openSUSE Weekly News/127
openSUSE Weekly News 日本語版 第127号 今週の見出し
編集部より
- openSUSE ウィークリー・ニュース へようこそ!
- 第23週の週末にまた最新号をお届けできることを喜ばしく思います。
- 週が開けるといよいよ 11.3 RC1 のチェックインが予定されています。もう間もなくリリース候補版をテストすることができるようになります。先週もお願いしましたが、是非テストしてバグ報告を挙げてください。
- また、今週は「第5回ハック週間 (Hackweek V)」がらみの記事が沢山集まりましたので、「コミュニティ内での出来事」内に「第5回ハック週間 (Hackweek V)」という特設コーナーを設けました。
- それでは皆さん、今週号の記事をお楽しみください。 :-)
お知らせ
openSUSE ニュース: 戦略提案に関しての続報
- "みんなで討論していくための叩き台としての戦略提案がどんな感じになっているか、本来であれば戦略チームから続報をお出ししたいと考えていました。正直にお話するならば、本日発表するために全力を注いではいたのですが、チームの面子それぞれの今日までのスケジュールを見誤ってしまっていました。チーム内の多くの者が仕事を沢山抱えてしまっていて、スケジュールを調整することがこれほど難しくなるとは想像できていなかったのです。
- 提案の文面をどうするかについてはほぼ 90% 完成しています。無理をすれば今日中にまとめることも不可能ではありませんでしたが、締切りに合わせて不完全なものを出すより、少しでも質を高めることの方が重要だろうということで意見が一致しました。ということで、チームのみんながもう一度話し合って最終案をまとめるために、発表は一週間後に延期することと決定しました。"
Pascal Bleser: Planet SUSE (planet.opensuse.org) で長い記事は短縮して紹介するように改めました
- "Planet openSUSE に新しい機能を追加してみました: 100語以上の長い記事については、「以下省略」(赤字で "...' と表示されます)扱いとなり、赤字の「read more」という元ブログの全文記事へのリンクを付けるようにしたのです。
- これで、たくさんのエントリーでページが長くなってしまい、延々とスクロールしなければいけなくなってしまっていたという読みにくさ(これは、私が思うところ、まとめ読みできるという利点を台無しにしてしまうものでした)の解消につながるといいのですが。
- 今回の改修にあたっては、Django 開発陣のある方が公開してくれていた、HTML 内で面倒なワードラップ (1行内に収まらなかった単語を次の行に自動的に送る) を実行するためのコードを拝借させていただきました。"
openSUSE Build Service 1.8 及び 2.0 公開のお知らせ
- "openSUSE プロジェクトはここに、openSUSE Build Service (OBS) の 1.8 及び 2.0 のリリースをお知らせいたします。OBS はオープンなパッケージ/ディストリビューション開発プラットフォームで、開発者たちが様々な主要 Linux ディストリビューション及びハードウェアアーキテクチャ向けにソフトウェアを構築できる見通しの良いインフラを提供します。
- 公開サーバはオープンソースの開発者であればどなたでも利用でき、Debian、Fedora、Mandriva、openSUSE、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise、Ubuntu といった最も人気の高いディストリビューション向けにパッケージを構築することができます。また、この OBS は openSUSE、MeeGo ディストリビューションを構築するためにも使われています。 (...)"
更新状況
ディストリビューション
Bruno Friedmann: 11.3 への道: パターンを利用したインストールがしっくりこないようでしたら、事前セレクションをお試しあれ
- "そろそろ私たちの次期バージョンのテストに取り組むべき時が来たようです。
- 今日、私はまっサラな M7/Factory インストールを始めてみました。PXE でブートしてのインストールです。このテストケースでは、テキストモードでの最小構成サーバを手早く構築することができます。
- どのみち Linux の管理者にならなければいけないわけですから、まずは自動設定のチェックを外してしまいましょう。パーティション構成、キーボード設定、使用言語 (サーバとして使う前提であれば、英語にしておくのが吉) などを ... 普通に設定していきます。 (...)"
来週の予定
- 6月11日:
- * openSUSE 11.3 RC1 チェックイン
Bugzilla
今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 4911 (+55)
- Blocker(最重要課題): 3 (+0)
- Critical(緊急): 278 (+6)
- Major(重要): 901 (+8)
- Normal(普通): 2768 (+28)
- Minor(影響度の小さい問題) 403 (+10)
- Enhancements(機能強化の要望): 558 (+3)
チームレポート
ビルド・サービス・チーム
Danny Kukawka: osc をいじってみました
- "先月、build.opensuse.org と (エンタープライズ製品のアップデートとメンテナンスのため) SUSE 社内の Build Service を見直してみなければいけなくなったので、osc についても問題を解決しこれまで欠けていた要素をなんとかするためにちょっと時間を割いて眺めてみることになりました。
- まぁ、何週間遅れかの報告となってしまい、もう既に実環境に織り込み済みのことではありますが、何はともあれどんなことをしてみたかご報告しましょう: (...)"
