openSUSE Weekly News/144
openSUSE Weekly News 日本語版 第144号 今週の見出し
編集部より
openSUSE ウィークリー・ニュースの第144号をお届けします。
「境界を超えた協力 (Collaboration across Borders)」をモットーに掲げた openSUSE カンファレンスがいよいよ間近となってきました。まだお済みでない方は、こちらの登録フォームでの参加登録をお忘れなく!
更に、フォーラムからも嬉しいお知らせです。先週、オランダ語のサブフォーラムが立ち上がりました。これで、オランダ語を話す皆さんも自分たちの言葉で知識のやりとりができるようになったのです。オランダの友たちが楽しんでいってくれることを願っています。
お知らせ
キーサインパーティー @ openSUSE カンファレンス
"信頼の輪を広げよう! openSUSE カンファレンス期間中に開かれるキーサインパーティーに是非ご参加を。
openSUSE カンファレンスのセッションの一つとして、10月22日(金)午後5時よりキーサインパーティーが予定されています。
参加ご希望の方は、openSUSE Wiki にある案内に従ってお申込みください! キー登録の締切りは10月18日(月)の 12:00 UTC となります。"
openSUSE 、新しいカーネル、OpenOffice、Mesa などを引っさげた 11.4 の第2弾開発マイルストーンを発表
- "10月7日木曜日、本日 openSUSE プロジェクトは openSUSE 11.4 のマイルストーン 2 を発表しました。マイルストーン 2 (M2) は6回リリースが予定されている openSUSE 11.4 の開発スナップショットの第2弾で、ディストリビューション全般にわたる主要なコンポーネントのアップデートが含まれています。"
Smeegol 1.0 公開のお知らせ
"openSUSE Goblin チームより、Smeegol 初公開のお知らせです。
Smeegol は MeeGo(TM)* プロジェクトの成果であるネットブック用ユーザインターフェイスを元にしたものです。Smeegol は、パワフルな音楽プレーヤー Banshee の最新版、メールや予定表の新しいクライアント Evolution Express や様々なソーシャルネットワークなどを提供します。
Nokia、Intel 及び Linux Foundation のもと目覚しい成長を遂げつつあるボランティアのコミュニティ相互の協力により運営される MeeGo プロジェクトの目的は、コンピュータのスペックや画面サイズに制限のある小型デバイス用にデザインされたオペレーティングシステムを作っていくということにあります。要は、ネットブック/入門レベルのデスクトップ、ハンドヘルドの計算機/コミュニケーション用途デバイス、車載の娯楽情報デバイス、有線テレビ、スマートフォンなどで使うことを想定しているということになります。Novell も Linux Foundation とともに MeeGo には協力していて、ビルド用や公式 MeeGo プロダクトの公開用インフラを提供しています。MeeGo は zypper やその他システム管理ツールなど、openSUSE 由来のテクノロジーを数多く利用しているのです。"
openSUSE ニュース: openSUSE 戦略: 三部作の第三、第四部!
"先週も、我々の戦略の最初の部分、第二の部分に対して100を超えるコメントが寄せられました。ターゲットとして見据えるユーザの部分に対してもいくつか改定案が寄せられましたが、寄せられたコメントの多くは第二の部分、「我々が提供していくもの」に対するものでした。寄せられた全てのコメントを組み込んだ改訂版文書は co-ment に置いてあります。
そして今回、文書の第三の部分が追加されました。「openSUSE が目指していないものとは?」というテーマです。この他、我々の競争相手とは何なのか、この戦略により openSUSE が得るもの、失うものは何なのか、今から2年後の openSUSE がどうなっているべきかなど、戦略の「背景となる情報」も追加してあります。
「ターゲットユーザ」や「openSUSE がユーザに提供するもの」の時と同様、co-ment にいろいろな意見を書き込んでいただけると大変ありがたいのですが、私たちの目に届くようにしていただければ、他のチャンネル経由でご意見を寄せていただいても結構です。ですから、co-ment の使い勝手が良く分からないようでしたら、この投稿の下にあるコメント欄 (訳注: この記事の原文の下にあるコメント欄) に書き込んだり、フォーラム他に書き込んでいただいてもかまいません。ちなみにこの co-ment なんですが - GNU Affero GPL の元に公開されているとても素晴らしいコメント付け用のツールなんです。 (...)"
openSUSE ニュース: OSC2010 先取り情報 – 聞き逃がせないカンファレンスの基調講演!
"もう後12日で10月20日 - openSUSE カンファレンスがドイツのニュルンベルクで始まる日となります。カンファレンスは基調講演を皮切りに、水曜日から金曜日にかけて開催されます。この基調講演で私たちは、いくつかの考察やこれまでにない物の見方を共有することで、おいでくださった皆さんを刺激し、元気づけたいと目論んでいます。Henne が開幕基調講演でお話するのは、openSUSE がどうやってよりオープンになってきたのか - そしてあなたが何かを変えていきたいと思った場合にそれがどのようにアドバンテージとなるのか、という内容です。金曜日には、Gerald が openSUSE コミュニティにおける Novell の位置付けと、同社が何故我々をサポートしているのかについてお話します。"
更新状況
評議会 (Board)
Andreas Jaeger: 評議会 (Board) 選挙ルール改定、三度目の改定案
"ルールについての二度目の改定案を提示した後、数々の点についての説明がなされ、ルールの全文も書き起こされ、編集されてきました。
この編集の大部分を引き受けてくれた David に感謝したいと思います。
いかがでしょうか? このルールでなら次回の選挙はうまく進められるでしょうか?"
