openSUSE Weekly News/141
openSUSE Weekly News 日本語版 第141号 今週の見出し
お知らせ
フォーラムをご利用の皆さんへ openSUSE KDE リポジトリについての嬉しいお知らせです
- "openSUSE フォーラムによく来ているユーザの皆さんが様々な開発チームの努力の全成果に対してとても感謝している、ということについては疑問を差し挟む余地はないでしょう。KDE4 の革新性はいつも人々の興味をかきたて続けていますが、ユーザというのは最新かつ最良のものを試してみたいとは思いつつも、同時に安定していることも重要視するものです。KDE の開発は日進月歩なので、ディストリビューションがリリースされるたびに新しいバージョンが採用されていますが、ユーザは KDE のバージョンを押し付けられるのを嫌います。ということで、たくさんのリクエストに応えて、openSUSE 11.3 ユーザの皆さん用に 4.5.* 安定版リポジトリを公開することにいたしました。既に Factory リポジトリをご利用の場合は以下の URL に変更することができます: http://download.opensuse.org/repositories/KDE:/Release:/45/openSUSE_11.3/ "
openSUSE カンファレンス 2010 – 境界を越えた協同作業
- "ドイツ、ニュルンベルクで10月20日から23日にかけて開催される openSUSE カンファレンスでは、openSUSE プロジェクトのユーザ、貢献者、友人たちが一堂に会します。4日間にわたり「境界を越えた協同作業 (Collaboration Across Borders)」というテーマのもと、フリー/オープンソースのコミュニティ、管理団体、開発団体による70以上の講演やワークショップが展開されます。このカンファレンスは年に一度 openSUSE プロジェクトの関係者が実際に顔を合わせたり、話し合ったり、刺激しあったりするための場です。会場はフランコニア本国の美しいたたずまいが残る地にあるニュルンベルク職業推進機構会館 (Berufsförderungswerk) です。興味をお持ちの方は是非ともご参加を。プログラム開始は各日とも午前9時で、入場料は無料です。"
OSC2010 先取り情報 – Vincent Untz: GNOME 3 を解説
- "(...) openSUSE カンファレンス 2010 先取り情報では、予定されている講演者や講演について皆さんにご紹介していこうと思っています。
- 本日ご紹介するのは、Vincent Untz による「GNOME 3 を解説」についてです。"
openSUSE: 目標を見つける
- "皆さん、戦略チームはこれまでせっせと手を動かし続け、お約束通り、この数ヶ月間で皆さんから寄せられたコメントを全て新しいドキュメントに組み込みました。このドキュメントの目的は、openSUSE の現在の立ち位置、どのようなユーザを我々はターゲットとして見据えるのか、私たちが何をしていくのかを書き記すことにあります。私たちが何者なのかについては現在のコミュニティ宣言にしっかりと取り込まれていますので、次はどのようなユーザを我々がターゲットとして見据えるのかについてお話していきたいと思います。
- 通常の方法 (ここにコメントを書き込む、openSUSE の各メーリングリストに返信する、フォーラムに書き込んだりプライベートメールやインスタントメッセージングでメッセージを送るなど) でも皆さんの声を届けていただくことは可能ですが、私たちは、現在やりとりしているような討論を整理していくにはおそらくもっと有効だと思えるもう一つ別のコメント用プラットフォームを使ってみることにしました。そのプラットフォームは co-ment というもので、GNU Affero GPL の元に配布されている小さいながらもよくできているコメント付け用のツールです。何か意見や質問を寄せたい場合は、できれば他のチャンネルを使うのではなくそちらにある文書に書き込んでみてください。そうすれば、議論のポイントが整理され、みんなが追いかけ易くなるでしょう。まず、そこにあるコメントを付けたい文脈 (単語でも、文節でも、文でも可) を選び、左上部に見える小さな黄色い + 印を選択してコメントを追加してください。テキストの色つき部分をクリックすれば、そこに付けられているコメントを読んだりあなたのコメントを追加することができるようになっています。とっても簡単ですよ!
- ドキュメントはこちらです。そして、参照情報が見たい場合はこちらの Wiki にある openSUSE 戦略についてのポータルをご覧ください。楽しんでくださいね!"
更新状況
ディストリビューション
Nelson Marques: merc retro に FUSE を追加
- "‘merc retro’ というのは、私が SUSE Studio で始めた小さなプロジェクトで、openSUSE 11.3 GNOME 版をいくつかのアプリケーションと組み合わせて必要最小限にまとめることを目指しています。‘merc retro’は USB メモリに入れて自動で起動させることを念頭に置いてあって、以下のようないくつかの厳選アプリケーションが同梱されています: ..."