ビルド・サービス統計情報
- ビルド・サービスは現在 13169 (+164) プロジェクト、94850 (+612) パッケージ、23281 (+478) リポジトリをホストしており、23440 (+100) 名の承認済みユーザが利用しています。
KDE チーム
openSUSE KDE チーム (rabauke もしくは wstephenson): 第22週: openSUSE の KDE
- "こんにちは! 週刊「openSUSE の KDE」ブログの第2回です。今週から PlanetSUSE にも収録されるようになりましたので、そちらの読者の皆さんもよろしくお願いします。ということで、前回を読まれていない方のために: このブログは、openSUSE 内で起こった KDE がらみの出来事を短くまとめて紹介していくもので、KDE を openSUSE ユーザにお届けしている者全員を皆さんにご紹介していきたいと思っています。(...)"
Raymond Wooninck: openSUSE KDE4:Unstable リポジトリに対する変更内容
- "openSUSE KDE4:Unstable リポジトリに対する変更について、手短にこのブログにまとめて皆さんにお知らせします。みなさん (きっと) ご存知のことと思いますが、昨日 KDE 4.5 がめでたく Beta 2 と相成りました。現在私たちはこのリリースで全部うまくいくか確認するために Beta 2 のパッケージ構築テストをしていますので、うまくいけば今週後半にはリリースできると思います。"
2010年6月10日 KDE チーム・ミーティング
- ミーティング議事録
Raymond Wooninck (tittiatcoke): openSUSE 用の KDE SC 4.5 Beta 2 公開
- "本日、openSUSE KDE4:Unstable リポジトリにて新たに 11.1、11.2、Factory 用の KDE SC 4.5 Beta 2 パッケージを公開しました。さぁ、お試しあれ!! この新しいベータ版には、ログオフ時に発生するセグメンテーション違反を解消する polkit-kde-1 も含まれています。
- KDE SC 4.5 Beta 2 の他、同リポジトリでは konversation 1.3、digikam 1.3.0、kipi-plugins 1.3.0 なども合わせて公開しています。 (...)"
openFATE チーム
#309700: パッケージ管理の zypper でもっと適切にアンインストール/ロールバックできるように
- "# zypper install evolution
- このコマンドを打つと、evolution とその依存関係にある evolution-data-server 他の13のパッケージがインストールされます。
- # zypper remove evolution
- ところがこのコマンドでは evolution がアンインストールされるものの依存関係によりインストールされたものはそのまま残ってしまうので、12パッケージがインストールされたままになってしまいます。 (...)"
#309703: 起動中の fsck を任意でスキップできるように
- "boot.rootfsck と boot.localfs では、 fsck の状態戻り値は $FSCK_RETURN の値として保存されます。そしてその結果が以後の起動プロセスを左右します。そこで提案したいのは、もしユーザが何をしているか理解しているのであれば、高速起動のためコード32が戻っても無視する(ユーザによる fsck の中止)ことができるようにするということです(つまり、ファイルシステムのチェックが始まるか否かは何度目の起動かだけによるため、無駄なこともあるからです)。"
#309719: カーネル 2.6.35 に盛り込まれた AMD X6 TurboCore に対する修正を openSUSE 11.3 にバックポートしてほしい
- "確か、openSUSE 11.3 のカーネルバージョンは 2.6.34 でフィックスされてしまうんでしたよね。でもそのバージョンだと、新しい AMD X6 プロセッサの TurboCore 機能サポートは貧弱かつバグだらけのものなのです。"
#309838: YaST コントロールセンターに「お気に入り」というモジュールを追加しましょう
- "YaST で、独立したグループとして、もしくはディスプレイの中に組み込まれた形でもいいから、お気に入りモジュールのセットを設定できるようになるといいなぁと思ってます(例えば、左サイドバーの下部にアイテムがリストアップされるとか)。"
統計情報
openSUSE 11.3 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。
- 総数: 667 (+10)
- 未確認: 425 (+10)
- 新規: 14 (+0)
- 評価中: 93 (-4)
- 候補: 5 (+0)
- done: 44 (+0)
- 不採用: 67 (+0)
- 重複: 19 (+0)
翻訳 (Translation) チーム
コミュニティ内での出来事
Mike McCallister: WriteCamp2: 刺激的で元気付けられた一日
- "土曜日にミルウォーキーで開かれた WriteCamp 2 では、とても充実した時を過ごすことができました。
- Hide House にある Mercy Hill Church は素晴らしい会場で、そこの雰囲気がどうだったかは Flickr フィードでご覧いただけます。会場は5つのセッションエリアに分けられていました: そのうちの2区画はメインの「聖域」エリアに設けられ、更に細かく区分けされて他のグループの「騒音」に悩まされることなく落ち着いて話ができるように設定されていました。その他の3つのエリアはやや小さめの教室でした。
- 催しそのものは技術屋の私からしてみるとややアナログな感じでした。ノートパソコンを持って行ったのですが、ほとんど一日中開くことはありませんでした。ノートを取るのに大活躍したのはペンと紙でした。"
Frank Karlitscheck: Linuxtag 初日
- "今年もまた LinuxTag のためにベルリンへ来ています。例年同様今年もまた素晴らしいイベントとなっていて、興味深い人たちや講演が大集結しています。ここベルリンの快適な陽気とも相まって、素晴らしい時間を過ごせています。
- 以下、個人的に印象深かった初日のハイライトです: (...)"