ディストリビューション
SUSE Studio: Gallery 内から直接テストドライブでアプライアンスを試すことができるようになりました
" もう既にたくさんの素晴らしいアプライアンスが SUSE Gallery から入手できるようになっていますが、本日より、それらがどんなものか見てみたりテストしてみたりするのがいっそう簡単になりました。これまでだと、試してみたい気になるアプライアンスを見つけたら、選択肢は以下のいずれかでした:
- アプライアンスをダウンロードして (仮想環境あるいは実機環境で) ローカルで起動させてみる
- クローンを作成してビルドし、テストドライブで起動してみる (...)"
SUSE Studio: お勧めアプライアンス - Smeegol
"今週のお勧めアプライアンスを発表します - openSUSE コミュニティでは FunkyPenguin の名でお馴染みの Andrew Wafaa による Smeegol 1.0 です。
Smeegol というのは openSUSE 版 MeeGo で、ネットブックでの使用を目したものです。このリリースには Banshee 音楽プレーヤーの最新版、メール/カレンダークライアントの Evolution Express、更に Twitter、Facebook、MySpace、Flickr などなどといったあらゆるお気に入りのソーシャルネットワークとの密接な統合などが組み込まれています。詳しくは Smeegol 1.0 のリリースアナウンスをご覧ください。"
SUSE Studio: OVF がサポートされるようになりました
"OVF フォーマットでビルドできるという機能を SUSE Studio に追加いたしました! これで、ウェブブラウザ内だけで標準に準拠した、ベンダーに依存しないアプライアンスを簡単に作成することができるようになりました。
よく知らないという方のために説明しますと、OVF (Open Virtualization Format) とはソフトウェア・アプライアンスをパッケージングしたり配布したりする際のオープンな仕様で、DMTF (Distrubuted Management Task Force) の VMAN (Virtualization Management) 標準により定義されています。この仕様は特定のハイパーバイザーに限定されているものではなく、多くの有名な仮想プラットフォームでサポートされています。(例えば ESX、Workstation などといった) VMware のいくつかの製品、VirtualBox などもこの対象となります。OVF を支持表明しているのは Dell、HP、IBM、Microsoft、VMware、XenSource の各社です。
OVF の詳細や VMDK との比較については、VMware の OVF ガイドをご参照ください。"
Bugzilla
Bugzilla 関連参照リンク:
チームレポート
ビルド・サービス・チーム
ビルド・サービス統計情報
- ビルド・サービス関連の統計情報については http://build.opensuse.org をご覧になってください。
GNOME チーム
Dominique Leuenberger: openSUSE 11.3 用 GNOME 2.32.0
"openSUSE ユーザの皆さん! 皆さんもちろん、GNOME 2.32 のリリースを首を長くしてお待ちでしたよね? ついに出来上がりました。リポジトリを準備するのに若干時間を要しましたが、GNOME 2.30 がベースとなっていた openSUSE 11.3 を最新最良の GNOME 2.32 にアップデートしていただくことができるようになりました!
Mono チーム
Miguel de Icaza: Mono 2.8 リリース
"Mono 開発者向けプラットフォームのメジャーアップグレードである Mono 2.8 をリリースしました。このリリースは、新規機能、安定性の向上、パフォーマンスについての作業、バグ修正など、この10ヶ月間の成果を含んでいます。
このリリースのハイライトは以下のようなものです:
- C# 4.0
- 4.0 プロファイルのデフォルト化
- 新世代のベージコレクター
- mono --gc=sgen または mono-sgen オプションで Mono を新しい GC で使えます
- Mono MIT X11 と Microsoft MS-PL/Apache2 からの新しいフレームワーク:
- ASP.NET 4.0
- 並列処理 Framework: PLINQ を含む
- System.XAML
- System.Dynamic
- Managed Extensibility Framework
- ASP.NET MVC 2
- System.Data.Services.Client (OData クライアントフレームワーク)
- WCF ルーティング
- .NET 4.0'の CodeContracts
- パフォーマンス:
- 多大なパフォーマンスの向上
- LLVM サポートが安定版に移行
- mono-llvm コマンドでサーバーが LLVM バックエンドを用いて読み込まれるようになります
- 組み込み API のバージョン 2.0
- 1.1 のプロファイルとすでに古くなったライブラリの除去
- OpenBSD サポートの統合
- Mono の GLIB との依存関係を廃止
- Threadpool 例外を.NET 2.0 風に
openFATE チーム
#310662: (Vodafone モバイルの) データカード
"「Vodafone Mobile Connect」ソフトウェアを YaST から選択してパッケージとしてインストールできるようにしたら、ユーザにはありがたいんじゃないかと思います。
http://www.betavine.net/bvportal/resources/datacards
http://www.betavine.net/datacards/index.php/Main_Page "
#310664: openSUSE のリポジトリに Shorewall パッケージを入れましょう
"openSUSE は素晴らしいオープンソースコミュニティの Linux ディストリビューションだと思います。 他のディストリビューションにはあるのに openSUSE には欠けていて残念に思うことの一つに、Shorewall ファイアーウオールのパッケージがどのリポジトリにも見当たらないということが挙げられます。 (...)"