Jos Poortvliet: 方向性 - openSUSE と Fedora
- "非常に興味深いことですが、現在我々が議論しているのと時を同じくして、Fedora でも戦略についての討論が展開されているのです。Fedora がターゲットとするユーザについてよくまとまっている Máirín Duffy のブログを読んでみると、いくつか興味深い洞察を見ることができます。
- 現状
- Fedora では基本的に4つのリポジトリが存在しています:
- * Stable - エンドユーザ向けプロダクト
- * Testing - 安定化ツリー
- * Rawhide - 開発ツリー (我々で言うところの Factory)
- * Kopers - 個人リポジトリ (ビルド・サービスの home プロジェクトにちょっと似ている)
- 皆さんおそらくご存知でしょうが、Fedora の Stable では現在、そのライフサイクル中にかなりの数のパッケージのアップデートが上がっているのですが - これは、最新のソフトウェアを使いたいというユーザの要望に応えるためです。ただこの弊害として、安定性が犠牲となってしまいます - あちらを立てればこちらが立たず、ということです。そして一部のユーザにとっては - それでも不満が残ってしまうのです。彼らは、新しい Banshee が出たらすぐに使い始めたいのです - テストを重ねて熟成されるまでなんて待ってられないのです。なのでそういう人たちは Rawhide リポジトリを有効にしてしまい - その結果 Banshee を入れた後、しばしばもっと不安定なソフトウェアを入れてしまうことになったりするのです。そしてそのソフトウェアはもともと全く違うスタックに対してビルドされているものなのです - Rawhide はもちろん安定性は度外視していますから、より新しい glib やその他の基本的なライブラリを採用し、新しい GCC でビルドされていたりするのです。このため、不安定になるというリスクは避けられません。"
Bugzilla
Bugzilla 関連参照リンク:
チームレポート
ビルド・サービス・チーム
Andreas Jaeger: Build Service 早見表
- "先週私は Build Service について同僚と話し合ったのですが、その際 Berthold と Darix から Build Service のレファレンスカードみたいなものを作ってみたらどうかという助言をもらいました。
- ということで私は腰を据え、他の人たちがどんな感じで XML だとか OpenOffice.org だとかを使って早見表を作っているのか調べ、結局、OpenOffice.org の Writer で表組を使うという簡単な方法を採用することに決めました。
- その初版がダウンロードできるようになっています。その中に書いてあるのは、Factory 向けのパッケージビルド方法、パッケージ提案のレビュー法、メンテナンス、パッケージの編集、いろいろなコマンドや osc のインストールについてのアンチョコです。ファイルは両面に印刷するものとして作ってあって - 印刷した後、半分に切って A5 サイズにすることができるようになっています。"
ビルド・サービス統計情報
- ビルド・サービス関連の統計情報については http://build.opensuse.org をご覧になってください。
KDE チーム
Javier Llorente: KDE バグ優先度評価についてのご報告
- "先月、KDE のバグ優先度評価を行ない (すいません、報告が遅れて) 60個のバグを潰しました。 :-D
- KDE エクスペリアンスを改善するために協力してくれた皆さん、特に Stephen Dunn と Christian Trippe には感謝しています。;-)
- なお、この作業がまだ完了していないことは忘れないでください。バグ報告はいつでも歓迎です!"
openFATE チーム
#310515: ファイルシステム互換レイヤー
- "多くのクローズトソースのソフトウェアは、どれか一つのオペレーティングシステム上で動きさえすればいいということでデザインされています。UNIX 向けにクローズトソースのアプリケーションを作る上で大きな問題となるのは、ファイルシステム階層がまちまちなことです。 (...)"
#310516: YaST2 で DNSSEC の設定ができるように
- "root ゾーンに DNSSEC 署名データが追加されたことを受け、そろそろ DNSSEC を採用すべき時が来たのではないかと思います。YaST で署名付きゾーンを作ることができるようになったら嬉しいです。"
#310517: DKIM 及びドメインキーのサポート
- "DKIM は、今だとメジャーどころの電子メールサービス提供事業者ならどこでも採用しているもので、アンチスパムシステムで鍵となるチェック機能を提供するものです。多くの人や組織が巨大な統合メールソリューションのいずれかを採用したり、ホスティングサービスを利用してたりしますが、一部の人たちは問題なく動く、枯れた、シンプルな SMTP を使いたいと思ってたりします。私たちは、そういった人たちが選んだオペレーティングシステムでそのまま最高レベルのセキュリティが手に入るように手助けしてあげるべきです。"
#310518: openSUSE 11.4 じゃなく 12.0 にしましょう
- "SUSE の 9 シリーズや 10 シリーズでは、xx.3 の後のバージョンが次のメジャーバージョンとなっていました。11.3 の後に来るのは openSUSE 11.4 だという話ですが、これまでの例に倣うべきです。このパターンを定着させれば、リリースサイクルの中で次のリリースのバージョンナンバーが何になり、いつ出るのか分かりやすくなります。"
#310530: もっと柔軟に SUSE のインストールとバクアップができるような4つのオプション
- "SUSE でも Ubuntu や Fedora でできるのと同じようなフレキシブルなインストールができるようになるといいと思います。
- SUSE は素晴らしく洗練されたインストーラを使っていますが、以下に挙げるような機能が欠けているか、少なくとも私にはどこにあるのか分かりません。これらの機能は SUSE や SUSE Studio で作ったアプライアンスを一般的な仕事で、あるいはちょっとしたことに使おうとするユーザにとってはとてもありがたい追加機能となるでしょう。 (...)"