Vincent Untz: イッヒ・ビン・アイン・ベルリナー (Ich bin ein Berliner) — LinuxTag 2010
- "(...) openSUSE の存在感はもちろん群を抜いたものとなることでしょう。まずは Wiki ページをご覧ください。多くのコントリビュータがトークセッションを開くのみならず、openSUSE ブースでもワークショップを実施しますし(私のお勧めは Robert の「Inkscape で Vector 功夫を学ぼう (Learn Inkscape Vector KungFu)」ですね)、RadioTux で放送する予定のインタビューもいろいろと収録されます。そしてもちろん、ブースに来てもらえれば直接お会いすることができます。私たち全員、皆さんと熱意を分かち合えることを楽しみにしています!
- GNOME 関係では、どうもブースを運営するのに十分なボランティアが集まらなかったようです。そのことは残念ですが、このイベントには多くの人が参加していますし、土曜日にはデスクトップトラックでいくつかトークセッションも予定されています。私も、Stormy のセッションは見逃すまいと思っています。 :-) (...)"
第5回ハック週間 (Hackweek V)
Fridrich Strba: 第5回ハック週間 - 第1日
- "現在、Novell で第5回ハック週間が開催されています。嬉しいのはこの期間が月曜日に始まり金曜日まで続くということで、つまり、その前の金曜日の夜から翌週月曜日の朝の日の出までこれにかかりきりになれるということなのです。長いこと放ったらかしになっていた libwpd と libwpg 及びこれら2つに関連する全プロジェクトに取り組む準備を開始するにあたって、これくらいの気構えを持っているということです。もう既にこの週末の間 API を一から書き直したことに起因する libwpg の明らかなリグレッションに対する修正を加えました。0.9.x シリーズを通して名前付きスタイルをサポートできるように、またすぐには ABI (アプリケーション・バイナリー・インターフェイス) を捨てなくても済むように (libwpd の 0.8.x 系ではかれこれ5年にわたって API は安定していました)、libwpd の API にいくつかコールバックを追加してみました。そして今日は、私の知る限り最高の QA の sum1 が追加で見つけてくれたリグレッションとバグのいくつかに取り組んでいます。 (..:)"
Alexander Naumov: 自由を求めてハッキング
- "やぁ、開発仲間のみんな!
- いよいよハック週間が始まったね。Novell の、そしてコミュニティの多くの人々がいろいろなプロジェクトで作業を開始したようだ。今週私がフリーソフトウェアに対してどんな貢献をするかだって? そう、私のお気に入りのプロジェクト、NetworkManagement さ。 (...)"
Federico Mena-Quintero: 2010年6月9日
- "ハック週間 2010 — クライアントサイドから見た「イケてる」ところ
- 今週は、Novell のハッカーたちが丸々一週間なんでも好きなプロジェクトに関われるというハック週間です。
- Document-Centric GNOME (GNOME におけるドキュメントの集中化)のインフラはうまく進んでいます。Zeitgeist のハッカーたちはエンジンと Activity Journal - 作業の様子を見栄えのいいタイムラインで表示してくれるもの - についてガンガンいろいろなことを試してみています。
- Document-Centric のもう一つのビジョンは、ついさっき使ったばかりなのにどこに行ったか分からなくなってしまったファイルを簡単に見つけ出せるような仕組みを提供しようというものです。"
SUSE Studio: ハック週間: SUSE Studio のグラフィカルクライアント
- "今週は SUSE でのハック週間です。最初はこの期間に開かれる LinuxTag に行ってこようと計画していたのですが、残念ながらその計画を実現することはできなかったので、この機会にこれまでずっと取り組んでみたいと思ってきていたプロジェクトのハックに全力で取り組んでみることにしました。そう、SUSE Studio のグラフィカルクライアントです。これは、openFATE の フィーチャー 309733 として登録してあります。
- 私がやりたいと思っているのは、ウェブインターフェイスが提供している機能の焼き直しではありません。この機能は、ブラウザ経由で簡単に使うためのものなのです。おそらくブラウザのコンポーネントに埋め込むということを試してみたりもできるんでしょうが、このクライアントの主な目的は、オンラインではできないタスクをできるようにする、ということなのです。つまり、ダウンロードの管理とか、アプライアンスをローカルで起動してみたり配置してみたりとか、ネイティブにテストドライブに接続してみたりといったようなことがやりたいのです。きっと他にももっとアイデアをお持ちの方もいることでしょう。「こんなことができないか」というアイデアをお持ちでしたら、是非お知らせください。"
Josef Reidinger: LXDE
- "こんにちは。現在ハック週間の真っ只中ですが、今年のこのイベントで私がどんなことをしているかご紹介しましょう。私が計画しているのは、一番最近サポート対象となったデスクトップ環境、LXDE を支援することです。まず LXDE に詳しい Andrea Florio に連絡してみたところ、彼が LXDE の開発者たちに問い合わせてみてくれました。その後私たちは直接連絡を取り合うようになり、glib の使い勝手のいい gio インターフェイス (ギーク 語の解説: ファイルマネージャーでリモートシステムや ZIP アーカイブにアクセスするときに、あたかもファイルシステムの一部であるかのように見せかけてアクセスを容易にする仕組み) を用いるために必要となる GNOME の gvfs を入れ替えるというとても面白いアイデアを持つに至りました。gvfs の依存関係とシステムリソース要件のことを考えると、この入れ替えをしてみたいという意欲は大きくなってきます。これをテーマとして選んだのは、何か新しいことを学べるのではないか、C 言語や WebYaST で使っている Ruby on Rails でのプログラミングにも何か還元できるのではないか、そして少なくとももう一つの軽量デスクトップ環境 Xfce4 でも応用できるのではないだろうかと考えたからです。 (...)"