#310665: YaST 経由でカーネルをアップデートした時、現在のカーネルを残しておけるように
"まずはフォーラムでの以下の議論をご覧ください:
http://forums.opensuse.org/english/get-help-here/install-boot-login/447030-keeping-current-kernel-when-doing-kernel-update-through-yast.html
要約:
YaST 経由でカーネルをアップデートした時、デフォルトかつ自動で現在インストールされているカーネルを残しておくようにすべきです!(/boot に割り当てられているパーティションに十分な空き容量がある場合)
あるいは、古いカーネルを何世代分残しておくか (既定値を1世代としておく) どこかで設定できるようにしておくというのでもいいと思います。"
#310666: KDE4 にもっと今っぽいサウンドテーマを
"現実を直視しましょう: アップストリームの KDE4 リリースが提供しているデフォルトの音声は、お世辞にも理想的なものだとは言えません。デスクトップそのものは最新鋭になっているのに、同梱されているほとんどのサウンド (デフォルトのログイン/ログアウト時のサウンドとか、ね) は長すぎ、(ただのピアノソロで) 雰囲気も古臭いと思うんです。 (...)"
#310668: 'flat-volumes=no' オプションで PulseAudio サーバを動かす
"物書きをしながら音楽を聞くことがあるのですが、賑やかな大音量の POP ミュージックに切り替えたときなど、いつも耳がおかしくなりそうになってしまいます。これは厄介で由々しき問題です。 更にもう一つ厄介なのは、「flat-volumes = yes」にしておくとマスターのボリュームがそれぞれのストリームで最大の音量に変更されてしまうという問題です。お行儀の悪いアプリケーションがボリュームを上げてしまったりしたら、(ヘッドフォンで聞いている) 私の耳はおかしくなってしまうでしょう。 (...)"
"https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=620434#c19 Factory では、時々 root= での指定が機能せず、起動したり原因を調べたりするために検証が必要となることがあります。例えば、長いこと root=LABEL= の構文は機能せず、今でもある種のケースでは機能してくれないと思います。更に、最近の root=/dev/disk* 構文だとほとんどの kernel 行はテキストエディタのスクリーン幅より長くなってしまい (行の折り返しは混乱の元です)、このため /dev/disk エントリも人間の頭で覚えておいたり手でタイプしたりするには長すぎとなってしまっています。そして、トラブルシュートしなければいけないときには、時々 /dev/sdX# 構文を使わなければいけなくなったりするのです。テキストモードに戻ってコマンドラインからの編集でミスったりすると、GRUB はうまく復活せず、再起動するために GRUB を再スタートするにはしばしば何度かやり直しが必要となってしまったりします。なので、カーネルをアップデートするたびに手動で設定を変更するんじゃなく、gfxmenu 内で root= の前に showopts を指定し、/etc/sysconfig/bootloader や perl-Bootloader 経由でいじれるようにしておければ便利だと思うのです。"
#310680: アイコンテーマのインストーラで、インストール可能なテーマのみ表示されるようにする
"先日、「アプリケーションの外観」から openSUSE 11.3 にアイコンテーマをインストールしてみようとしました。すると「インストール」ボタン付きでたくさんのテーマが表示されたのですが、クリックしてみても何も起こらないのです。やってみて分かったのですが、ここから導入できるのは .tar.gz なファイルだけで、表示されている多くのテーマは別のフォーマットで配布されているのです。なので、「新しいテーマを取得...」で表示されるポップアップには、実際にインストールできるファイルのみを表示するようにしておくべきです。"
#310682: openFATE に「SUSE Studio」カテゴリーを追加しましょう
"表題の通り: openFATE に「SUSE Studio」カテゴリーを追加しましょう。"
#310683: Simple Scan (simple-scan)
"簡単にスキャンできること - これは印刷物や写真などをスキャンするにあたって大切なことです。我々が XSane をデフォルトとしていることは承知していますが、両方とも使えるようにしておくのも悪くない選択だと思います。私と私が使っているハードウェアにとっては、(文書をスキャンしなければいけない機会がしばしばありますので) これが使えると何度かクリックするだけ済むので重宝します。これは急いでいる人にとってはとても便利です (私がスキャンしなければいけなくなる時ってだいたいが急いでいる時なので)。複雑な処理ができなくても、これで十分なのです。 (...)"
#310686: LibreOffice 生産性スイートを採用しましょう
"LibreOffice 生産性スイート
[ウェブサイト http://www.documentfoundation.org/]より
LibreOffice について: LibreOffice は、他のメジャーなオフィススイートと互換性があり、様々なプラットフォームで使える生産性スイートです。フリーソフトウェアですので、自由にダウンロードし、利用、配布できます。"
#310689: インストール途中で再起動した後もネットワーク設定を保持しておけるようにする
"私は openSUSE 11.3 をネットインストールでインストールしました。ネットブックに入れるという作業でしたので、無線 LAN 接続でした。また、ネットブックとデスクトップのシステムを行ったり来たりしたくなかったので、インストール過程で VNC を有効化しておきました。インストールそのものについては全く問題なかったのですが、インストール中に再起動 (インストールしたシステムを起動する時です) した後 、ネットブックにしてあった接続設定が消えてしまい、ターミナルを開いて手動で再設定しなければいけなくなってしまったのです。インストーラを拡張して、こういった設定を保持しておけるようにできたらいいと思うんですけれど。"
openFATE 登録フィーチャー統計情報
- openSUSE 11.4 を対象として openFATE に挙げられている機能追加リクエストの統計情報についてはこちらをご覧ください。
翻訳 (Translation) チーム
コミュニティ内での出来事
Bryen Yunashko: まだ落ち込んでます
"月曜日の朝を迎え、そろそろスペインのセビリアで開催される GNOME-A11y ハックフェスタに向けての準備にとりかからなければいけなくなりました。今週これからのことが楽しみな一方、私はまだ先週末起こった出来事から立ち直ることができずにいます。
土曜日の朝、バルセロナを発ってセビリアに向かおうとしていたときに、盗難にあってしまったのです。バス停でバルセロナ空港行きのエアポートシャトルバスを待っていたとき、白杖を取り出すためにノート PC の入ったバッグとカメラバッグを地面に置いていました。そのほんの数秒の間のことです。突然私は何人かにもみくちゃにされ、押してきたそいつらが走り去っていくのと同時に二つのショルダーバッグも消えてしまっていたのです。なんでやつらはスーツケースではなくショルダーバッグを狙ったのでしょうか???"
