openSUSE Weekly News/129
openSUSE Weekly News 日本語版 第129号 今週の見出し
お知らせ
Michael Löffler: openSUSE カンファレンス 2010 に向けて太鼓を打ち鳴らそう
- "Robert と私は2週間前に開催された LinuxTag の会場で参加したほとんどのオープンソースプロジェクトを訪ね、ビジターとして、何かプレゼンしたりワークショップを開いてもらうなどの形で openSUSE カンファレンスに来てもらえないだろうかと招待して回りました。声をかけたどこからも前向きな感触を得ることはできましたが、感触が良かったというだけで安心するわけにはいきません - 実際にそのうちの何人かに参加してもらうために後追いフォローしていくつもりですし、私たちは皆、可能な限りいろいろなところで openSUSE カンファレンスをプロモートしていかなければなりません。
- openSUSE カンファレンスとそのモットーである「境界を越えた共同作業 (Collaboration across borders)」をもっともっと世に広め、他のコミュニティー、プロジェクトの開発者たちを招待してビジターとして参加してもらったり、我々みんなに関わるような話題についてプレゼンしてもらったり、ワークショップやハックセッションを開いてもらったり、あるいはひたすら楽しんでいってもらいましょう。セッション等の一般公募受付は7月31日までとなっています - さぁ、カンファレンスを具体的な形にまとめていきましょう。提案やアイデアがありましたら cfp@opensuse.org 宛てにご連絡ください。"
更新状況
ディストリビューション
来週の予定
- 7月1日:
- * openSUSE 11.3 RC2 リリース
Bugzilla
今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 4959 (+13)
- Blocker(最重要課題): 3 (+0)
- Critical(緊急): 293 (+14)
- Major(重要): 909 (-1)
- Normal(普通): 2796 (+2)
- Minor(影響度の小さい問題) 406 (+2)
- Enhancements(機能強化の要望): 552 (-4)
参照リンク:
チームレポート
ビルド・サービス・チーム
ビルド・チーム ミーティング
- ビルド・チーム ミーティング議事録
Danny Kukawka: osc をハック (2)
- "ここ数日、osc のあちこちをまたいじってみました。今回いじったのは「osc results」オプションの部分で、以下のような内容です:
- * パッケージディレクトリ内からコールした場合の 'osc results -a/-r' の挙動を修正
- * アーキテクチャーやリポジトリで出力をフィルターできるように 'osc results -a/-r' を修正し、プロジェクトディレクトリでも使えるようにした(特にこの場合、リストが長くなってしまう可能性があるため)
- 私には osc の git リポジトリにコミットする権限が割り当てられていませんので、これが取り込まれるのは次のリリースになると思います。"
kiwi: 2010年5月30日〜2010年6月4日 週次報告
- "2010年5月30日〜2010年6月4日の期間に kiwi c4.39 へ加えられた変更についての報告
- 以下、今週のリリースでの最も重要な変更点です。..."
ビルド・サービス統計情報
- プロジェクト数: 13410 (+101)
- パッケージ数: 99348 (+215)
- リポジトリ数: 24085 (+365)
- ユーザ数: 23600 (+60)
- ( ) 内の数字は対前週比の増減を示しています。
GNOME チーム
Garrett LeSage: Nautilus の将来
- "皆さん、こんにちは! Novell/SUSE のハック週間の間、私はいくつかのことに取り組んでみました。そのうちの一つはこれまでも進めてきていた Nautilus の再デザインで、これは私 (Garrett LeSage) が昨年取り組み始め、ロンドンでの UX (訳注: User eXperience = ユーザ視点での操作性) ミーティングや LGM2010 などで Inkscape、Google Wave、Dropbox、IRC、IM を使って他の人たち (Allan、Hylke、Lapo Calamandrei、Andy Fitzsimon などなど) と協力しつつ進めてきていたものです。私たちは Nautilus をどう改良していこうかとブレインストーミングを重ねてきました - 細かい機能の一つ一つについてやり取りするということだけではなく、全体的にどのように統合されていったらいいか、ということについても話し合ったのです。"
KDE チーム
Sebastian Kügler: openSUSE における KMail から Akonadi への移行
- "openSUSE の KDE チーム内では現在、近い将来に出る KDE PIM (Personal Information Manager = 各種の個人情報を管理するためのアプリケーションソフトウェア) のバージョンで特にアドレス帳、電子メールクライアント、カレンダーアプリのベースとなる予定のグループウェア・キャッシング・ソリューション、Akonadi への移行が検討されています。KDE SC 4.4 リリースでは、恐れを知らないメンテナの Tobias König の陣頭指揮のもと Akonadi、KAddressbook へポートされた最初のコンポーネントを目にすることができました。KDE 4.5 サイクルでは、最初から Akonadi の本体により多くのコンポーネントが取り込まれているのを見ることができるでしょう。これはすなわち、これらのアプリケーションにとっての大きな一歩となります。このことについては、この先数ヶ月のうちに Akonadi ベースの PIM コンポーネントに移行することを考えているようなユーザにはお知らせしておく必要があります。