ハック週間: グラフィカルな SUSE Studio 用クライアント
- "第5回ハック週間は終わりましたが、私の方はというと、幸せなことにうまくいったとご報告できます。私が取り組んでいたグラフィカルな SUSE Studio のクライアントはうまく動いてくれ、クールな初歩的機能を実装することができました。このクライアントで目指していたのは SUSE Studio のウェブインターフェイスの焼き直しではなく、サーバ上では実行不可能、もしくは実現困難な作業をこなす機能を提供することにありました。それは、ダウンロードの管理とか、アプライアンスをローカルで起動してみたり配置してみたりとか、ネイティブにテストドライブに接続してみたりといったようなことでした。この例のうち、今回私が実装に成功したのはネイティブなテストドライブです。ボタンをクリックすると、クライアントは SUSE Studio サーバ上のテストドライブを起動し、その後組み込まれたネイティブなクライアントを使って接続することになります。これにより良好なパフォーマンスが得られ、スムーズで統合されたテスト環境を体験することができるようになります。"
Klaas Freitag: Zippl – 軽いプレゼンテーションツール
- "最近、いろいろな人たちがこの新種のプレゼンテーションをあれこれ試してみているようです。ページの見た目は一見従来のプレゼンテーションツールっぽいですが、まるで広いキャンバス上にいろいろなものが散らばっているかのような感じで、プレゼンテーションが始まるとフォーカスはキャンバス中を移動し、注目ポイントに止まります。詳細を眺めてみたいときはズームすることもでき、その他のクールな視覚効果でプレゼンテーションを見るのが楽しくなってきます。
- 今週は、何か面白そうなトピックを見つけて取り組むことができるという Novell の第5回ハック週間でした。私はいつもクールなアプリケーションに興味を持っていて、かねがね Qt の Graphics View を詳しく見てみたいと思っていましたので、この軽量でありながらクールなプレゼンテーションツールにアイデアを実装できるか検証してみたいと思いました。コンセプトは以下の通りです。 (...)"
- 訳注: どのようなツールなのかについては、原文にある YouTube の動画をご覧になってみてください。
イベント & ミーティング
終了分:
- 2010年6月9日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- 2010年6月9-12日: LinuxTag (ドイツ/ベルリン)
- 2010年6月10日: openSUSE KDE チーム・ミーティング
近日開催:
- 2010年6月15日: openSUSE マーケティング IRC ミーティング
- 2010年6月16日: openSUSE 評議会(Board)ミーティング
- 2010年6月23日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- 2010年6月24日: openSUSE KDE チーム・ミーティング
- 2010年6月26日: openSUSE ウィークリー・ニュース・チーム・ミーティング
- 2010年6月29日: openSUSE マーケティング IRC ミーティング
- 2010年6月30日: ドイツ語 Wiki チーム・ミーティング
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
- openSUSE News/Events ページ – 各地域のローカルイベント
11.3 リリース記念パーティー (Launch パーティー) 開催予定
- こちらの一覧でお近くのリリース記念パーティーの予定をご確認ください。
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができす。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。
交流
- lists.opensuse.org 管理下の全メーリングリスト登録者数合計は延べ 37271 (+20) 名です。
- openSUSE フォーラム の登録ユーザ数は 46569 (+250) 名 - 最大同時オンライン数は 30559 名で、2010年1月8日 13:06 のことでした。
貢献者
- ユーザ名簿に登録している 12085 (+29) 名のうち、4692 (+13) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、425 (+1) 名のメンバー(Member)を承認しています。
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Packman: OpenSceneGraph 2.8.3-0.pm.2.10
- "OpenSceneGraph はオープンソースの、クロスプラットフォームな、フライトシミュレータやゲーム、ヴァーチャルリアリティ、科学分野での可視化などのハイパフォーマンスグラフィックスアプリケーションを開発するためのグラフィックスツールキットです。SceneGraph の基本となるコンセプトは、OpenGL に載るオブジェクト指向フレームワークの提供することで、実装から低水準のグラフィックスの呼び出しまでを自由に行え、さらにグラフィックスアプリケーションを素早く開発するための数多くの追加のユーティリティも開発者に提供しています。"
OBS openSUSE:11.2:Update/flash-player r5 登録