Stephen Shaw: ご協力お願いします
"私のブログを読んでくださっている方の多くは、Bryen (またの名を suseROCKs) のことをご存知のことと思います。彼は、人生のかなりの時間と労力をアクセシビリティの必要性を説くため費やしている人物です。 今月、彼はその活動をさらに推進するため、ヨーロッパを旅していたのですが、残念なことにスペインで盗難にあってしまったのです。その話を聞いて、盗まれてしまったものを購入し直す役に立てようと、カンパしないかという呼びかけが私たちの間で持ち上がったのです。"
Bryen Yunashko: 本当にどうもありがとうございます!
"先週起こった事件についての昨日のポストのフォローアップとして、世界中の皆さんから寄せられた計り知れないご協力に感謝をさせていただきたいと思います。皆さんからのお心遣いで私がどんな気持ちになっているか、とても言葉では表現しきれません。 (...)"
Jos Poortvliet: 戦士求む
"レディース・アンド・ジェントルマン、先日、Amaru Zelaya Orellana と私の二人で Ambassador 達の世界中での活躍ぶりについての記事をしたためました。 彼らが行っている活動はまさに賞賛に値するものです。マーケティング的にも素晴らしい取り組みです。 その一方で、openSUSE Marketing チームはこれ以外にも、私たちのテクノロジーについての記事を書いたり、Ambassador が使うための素材を準備したり、もちろんカンファレンスの準備をしたりなど、たくさんの仕事に取り組んでいます。で、いろいろなことをやってきてはいるんですが、それでもまだまだ皆さんの協力を必要としているのです。 (...)"
Jos Poortvliet: 戦略、SUSE に協力する...
"openSUSE の戦略案の最後の部分を加筆し、たった今公開しました。KDE からやってきた私にとっては、これは非常に面白い試みでした。もちろんまだ完了したわけではありません。我々の「ライバル」 (あるいは『「強敵」と書いて「とも」と呼ぶ』ってやつですかね?) についての記述、戦略のもたらす結果はどういうものになるのか、この先数年で我々がどうなっていこうとしているかなどに触れているこの案 (こちらに置いてあります) には多くのコメントが寄せられることでしょう。
KDE のコミュニティもまた将来の方向性を模索しているということは私も承知しています。KDE 4 シリーズが安定性を増してきている中、次はどこを目指すべきなのでしょうか? 一方 GNOME も GNOME 3 の公開を間近に控えているものの、同時に先の GUADEMY では戦略についての討論が展開されました。そしてもちろん Fedora も openSUSE に続いて方向性についての議論を始めています。どうやらこういう動きは伝染していくようです..."
Klaas Freitag: どうぞカンファレンスにお越し下さい
"この投稿で書くのはカンファレンスに顔を出す意義についてで、これまで一度も FOSS のイベントに行ったことがないという方にとってのいい誘い水になってくれたらいいな、と思っています。昔からのお馴染みの人にとっては信じがたいことかもしれませんが、最初私はこういった類のイベントのことを「このカンファレンスは面白そうだけど、きっとマニアックな人やずっと貢献してきている人たち向けのもので、私には関係ないだろう」と勘違いしていたのです。でも、そんな私にいろいろ教えてくれた方たちのおかげでそれが間違いだということを知り、初めて Akademy に顔を出してみたらとても楽しくて、以降顔を出したいろいろなカンファレンスも同様でした。
カンファレンスで得られるのは、まず第一に学ぶ機会です。ワークショップやプレゼンの会場に座っていれば、いろいろなテクノロジーについて学ぶことができますし、聞いてやろうという意気込みをもって聴講する分、心に刻まれることも多いと思います。もし聞いてみたいことがあったら、説明してくれる人がその場ですぐに見つかるというのも強みです。"
イベント & ミーティング
終了分:
- 2010年10月3日: Xariseto.gr フリー・フェスティバルに openSUSE チーム参加 (ギリシャ)
- 2010年10月6日: openSUSE 評議会 (Board) ミーティング
- 2010年10月8日: Software Freedom Day (ハンガリー)
近日開催:
- 2010年10月13日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- 2010年10月14日: openSUSE KDE チーム・ミーティング
- 2010年10月20日: openSUSE 評議会 (Board) ミーティング
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができす。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。
Ambassador 通信
Nitin K Sookun: モーリシャスでの openSUSE Linux イベント
"まず最初に Andreas にお礼を申し上げたいと思います。送っていただいた Promo DVD は間に合うように届きましたよ。昨日、2010年9月30日に、モーリシャス大学キャンパスで openSUSE Linux イベントを開催しました。とても楽しく、フィードバックもたくさんいただけました。このイベントに興味を持つのはコンピュータ科学、工学部の学生くらいだろうと思っていた予想に反し、経営学部、人類学部、農学部などなどの学生も興味を示してくれました。
(...)