#310532: パッケージ管理で torrent プロトコルを使う
- "torrent プロトコルのいいところについては今更言うまでもないでしょう。
- YaST (あるいは直接 libzypp) に torrent を組み込めば、サーバの負荷を低減し、多くのユーザにとってはスピードアップにもつながるはずです。メタリンクに登録してある全サーバをシーダーとして使うことができるのではないかと思うのですが。 (...)"
#310560: 11.4 以降ではサーバ版もダウンロードできるように
- "確かこの提案は以前も出たことがあると思いますが、SUSE プロジェクトに再度以下について考えてもらいたいと思うので挙げ直してみます...
- #提案: 11.4 以降では、opensuse.org のサイトからダウンロードできるイメージを以下のようなパターンに分けましょう..."
#310563: インストール GUI のダッシュボード
- "DVD からインストールする際、新規ユーザが戸惑わず、インストール時に選べるオプションがどういうものなのか理解してもらえるように、画面に表示されるインストール用ダッシュボードを作りましょう。例えばなんですけれど、今だと GNOME、KDE などの選択画面になるところを GNOME、KDE、LXDE、Xfce、JeOS、サーバ、サーバ(GUI) といった選択肢をドロップダウンリストではなく個別のアイコンで見せてくれるようなダッシュボードに置き換えるわけです。更に、そのアイコンにカーソルを合わせると、その選択肢を選ぶとどんなものがインストールされるのか要約が表示されるように、また可能ならば見た目がどんな感じになるか見たい人のためにいくつかスクリーンショットなども表示されるようにしておきます。そしてその後インストールが進んだ段階では、選択した構成からユーザが好きなようにパッケージを入れ換えできるようにしておくのです。"
openFATE 登録フィーチャー統計情報
- openSUSE 11.4 を対象として openFATE に挙げられている機能追加リクエストの統計情報についてはこちらをご覧ください。
翻訳 (Translation) チーム
コミュニティ内での出来事
Bryen Yunashko: Ohio Linux Fest (オハイオ Linux フェスタ) が開催されたコロンバスで過ごした素晴らしい週末
- "週末はあっという間に過ぎ去っていきましたが、オハイオ州コロンバスで開催されたオハイオ Linux フェスタで素晴らしい時間を過ごすことができました。二枚看板、つまり openSUSE と GNOME-A11y の両方を代表して参加していたため少々忙しく、キツかったりもしましたけれどね。
- そんなわけで、金曜の朝に会場入りしたんですが、週末いっぱいで覗くことができたのはセッション2つだけでした。残念なことに、この週末のために準備してきていた ASL (American Sign Language = アメリカ手話) 翻訳ソフトの調子がおかしくなってしまったため、週末の間中ほとんどコミュニケーションが取れない状態になってしまったんですが、それでもなんとか頑張りぬきました…。
- 私が様子を覗いたのは、Mel Chua (Red Hat のコミュニティ教育エンジニア) と Robyn Bergeron (Fedora のマーケティングリーダー) のセッションでした。この二人とは、数ヶ月前に開かれた「コミュニティ・リーダーシップ・サミット」で知り合いになっていたのです。講演内容を手話通訳をしてくれる人がいなかったのにも関わらず両方のセッションに顔を出したのは、可能な限り知り合いのセッションには顔を出して盛り上げてあげたいと常々思っているからです。"
イベント & ミーティング
終了分:
- 2010年9月8日: openSUSE 評議会 (Board) ミーティング
- 2010年9月14日: openSUSE GNOME IRC ミーティング
- 2010年9月15日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- 2010年9月16日: openSUSE KDE チーム・ミーティング
近日開催:
- 2010年9月21日: openSUSE Marketing チーム・ミーティング
- 2010年9月22日: openSUSE 評議会 (Board) ミーティング
- 2010年9月29日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- 2010年9月30日: openSUSE KDE チーム・ミーティング
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができす。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。
Ambassador 通信
Carlos Ribeiro: openSUSE Ambassador たち、VOLDAY (ブラジル/サンパウロ) に参上
- "サンパウロで初めて開催された VOLDAY は終了しました ...
- でも ... 間違いなくこのイベントは、ブラジルの Linux コミュニティ、スポンサー、運営に当たったりレベルの高い話を展開してくれたりした参加者全員にとって、一つの成功例だったと言えるでしょう。openSUSE の Ambassador も参加して2つのセッションを開き、openSUSE の二層 DVD を配ったりしたんですが、これには受け取った人全員がびっくりしていました。というのも、片面が 32-bit 用、もう片面が 64-bit 用になっていたからです。 (...)"
Bruno Friedmann: frOsCamp 初日
- "我ら小チームの面子はそれぞれ、昨日チューリッヒに向けて出発しました。
- そして、今朝ここに全員集結。
- 詳しくはまた後ほどということで、今回はまずさわり部分をご紹介しましょう!"
