミックな調査とフリーソフトウェアの開発が一つになって作業できる、エキサイティングな領域となっています。Nepomuk は、新たな開発者の参加をお待ちしています。どうやって参加すればいいのか、詳細については以下をご覧になってください!"
GNOME プロジェクト
- Miguel de Icaza: Ximian の10年
- "本日は Ximian Inc. の10周年にあたります。この企業は Nat Friedman と私により、Linux デスクトップの地位を向上させることを目的に設立されました。この会社があったからこそ Nat と私はこの2年間を通じて生涯の親友となることができたのです。"
- Marco Barisione’s Weblog/Marco Barisione: Maemo のコンタクトリスト
- "Maemo サミットが終った後、アドレス帳アプリケーションと Maemo 5 のフレームワークの詳細がついに公開されたので、私が今年どんな仕事をしてきたか、大っぴらに言うことができるようになりました。さらに嬉しいことに、私の手元にはこのソフトウェアが動くスマートフォンがあるのです!(300台の N900s を寄付してくれた Nokia に感謝を、でもこの話は次のポストで)"
- Rob Bradford: Moblin での GNOME: Myzone
- "やあ皆さん、ネットブック向きの使い勝手 (訳注: 原文 user experience) を持つ Moblin 2.0 が最近リリースされたことは、ほとんどの方々がご承知だと思います。私は Moblin の使い勝手を GNOME プラットフォームの素晴らしい技術を使って構築する方法について、いくつかブログを投稿していこうと思います。最初に、Myzone について見てみましょう。ここから始めるのは、これが私が最初に Moblin の使い勝手について作業したものであるのと、このプロジェクトの初期のアイディアから、2.0 そして 2.1 リリースのすべてを見てくることができたからです。"
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Planet SUSE
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- Joe Brockmeier: もっと耳をすまして: "原理主義者たち" の背後の声に耳を傾けよう
- "先週私が FOSS をどうマーケティングしていくか、何をもってリードしていくべきかという 記事を書いたのと時を同じくして、Seth Godin も原理主義者たち(True Believers)声を聞くということについての記事を書きました。その記事の内容を要約すると、「何らかの話題が繰り広げられている場を覗いてみれば、そこには、その件にどっぷりと浸かっているものの、より大きなマーケットという視点からは完全にズレているような "原理主義者たち" がいることに気がつくでしょう」ということになります。"
- Richard Bos: openSUSE 用の Kolab が再び入手可能になりました!
- "openSUSE の Kolab は、前回ここで私が 記事を書いたころから若干の変化があり、より良いものへと進化しました。システム管理者にとっての最も大きな変更点と言えば、Kolab が依存するパッケージも、間もなく openSUSE 11.2 としてポートされるビルド・サービスの openSUSE Factory から入手可能になったという点です。"
- Aaron Seigo (aseigo): ユーザーエクスペリエンスを向上させる2つの簡単な方法
- "最近、ユーザーエクスペリエンスにまつわる多くの議論が交わされています。その中身が「大きな問題」を解決していこうということに焦点を当てたものだったり、日常に起こる小さなミスについてであったりと種々雑多であるとはいえ、こういった議論が交わされるということは素晴らしいことです。ここでは、日常経験する多くのちょっとした問題について、私の解決方法を2つばかり紹介しようと思います。きっと、より良いユーザーエクスペリエンスを得るためのの手助けとなってくれるでしょう。"
- Pascal Bleser: Packman 、SVN 版 OBS へアップグレード中
- "openSUSE の Packman リポジトリにあるパッケージがいきなり沢山アップデートされていることにお気付きかもしれませんが、びっくりなさらないでください。私たちは現在、OBS (opwnSUSE Build Service) のバージョンを 1.6.0 から最新の SVN trunk HEAD へ切り替えている最中で、いくつか実験しなければいけないことがあり、また (理由はまだよく分かっていないのですが) 一からリビルドしなければならなくなってしまっているのです。"
- Brent McConnell: 人々はあなたとあなたのコミュニティを信用していますか?