以下、このイベントで撮った写真です:
http://s669.photobucket.com/albums/vv53/ishwon/openSUSE-UoM-2010/ "
Francisco Arias: Software Freedom Day - チリ - レポート
"みなさん、こんにちは。私からの報告です:
イベント名: Software Freedom Day - チリ
開催日: 2010年9月25日
場所: チリ、VII、タルカ (Talca) 大学
(...)
また、来場者にはちょっとしたアンケートに答えてもらいました。その結果は以下です:
http://dl.dropbox.com/u/64556/openSUSE/SoftwareFreedomDay_openSUSE_Poll.pdf "
Sirko Kemter: OpenRheinRuhr
"来月11月の13日と14日、オーバーハウゼン (ドイツ) で OpenRheinRuhr という名の Linux イベントが開催されます。
http://openrheinruhr.de/
昨年はボトロップで開催されたこのイベント、第2回となる今回は、会場をオーバーハウゼンのライン産業博物館に移しての開催となります。Marcel Richter、Thomas Groß と私の3人で参加するのですが、Thomas はトークセッションを持つ予定ですし、私もワークショップとトークを予定しているので、手伝ってくださる方がいらっしゃったら大歓迎です。
時間があって、openSUSE のブースの手伝いをしてもいいよ、という方、私宛てメッセージお願いします。"
Kostas Koud: Xariseto.gr フリーフェスティバルに参加した openSUSE チームからのご報告
"10月3日、私たちは Xariseto フリーフェスティバルに参加してきました。私たちが陣取ったのは Greeklug と Fedora コミュニティの間でした。
このイベントについて簡単に説明します:
このイベントは全てが無料というオープンなお祭りで、音楽、演劇チーム、ゲームを通じて子供たちが学べるスペース、無料のコーヒー、無料の服、無料のゲームや、その他使わなくなったいろいろな物をゴミとして捨てるのではなく必要な人にタダで持って行ってもらうための場を提供するものなのです。また、イベント終了後、余ったものは各チームが取りまとめ、施設などに寄付していくのです。 (...)"
Kálmán Kéménczy: Software Freedom Day - ハンガリー/セゲド - 報告
"私からのご報告です。
イベント名: Software Freedom Day - ハンガリー、セグト
開催日: 2010年10月8日
場所: セグト大学 (...)"
コミュニケーションチャンネル
貢献者
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Thomas Schraitle: EPUB をチェックする
"EPUB は日々重要性を増し続けています。情報豊かな雑誌の記事を信じるならば、MP3 がオーディオの世界でしたように、本やテキストの消費を大きく進化させるものになるでしょう。
今日でもたくさんの電子ブックリーダーが利用可能で、将来はより多くが出てくるでしょう。問題はさておき、もし電子ブックリーダーが EPUB をサポートしていたら、EPUB ファイル自身も確実に仕様にしたがっていなければなりません。これは epubcheck の仕事です。コマンドラインユーティリティで、EPUB ファイルを検証してくれます。
RPM パッケージは例によって私の OBS リポジトリ home:thomas-schraitle に置いてあります。使い方は簡単で、epubcheck をあなたの EPUB ファイルに適用して、何が起こっているかを見るだけです。お楽しみを!"
Packman: kmediafactory 0.8.0-2
"KMediafactory は使い易いテンプレートベースの DVD オーサリングツールです。ホームビデオやテレビ録画向けの DVD メニューをたった3ステップで素早く作ることができます。"
Packman: imagination 2.1.1-0
"Imagination は C で書かれ GTK+2 ツールキットで作られた、軽量でシンプルな DVD スライドショウメーカーです。Linux にはユーザフレンドリな DVD スライドショウメーカがないことが気になっていたので、imagination の開発を始めました。ええ、同じような仕事をこなしてくれる他の GUI ツールキットがあることは分かりますが、そういうのには最初にインストールするときにたくさんの依存関係がついているのが嫌だったんです。Imagination は最初から素早く、軽快に、簡単に使えるように設計されました。動画ファイルを扱うため「だけに」ffmpeg を用います - DVD を焼く機能はありません、それは他のアプリケーションでやってください。他のサードパーティソフトウェアは要りません。私は KISS (Keep It Simple Stupid) の原則が好きなんです :)。
Imagination は最初に読み込まれるプラグインによって 26 種類の画面切り換え効果が提供されます。FLV フォーマットへのスライドショウの書き出しもサポートされています。音楽と Ken Burns エフェクトの機能はまだありませんが、次のリリースに入れる予定です。"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE セキュリティ要約レポート: SUSE-SR:2010:018
- 報告 ID: SUSE-SR:2010:018
- 日付: 2010年10月6日(水) 15:00:00 +0000
- クロスリファレンス: CVE-2010-0405, CVE-2010-1526, CVE-2010-1781
- CVE-2010-1782, CVE-2010-1784, CVE-2010-1785
- CVE-2010-1786, CVE-2010-1787, CVE-2010-1788
- CVE-2010-1790, CVE-2010-1792, CVE-2010-1793
- CVE-2010-1860, CVE-2010-1862, CVE-2010-1864
- CVE-2010-1914, CVE-2010-1915, CVE-2010-1917
- CVE-2010-2093, CVE-2010-2094, CVE-2010-2097
- CVE-2010-2100, CVE-2010-2101, CVE-2010-2190
- CVE-2010-2191, CVE-2010-2225, CVE-2010-2484
- CVE-2010-2531, CVE-2010-2575, CVE-2010-2648