コミュニケーションチャンネル
貢献者
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Packman: guake 0.4.2-1
- "Guake は GNOME 用の「トップダウン (訳注: デスクトップ画面の上部からニョロンと垂れてきて表示されるやつ)」ターミナルです (KDE における Yakuake、Tilda や Quake で使われているターミナルのようなものです)。"
Packman: pyalsaaudio 0.6-1
- "このパッケージには、Python から ALSA API にアクセスするためのラッパーが含まれています。現在は PCM デバイスと Mixer アクセスにほぼ完璧に対応しています。MIDI シークエンスのサポートについては優先順位が低いですが、やっていただける方がいらっしゃったら大歓迎です。 "
最高のイケてる音楽プレイヤー:Jajuk
- "Jajuk は Java で書かれている Linux、Windows、Mac OS X で使えるフリーでクロスプラットフォームな音楽プレーヤーです。これまで Jajuk を使ってみたことがなく、今日初めてテストしてみたのですが、とても感激しました。以下、ご説明しましょう。
- 紹介
- これから説明するのは、Ubuntu 10.10 Beta に採用されているバージョン 1.9 RC2 についてです。Jajku は Java で書かれていて、オーディオファイルの再生には mplayer エンジンを使っていて、機能満載となっています。以下、主だった機能を見ていきましょう。 (...)"
- openSUSE 用の jajuk パッケージは Packman リポジトリから入手できます。
Packman: kmediafactory 0.8.0-2
- "KMediafactory はテンプレートベースで簡単に使える DVD オーサリングツールです。3つの簡単なステップを踏むだけで、ホームビデオや TV 録画したものの DVD メニューをサクッと作ってしまうことができます。"
Packman: cclive 0.6.3-1
- "はコマンドラインの動画抽出ユーティリティで、clive に似ていますが、依存関係を少なくすることを視野に入れています。なので機能は少なく、必要最小限にまとめられています。
- cclive は、軽量で「サクサク動く」プログラムが好きだというユーザ向けに作られています。元々は C で書かれていて、libcurl に依存していました。cclive が提供してくれるのは他のツールと大差ない機能ですが、他に必要となるものをなるべく少なくしようというコンセプトで作られました。"
Packman: eMount 0.10.3
- "EMount は Linux 用のフリーなシステム管理ツールで、これを使えばディスクイメージファイルや実ディスクドライブをマウントしたり、暗号化したり、管理したりすることができます。このツールは LUKS ディスク暗号仕様を実装した cryptsetup を使うようになっています。"
OMG!SUSE! チーム:F-Spot 0.8: 注目の見出し!
- "おおっと、きっとこの見出し、何のことだか気になったよね? 率直に言おう、素人目には F-Spot が新しい安定版リリースのシリーズを発表したってことはそれほどインパクトのあることには思えないかもしれないけれど、実はけっこうすごいことなんだ。
- 前の安定版 (0.6.2) が出た後のこの3~4ヶ月の間、F-Spot チームはひと夏ずっとリリースを更新しつつあちこちのバグを潰し、コードを整理し、オマケのおしゃれな機能を追加してきたりしていたんだ。"
- F-Spot は GNOME:Apps リポジトリから入手できるようになっています。
OBS openSUSE:11.3:Update/seamonkey r2 コミット
- "バージョン 2.0.8 にアップデート"
OBS openSUSE:11.3:Update/MozillaFirefox r2 コミット
- "バージョン 3.6.10 にアップデート"
OBS openSUSE:11.3:Update/mozilla-xulrunner192 r2 コミット
- "バージョン 1.9.2.10 にアップデート"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE セキュリティ報告: Linux kernel (SUSE-SA:2010:040)
- パッケージ: kernel
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:040
- 日付: 2010年9月13日(月) 15:00:00 +0000
- 影響を受けるプロダクト: SUSE Linux Enterprise High Availability Extension 11 SP1
- SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP1
- SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1
- 脆弱性タイプ: remote denial of service
SUSE セキュリティ報告: Linux kernel (SUSE-SA:2010:041)
- パッケージ: kernel
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:041
- 日付: 2010年9月17日(金) 14:00:00 +0000
- 影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.3
- 脆弱性タイプ: ローカル権限昇格
- CVSS v2 基本値: 7.2 (AV:L/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C)
- SUSE にデフォルトで含まれるパッケージか否か: Yes
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
Scott Photographics: GIMP でレトロな感じの写真を作る方法
- "写真に落ち着いた雰囲気や美しさが欲しいときなどは、レトロな感じの写真にするとはまったりします。今回の Gimp チュートリアルでは、写真にちょっと手を加えることで、昔の写真っぽい雰囲気を醸し出す方法を紹介します。(...)"
コマンド/スクリプト初心者向け
TWUUG: Linux のファイル構造
- "MS-Windows と Linux では多くの違いがありますが、その中で最も目を引いて、Linux にとって有益な違いとは、ファイルシステムでしょう。Linux ではパーティションやドライブを区別するような、Windows でいうところのドライブレターというものは使われていません。Linux 上では、ディレクトリツリーの一番基となる "/" もしくはルートディレクトリと呼ばれるディレクトリが一つ存在します。これを MS-Windows でいうところの C: ドライブだと考えることもできるでしょう。それぞれのディレクトリは、単なるディレクトリだけでなく、マウントされたパーティションも一つのディレクトリとすることができます。
- ディレクトリツリーの一番基となるディレクトリを、ルートディレクトリと呼び、これを一つのスラッシュ (/) で表します。この考え方は奇妙なことのように思われるかもしれませんが、ディレクトリツリーの中で新たに領域を確保したいときなどに、このことがとても便利に働きます。例えば、home ディレクトリの領域を使い果たしてしまった場合、Linux ではコンピュータに新しいハードディスクを接続するだけで、home ディレクトリから新しいハードディスクへコピーでき、なおかつ新しい home ディレクトリとしてそのままマウントできます。この機能性によってシステム拡張時の変更やトラブルを最小限に抑えます。"
開発者/プログラマ向け
HowtoForge/Falko Timme: openSUSE 11.3 で PHP5 のデバッガをインストールするには?