- "install_flash_player_10_r53.64_linux.tar.bz2 にアップデートしました。"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE セキュリティ報告: flash player (SUSE-SA:2010:024)
- パッケージ: flash-player
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:024
- 日付: 2010年6月11日(金) 17:00:00 +0000
- 該当プロダクト: openSUSE 11.0
- openSUSE 11.1
- openSUSE 11.2
- SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP3
- SUSE Linux Enterprise Desktop 11
- SUSE Linux Enterprise Desktop 11 SP1
カーネルレビュー
Kernel プリパッチ 2.6.35-rc2
- "二回目の 2.6.35 プリパッチがリリースされました。Linus 曰く「-rc2 が無事出て、願わくば入り込んだよりも多くの問題が修正されていると思う。ちょっとばかり嬉しくないのはサイズだ - 確かに前回のリリースサイクルの rc2 のようには巨大じゃないけれど、依然 -rc2 としては異常に大きい。それと心から、これからはちゃんとしたリリースサイクルになって欲しいと願っている」。このリリースにはいくつかの新しいドライバーとたくさんのバグ修正が含まれており、短縮版 changelog はリリースのアナウンスにありますし、詳細については完全版の changelog をご覧ください。"
Rares Aioanei - 週刊カーネルレビュー (openSUSE 風味)
- "Rares Aioanei からのゲストブログ!
- openSUSE の週刊カーネルニュースのまたまた別の版にようこそ! 今週は 2.6.35-rc52 のリリースと、それからちょっとご馳走もあるよ。さあ行こうじゃないか!
- - Takashi Iwai は -rc2 向けに、主に USB オーディオスタックへのサウンドの修正を入れて、v4l/dvb の修正は Mauro Carvalho Chehab によって行われた (-rc1 向けね)、Len Brown は SFI と ACPI へのパッチを -rc1 向けに書いて、我らが openSUSE の Greg Kroah-Hartman もまた複数の修正を USB、ドライバーコア、ステージングツリーと TTY それからシリアルについて、2.6.35-git に対して入れたよ。 (...)"
Kernel プリパッチ 2.6.35-rc3
- "2.6.35 の三番目のプリパッチが出ました。Linus 曰く「うん、ぼくはこの一週間厳しかった - 多分厳しすぎたと思う - でもそのおかげで 2.6.35-rc3 は -rc2 よりもいいものになっているはずだ。たくさんのリグレッションをなんとかしなきゃいけなかっただけじゃなく、データの破損が起こってしまったのがたまたまランダムメモリ上だったがために -rc2 で多くの人を悩ませ、いろいろな形のバグとなって発現し人々を混乱させた馬鹿げたメモリ上のデータ破損問題の解決にかなり手間を喰わされてしまったからね」。短縮版 changelog はリリースのアナウンスにありますし、詳細については完全版の changelog をご覧ください。Linus はどうやら今ちょっとの間オフラインのようで、メインラインへの変更の反映の速度は低下するでしょう。(...)"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
LinuxPlanet/Joe Brockmeier: いったい時間はどこに消えてしまった? GNOME Time Tracker なら知っている
- "仕事の時間をどんなことにどれだけ使っているか、考えてみたことはありますか? どんなことに時間が費やされてしまっているかよく分かっていないようでしたら、一日を通してどんなことに時間を喰われてしまっているか監視してくれる素晴らしいツール「GNOME Time Tracker」を使ってみましょう。"
コマンド/スクリプト初心者向け
The Geek Stuff/Sasikala: Bash シェル 展開チュートリアル: ブレース (波括弧) 内の表現を展開する6つの例
- "入力されたコマンドを分析する際のシェルの操作の一つに、シェルの展開というものがあります。 Bash ではいろいろなタイプの展開方法が提供されています。今回の記事でこれから紹介するのは、重要な展開の一つ、「ブレース展開」です。"
Linux.com/Joe Brockmeier: GNU find を使うための 10 のヒント
- "GNU find ユーティリティは、是非とも使い方を知っておいて欲しい最も便利なコマンドの一つです。最初はオプションや構文の使い方にとっつきにくさを感じるかもしれません。しかし、ちょっと練習すれば、苦もなくシステム上のどんなファイルでも見つけることができるようになります。まずは、探しているものを見つけるために find を使う 10 通りの方法をご紹介していきましょう。
- find の全てのバージョンで使えるとは限りません。Linux の find コマンドと、その他 BSD 系、Solaris、Mac OS X の場合とでは、わずかにその挙動が異なってきます。構文が同じという場合もあれば、システムによって得られる結果が異なる場合もあります。 (...)"