PIM チームは段階的に移行を進めていくことに決め、Akonadi バージョンに入っているアプリケーションをいっぺんに全部紹介するのはやめよう、ということにしました。移行の過程で起こる問題を知ることができるとか、次にポートするまでにそうしてあぶりだされた問題を修正するできるという可能性を狭めるという観点からすれば、これは少々微妙な決定です。SC 4.4 での PIM ではアドレス帳が移行されましたが、ユーザの視点から見るとけしてスムーズな移行ではありませんでした。問題が起こった時はほとんどの場合、「Akonadi をコンタクト(あるいは .vcf) ファイルとして指定する」だけで簡単に解決してしまいましたが、Kmail の移行ではもっとスムーズにできる (したい) と思っています。(Akonadi ベースとなる) KMail2 は 4.5.0 には間に合いませんが、次の SC 月例アップデート、4.5.1 には取り込もうと考えています。この決定は、もう少し安定させ、リリースのテストをするために KDE の PIM チームによって下されました。これが私たちの最初の防御線ともなるのです。 :-)"
Andreas Demmer: ダッシュボード効果プラグイン: 進捗状況報告
- "先日、KDE レビュー委員会宛にダッシュボード効果プラグインのパッチを送ってみたのですが、Aaron Seigo と Martin Graslin (どちらも KDE コア開発者) から書いたコードをより良いものにしていくうえで役に立つ助言をいただくことができました。更に、彼らからは私の作ったプラグインの実際の動作をどう変えていったらいいかという提案もいただきました: 楽しいアニメーション付きで起動するべきだけれど、明るさやコントラスト調整オプションはいらないのではないか、と。というのも、ほとんどのユーザには Plasma ビューの視覚的な部分の設定を Plasma の設定からではなくウインドウ効果の設定からいじらなければいけない理由が理解できないんじゃないだろうか、ということでした。なるほど、確かにその通りです。"
Lubos Lunak: ちょっとしたことが重要なこともある
- "本当に本当にちょっとしたことなんだけれど、時としてとても厄介な問題となることがあったりするものです。KDM の背景、スプラッシュスクリーンの背景、デスクトップの背景として、それぞれスクリーンの解像度が違っていて同じ背景ではおかしなことになるはずなのに KDE が 同じ壁紙を使っているという現実が、まさにしばしば私を悩ませる問題となっているのです。そのせいで例えばログイン中、ある時点で絵柄が引き伸ばされてしまったり縮んじゃったりしたりすることがあります。モニタのスクリーン横縦比といえば 4:3 だというのはもう昔の話で、液晶ディスプレイメーカーはまず 5:4 の「狭いスクリーン」を出荷し、いまや 16:10 とか 16:9 といったワイドスクリーンが主流となってきています。スクリーン解像度も割と自由に変更可能となっていますから、それに合わせて壁紙も拡大・縮小できるようになっている必要があるのですが ... それが問題となるのです。Plasma には拡大・縮小をどうするか選べるコードがあり、KSplashX にも KDM にもそれ用のコードがある…そう、お察しの通り、それぞれバラバラなのです。残念なことに、コードが違えば壁紙も異なり、解像度はまちまちになってしまうのです。これまでかなり時間をかけてログイン時の画面遷移をできるだけスムーズに見えるようにしてみようと試みてはきているのですが、結果はなかなか満足のいくものとなってくれていません。"
Mono チーム
Moonlight 3.0 プレビュー 7
- "このリリースで新しくなったこと:
- * API が大まかに完成し、SL4.0 beta となりました。次のプレビューでは API は SL 4.0 RTW との互換性を持つ予定です。
- * ビデオキャプチャーのサポート、ただしピクセルフォーマットのサポートはまだまだで、現時点でサポートされているのは YUYV と YV12/YUV420 (planar) のみ。
- * SSE2 の 諧調度用の高速パスが組み込み pixman/cairo へ取り込まれ、これによって諧調度を使ってみたときのパフォーマンスが著しく改善されました
- * chrome サポートを修正し、curl ブリッジへ。
- * html ブリッジをいくつか修正。
- * エレメントとエレメントのバインディング。
- * クライアント HTTP スタック。
- * カスケード (BasedOn) スタイルがサポートされるようになりました。
- * 新しい右クリックダイアログを実装したので (ついに!) isostore の使用を管理できるようになりました。"
openFATE チーム
#310004: これまで使っていたメソッドに代えて NetworkManager をデフォルトに
- "これまで使っていたメソッドに代えて NetworkManager をデフォルトで使うようにしましょう。NetworkManager の方が違和感なくデスクトップ環境ともマッチするし、設定するのも簡単に見えます (例えば VPN の設定をするときなど)。"
#310005: root のパスワード確認は1セッション1回で済むように
- "root のパスワード確認は1セッション1回で済むようにできたらいいと思います。セキュリティのことを考えると、セッションの時間を X 分間としてしまうのもありかもしれません。例えば、パスワードを入力した後で「キャンセル」か「憶えておく」を選択することで X 分間パスワードなしで認証できるようにするのです。この時点では、まだパスワードが有効なので、入力フィールドは隠しておきます。そして X 分経過したら、再度パスワードを求めるようにするのです。"
#310013: strigi のインデックス作成をデフォルトでオフに
- "こいつがディスクと CPU を食い尽くすことについてはウェブ上のあちこちで不満が表明されています。また、データベースへの並列アクセスの扱いがおかしいという声も挙がっています (例えば、NFS 上に home がある何台かのマシンが同時にログインしたときなど)。"