- "今回のチュートリアルでは、openSUSE 11.3 に PHP5 のデバッガ (xdebug) をインストールする方法を示します。
- 既に Apache2 や PHP5 のパッケージは zypper や yast でインストール済みだと思いますが、もしインストールされていない場合は、次のコマンドを入力してください。 :
zypper install php5 apache2 apache2-mod_php5
- 今回 xdebug を使う理由は、私の知る限り、xdebug が PHP 5.3 までサポートしているからです。 (...)"
Benjamin Weber: Java の裏技 : instanceof を inline で記述する
- "Java のわずらわしさの一つに、instanceof チェックを複数の行にわたってやらないといけないことがあります。こんな風に:
if (object instanceof Foo) { Foo foo = (Foo)object; foo.foo(); }
- こんな書き方はしばしば設計ミスの兆候なわけですが、フレームワークの制約などの理由で instanceof チェックが必要となることもよくあることです。上の例はちょっと醜すぎますし、一つのメソッド呼び出しのために一行ではなく三行も費やさなければなりません。もし foo() が void メソッドだったらこんな書き方をすることすらできません。 ":" オペレータを使えばもっと簡潔に書くことができます。"
Ladislav Slezak: Ruby on Rails をデバッグする
- "Ruby on Rails のアプリケーションをデバッグするにはどうしたらいいでしょう?
- 私が開発に初めて携わった頃の話ですが、Ruby on Rails アプリケーションのデバッグをする必要が出てきました。当初はログ出力するコマンドをコードの中に組み込みましたが、ランタイムで内部データを検査するフルデバッガを使うのに比べると、良い方法ではありませんでした。
- デバッグに必要なものは何でしょうか?
- Rails アプリケーションをデバッグするには、ruby-debug gem が必要です。Linux の場合は、"sudo gem install ruby-debug" とコマンド入力してインストールするか、インストールリポジトリからパッケージを入手することもできます。"
Ladislav Slezak: Rake task の名前を変える
- "Rake には、ソースから圧縮されたパッケージをビルドするパッケージングタスクを生成するクラスがあります。Rake::PackageTask という名前で、とても簡単に使うことができます。ドキュメントをご覧下さい。
- 残念なことに、生成されたタスクの名前はパッケージの名称となってしまい、ハードコードされてしまうので変更できません。
- YaST は make を使っていて、その標準のターゲットは package と package-local です。"
システム管理者向け
Pascal Bleser: 私の Xdefaults 設定
- "~/.Xdefaults は、全ての X アプリケーションのための設定ファイルで、最近ではほとんどのアプリが設定インターフェースを提供していますが、中には Xdefaults でしか設定できないものもあります。rxvt-unicode はその中の一つですが、恐らく今日利用できる X ターミナルエミュレータとしては、起動時間とレンダリング時間ともに最速でしょう。ユニコードをレンダリングするには非常に優れています。
- 標準で出力される色と言えば..さて、それは「閃光」とも言えるような、あながち目に優しいとはいえない状況です。数ヶ月前、Xdefaults の設定を無視して、rxvt-unicode で出力される色を目に優しいものへ変更したところ、一貫して暗めの色に設定すると、黒い背景のターミナルに並外れてフィットしました。不幸なことに、URL を保存していなかったので元記事がどこだったかわからなくなっていますが、ここに書いてあることはオリジナルの著者からの受け売りです。"
Jigish Gohil: openSUSE 11.3 でオンアクセス・ウイルススキャンする
- "Linux をエンタープライズや教育現場に展開する最も便利なシナリオの一つは、言うまでもなくネットワーク上の Windows PC からアクセスできる、オンアクセス・ウイルススキャンに対応したファイルサーバとして導入するというものです。長い間 samba-vscan がその役を立派に担ってきましたが、openSUSE 11.2 からは dazuko というカーネルモジュールが代わって仕事をしています。11.3 では、もはや dazuko は入手できなくなっており、DazukoFS へと進化しました。
- DazukoFS はウイルススキャン機能のためにほかのファイルシステムの上に乗って動くファイルシステムです。以下でどのように動作するかご説明しましょう:
- clamav、clamav-db と、dazukofs, dazukofs-kmp-yourkernelflavor は、それぞれのリンク先から1クリックインストールを実施してください。"
HowtoForge/Falko Timme: openSUSE 11.3 の Apache2 を使って WebDAV を設定する
- 今回のガイドでは、openSUSE 11.3 サーバーで Apache2 を利用した WebDAV の設定方法を紹介します。WebDAV は Web-based Distributed Authoring and Versioning の頭文字をとったもので、Apache サーバ上のファイルを直接編集することができるHTTP プロトコルの拡張セットで、ファイルアクセスするときには、FTP のようにダウンロード / アップロードする必要もありません。もちろん、WebDAV にはファイルをアップロードやダウンロードするという使い方もあります。 (...)"