Linux.com/Joe Brockmeier: GNU grep コマンドをマスターしよう
- "長いこと Linux を使っていれば、あまり使ってみたことはないとしても、grep というコマンドは聞いたことがあるでしょう。GNU の grep は一つ、もしくは複数のファイルを検索するための基本的なツールです。簡単で、効率がよくて、Linux や UNIX タイプのシステムには必要不可欠なコマンドでしょう。そんな grep の使い方をマスターしてみたいとは思いませんか? 前置きはこの辺にしておいて、早速 grep の勉強を始めましょう。
- grep の基本的な使い方はシンプルです。検索パターンを渡すか、grep のパターンファイルを走らせます。すると、一つ、もしくは複数のファイルを検索しに行き、検索パターンにマッチしたものを列挙します。もし標準入力や他のコマンドのアウトプットではなく、ファイルを対象として検索すると、grep はテキストの行もファイル名も返してしまうという点に注意しましょう。"
開発者/プログラマ向け
Jared Ottley: Alfresco でのトンネリング・デバッギングと JMX、追加情報
- "振り返って2月に、Alfresco でのトンネリング・デバッギングとJMXについての記事を書きました。このポストでちょっと情報を更新したいと思います。
- 0/ JMX について: Alfresco 3.2 sp1 (エンタープライズリリース) から、custom-core-services-context.xml ファイルを追加する必要はなくなりました。代わりにスタティックポートを設定するため alfresco-global.properties ファイルに monitor.rmi.services.port=50508 という行を追加してください。 (...)"
システム管理者向け
ZDNet/Vincent Danen: 非 GUI 環境の Linux サーバで Dropbox を使ってみよう
- "Dropbox は複数のマシンでファイルを同期する素晴らしいサービスです。無料で登録できる Dropbox のベーシックなアカウントでも 2GB のストレージが利用できますが、さらにお金を払えば 50GB や 100GB といったストレージスペースに拡張できます。Dropbox はデスクトップ PC の強い味方で、クライアントとして、Linux, Windows, OS X で使え、これらの OS 向けには、Dropbox を管理できる GUI ツールが提供されています。
- それでは、GUI なしの Linux をお使いの場合はどうでしょうか? ひと手間かければ GUIなしでもDropboxを使うことができて、モニタなしで稼働していたり、常時ユーザがログインしていないようなサーバとファイルを同期することができるのです"
Make Tech Easier/Joshua Price: Super Grub Disk で Windows と Linux のブート問題を簡単に解決する方法
- "ただデュアルブートやその他特別なブート設定ををしようと思っただけなのに、突如としてシステムが起動不能になるときがあります。表示されているメッセージが「GRUB Error 2」または「No Valid System Disk Found (正しいシステムディスクが見つかりません)」だったときは冷や汗をかくことになったでしょうが、もうその必要はありません。あなたの「ギーク武器庫」に Super Grub Disk を入れて、ブートエラーにさよならしましょう。SGD は Linux や Windows システムで、壊れたブートローダーを迂回して起動したり、それを修復することができるので、私たちの多くを夜ふかしから守ってくれることでしょう。更にこいつは容量 2MB 以下なのです。そうです、こいつはフロッピーディスクからも起動できるのです!"
Petr Vaněk: TOra と Oracle の openSUSE / SLE リポジトリ
- "「今使っている SUSE システムに、TOra や自分の使いたい国語版の Oracle クライアントを入れるにはどうしたらいいの?」と聞かれたことはないですか?
- これについてはいつも「じつにすばらしい」 Oracle のライセンスポリシーが頭痛のタネとなっていました。でも、これからは状況がちょっとばかり改善することでしょう - というのは、私が Oracle 関連パッケージ用特別リポジトリを立ち上げたからです。(...)"
Planet SUSE
Bruno Friedmann: PHP 15 周年!
- "1995年6月8日という日を覚えていますか?
- そのときのアナウンスが ここにあります。
- Personal Home Page Tools (PHP Tools) バージョン 1.0 のお知らせです。 (...)"
Shayon Mukherjee: 育ちきってしまった鶏:あなたが必要としているのはそんなものですか?
- "最初はこの件についてツイートしようかと思ったんだけど、説明が足りないと同意してもらえないかなと思ったんだ。
- openSUSE Project ML で議論が起きている。最初はとても興味深いと思ってたけど(そう、ほんとだよ!)、スレッドのメールの数が増え続け、議論が脇道にそれるにいたって、投稿を読むのをやめたんだ(もう限界ってこと)。メーリングリストのメールの数については、ぼくは Sanker の意見に賛成だ。さておきトピックの方にもどってみると、今朝、ぼくは「鶏と卵の原理」についての2、3の投稿を見かけた(ちょっと見ただけでも50通はそう言わなきゃいけないメールがあったろうね)。この原理に関して言えば、ぼくも同意する。けど、誰かが(皮肉じゃないよ)「私は『立派に育った鶏』に貢献したい」って言ったとしたら、それは十分に成熟したオープンソースプロジェクトに貢献する、って意味で、ぼくはそんな考えは正直好きじゃないし、まったく支持できない。(...)"