#310022: GNOME でもっと 1-クリックインストーラを使い易く
- "どんな感じに改良したらいいか、Garrett がいいモックアップを作ってくれました。以下をご覧ください。 http://linuxart.com/log/archives/2010/06/21/one-click-part-2/ "
#310023: ウィンドウのリストに「別のモニタへ移動」オプションを追加してほしい (GNOME)
- "ウィンドウリストのパネルにはワークスペースを移動するというオプションはありますが、2つ以上のモニタを使っているときに別のモニタへ移動するというオプションがありません。"
#310024: GNOME のモニタ設定で「プライマリモニタ」を設定できるようにしてほしい
- "現在、GNOME のモニタ設定からどのモニタを「プライマリモニタ」にするか設定することができません。位置を指定できるのはありがたいのですが、でもどれを優先とするか指定できないのです。プライマリモニタというのは、GNOME パネルが表示される方のモニタのことで、アプリケーションが初回に起動するときはこのモニタ上で立ち上がることになります。"
#310025: インストール時にリポジトリの優先度を設定できるように
- "現在の設定だと、メインリポジトリはすべて優先度 99 に設定され、新規に追加したリポジトリも 99、1-クリックインストールにより追加されたものも 99 になってしまいます。たくさんリポジトリを追加したユーザがパッケージ管理をしようと思った際、これは間違いなくトラブルの元となります。"zypper dup" でアップデートすると、リポジトリの優先度がみな一緒なので、全登録リポジトリの中から一番最新のバージョンがインストールされていってしまうのです。何か新しいソフトウェアをインストールしようとした際も、YaST や zypper は常に全登録リポジトリを見てその中にある最新版を選んでしまいます。たくさんリポジトリを追加していたり、特に何度も1-クリックインストールをしていたりすると顕著ですが、こんなことをしているといずれはシステムがおかしくなってしまいます。"
#310027: 何かの RPM をクリックしたら、依存関係にある他のパッケージもインストールされるようにしてほしい
- "例: hoge.rpm をダウンロードし、その hoge.rpm をクリックしたとします。でもって、hoge.rpm は hoge_data.rpm が入っていないとインストールできないとします。hoge_data.rpm は同じリポジトリにあるのですが、まだインストールしてありません。そんな場合、まず hoge_data.rpm をマニュアルでインストールしてから改めて hoge.rpm をクリックしなければいけないのです。RPM パッケージをクリックしたら zypper が呼び出され、依存関係を解決した上で安全に hoge.rpm がインストールされるようにするべきです。Debian では既に gdebi により実現されています。"
#310029: openSUSE のダウンロードページに Live USBイメージを作成する方法へのリンクをはっておくべき
- "http://software.opensuse.org から入手できる Live CD は、実は CD だけでなく USB メモリにも書き込めるのですが、そのやり方説明へのリンクがはられていません。例えば http://en.opensuse.org/Live_USB_stick へのリンクをはっておけばとっても便利なのではないかと思うのですが。"
統計情報
openSUSE 11.3 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。
- 総数: 683 (+9)
- 未確認 (Unconfirmed): 441 (+9)
- 新規 (New): 14 (+0)
- 評価中 (Evaluation): 93 (+0)
- 候補 (Candidate): 5 (+0)
- 完了 (Done): 44 (+0)
- 不採用 (Rejected): 67 (+0)
- 重複 (Duplicate): 19 (+0)
- ( ) 内の数字は対前週比の増減を示しています。
Testing チーム
Larry Finger: ウィークリーレビュー
- "openSUSE Testing コアチームの全般的なニュースについてはこちらのエントリとそこから辿れるリンク先をご参照ください。
- チームは先週月曜日に定期 IRC ミーティングを開催しました。月曜日にミーティングを開催したのは openSUSE のリリーススケジュールに合わせたからで、RC1 を試してみての話となりました。ミーティングに参加したメンバーは全員 RC1 を二種類以上の環境にインストールしていました。例えば私は x86_64 と i386 の両方で "zypper dup" してみていましたし、更に別の i386 システムに新規でインストールもしてみました。"
翻訳 (Translation) チーム
Wiki チーム
Rajko Matovic: 知識ベース(knowledge base)としての openSUSE Wiki: 初めに
- "Wiki を知識ベースとしてとらえた場合に問題となることの一つとして、誰かがずっと見守って追加された記事をカテゴリー分けしたり、古い記事と新しい記事を仕分けしたりしていかなければならないのだけれど、一人では無理だし、素人では手が出せないということが挙げられます。
- Wiki とは何か
- Mediawiki で記事やファイルを追加していくというのは、タイトルからタイトルへとリンクをつなげていくということです。Wiki を使う人たちがそこにどのように知識を並べていこうとするかで、どんな構成になってくるかは変わってきます。
- Mediawiki が提供しているツールには、検索機能、特別ページにあるいくつかのリスト、名前空間、カテゴリー、そしてもちろん、他の記事とリンクし索引として使える記事を作成することができるという機能があります。 (...)"