Thomas Schmidt: openSUSE で Google Android アプリを作ってみよう
- "Android アプリケーションを作成することは実に簡単です。基本的には次の3つを準備する必要があります。:
- * Google Android SDK (開発、及びデバッグツールのフルセット)
- * Eclipse と Android Development Tool (ADT) Plugin
- * 新しいアプリを作成するための素晴らしいアイデア :-)"
Planet SUSE
Andres Silva: Menu Spectrum: 異なったプラットフォーム間のスタートメニューを理解する
- "起動メニューセクターのいくつかの開発について、長いことお待たせしていたレビューがこちらになります。注意していただきたいのは、あまりにも多種多様のメニューがあるので、多分名前を間違えているものもあるんじゃないかということです。多分「スタートメニュー」とか「ラウンチャー」とかって呼ばれているものです。ということでこの記事についてはどうかご勘弁を。願わくばこれらのメニューを比べてみることで、皆さんがお使いのオペレーティングシステムでアプリケーションをメニューから起動できるように何をやっているかを、皆さんがご理解する一助となりますように。
- これらのメニューと、それぞれの変遷について理解することはとても重要です。この記事から皆さんが openSUSE のためのよりよいラウンチャーアプリケーションを作る手助けをしていただけるための有益な情報が得られることと思います。
Pascal Bleser: SLE 11 SP1 向け Packman
- "Dinar "k0da" Valeev がサポートしてくれて私たちが使っている Build Service インスタンスにビルド用のホストを追加できたおかげで、Packman でSUSE Linux Enterprise 11 (SP1) 向けの「必須」マルチメディア/コーデックパッケージ集を提供できるようになりました。"
OMG!SUSE! チーム:(ブラジリアン)ポルトガル語訳「OMG! SUSE! Jos Poortvliet インタビュー!」
- "openSUSE Ambassador にしてあらゆる点でナイスガイな Carlos Ribeiro が「Geeko の要約 9月号」をブラジリアンポルトガル語に翻訳して softwarelivre.org に転載してくれました。
- 私にはポルトガル語は話せませんが、Carlos は openSUSE Marketing チームの一員としてだけでなくブラジルの openSUSE Ambassador としても素晴らしい仕事をしてきている人物ですので、翻訳はほとんど完璧なものになっていることと思います。
- ポルトガル語が読めるようでしたら、ブラジリアンポルトガル語翻訳版 OMG! SUSE! Jos Poortvliet インタビュー! をチェックしてみてください。"
OMG!SUSE! チーム:KDE で快適ウェブブラウズ
- "KDE 使いの一人としてよく不満に思うのは、KDE では GTK+ でできている多くのポピュラーなアプリを使うと何故だか表示がおかしくなってしまうということです! そういったもののうちで最も手に負えないものの二つが、良く使われている (先週皆さんが教えてくれた) ブラウザ、Opera と Google Chrome です。こいつらの見た目を、きれいな KDE デスクトップに見合うよう、きれいで洗練されたものにしてみましょう: (...)"
Thomas Thym: 戦略は強し!
- "openSUSE 戦略討論を追いかけていくと、なるほどと思えるような質問やコメントを読むことができます。たとえば「なんで我々はこのような意味のない戦略討論に無駄な時間を費やしているのか?」「戦略を決めるとどんないいことがあるっていうんですか?」「戦略っていうのはそもそも企業のためのものだろ!」とか。
- 以下は、戦略についての我が友 Jos の投稿を補足するものです。
- 私は戦略を愛している! (戦略とは、私が大学で主に取り扱ってきたテーマであり、4年以上にわたって研究し、教えてきたものの一つです。) なので、私の見方はちょっと偏っているかもしれません。ですが、是非とも私の考えるところを皆さんにも知っておいて欲しいと思っています。"
Michal Marek: もう一つの openSUSE カーネル git リポジトリ
- "openSUSE の kernel-source リポジトリをミラーするという話が出てから既に数ヶ月が経過していますが、ここにきて進展がありました: リポジトリが実際に使えるようになったのです:-)。現在の kernel-source リポジトリは git で管理されているパッチ集で、簡単にパッチをつまみ食いできたり、別のブランチにポートしたり、アップストリームに送ったりできるなどといったいくつかの利点があります。しかし、パッチファイルを使うのではなくコード自体をいじってみたいと思うと、これが結構厄介だったりするのです。 (...)"
