openSUSE ウィークリー・ニュース 第 80 号へようこそ!
今週の見出し:
- openSUSE カンファレンスへの参加登録受付開始!
- Lydia Pintscher: Amarok 2.2 への道
- Sebastian Schöbinger : KDE 4 のウィジェット "バッテリモニタ" を使った音楽再生用プロファイルの追加方法
- Michael Andres: libzypp-6.10.4: 自動でソルバーのテストケースが作成されていた問題に対するチューニング (zypper dup)
- LinuxTag でのインタビュー集 @ Radiotux
お知らせ
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- Hack Week IV がもうすぐやってきます
- "今年もまた Novell は、7月20日から24日にかけて開催される Hack Week のスポンサーを務めることになりました。このプログラムは、Novell のオープン・プラットフォーム・ソリューション開発者達に、ちょっと普段の仕事の手を休め、気になるプロジェクトにじっくり取り組んでみるための機会を提供しよう、というものです。
- Hack Week プロジェクトは、新たな機能、新たなアプリケーションの創造、あるいは従来のサービスやアプリケーションの改善につながっていくでしょう。これまでも Hack Week をきっかけとして、Tasque とか Giver とか、openSUSE ビルド・サービスでの Debian パッケージのサポートなどといった多くのプロジェクトが生まれてきました。Hack Week はまた、openSUSE を改善していくためのプロジェクトに関わってみたいと望む Novell の社員たちが openSUSE コミュニティの貢献者たちと協働するための機会ともなることでしょう。"
- openSUSE カンファレンスへの参加登録受付開始!
- "9月17日から20日にかけてドイツのニュルンベルクで開催される初の openSUSE カンファレンスへ、あなたも是非ご参加ください! openSUSE カンファレンスのスケジュールが決まり、参加登録の受付が始まりました!
- openSUSE カンファレンスへ参加するための費用はかかりませんが、事前登録をお願いします。ランチをご用意する予定ですので、人数把握のためにもなるべく早く登録していただけると助かります。"
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コミュニティ内での出来事
更新状況
ディストリビューション
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- ディストリビューション更新状況
- "こんにちは。こちらのページで、問題が起こっているパッケージ及び、それに対して何か動きがあればその要約を見ていただけるようになっています。現状ではあまりにも多くの課題があり、開発プロジェクトでまだ解決できていない問題もいくつか残っています - 皆さんにも是非ご協力をお願いします。..."
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ビルド・サービス
プロジェクト・コーナー
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このコーナーは不定期に掲載されます。
Amarok プロジェクト
- Lydia Pintscher: Amarok 2.2 への道
- "私たちは長いこと Amarok 2.0 の開発を続けてきていましたが、我々が目指してきたことをより多くの皆さんに見てもらってフィードバックしていただけるように、なんとかリリースにまでこぎつけたことで、チームの仲間は皆ほっと胸をなで下ろしています。このバージョンはプラットフォーム・リリース(訳注: 今後、細かい修正を加えていくための元となるバージョン)であり、Amarok 1.4 にはなかった多くの機能が盛り込まれています。
- 2.0 のリリースからちょうど5ヶ月後、多くの改善が施されるとともに、2.0 のリリース後に寄せられた貴重なフィードバックを元にした機能が追加された Amarok 2.1 を私たちはリリースしました。このリリースには、作り直されたコンテキスト・ビュー (現在再生中の歌についてのすべてのコンテキスト情報を表示する中間部分)、検索機能やフィルタリング機能を備えた改良プレイリスト、ブックマークと Amarok の URL のサポートや、全体的はルック・アンド・フィールの改善、Last.fm のサポートなどが盛り込まれています。詳細についてはリリースノートをお読みになってください。"
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Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
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- Ioan Vancea : openSUSE を 11.1 へ、Plesk を 9.2.1 へアップデート
- "私は 3 年以上前から VPS サーバー上で SUSE 9.3 と Plesk 8.1 を動かしていましたが、この程 openSUSE を 11.1 へ、 Plesk コントロールパネル を 9.2.1 へアップデートしようと決心しました。アップデート作業は順調に進んだので、ここにその作業手順を紹介していこうと思います。"
- Johnny Jacob : GDB のスクリプト機能の使い方
- "初心者プログラマの大半の方は、ファンクション・コールをトレースしたり、デバッグ・データを出力させる場合、printf 関数を使用していることと思います。しかし、これだと何度も何度もコードを書き直し、コンパイルしなければならないという手間が発生します。そんな毎日繰り返さなければならない余計な作業から開放されるために、GDB を使ってみましょう。GDB のスクリプト機能を使って、あなたの大切な時間を節約しましょう。"
- Sebastian Schöbinger : KDE 4 のウィジェット "バッテリモニタ" を使った音楽再生用プロファイルの追加方法
- "ラップトップ PC で音楽を聴こうと思ったものの、スタンバイモードになってしまうから閉めることができないじゃないか、と感じた経験はないでしょうか。私の場合は、どこへ行くにもネットブックを持ち歩いているんだけれど、MP3 プレイヤーは持っていない(というか、壊れているだけ?)ので、いつもラップトップ PC で音楽を聴いているため、そう感じることが多々あります。ここではこれを避けるための簡単なトリックを紹介します。"
- 今週のちょっと気になるコード
- 今週のちょっと気になるコードは、記事を探す十分な時間がなく、多くを見つけられなかったので、1 つの記事のみとなります。もし「おいおい、私の記事を忘れてもらっちゃ困るよ!」という方がいましたら、 私、STS301 までご一報ください。;) で、紹介するのは、Andreas Marschke による、シェルを使用した、ルーチンワークを繰り返さないための Linux の環境設定について簡単な記事です。
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新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Planet SUSE
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- Michal Hrušecký: オープンになった Factory
- "新しい情報、というわけではありませんが、Factory での開発が "オープン" になってから数週間が経ちました。いったいこれは何を意味し、何がどのように変わったのでしょうか?