コミュニティ内での出来事
SUSE Studio: SUSE Gallery で自分の作ったアプライアンスを他の人と共有しよう!
- "SUSE Studio を立ち上げてからほぼ1年が経過した本日、SUSE Studio への重要な新機能となる SUSE Gallery のベータプレビュー版についてお知らせできることに相成りました。
- SUSE Gallery を使うと、フル検索可能なアプライアンスのディレクトリを使って簡単に自分の作ったアプライアンスを Studio コミュニティの人と共有することができるようになります。サインインした Studio のユーザであれば誰でもそこにあるアプライアンスを評価したりコメントを付けたりできますし、それぞれのアプライアンスはダウンロード可能です -- あるいは、それを雛形として自分用にカスタマイズしたアプライアンスを作ることもできます。"
Garrett LeSage: 1-クリック、パート 2
- "2008年のハック週間で私が最初に1-クリックインストーラをデザインし直した時のことを憶えていらっしゃる方もいるかもしれませんね。えー、今回の Novell/SUSE ハック週間では、時間を割いて1-クリックインストーラの動作をちょっとばかりデザインし直し、拡張してみました。実は Will Stephenson もある実装への取り組みに着手していたのです。"
Mario Carrion: 第5回ハック週間: YaSTroid
- "ハック週間は何か新しいことに取り組んでみるのにもってこいの機会です。第5回ハック週間も例外ではありませんでした。6月7日から11日まで私はある面白いハッカー集団に合流し、Android における WebYaST のフロントエンド、YaSTroid の実装に取り組んでみました。
- この一週間はとても楽しい一週間でした。新しいこと - 今回は Android でしたが - を学ぶことで私はいつも物事を違った側面から眺めることができるようになり、これまで使ったことのない開発プラットフォームのいいところを見てみる機会を得ることができます。久しぶりに Java をいじってみるというのはそれほど難しいことではありませんでした。正直言って私は、Java がすっかり様変わりしているものとばかり思っていたのですが、実際にはここ数年 Java には特に劇的な変化はなかったようです。"
Ladislav Slezak: Linuxtag 2010 で紹介された WebYaST
- "今年、私はベルリンで開催されたイベント、LinuxTag に参加してきました。このイベントはドイツ最大の、そしておそらくはヨーロッパ最大の Linux と オープンソースのイベントです。 詳しくはこちらをご覧ください。
- 出展ブース
- このイベントには沢山のブースが出ていました。openSUSE、Gentoo、Ubuntu ...といったメジャーどころのディストリビューションはどこもブースを出していて、ユーザはそこで最新版をいじってみたり開発者と話したりすることができました。 (...)"
イベント & ミーティング
終了分:
近日開催:
- 2010年6月26日: openSUSE ウィークリー・ニュース・チーム・ミーティング
- 2010年6月29日: openSUSE マーケティング IRC ミーティング
- 2010年6月30日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- 2010年6月30日: openSUSE プロジェクト・ミーティング
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
- openSUSE News/Events ページ – 各地域のローカルイベント
11.3 リリース記念パーティー (Launch パーティー) 開催予定
- こちらの一覧でお近くのリリース記念パーティーの予定をご確認ください。
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができす。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。
交流
- メーリングリスト登録者数: 37273 (+1)
- openSUSE フォーラム]登録者数: 47013 (+235)
- 最大同時オンライン数は 30559 名で、2010年1月8日 13:06 のことでした。
- ( ) 内の数字は対前週比の増減を示しています。
貢献者
- ユーザ名簿に登録している 12139 (+28) 名のうち、4727 (+21) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、425 名のメンバー(Member)を承認しています。
- ( ) 内の数字は対前週比の増減を示しています。
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Packman: opencv 2.1.0-0.pm.8.14
- "オープンコンピュータビジョンライブラリ (Open Computer Vision Library) はコンピュータビジョンの諸問題についてのアルゴリズムとサンプルコードのコレクションです。このライブラリは IPL (訳注:Intel Image Processing Library) と互換性があり、インテル・インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブを利用してよりよいパフォーマンスを得ることができます。"
OBS openSUSE:11.2:Update/aria2 r2 登録
- "aria2-1.9.3 へと更新されました。"
Packman: Performous 0.5.1-0.pm.1.38
- "Performous は Playstation 2 のゲーム、Singstar のフリーでクロスプラットフォームなクローンです。"
Pascal Bleser: 私が作った openSUSE 用パッケージのアップデートについて
- "最近は何かパッケージを更新したら Twitter でつぶやくようにしてます (もちろん、spec ファイルを舐めるスクリプトを作って全自動でやってます ;) - ヘイ、カモン、手抜きだって立派なフィーチャーなのさ :D).