Duncan Mac-Vicar: KDE のインスタントメッセージングの未来が今始まっている
- "南半球にある海の向こうの国で Kopete のコードの最初の行が書かれてから、もう既にほとんど9年が経ちました。
- 古い Kopete のスクリーンショットを今見てみても、感慨深いものがあります。いろいろ楽しみました。作りながら私は様々な開発のツボを学び、その経験が開発者としての私を鍛え上げていってくれたのです。世界中の素晴らしいハッカーたちと交流することで、いろいろな文化に対する好奇心も育まれました。この2つの要素が相まって、私自身現在外国生活をしてますし、更に別の国で生まれた女性と結婚してたり、てんでばらばらな国から集まっている友達グループがあったり、やりたいことができる会社で仕事をすることができているのです。
- とはいえ、そのころと比べると世界も変わってきました。当時だと話し合う時は ICQ を使うか、ウイルスがくるのを覚悟して MSN を使うのが普通でした。そして最も大変だったのが、ファイルをちゃんと転送するということでした。今はもうそういう苦労をすることもなくなりました。"
Luc Verhaegen: Linux デスクトップは死んだ!
- "こいつらが自分の道を見つけられれば、すぐにそうなっていくことだろう。
- なるほど、という感じで、また、ここ1、2年の間ホットな新しいアイデアだと目されてきているのは、Xserver 1.10 では、XFree86 が我々にもたらした一番重要で、X.org がフォークした後改良された点の一つ、モジュラー化されたグラフィックドライバーを取り除きたいということです。
- 今出ている提案だと、この「やんちゃ小僧」のモジュラー化をただ巻き戻そうということになってるんですが (jezza、ありがとう!)、もっと突っ込んで直したほうがいいんじゃないかというのは誰しも思いつくことでしょう (この件については Alanc がいつになくきっぱりと回答してます)。しかし、ドライバーをマージし戻すというのは、それ自体既に問題の元となりうる作業なのです。"
openSUSE フォーラム
KDE4.5.* リポジトリが利用できるようになりました
- "フォーラムユーザの皆さん長らくお待ちかねだったお知らせです。このお知らせはきっと拍手喝采で歓迎されることになるでしょうね。"
カーネルをアップデートしたらうまく起動できなくなった
- "最新のカーネルアップデートを適用した後に起こってしまったいくつかの問題に対する解決法ならこちらをどうぞ。大変なことになってしまい、人によってはこんな状態直すのって大変そうだと思えちゃうでしょうね。"
パーティションのマウント
- "スレ主はどうも混乱しているようで、最初私はタイトルを見て何かの詩なのかと思ってしまいました。このスレッドではいくつかお役立ち情報が見つかると思いますよ。"
GMplayer でスムーズに再生できない
- "いろいろなメディアプレーヤーを使うと、それぞれでユーザ体験は異なってくるものです。全部ちゃんとメディアガイドに沿ってくれるようにしていけるといいんですけどね。"
Web 上の記事から
お知らせ
Adobe Flash Player "Square"
- "Adobe® Flash® Player "Square" は Linux、Mac OS X、Windows オペレーティング向けのネイティブ 64bit を有効にしたプレビューリリースであり、Microsoft Internet Explorer 9 の拡張サポートも含んでいます。
- ユーザーがすでにあるコンテンツの再生や、新しいプラットフォームでの互換性や堅牢性をテストできるように、我々はこのプレビューを用意しました。これは Flash Player のプレビューバージョンですので、これが最終リリース版の Flash Player と同じぐらい安定しているとお約束することはできません。お仕事でお使いのマシンに Flash Player "Square" をインストールする場合は十分に注意してください。(...)"
参加者募集
Miguel de Icaza: Unix Stack Exchange: 手助け募集中
- "Unix StackExchange グループを作成し、運営してくださっているすべての皆様に感謝したいと思います。
- このサイトは予告したプレビュー期間を過ぎましたので、ベータに移行しました。
- 皆さんの手助けを募集しています:私は今のところこのサイトで 1,211 点を稼ぎ、これは質問に回答した人のなかで第6位です。
- ということで、皆さんも是非このサイトに行って Unix、Linux、Gnome などなどについてなにか興味深い質問をしてください。そうすれば、私が誠心誠意それにお答えいたします。
- もし Unix についてずっと疑問に思ってきたことがあるなら、今こそこのサイトでそれを質問するときです。そして私がもっとポイントを得るのにご協力ください。"
レポート
linuxjournal/Susan Linton: 恐怖の新作ホラーアドベンチャー Linux に登場
- "Penumbra 三部作を Linux コミュニティに投じた仲間たちが、もっと怖い冒険を引っさげえて帰ってきました。Amnesia: The Dark Descent は Daniel を主人公として、彼自身の心と人生を救うために邪悪な Alexander を探し求めて倒す旅路で、不気味な黒い影と立ち向かう物語です。すべての曲がり角に危険が潜んでいます。すべての分岐路はいちかばちかの勝負で、暗闇への下降 (dark descent) の一歩々々は危機に満ちていて、そのなかで正気を保ち続けければならないでしょう。"
Linux.com/Joe Brockmeier: Firefox 4.0 で新たに導入される五つの新機能
- "Firefox 4.0 の最終版リリースにはまだちょっと間がありますが、今こそ乗り換えるべきかを考えるときだと思います。Mozilla Project は Firefox 4.0 ベータ 5 を今週リリースしましたが、このビルドはとてもいいできだと思います。4.0 になぜ乗り換えるのか? 本日はみなさんに、4.0 という列車に飛び乗る五つの素晴らしい理由をお伝えしたいと思います。
- 一つめはオープンソース開発の素晴らしい点で、最終版のリリースを指を加えて待たなくても、すぐに手に入れて試すことができるということです。私の例でいえば、Firefox 4.0 シリーズの開発版ビルドを、仕事中でもプライベートでも、ここ何週間か使い続けているんです。あなただって同じことができるんですよ。もし頻繁に変更が入ったりひょっとしたら不安定だったりすることを気にしないなら、ですが。"
Phoronix/Michael Larabel: 2010 Linux グラフィックスについてのアンケート調査結果、第一報
- "今月の頭から、私たちの読者の皆さんからどんなグラフィックカード、ディスプレイドライバー、それ以外のグラフィックス / X.Org 関連の Linux デスクトップのフィーチャーを選んでいるかとか、それらについての意見を募集する、毎年恒例の Linux グラフィックスについてのアンケート調査をまた初めています。このアンケートは9月終わりまで続いていますが -- ですから皆さんもまだ参加できます -- ここで最初の 6,300 人から寄せられた回答をまとめてみたいと思います。我々はこの結果を今のところトゥールーズ (Toulouse: フランスの都市名) で今週開かれる X 開発者サミットで発表するつもりで、調査の結果明らかになったいくつかの事実は議論の良い材料になることでしょう。 (...)"