- CVE-2010-3062, CVE-2010-3063, CVE-2010-3064
- CVE-2010-3065, CVE-2010-3069
カーネルレビュー
h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 2.6.36 の新機能 (パート 4) - ドライバー
"2.6.36 のドライバーには、大幅に改良された赤外線の送受信サポート、最適化された USB ドライバー、Android 開発者の間で、あれやこれやと長いこと議論され、大昔に解決された、その解決策などが含まれています。"
Rares Aioanei: カーネル週刊ニュース – 09.10.2010
"やあみんな、こんにちは、そしてようこそ! ぼくの「実生活に関する」問題でちょっと休んでしまったけど、戻ってきたよ! さて、どんなことがあったかみていこう…
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
Ghacks/Jack Wallen: GIMP にブラシを追加する
"GIMP には山によう便利なツールが用意されています。編集用のツールから描画用のツール、フィルター、script-fu など、至れり尽くせりです。 そんな中で、多くの人があまり使いこなしていないものにブラシがあります。
GIMP に備わっているブラシを使うと、効果やスタイルを駆使していろいろな方法で描画できるようになり、GIMP の柔軟性を拡張することができます。標準的なドローイングツールとしてのブラシから、よりアーティスティック (芸術的) なブラシまで、好きなだけブラシをスタイルとして登録しておくことができます。
どのようなタイプのブラシを追加するにせよ (自作することも可能です)、使う前にどうやって追加すればいいのか知っておく必要があります。この Ghacks の記事で私は、Linux で GIMP に新しいブラシを追加する方法について解説していきます。"
Tips4Linux.com: Linux で Dropbox を使ってフォルダーとサブフォルダーを共有しよう
"Dropbox は、粋な小さなアプリケーションで、インターネット上の複数のコンピュータで、ファイルを同期・共有することができます。動画を友人に送りたいですか? そんな場合は Dropbox を使いましょう。写真が入った一つのフォルダーを、あなたとあなたの恋人で共有したいですか? そんな場合にも Dropbox が活躍します。
Dropbox には、フォルダー全体が共有できないという問題点があります。利用できるのは特定のリンクのみです。そんな場合は dropbox-index を使いましょう。中身は Python スクリプトで、あたかもフォルダー全体を共有しているかのように使うことができます。: (...)"
コマンド/スクリプト初心者向け
ScienceBlogs/Greg Laden: Linux のコンソールおたくでいこう
"シリーズ・Linux 「コマンドライン」の使い方 の第1回です。これを知るということは、どんな時に GUI を使うべきなのかを知ることにもつながります。しかし、本題に入る前にまず「コマンドライン」アプリケーションとは何であるのか、私たちは理解しておく必要があります。コマンドラインの定義というものを掘り下げてみると、メニュー構成されたコンソールベースのアプリや時には GUI のアプリなど、本来なら「CLI (command line interface)」とは呼べないようなアプリまでもが CLI として勘定されてしまっていることに気がつくでしょう。これは議論も呼びそうです。 (...)"
ITworld/Sandra Henry-Stocker: UNIX のハウツー: 便利な1行野郎
"本日紹介する1行野郎コレクションを会得すれば、きっと昇進の役に立つことでしょう。多くのトラブルを救ってくれ、あなたが部署の中で最も頭のいい人物だと上司や同僚を感心させてくれるようなお手軽コマンドより役に立つものはそうそう他にないでしょう。
まずはじめに紹介するのは、"cd -" コマンドで、直前にいたディレクトリがどこであってもそこに自分を戻してくれます。2つのディレクトリを行き来しながら、複数の設定ファイルに対して多くの修正をしたりすることはありませんか? そんなときも問題ありません。 "cd -" コマンドを使えば、さくっとできてしまいます。 (...)"
Greg Laden: Linux コマンドラインから Google カレンダーを使うには
"コンピュータ上で使えるカレンダーというのはとても便利なもので、中でもおそらく Google カレンダーは MS Outlook や Groupwise (どちらも使いにくいといったらありませんが) といったスケジュール管理プログラムに次いで広く使われているパーソナルカレンダーの一つでしょう。しかし、ウェブ上で使うことを前提にしたこのアプリケーションだと、必要な情報を表示しようと思うと画面を占有されて煩わしかったりしますし、ラップトップのような小さな画面に表示させると、カレンダーはもとより、いろいろな付加機能がウェブブラウザ自体に追加されることになってしまい、事実上使い物になりませ ん。あなたがお使いのラップトップ上でも、こんな風に Google カレンダーが見えているんじゃないでしょうか (...)"
開発者/プログラマ向け
Nettuts+/Jeffrey Way: Quick Tip: JavaScript の Hoisting についての説明
"今日の「ビデオで見るちょっとしたコツ」は、JavaScript の “hoisting” について Twitter で質問されたことの回答となるものです。それってなに? どうやって動作するの? それについて知っておく必要はあるの? といった疑問は、この初心者に焦点をあてた基礎的なレッスンですべて答えが得られるはずです。 (...)"
Planet SUSE
Cornelius Schumacher: KDE e.V. の役割
"この記事は KDE e.V. 2010 年第二四半期の報告についてのものです。みなさんがまだごらんになっていない場合に備え必要に応じ引用します。
ときどき、KDE e.V. とは実際のところ何なのか? KDE コミュニティにおける役割は? といった質問を受けることがあります。まずはこの質問に答えてみることにしましょう。
端的に言えば、 KDE e.V. は KDE コミュニティを代表し、サポートし、ガバナンスを提供する組織です。コミュニティに法務部門を提供しており、おかげでコミュニティは法的代理人やお金を扱う人が必要となる活動に参加できたり、あるいはコミュニティのために発言したり活動したりする個人を法的にも正当化する方法が用意されることになるのです。"
Nelson Marques: 運は勇敢なものに味方した!