- 私が作ったりアップデートしたりしたパッケージの中で面白いと思ってくれそうなものを以下いくつかご紹介:
- * fireflies 2.07: 蛍のような openGL のスクリーンセーバー - X11:Utilities に
- * rss-glx 0.9.1: openGL スクリーンセーバーのコレクション - これも X11:Utilities に
- * subversion 1.6.12 - devel:tools:scm:svn に
- * googsystray 1.2.0: Google のサービスやドキュメントの通知 - network:utilities に
- * とても強力なビデオリッパー兼コーディング変換ソフトのアップストリームの最新スナップショット(アップストリームではまだサポートしてないかもしれないけど)を取り込んだ handbrake-unstable パッケージ: まだ安定はしていないけれど便利だし、使ってみて問題があったら報告する価値はあると思う (ぼくのところではうまく動いてるけど) - これは Packman リポジトリに
- * fio 1.41: 多目的な I/O ベンチマーク、benchmark に
- * key-mon: どのキーが押されたかを画面に表示してくれる、プレゼンテーションやデモにとてもおもしろいツール - X11:Utilities に
- * transmission 2.0: とても高機能だけど依然シンプルな bittorrent クライアントで、デーモンと CLI クライアントと GTK2 と Qt のクライアントが用意されている。Packman リポジトリと filesharing リポジトリに置いてある。
- * ftop: 開いているファイルを top コマンドのような形式で監視できる。server:monitoring にて (...)"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE Linux Enterprise 11 - GA 及び Service Pack 1 並行メンテナンス
- "既にご存知のことと思いますが、6月2日に SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 1 をリリースいたしました (Server、Desktop、SDK 版及び高可用性拡張 (High Availability Extension) が対象)。
- SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 1 のリリースに伴い、SUSE Linux Enterprise 11 GA (Service Pack 0 ということになります) は6ヶ月間の並行メンテナンス期間に入りました。
- 2010年12月2日までの期間、GA のアップデートツリーでは以下が継続して配布されることになります:
- - セキュリティアップデート
- - メンテナンスアップデート
- - L3 サポート (..)"
カーネルレビュー
h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: Linus、変更をマージする際に厳密なポリシーを適用することで問題を解決
- "Linus Torvalds が、カーネルウィンドウが閉じたあとのカーネルへの変更はバグフィックス以外認めないという厳密なポリシーを適用することで問題を解決するときがきました。Torvalds はまた Android のサスペンド停止 API についての議論についてもさじを投げ出してしまったようで、状況はよりややこしくなってしまいました。"
Rares Aioanei – openSUSE 風味の週刊カーネルレビュー
- "やあみんな、そして今週版にようこそ! いつものように、新しいコミット、パッチ、修正が待ってるよ。さあ行こうか!
- - Karel Zak は util-linux-ng v 2.18-rc2 のリリースを告知したよ。 ftp://ftp.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux-ng/v2.18/ から入手可能だ。変更点はリリース通知に記載してあるよ。 (...)"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
Make Tech Easier/Joshua Price: ImageMagick を使ってイメージを魔法のように操作する
- "Linux をいじったことがあるという方であればきっと、使っていることに気がついていないかもしれませんが ImageMagick を使ったことがあるはずです。ImageMagick は多くのグラフィックス関係のアプリケーションの裏側で動いているイメージプロセッサなのですが、そのような使われ方をするのには正当な理由があるので す。このたったひとつのツールさえあれば、コマンドラインから、あるいはスクリプトやアプリケーションから呼び出していろいろと一般的なイメージ編集や変換をすることができるのです。ImageMagick には、画像を変換したり、変形したり、描画したり、装飾したり、アニメートしたり、合成したりする機能があります。いつでもすぐにコマンドラインから呼び出すことができますし、より複雑なソフトウェアスイートに組み込むこともできます。今回は、ImageMagick の「魔法のような」特徴を押さえつつ、日々のタスクで利用できる使用例を紹介します。"
GIMPMan1972: GIMP を Photoshop のようなレイアウトへ変更する方法
- "GIMP の見た目を Photoshop そっくりなレイアウトに変更する方法を、動画で紹介します。"
Solveig Haugland: OpenOffice.org Calc スプレッドシートでデータの正当性をチェックするドロップダウンリストにより Vlookup() (もしくは Hlookup())を使う
- "スプレッドシートをお使いになるみなさんへ: クールなヒントを少々
- まず、データセットを持っていると仮定してください。そこにはアイテムのリストがあって、それぞれのアイテムにはユニークな(一意の)アイテムナンバー、カテゴリーナンバー、パッケージタイプが割り当てられているとします。(つまり、各アイテムの列に3つのカラムがぶら下がっているという状態です)"
Worldlabel.com/Nathan Willis: Fontmatrix を使って字体のプロになろう