レビュー/エッセイ
Network World/Joe Brockmeier: どこが Novell を買収するでしょうか? あなたならどこに賭ける?
- "Novell が暫定的に買収交渉に応じたという噂によれば、彼らのビジネスを二つに分け、Linux 側の半分を「戦略的購買者」に売るだろうとのことです。もしその通りにいくと仮定したなら、その名も無き求婚者は誰なのでしょう。そして、SUSE Linux ビジネスと openSUSE プロジェクトにどんな結果をもたらすでしょうか? (...)"
opensource.com/Chris Grams: あなたが作りたいのはコミュニティ? それともクラブ?
- "私はクラブというところにあまり属したことはありません。子どもの頃は、ろくでもないカブスカウトとやらにいました。私は高校にも大学にも本当の意味で「所属」したことはなかったですし(かろうじてやっていける程度の付き合い)、現在も未だに職業的組織に積極的に関わったことはありません。
- でも、今の私はある高尚な使命を抱いています。最近は、そういった類のあらゆること (組織と関わっていくこと) に深く引き込まれている自分がいたりするのです。素晴らしい理念、興味深いプロジェクト、更にはマネジメントの再発明などといった壮大なアイデアですら、全て私の興味をかきたて、頭脳や時間を費やすだけの意味があると思わせるようになってきているのです。
hostreview/Josh Evin: なぜセキュリティ問題が我々 *すべて* に影響するのか
- "ほとんどの方はインターネットが当然あるかのように思っています。私たちが知っているインターネットに関していえば - ソーシャルネットワーク、メディアサイト、電子メール、ファイルリポジトリなどなどですが - 使い勝手は私たちの想像できる以上になっています。動いている間は、ただそれだけしか気にしません。しかし事実として、インターネットの複雑さを理解すれば、なぜセキュリティが、しばしば見過ごされがちではありますが、それほどまでに重要なのか、を理解する手助けになるでしょう。"
LinuxMagazine/Joe Brockmeier: OpenIndiana を手早く見てみる
- "OpenSolaris は死にましたが、OpenIndiana が生まれました。Oracle が OpenSolaris を死体のように扱っていることが明白になったわずか数週間後、Illumos と OpenIndiana の連中は、Oracle 牧場から離れた OpenSolaris コミュニティ向けに用意されたディストリビューションを有していたのです。
- コードは火曜日にリリースされたばかりなので、OpenIndiana をいじくりまわす時間がたくさんは取れませんでした。何時間か live CD と、VMware にインストールした環境で触ってみただけです。"
警告!
US-CERT カレント・アクティビティ - Adobe、Flash Player のセキュリティアドバイザリーをリリース
- "Adobe は Adobe Flash Player に影響する脆弱性をユーザーに警告するセキュリティアドバイザリーをリリースしました。この脆弱性は Windows, Macintosh, Linux, Solaris それぞれの Flash Player 10.1.82.76 以前のバージョンと、Android 向け Adobe Flash Player 10.1.92.10 に影響します。
- この脆弱性を悪用すると、攻撃者は悪意のあるコードを実行できたり、サービス提供不能状態を起こせたりできるのです。"
爆笑!
Alexander Naumov: フリーな *ビール* をフリーな人々に
- "私たちがビールを「フリー」というときには、その意味することはユーザーの必要不可欠な自由、つまり、飲む自由、学ぶ自由、そして変更する自由、変更の有無に関わらず空ジョッキを返却する自由です。これが自由ということであり、値段ではないのです。ですから「言論の自由 (free speech)」について考えることは、この場合では「自由なビール (free beer)」についても言えるのです。
- なぜ人々はフリービールを選ばなければならないのでしょうか。それはオープンかつフリーに利用できるからです。フィードバックは freebeer の twitter ページへどうぞ。"
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クレジット
- Sascha Manns (編集長)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)
翻訳版(Translations)
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