"私がいくつかのディストリビューション (たとえば Fedora や openSUSE) で戦略に対して多大な努力を注いでいる人をたくさん見るにつけ、2010 は間違いなく「戦略の年」となるでしょう。
多くの戦略チームがその領域で作業しているのを見ていると、あることが私の注意を惹くのです。そしてそのことは私に本当に様々なことを考えさせてくれます…「ユーザーベース」の定義について…技術的に優れたそれぞれ独立した開発者と、彼らをコミュニティにまとめあげることについては山のように考慮しなければならないことがあるので、多くを望まないユーザーは無視されるか過小評価されがちになる傾向があります…なぜこんなことが起きてしまうのでしょう? 「技術にはあまり興味のない」ユーザーと彼らが必要としていること、それをかなえる方法について考えてみましょう!"
Mike McCallister: ようこそ、LibreOffice!
"2010 年の OpenOffice の偉大な分岐ができてから一週間以上経ちましたので、騒ぎはようやく収まり始めました。
ご存じない方のために、先だっての月曜日、 OpenOffice.org (OOo) の開発チームの大きな集団が The Document Foundation (TDF) を結成し、OOo を元にした新しいオフィススィート、その名も LibreOffice を開発すると発表したのです。
この発表は、オープンソース界と、たとえば Google、Novell、Red Hat といった企業界双方の数多くの有力者から歓迎の声で受け入れられました。GNOME Foundation もまた (彼らはこれといった自分たちの小さなオフィススィートを持っていないので) この立ち上げには好感を示しています。"
OMG!SUSE! チーム:クラウドでの SUSE
"何週間か前に Oracle の驚くほどサポートベンダが集まった(残念なことにヨットクルーズはなかったけど)カンファレンスをぶらぶらしていたら、ショウフロアに SUSE と VMWare が仲良くならんでいるのに気づきました。Novell は openSUSE をよりよくしたお兄さんである SUSE Linux Enterprise Server (SLES) を推しているようで、仮想化に SUSE Studio よりもスペースを割いていました。
VMWare との協業は一つの大きなポイントですが、世界一のクラウドではどうでしょう。ご存知かと思いますが、Amazon EC2 では? 今や Amazon EC2 は SUSE Linux Enterprise Server をサポートしています。"
Jos Poortvliet: Smeegol、カンファレンス、そしてお金の話
"今日はいいニュースがたくさんあります! まず最初に、openSUSE コミュニティの Smeegol チームが Smeegol 1.0 の公開にこぎつけました!
私は鼻高々です。というのも:
- Fedora や MeeGo そのものをさしおいて、最新の MeeGo ソフトウェアを提供できていること
- 更に (Banshee などの) より新しいソフトウェアを組み込んであること
- 更に私たちは openSUSE ユーザ向けに 1-クリック・インストールも準備していますし、SUSE Studio でイメージも用意されているので、これからクローンを作り、誰でも自分仕様のバージョンを作れるようになっているのです!!!! 私もこれを使っていくつかマルチメディア関連のツールを仕込んだ自分用のクローンを作ってみました ... ただ残念なことに、テストドライブでは Smeegol がうまく動いてくれないんですよね。 :(
- 更にこれままさに openSUSE に関わる多くのボランティアからなるコミュニティによる成果なのです!
さぁ、お試しください。きっと気に入りますよ。 :D"
Andreas Jaeger: systemd – そして #osc2010
"systemd は System V init の代替と目されているもので、4月30日に Lennart Poettering により最初の発表があった後、精力的に開発が進められてきています。Kay Sievers のおかげで、openSUSE 用のパッケージも現在の Factory に置かれるようになっています。実は数週間前に私も試してみたんですが、何故かうまく動くシステムを作ることができずにいたんです。ですが、LinuxKongress の会場で Lennart に会えたので、それをきっかけにもう一度試してみることにしました。しかし今回も、NIS を使っていて NFS でホームディレクトリを自動マウントするようになっているためシステムにログインすることができなかったので、IRC で Kay とやりとりしながら、まず仮想マシン上でデバッグしてみることにしました。そうこうするうちに何とか自分の環境での問題回避策を見つけることができたので、私は自分のワークステーションで systemd を使い始め、Kay と Lennart がsystemd の問題をうまく解決してくれました。他にもいくつか問題に遭遇しましたが、こうして早めの解決に至り、最新リリース - systemd 11 - は openSUSE Factory (Factory というのは次期 openSUSE リリース - この場合は 11.4 - の開発版です) が動いている私のワークステーション上でうまく機能してくれるようになっています。"
openSUSE フォーラム
DVD からのインストール vs Live CD
"このスレッドはほとんどケーススタディの場と化してしまっており、スレ主が夢見ていたことはほぼ実現しそうな様相を呈してきています。興味深いのは、スレ主によると Live セッションで走らせたシステムにはほとんど問題なかったのに、いざインストールしてみたら真っ黒な画面になってしまったということです。"
Apple の予告ムービーを見るには?