- まず第一に変わった点は、Novell の中の人だけが使えたツールはもはや使えなくなってしまった、という点です。openSUSE へパッケージを入れる場合、皆、BuildServices のツールを使用しなければなりません。Novell の中の人であっても例外ではありません。これはいいことですね。おかげで、コミュニティの者であっても開発の進捗度を確認することができ、また、開発者たちも submit の要求に気がつきやすくなったと言えます。
- ごく普通に openSUSE を使うユーザにとっても利点となるであろう第二の変更点は、全ての Factory のパッケージがいずれかのトピックのプロジェクトに分類されて開発されていくことになった、という点です。もはや、開発者が自分の home プロジェクト以下に開発用のサブプロジェクトを用意する必要がなくなったのです。これまでは home 以下で開発していくのが常だったのですが、今回の変更により、なにはともあれまずそれぞれのトピックのプロジェクトを経由してから Factory に配置されるという手順になったのです(訳注: たとえば日本語入力エンジンの Anthy など、まずは M17N - Multiligualization - という "トピック" のプロジェクトで検証された後、Factory に採用されるという流れになっています)。ブリーディング・エッジ(安定性よりも新しさ優先)なパッケージに興味がある人たちにとっても、試しやすい状況になったと言えるでしょう。 ..."
- Sebastian Schöbinger: Qt Creator 1.2.1 リリース
- "Qt Creator 1.2.1 がリリースされました。Qt のホームページ、もしくはリポジトリから手に入れることが出来ます。Qt KDE リポジトリは こちら をご覧ください。"
- Michael Andres: libzypp-6.10.4: 自動でソルバーのテストケースが作成されていた問題に対するチューニング (zypper dup)
- "libzypp のこれまでのバージョンでは、アップデートを実行しない場合であっても、zypper dup を走らせる度に、その日付で /var/log/updateTestcase 以下にソルバーのテストケースが作成されていました。そのテストケースは削除されずにそのまま残ってしまったため、長い時間と無駄なディスクスペースを浪費していました。..."
- Andrea Florio: LXDE に "branding-openSUSE"(openSUSE ロゴやアイコンなどをパッケージとしてひとまとめにしたもの) を組み込む試み
- "私の HOME にある LXDE (Lightweight X11 Desktop Environment) プロジェクトを使っている方はおそらく、今日、多くのパッケージが更新されていることに気づいたことと思います。そのほとんどはコードのフィックス(GCC のビルド後のチェックについて修正するためのもの)でしたが、いくつかはパッケージを改善したものです。現時点ではもはや lxde-settings-daemon は時代遅れとみなされ、間もなくリポジトリからも姿を消すでしょう。しかし皆さんは、このような「開発者より」の話題よりも、私が 「ブランドのパッケージ」に取り組んでいるという話題の方に興味を持っているのではないでしょうか。第 1 弾の ブランドパッケージは、今日(もしくは来週、私がギリシャから帰ったら)リリースする予定でいます。その内の最も重要なブランド用の画像は、ログアウトの時に表示するものです。..."
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openSUSE フォーラム
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- なんで openSUSE 使わないの?
- "このタイトルを見て何のことかピンと来ないようでしたら - 続きを読んでみてください。トピ主さんが openSUSE についての好意的なコメントを書き込んだのに対して、他のディストリビューションの話もごちゃまぜにしつつ、他の人たちがそれに関してのやりとりを重ねています。"
- 3 つの質問
- "3 つの質問が投稿されました。そのうちのひとつは、openSUSE と SLED の違いについてでした。ユーザたちはこれに対して '真面目に' 答を返してくれています。"
- リモートのファイルシステムをマウントする
- "これを読めば、ひとつふたつなるほどと思えることを見つけられるでしょう。私たちは皆、パーティションをマウントすることには慣れていますが、リモートのファイルシステムをマウントするとなると、ちょっとばかり勇気が必要になるのではないでしょうか。ここでも、何人かの親切なユーザがそのコツを伝授してくれています。"
- Google、Chrome OS を発表
- "Google が Chrome オペレーティング・システム について発表したのを受けて、ユーザたちが話題のひとつとして予測、憶測を展開しています。もしかして、デスクトップの革命が間近に迫っている? もし Google が本気でやろうと考えているのなら、きっと中途半端なことはしないでしょうね。"
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Web 上の記事から
イベント/ミーティング報告
近日開催のイベント/ミーティング
セキュリティアップデート
統計情報
括弧内の数字は先週と比較しての増減を表しています。
opensuse.org
openFATE
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Bugzilla
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今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 4735 (+25)
- Blocker(最重要課題): 4 (-2)
- Critical(緊急): 249 (+1)
- Major(重要): 840 (+14)
- Normal(普通): 2631 (+31)
- Minor(影響度の小さい問題) 385 (-6)
- Enhancements(機能強化の要望): 626 (-13)
- Bugzilla レポートの詳細 – バグ・レポートの登録 – バグ・レポートについての FAQ
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翻訳(ローカライゼーション)
耳で聞く openSUSE
フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう
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クレジット
翻訳版(Translations)