- "趣味でコンピュータを使っている人であれば、フォントに関心を持つことはあまりないでしょうが、もし何らかのデザインに携わることになったら - ウェブサイトをいじるだとか、止むに止まれぬ事情により、だとか - よい字体選びがブランドづくりやマーケティングにとって非常に効果的 であるということをすぐに認めざるを得なくなるでしょう。問題は、良いフォントを求めて自分で覚えていられるよりも多くのフォントをシステムに溜め込んでしまってから起こるのです。さらにまずいことに、ほとんどのオペレーティングシステムはフォント管理に対して「全てかゼロか」的な流儀をとっているため、巨大なフォントコレク ションはアプリケーションの速度を低下させ、加えて飽き飽きするほどスクロールも遅くなるのです。解決策はよいフォントマネージャー、例えばオープンソー スの Fontmatrix を使うことです。"
- openSUSE 用の Fontmatrix パッケージは 1-クリックインストールでインストールできます。
Free Software Magazine/Terry Hancock: VLC と Audacity を用いた映像からの音源の取り出しと利用
- "NASAのオンラインビデオを見ていたら、"No Children in Space" の Lunatic pilot のあるシーンに仮に入れていた効果音に代えて入れるのにぴったりなのを見つけたんです。そこでその音源をビデオから (VLC を使って) 取り出し、欲しい部分だけ切り出して、いらない音を消して、すでにあったサウンドミックスに挿入したんです (これは全部 Audacity で)。この記事を読めば Audacity と VLC を本番のプロジェクトで使うことについて詳しくなれますよ。"
コマンド/スクリプト初心者向け
The Geek Stuff/Sasikala: 六つの例から学ぶ bash の条件式
- "bash の式は演算子、フィーチャー (訳注:チルダ展開などの機能のこと)、値の組み合わせからなり、bash の条件文を構成するのに用いられます。条件式は数字、文字列、その他成功のときに0を返す各種コマンドの結果として得られる、二値かあるいは一値の式です。
- このエントリではファイルをテストするのに使うことのできるいくつかの条件式を紹介します。以下の少しばかりの条件式は便利ですよ。"
Stefan Seyfried: Nifty dnsmasq Trick: 特定のサーバを用いた逆引き
- "dnsmasq を使えば、特定の DNS サーバーを用いたすべてのドメインから検索を行うのは簡単です。オプションは次の通りです:
- --server=/foo.corp/10.11.12.13"
ServerWatch/Juliet Kemp: Bash のヒストリ機能を最大限に活用しよう
- "Bash のコマンドプロンプトで history とタイプしてみれば、それまで使用したコマンドのリストを得られるはずです。このリストは上下キーで行き来できますが、違う対話的操作のやりかたがありまして、私は今週ずっとそれを研究してきたのです。一つの分かりやすいやり方は、コマンドを参照するのに、行頭にある数字を利用する方法です。 (...)"
開発者/プログラマ向け
Database Journal/Rob Gravelle: MySQL での INSERT 文のバリエーション
- "「データ操作及び問い合わせ命令文」と題した記事では、INSERT INTO 文の2種類のバリエーションを見てみました。憶えてますでしょうか、MySQL ではサポートされていないデータ操作文 (DML) の SLECT ... INTO コマンドの代わりに、データ挿入するために INSERT 文を使ってみました。とはいえ、MySQL にも INSERT ... SELECT 文はあるのです。INSERT 文のこの使い方や他のバリエーションが本日の記事の話題となります。"
Planet SUSE
Joe Shaw: ある範囲のコミットからつまみ食いをする
- "仕事では git を使ってるんですが、開発ブランチのいくつかのコミットから「つまみ食い」をしたくなるけど、そのブランチまるまるはいくつかの理由からマージしたくない、ということがあるんです。Twitter でいい知恵がないか聞いてみたら、数は少なかったですがよいアイディアを貰えました。 ..."
Pascal Bleser: ffmpeg の再構築と doxygen 1.7.1
- "ふと Packman リポジトリにある ffmpeg パッケージを、openSUSE の通常のコンパイラ+リンカフラグ (例えばスタックプロテクタとか) をうまく使う形で再ビルドしようという気になりました。そうすれば問題やクラッシュが起きたときの解析に ffmpeg-debuginfo パッケージを使えるようになるからです。
- Packman で何かがたくさん起こっているという通知が届いても驚いてはいけません。ffmpeg のように Packman 内の多くのパッケージで利用されているものは、それゆえ何度も何度も再構築が走ることになるのです。
- もう一つの興味深いアップデートは、非常に著名な API ドキュメンテーションツール doxygen が最新版の 1.7.1 に上がったことです。これは devel:tools repository から入手可能です。(...)"
Luis Medinas: Facebook での GNOME
- "Facebookのアカウントを持ってて、GNOMEを楽しんでるかい? GNOMEのファンになりたいかい? GNOMEのページに行って「いいね!(Like)」をクリックしてください。
- GNOME には君たちに僕らのプロジェクトについてのクールな内容 (スパムなんてないよ! 約束する)を見せる準備万端のハッカーたちがたくさんいるんだ!(...)"
Pascal Bleser: Planet openSUSE サイトの統計
- "darix のおかげで Planet openSUSE の統計を取るためにアクセスログを弄らせてもらえたので、結果をお見せすることができます。…ええ…興味深いですよ。 (...)"
Pascal Bleser: openSUSE リポジトリの URL をちょっと短く
- "リポジトリの URL を短くしよう
- この話を書いたのはそんなに昔のことではないですが、とっても小さくて単純ですが、以前便利な openSUSE ビルド・サービス・リポジトリの URL を単純で短くするのに便利なハックをしました。
- つまり:
- * http://s.opensu.se/r?network:utilities
- は、以下と同じ意味になるんです。
- * http://download.opensuse.org/repositories/network:/utilities. (...)"