"原則的に、これは普通に見ることができるものだと私は思うのですが、そうはうまくいかないのです。何らかの追加作業と幸運が必要になるようです。そう、幸運が訪れてくれたようです。"
ある初心者が、openSUSE だけ残して Windows は消してしまいたいと考えました
"そうです、聞きたかった台詞です! でも、スレ主にとっては、インストーラの提案通り Windows 領域を縮小するのがベストでしょう。しかし私たちはユーザが完全に移行してくれるのを見たいと思っていますから、このケースではベストな回答を付ける必要もないでしょう。"
11.4 M2 の KDE で X の起動に失敗
"マイルストーンで何が新しくなっているかという話は欠かせないもので、詳細にわたる壮大なお話となっており、読み応えがあります。また、役立つ情報もいくつか見つかることと思います。"
Web 上の記事から
お知らせ
Desktop Summit 2011、8月6〜12日、ベルリンにて開催
"Desktop Summit は毎年 GNOME と KDE コミュニティの貢献者たちのカンファレンス、GUADEC と Akademy と共催で行われるイベントです。来年このカンファレンスは 2011年8月6〜12日、ベルリンの Unter den Linden 6 にあるフンボルト大学で行われます。このイベントではキーノート、発表、ワークショップおよび、チーム懇親イベントなどが行われます。Desktop Summit のウェブサイトはもう開設されています。 (...)"
BlenderNation: Sintel をニュルンベルクの大スクリーンで見よう: 10月21/22日
"Sintel をドイツ、ニュルンベルクの映画館で、無料で観よう。
Gottfried Hofmann 曰く:
"Sintel のゴールドスポンサーであるニュルンベルクの KommKino が、10月21日と22日、素晴らしいショートフィルムの無料上映会を行ないます。 (...)""
レポート
The Register/Cade Metz: JPEG に差し向けられた Google のオープンソースの刺客
"Google は WebP — "ウェッピー" と発音します — として知られている、新しい「不可逆の」イメージフォーマットをオープンソース化しました。このフォーマットにより今の Web イメージを 40 パーセントのサイズに落とすことができるということです。
CNet は午前の遅い時間に、このフォーマットを一つのストーリーとともに紹介し、それを受けたようにすぐさま Google からはその技術を解説するブログ記事が公開されました。これはすでに開発者向けプレビューとしてリリースされています。WebP は今年のはじめに、On2 を買収することによって Google が得て、即座にオープンソース化した新しい WebM フォーマットの一部、VP8 ビデオコーデックの副産物です。"
Google Summer of Code レポート: WorldForge
"連続して三回目になりますが、Worldforge は Google Summer of Code に参加することになり、今年は三人の学生がこのプログラムを完了させました。Worldforge はオリジナルの多人数同時参加型オンラインRPG (Massively Multiplayer Online Role-Playing Game; MMORPG) プロジェクトなので、ゲーム好きの学生をオープンソースに引き込むにはとてもいい題材なんです。
この記事では私たちに協力してくれた学生のうち一人、Tiberiu Paunescu がやってくれた、Ember クライアントの UI を向上させる実装という成果のうちいくつかをご紹介したいと思います。これらはすべてエンドユーザーに焦点を当てたもので、つまり、よりすぐれて、整理されたユーザーエクスペリエンスを提供するためのものでした。
最初に実装されたのは、アイテム管理機能で、アイテム管理ウィジェットから世界にアイテムをドラッグして、それを置くことができるというものです。アイテムがドラッグされてアイテム管理部分から世界に出たとき、プレビューモデルが作られ、アイテムが最終的にどこに置かれるかを表示するのです。"
Linux Magazine/Jeffrey B. Layton: 10億ドル! まてよ……10億個のファイルって言いたかったんだ!!!
"世界はデータに溢れています。つまり、ファイルシステムは、日増しに増えていく膨大なデータを正しく扱えるだけの柔軟性を持たなければならないというプレッシャーをウケているということです。先日、Red Hat の Ric Wheeler は、10億個のファイルを一つのファイルシステムに入れ、来たるべき未来に直面する問題や課題を理解しようという実験を行ないました。さて何が起きたかを見てみましょう。…"
レビュー/エッセイ
Linuxaria: Linux ディストリビューションを食べ物として見てみましょうか?
"Linux ディストリビューションについてそれぞれの性格の違いを説明した記事は山のように出ています。私も私なりのやりかたでやってみようと思います。
もし Linux ディストリビューションが食べ物だったら、どれを食べたいと思うでしょう?
まずはそれぞれのディストリビューションのことを考えてみて、心に浮かんできたものをキーワードとします。そして google image にそのキーワードと "food" を入れて、最初の「食べ物」の結果を見てみることにしましょう。"
Linux User & Developer/Joe Brockmeier: Firefox 4 ベータレビュー
"先日、少なくとも StatCounter の結果に依れば、Internet Explorerがついにマーケットシェアの 50% 以下に滑り落ちたという発表がありました。Firefox は市場のほぼ40%近くを抑えていると発表していますが、しかし Google Chrome はたったの二年間ですでに二桁のシェアを持っています。
機能とスピードにおいて、Chrome はあっという間に「ブラウザ界の強敵」となり、Mozilla Project はそれをよく知っていました。Firefox の機能リストと開発サイクルは Chrome に追いつく - あるいは追い越す - ために、かなりアグレッシブでした。
フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう
今週号に書かれていることに対して何かコメントしたいことはありませんか? もし何かありましたら、是非ニュースのコメント欄へコメントを付けて、私たちにお知らせください!
また、openSUSE ウィークリー・ニュースの編集/翻訳に興味をお持ちでしたら、ウィークリー・ニュース・チームのページをご参照のうえ、ご連絡ください。
交流したり、広く openSUSE コミュニティからの助けを求めるためには、IRC、フォーラム、あるいはメーリングリストが使えます。詳しくは交流ページをご覧ください。
クレジット
- Sascha Manns (編集長)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)
翻訳版(Translations)
- openSUSE ウィークリー・ニュースは多くの言語に翻訳されています。第143号の現在購読可能な翻訳版については こちらをご覧ください。