- "いかなる時であっても、ほとんど何をするにも信用の有無が影響を及ぼします。あらゆるコミュニケーション、あらゆる行動、あらゆる対話は、そこに関わっている仲間たちから察することのできる信用と評判の元に成り立っていると言えます。たとえば、オンラインにせよオフラインにせよ、お金のやりとりが発生するようなコミュニティがいい例です。信用することができなければ、関係を継続していくことは不可能ですし、真のコミュニティというものを維持していくこともできないでしょう。コミュニティのリーダーとして、私たちがしなければいけない仕事の一つは、我々コミュニティとそこに集う人々の評判と信用を築き上げていくことです。これは、一見簡単なことのように思えますが、コミュニティの評判と信用というものは他の人の行動によって大きく左右されるものですから、かなり難しいことになるでしょう。ちょっと想像してみてください ... 仮にあなたが世界で一番信用され、評判のいい人物だったとしても、もしコミュニティが間違った行動をしてしまえば、あなたの努力も水の泡となってしまうでしょう。"
- Andreas Jaeger: Devel プロジェクトによる openSUSE の開発
- "openSUSE ディストリビューションを開放し、誰でもパッケージングに貢献できるようにした際に、Devel プロジェクトというコンセプトについてご紹介しました。ここでもう少し詳しく、Devel プロジェクトとは何なのか、また、どうしてそれが重要なのかということを説明させていただこうと思います。"
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openSUSE フォーラム
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- 64bit 環境での Flash?
- "よく聞かれる問題でシンプルな解があるものを、フォーラムメンバー @Wa1k3rTXRang3r が暖かくフワフワと包み込むように残して行ってくれました。"
- GoGear 2GB プレイヤー
- "大量の iPod タイプのマルチメディア MP3 デバイスはあなたの頭を掻きむしらせることになるかもしれません。でも実際には、経験的に Linux で動かないものより、動くもののほうがずっと多いのです。"
- openSUSE RC1 登場
- "ユーザが新しいリリース候補版のニュースについて議論しているこのスレッドを読んで見てください。いくつかの好意的なフィードバックが全体を楽観的な空気に導き、私も導かれた一人でした。さっそく仕事用のノートパソコンにインストールしました! 危険でしたが、やってみて本当によかったと思います。"
- 自分のマシンに SSH で入るには?
- "SSH はしばしばひょっこり現れるトピックです。このスレッドではいくつか便利な豆知識を見つけることができるでしょう。もし SSH をすでにお使いなら - さあどうぞご覧下さい。"
- openSUSE RC1 のバグ
- "ユーザたちはいくつかの共通の問題と、どうやってそれを回避するかについて議論しています。もし RC を使っているか、使う予定があるなら、このスレッドから目を離さないようにしましょう。それから、バグレポートもお忘れなく。"
- 新しい SATA ドライブを追加するには?
- "もし新しい HD をシステムに追加しようと決めたなら、それをうまく動かすためにどんなことをしなければいけなくなるでしょうか。まずはこのスレッドを読んでみてください。"
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Web 上の記事から
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参加者募集
- CeBIT オープンソース 2010 - 参加プロジェクト募集
- "CeBIT オープンソース 2010 - 参加プロジェクト募集中 http://www.linuxpromagazine.com/Events/Cebit-2010-CFP CeBIT は来年3月2日から6日の間、ドイツ、ハノーバーで行われるイベントで、イベント主催者は CeBIT オープンソース 2010 で成果を公表したいプロジェクトを求めています。"
レポート
- h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 2.6.32 の新機能 (Part 1) – ネットワークサブシステムとネットワークドライバ
- "木曜の夕刻から金曜の朝にかけて、Linus Torvalds は Linux バージョン 2.6.32 の4番目のリリース候補版をリリースしました。しかし、最初のリリース候補版でのタイプミス (RC1 を RC2 としてしまった) のため、今回リリースされたバージョンは 2.6.32-rc4 ではなく、2.6.32-rc5 と呼ばれます。Torvalds はこのバージョンを RC4 リリース後わずか数日でリリースしましたが、それは彼と多くのカーネルハッカーたちがこの週末を、来週東京で開催される今年の Linux カーネルサミットのための移動に費やすことになったからです。この期間中は彼らが Linux カーネルのソースコード管理システムに入って作業することはないと思いますので、多くの変更はないものと思われます。"