Dominique Leuenberger: VLC 1.1.0“The Luggage”が正式版になりました / openSUSE リポジトリ更新
- "昨晩、VideoLAN プロジェクトは VLC メディアプレイヤーのバージョン 1.1.0 をリリースしました。openSUSE をお使いで VLC リポジトリをすでに追加登録済みの方であればすでに多くのリリース候補版が随時入手可能になっていたはずです。いつものように今回も、公式リリースが出ると同時に全リリースがリポジトリに挙げられています。"
Rares Aioanei – openSUSE 風味の PostgreSQL レビュー
- "やあみんな、こんにちは! 今週、PostgreSQL の世界にどんなことがあったかを見ていこうじゃないか … (...)"
openSUSE フォーラム
X が起動しない?
- "グラフィックスドライバにまつわる問題で SOS が投げかけられ、フォーラムの仲間たちがここぞとばかりにそのユーザに救いの手を差し伸べています。いくつかスレ主に思い込みがあったことが分かりましたが、この件はすぐに解決しました。"
デュアルブートについて
- "インストールはうまくいったようですが、問題が起こりました。カスタムパーティション構成によりマニュアルでパーティションを切ったのですが、インストール後起動できなくなってしまったのです。アドバイスは現在進行中です。"
openSUSE 11.3 リリースでは KDE 4.4.4 を採用
- "11.3 で採用される KDE のバージョンについては KDE 4.4.3 になると言われていましたが、バージョン 4.4.4 が最終スナップショット段階に入り、他の openSUSE リリース用のリポジトリにも入ってきていることから変更されるのではないかと見られています。"
11.3 RC1 がやってくる
- "インストールについてのフィードバックやその他の報告、バグレポートなどが多数寄せられ、RC (リリース候補版) についての討論の場となっています。もしあなたもテストしているようでしたら、目を通しておくといいでしょう。"
Web 上の記事から
お知らせ
Tシャツデザインコンテスト、優勝作品発表
- "57 パーセント (4,501) の得票を得て、Linux.com Tシャツデザインコンテストの優勝作品には、パレスチナのガザ地区にある SADAF Information Technology でマーケティングコンサルタントをお勤めの Said Hassan 氏による "The People's Product (みんなの創造物)" が輝きました。『このデザインは Linux システムが人々の協調作業の結果であり、人々が大資本が作ったものよりも信頼が置け、目的にふさわしいオペレーティングシステムを楽しむことができるということを成し遂げたということを示しています。そうです、このデザインは私たちの努力への祝福なのです:Linux は「私たちの」創造物なのです。』"
あなたの KDE ソフトウェア用のラベルをご紹介
- "少し前に、KDE 宣伝チームは、コミュニティ内部のソフトウェアのプロデューサたちが、自分たちのソフトウェアがKDEの一部であるということを示すことができるようなラベルのデザインを選ぶコンテストを主催しました。本日、優勝作品をご案内できることを嬉しく思います: (...)"
Frank Karlitscheck: ownCloud 1.0 登場
- "本日、ownCloud 1.0 をリリースいたしました。これは 1.x 系の第一歩であり、1.1 もじきにリリースされる予定になっています。
- ownCloud 1.0 を今すぐダウンロードし、PHP をサポートした Web サーバに配置すれば、すぐに動作するはずです。"
Michael Jansen: Build-Tool 0.3 リリース
- "build-tool の 0.3 をリリースしました。前回のリリースでお約束した通り、今回のリリースではビルドレシピをプログラムコードと独立してメンテナンスすることができるようになりました。今回のリリースから、Build-Tool はビルドレシピなしでも使えるようになりました。"
Davide Bettio (WindowsUninstall): KDE SC 4.5 の壁紙
- "壁紙コンテストも無事終わりまして、KDE SC 4.5 に 12 枚の美しい壁紙が加わることをここにご報告することができます: ..."
Froyo のコード、投下される
- "今日は私の今までの人生の中でもドキドキした日の一つでした: 本日、Android 2.2 のソースコードをリリースしたところです。このリリースは Android の環境系(エコシステム)を大きく前進させるものです。最新版ソースコードのダウンロードをしようとして、サーバをダウンさせない様に注意してくださいね。"
日程を押さえてください: MeeGo カンファレンス、2010年11月に開催
- "カレンダーに予定を書き込んで、旅行のための許可申請を出すべきときです - MeeGo カンファレンスが2010年11月15-17日、アイルランドはダブリンの Avita スタジアムで開催されることが決まったのです。毎年恒例となるこのカンファレンスは MeeGo 開発者、オープンシステムベンダー、OEM、その他インテグレータ、そして MeeGo プロジェクトへの貢献者たちに向けて開かれます。"
参加者募集
Personas をインストールしてお気に入りのチームをサポートし、Firefox Cup の優勝を争いましょう。
- "あなたの Firefox をチームスピリットで飾り、友人とその愛を分かち合いましょう。Personas を使っているファンの数が最も多いチームが Firefox Cup の優勝国となります!"