Matthias Hopf: RAnsrID - git リポジトリを公開! LinuxTag 2010 でデモを行います
- "ちょうど今 RAnsrID の git リポジトリを gitorious.org で公開したところです。今はジャーナルとディスクのメタ構造ブロックについて旧バージョンとの後方互換性を保つところから始めています。以下のコマンドで git リポジトリを取ってきてください。
- git clone git://gitorious.org/ransrid/ransrid.git
- 残念ながら、未だほんのちょっとしか(まったくない、と読んでね)ドキュメントがありません。LinuxTag のあとにはなんとかするつもりです。それまでは唯一のドキュメントはたっぷりコメントが入ったソースコードです。とってきて、学んで、よりよくして、パッチを送る - これがオープンソースのやり方です。(...)"
Sankar P: 『荒らし対策のシステムと手法』
- "どんなものでも特許になるので (どんなにくだらないものでも)、こんな特許を出願してみようかと思っています:
- 表題: 『オープンソースプロジェクトのメーリングリストにおける荒らし対策のシステムと手法 - 貢献ポイントによるメール制限による』
- 確実にメーリングリストは他の場所に比べ荒らしが起きやすい場所である。例示すれば、foundation-list、project-list などは、他の有益なメーリングリスト、例えば performance-improvement、research、product-XYZ-users-support-list などに比べて荒らしが起きやすく、口うるさい群集があらわれやすいといえよう。 (...)"
Andrew Wafaa: ひとまずこれだけ
- "openSUSE コミュニティ内外の多くの方から、空席になっている openSUSE のコミュニティマネージャーの役に就いてみる気はないの?と聞かれました。
- 簡単に説明しますと、ええ、応募してみました。どうして過去形なのかですって? それはですね、ほぼ2週間前に「不採用」の通知が届いたからなんです。 :'( でも、それによって一ついいニュースを得ることができました。つまり、他にも何人か素晴らしい候補者がいて、誰にしようか検討が進められているようだ、ということです - 現実を見据えてみましょう。その候補者たちというのは、私よりもずっと適任者だろうということなのです。 ;-) (...)"
Rares Aioanei: openSUSE 風味な PostgreSQL の週刊レビュー
- "Rares Aioanei によるゲストブログ。
- やあみんな、openSUSE 風味でお届けする週刊 PostgreSQL ニュースへようこそ!
- - いつものように、今週メーリングリストで起きたいくつかのできことを見ていくことから始めて、それから Planet PostgreSQL の投稿とニュースに移ろう。
- - Jon Schewe が perform@ に、Linux (openSUSE 64) での様々なファイルシステムの比較について、パフォーマンスはどうか、どんな状況になるか、のおもしろい投稿をしていたよ。要約してつまらなくしたくないから、いますぐ行って読んでくれ。 (...)"
- 訳注:perform@ でメーリングリストを示すのは英文でよく見かけるやり方です。この場合は pgsql-performance メーリングリストです。
openSUSE フォーラム
オーディオ、ビデオ問題 - VLC - Kaffeine ?
- "私にはむしろ「alsa」がらみのちょっと奇妙な問題に見える、この良く見かける件に対していくつか助言が提供されているのですが -- 質問主はどうも道に迷ってしまっているようです。"
Windows のパーティションを削除する?
- "うーん、これはとてもいいアイデアですね! :-) openSUSE を使ってみてそれに満足した結果、例の巨大な OS なんかいらないという幸せな結論に行き着いたようです。納得のいく話です。"
apt-get ?
- "「Linux for Human Beings」なディストリビューション、暗い茶色のディストリビューションからの移行組で「apt」しか知らない人たちだということを考えれば、許せることでしょう。何でも「aptitude」で済ませたいという人たちですね。 :-) でも、「zypp」でも同じようにできるんですよ。"
イーサネットカードは検出されるのに接続できない?
- "現時点ではまだ解決には至っていない問題ですが、出てきている情報をつむぎ合わせるとちゃんと動いてしかるべきだということで、興味深い話となっています。現在この件の舵取りをしているのは @lwfinger です。"
Web 上の記事から
お知らせ
KDENews: KDE SC 4.5、2回目のベータがテスト用に入手可能に
- "KDE プロジェクトの公式ニュース KDE today にて、KDE SC 4.5 ベータ2がじき入手可能になる旨案内がありました。案内文からの引用です:
- 最初のベータ版から、大雑把にいって二週間以上を経て、1459個の新規バグが報告され、1643個のバグが閉じられましたので、今はまさに、システム安定化について多数の作業を行っているところだと言えるでしょう。しかし、巌のような堅牢性を持った 4.5.0 を作るための開発者の不断の努力が続く限り、テストもまた続くのです。(...)"