- blogwire: Mac から Linux への移行
- "ほとんどの人は、複数のオペレーティングシステムの背後にある哲学が非常に異なっていることをご存知でしょう。そのため、一方の OS から別の OS に移るときには、いくつかの使い勝手を近づけるためには手作業が少なからず必要なことが当たり前になっています。しかし、Mac OS X から Linux に移行しようとするときも事情は同じでしょうか? OS X がそもそも NetBSD や FreeBSD の一部を含んでいたことから、そう考える人もいるかもしれません。しかし今の OS X は 2001年3月24日、最初に店頭に並んだ OS X とは異なります。そのため、OS X から Linux への移行は、Windows への移行と同じぐらいの作業が必要となってしまっているのです。"
- LinuxCrunch/Fahad: OpenOffice 3.2 先行プレビュー part 1"
- "OpenOffice.org の最新の開発者向けマイルストーン (DEV300m60) がリリースされました。OpenOffice.org の次のバージョンである 3.2 は 42 以上の機能追加と 167 個の拡張がなされています。正式版は2009年11月にリリースされると予定されています。多くの企業、例えば Red Hat, Red Flag そして IBM が OpenOffice をより堅牢に、より使いやすくするために貢献してきました。もはや私はこれらの新機能を見て、楽しむことを我慢することができなくなりました。そこで DEV300m60 バージョンをダウンロードしました。このバージョンと何日か戯れた後、OpenOffice 開発者は本当にいい仕事をやったといえると思います。素晴らしい! この記事で、より安全で、より早く、使いやすく、さらなる国際化を実現した、いくつかの興味深い機能についてレビューしたいと思います。 ...]
- Unixmen/M. Zinoune -Zinovsky-: ある数学教師とその生徒達、Desktop4education をオーストリアの学校に導入
- "2003年のこと、Weiz セカンダリースクール (訳注: オーストリアの学校制度で、米国におけるハイスクールに相当するようです) の数学教師 Helmuth Peer は、全学校の IT システムを、簡単にセットアップでき、メンテナンスも容易で、ネットワークにも簡単につなげる新しいプラットフォームに移行することを決定しました。彼は、このプロジェクトに勧誘した生徒たちとともに、カスタマイズができ、想定しているそれぞれの学校のレベルに一致しているソリューションを探しました。Linux ディストリビューション openSUSE 11.1 は目的に適したソリューションであると彼は判断し、これを元にシステムを構築することは将来においても維持可能であって、これは正しい選択だったと思われます。..."
- Phoronix/Michael Larabel: NVIDIA 開発者、Linux サポートについてオープンに語る
- "今年の8月に、私たちは読者の皆さんに、NVIDIA の Linux サポートと、このグラフィックスカンパニーのオープンソースオペレーティングシステムについてのサポートについて、質問を募集しました。12ページもの価値ある質問が寄せられ、ついにその中でも多くの人が挙げていた質問について、回答をもらうことができました。NVIDIA の Andy Ritger、NVIDIA のワークステーション、デスクトップ、ノートパソコン用 GPU 向け UNIX グラフィックスドライバーチームのユーザースペース側のリーダー、がこれらの質問に答えてくれました。答えのなかには、いくつかの重要な、非常に詳細な技術的な回答も含まれ、ほとんどのインタビューにあるようなごく普通の営業向けの答えではありませんでした。私たちの焦点は Linux ですが、Andy のチームと彼の答えは Solaris と FreeBSD プラットフォームの NVIDIA ドライバーでもほとんど同じことが言えます。寄せられた質問の範囲は彼らの独占的グラフィックスドライバーの新機能のステータスといったものから、なぜ NVIDIA からの公式なオープンソースサポートはありえないのか、また Linux ドライバのダウンロードパーセンテージといった内容までに及びました。"
- 松本 悟: 第100回カーネル読書会 - 日本の Linux 愛好家、カーネルハッカーたちと親交を深める
- "今週、2009 Linux カーネルサミットとJapan Linux シンポジウムが東京で開かれ、多くの Linux カーネルハッカーたちが世界中からこれらのイベントのために集まりました。残念なことに私自身はこのイベントに参加できませんでしたが、彼らカーネル開発者と話す素敵な機会に恵まれました。