レポート
Mike McCallister: freshmeat.net への追悼の辞
- "10/6/19 更新: Lisa Hoover が今週の頭に私にツイートしてくれたのは「… 戯言を信じる前に、情報源を考えてご覧なさいな」でした。ということで freshmeat から目を離さないことに決めたのです。願わくば彼女が正しからんことを。フム。
- Robin “Roblimo” Miller はこの週末、フリーソフトウェアリポジトリの先駆者 freshmeat.net のよろしくないように見える未来について報告してくれました。"
- 訳注: 第127号の記事もご参照ください。
David Hubner: KInfoCenter – UI の変更
- "かなり前からやろうとしていたことなので、まずは自己紹介から。私は David Hubner といって、 KInfoCenter のメンテナの後任者役を引き受けたところで、KDE SC 4.5 向けに書き直す作業をしているところです。また. KInfoCenter の Device Viewer と、新しくサマリ情報ページも書きました。今回の記事でお話しようとしているのは、このサマリ情報ページについてのことです。Hugo Pereira Da Costa が UI の排他に関する二つのすごいパッチを提供してくれました。最初のは受け付けたのですが、二番目についてはKDEユーザーの意見を聞いてみたいと思っています。大きな UI の変更を行うときにはいろんな意見が欲しいので、以下に二つのイメージを貼りました。どちらがあなた (とKDE) にとってよいかを、その理由と共にいただければ幸いです。"
Aditya Bhatt: digiKam の GSoC での進捗: libkface は完成間近に
- "あーそうですね、今日で GSoC のコーディング期間が公式に始まってから一月経ちました。
- 概要紹介: 今、顔検出と顔認識の技術を使った、digiKam の自動顔タグ付けの機能を実装しています。そのために、顔画像の検出と学習、認識を行う libface という名のライブラリにずっと関わってきました。
- いくつかの理由で、libface の Qt ラッパーを作る必要がありそうだと思いました。これによって Qt/KDE プログラムで libface を簡単に用いることができるようになります。この作業は (ほとんど) 終わり、libkface というライブラリが生まれました。libkface は kdegraphics/libs のどこかに、API が確定しだいなるべく早くおかれるはずで (と私は思っています)、digiKam だけなく、他のプログラム、例えば KPhotoAlbum などでも簡単に使えるでしょう。"
Linux Weekly News/Jon Corbet: Python "newthreading" 実験版リリース
- "Python コミュニティにおける "newthreading" プロジェクトは、Python プログラムの並列性を高め、悪名高きグローバルインタプリタロックを簡単に除けるようにしようという試みです。その実験的実装がただいまリリースされました。「この純 Python での実装は使いやすいですが、パフォーマンスを向上はしません。これは実験的な実装なので、プログラマのみなさんは協調動作するクラスを書いて、その動作がいくらかの制約のもとで、思いどおりに動くものになるかを試してみることができます。」 詳細な情報は newthreading ページでご覧になれます。"
レビュー/エッセイ
Ars Technica/Ryan Paul: openSUSE Linux、方向性を探索中、Novell からのより一層の自立を目指して
- "openSUSE の開発者たちは、プロジェクトの技術戦略を定義しようという幅広い試みの一環として、新しい「コミュニティ宣言」のドラフトを作成しました。コミュニティ宣言の目的はプロジェクトが築き上げていこうとしているのはどんな協同作業環境 (collaborative environment) なのかを文章化することにあり、これによって openSUSE プロジェクトの技術的焦点を明確にしていこうというものです。"
Hemisphere Games: Linux、ゲームにおけるその数について
- "1ヶ月弱前に、私たちは Osmos の Linux 移植版をリリースしたので、これにより売上とダウンロードの統計を取ることができるようになりました。私たちは確かめたかったのです - 我がスタジオの財務的な視点で - 「Linux にゲームを移植する価値はあるか?」。
- 短く、シンプルな答えは...「あります」です。"
Linuxnov.com: GoogleCL スクリプト向け GUI 0.1
- "GoogleCL についてはすでに LinuxNOV サイトで この記事で紹介しており、そこでは GoogleCL をグラフィカルユーザインタフェースなしで使うことについて述べたわけですが、今回の記事では GoogleCL を使って、ブロガー、コンテキストサーチ、Docs、Picasa、Youtube といったサービスにアクセスできる小さなスクリプトをご紹介します。"
TechCrunch/Leena Rao: ワールドカップで日本がデンマークに勝ち, Twitterの毎秒つぶやき数の最高記録を更新
- "先週は、NBA の決勝戦で Lakers が Celtics に勝ったとき、Twitter の毎秒つぶやき数 (Tweets-per-second, TPS) が最高記録を達成した。その試合の、試合終了時の TPS は 3085 だった。ふつうの日の Twitter のトゥウィート数は 6500 万、TPS は約 750 だ。しかしワールドカップが Twitter のトラフィックを押し上げているから、その記録は短命だと思われた。そして今日 (米国時間 6/25)、Twitter は、昨日の、日本のデンマークに対する 3 対 1 の勝利が 3283 TPS を達成したと発表した。"
- 原文: TechCrunch/Leena Rao: Japan’s World Cup Win Over Denmark Scores Record Number Of Tweets Per Second
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クレジット
- Sascha Manns (編集長)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)
翻訳版(Translations)
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