レポート
InfoWorld/Paul Krill: 続報: VMware と Novell、Linux と仮想化分野でパートナーとなる
- "仮想化プロバイダーの VMware が、Novell の SUSE Linux Enterprise Server OS に VMWare 用の Linux 版のソフトウェアアプライアンスをバンドルし、配布とサポートを行うことに合意したと、両社よりこの水曜日に発表がありました。
- SUSE Linux を入れた VMware vSphere 仮想マシンを使いたいというユーザーはパッチとアップデートを含んだこの Linux OS の無償の配布契約を受けることができます。VMware とソリューションプロバイダーパートナーは顧客に VMware から直接出荷された SUSE Linux に対しての技術サポートのオプションの提供をうけることができるでしょう。"
DevX/Robin 'Roblimo' Miller: 偉大なるソフトウェア一覧サイト freshmeat、遂に地に這う
- "SourceForge.net, Slashdot.org, ThinkGeek.com, Geek.com, freshmeat.net, ohloh.net といったサイトの運営会社である Geek.com は従業員に対し、freshmeat.net と ohloh.net を閉鎖する予定であると告げました。この情報は公式にはまだリリースされていませんが、私たちはこのニュースを Geek.net のある従業員から聞いたのです。"
Ryan Rix (PhrkOnLsh): aseigo が無理難題をふっかけてきた
- "そう、無理難題なんだ。僕はまるで虐待された小動物のように怯えている。最悪だ。カウンセリングが必要だよ。 :(
- この数週間ばかり、ぼくは plasma の KPart プラグインの最終仕上げにずっと取り掛かっていたんだ.… 今やとってもいいものに見えるようになったけど、ホンのちょっとだけ、ホントに輝かしいものにするなにかが足りないんだ。その中にはアプリケーション同士が Plasma API ともっとカンタンに交信できるような仕掛けがいると思うんだ。「ウィジェット hoge を読み込んだら、お役御免になる」みたいなのよりね。 (...)"
The Register/Cade Metz: Adobe、64-bit Linux 版 Flash 10.1 を安楽死させる
- "Adobe は 64-bit Linux 版 Flash の息の根を止めました。ついにこのときが来たのです。
- 木曜日、Adob は Windows、Linux、Mac 版の 32-bit Flash Player 10.1 の「ベータ」タグを取り除き、10.0.45.2 とそれ以前向けに大量のセキュリティアップデートをリリースしました。しかし同じときに、Adobe Labs ページに64-bit Linux 向け Flash 10.1 ベータの終了を告知する声明が載せられたのです。"
レビュー/エッセイ
OSNews/Thom Holwerda: Linux 向けネイティブ ZFS の実装
- "ローレンスリバモア国立研究所 (Lawrence Livermore National Laboratory) の雇用者たちが Sun/Oracle の ZFS を Linux にネイティブに実装したとのことです。Linux にはすでに ZFS の実装として、ユーザースペースに FUSE を使ったものがありましたが、これは CDDL (訳注:Sun/Oracle が OpenSolaris に適用しているライセンス) と GPL の非互換性により ZFS が Linux カーネルの一部になれなかったためです。このプロジェクト ではライセンスの問題を、ZFS の部分を独立したカーネルモジュールとして配布し、ユーザがダウンロードしてビルドして組み込む、という形で解決しました。"
Linux Journal/Michael Reed: Parallel Realities: 懐かしテイストの Linux ゲームサイト
- "Parallel Realities サイトはシンプルな、だいたいは SDL ベースのアクションゲーム集を提供しています。すべてのゲームは実に軽快で、非力なマシンでのよい暇つぶしになったり、そうでなくても、バックグラウンドでの何かの処理を待っているときの気分転換になるでしょう。もし素晴らしいグラフィックスがお好みであれば、これらすべてのレトロスタイルのゲームは、人目を引くというよりは、懐かしい感じのする見た目になる方に重きを置いていることにご注意いただければと思います。 (...)"
警告!
Hacking Truths: 最新の Flash のバグ、クラッカーに悪用される:どう防げばよいのか?
- "PC World が報じているように、攻撃者が被害者のコンピュータをクラッシュさせた後、その制御を乗っ取ることができるという、Flash のバグへの新たな攻撃が発覚しました。Adobe はこの件についての セキュリティアドバイザリ を6月4日に出しました。この問題は致命的な問題と分類され、Windows、Linux、Apple といった、Flash を使用するすべてのオペレーティングシステムはこの脆弱性を持っており、さらに最新版の Adobe Reader と Acrobat でも同じ問題が見つかっています。"
US-CERT Current Activity - Google、5.0.375.70 をリリース
- "Google は複数の脆弱性に対応した Chrome 5.0.375.70 を Linux、Mac、Windows 版それぞれリリースしました。これらの脆弱性により攻撃者はクロスサイトスクリプティングによって悪意のあるコードを実行でき、セキュリティの制限を回避したり、大事な情報にアクセスすることができてしまいます。(...)"
US-CERT Cyber Security Alert SA10-162A -- Adobe Flash および AIR の脆弱性
- "Adobe Flash プレイヤーと AIR に脆弱性が存在します。攻撃者はこの脆弱性によりあなたのコンピュータを乗っ取ることができます。"
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クレジット
- Sascha Manns (編集長)
- Jan-Simon Möller (副編集長、英語版ニュースレター担当)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)
翻訳版(Translations)
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