- 昨晩、日本における電器とサイバー文化のメッカとして知られている街、秋葉原において、第100回カーネル読書会が YLUG (Yokohama Linux Users Group - 日本でもっとも活発に活動している LUG の一つ) によって開催され、多くの人々がこの会合に集まりました。おかしなことは、Linux 愛好家たちが集まった同じ日に、Windows 7 がリリースされたことです。:-P"
レビュー/エッセイ
- h-online.com/Stallman、Oracle の MySQL 取得に反対
- "MySQL の創始者 Monty Windenius とともに、Free Software Foundation、非営利団体 Knowledge Ecology International (KEI)、Open Rights Group (ORG) の代表である Richard Stallman は、欧州公正取引委員会の Neelie Kroes に対し、Oracle が MySQL を取得することを許可すべきでないというアドバイスを送りました。この連名の公開書簡において、彼らは Oracle が MySQL を取得することがデータベース市場での競争を阻害するであろうことを論じています。"
- ComputerworldUK/Glyn Moody: オープンソース企業がプロジェクトのコントロールを諦めなければならない理由
- "私はこれまでずっと、フリーソフトウェアの世界で繰り広げられている熱い討論を、健全さの証だととらえてきました。これは人々が関心を持っていることを示しているもので、その問題について真剣に考えていることの徴でもあります。ところがそういった背景に反して、時に突然ふって沸いたようなオープンソース企業についての投稿 - その意味、どういった役割を果たしているか、その将来について、など - を見ることがあり、そういった投稿に対しては、私はある種の満足感を持って意見を述べてきました。でも、座してことの成り行きを眺めているだけというのは私の性ではありませんので、ここらでひとつ、私の思うところを皆さんに訴えかけてみたいと思います。"
- ghacks.net/Jack Wallen: GNUmed であなたの電子カルテをオープンソースに
- "GNUmed はオープンソースの電子カルテ管理ツールです。もしあなたの電子カルテ (または電子カルテに伴う IT) を電子的なシステムで保存管理したいものの、独占的なソリューションのために IT 予算をまるまる取られるのがごめんだというのであれば、GNUmed はあなたにとって完璧なツールでしょう。"
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イベント/ミーティング報告
近日開催のイベント/ミーティング
セキュリティアップデート
統計情報
括弧内の数字は先週と比較しての増減を表しています。
opensuse.org
openFATE
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Bugzilla
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今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 5071 (+47)
- Blocker(最重要課題): 4 (-1)
- Critical(緊急): 260 (+16)
- Major(重要): 842 (+16)
- Normal(普通): 2892 (+10)
- Minor(影響度の小さい問題) 443 (+5)
- Enhancements(機能強化の要望): 630 (+1)
- Bugzilla レポートの詳細 – バグ・レポートの登録 – バグ・レポートについての FAQ
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翻訳(ローカライゼーション)
耳で聞く openSUSE
フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう
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この記事内に書かれていることに対して何かコメントしたいことはありませんか? もしそうでしたら、是非 news.opensuse.org の告知ページ へコメントを付けて、私たちにお知らせください! 交流したり、広く openSUSE コミュニティからの助けを求めるためには、IRC、フォーラム、あるいはメーリングリストが使えます。詳しくは交流ページをご覧ください。
もし openSUSE ウィークリー・ニュースの編集/翻訳にお手伝いいただけるようでしたら opensuse-marketing@opensuse.org 宛てにメールを送ってください(事前にメーリングリストへの 登録 が必要となります)。 あるいは、irc.freenode.net 上の #opensuse-newsletter チャンネルに参加していただくことも可能です。
openSUSE ウィークリー・ニュースは RSS フィードで購読することも可能です。
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クレジット
翻訳版(Translations)