openSUSE ウィークリー・ニュース 第 72 号へようこそ!
今週の見出し:
- コミュニティ・ウィーク
- Pascal Bleser : openSUSE で使う vnstat
- SUSE Linux Enterprise in the Americas: KDE: ソーシャルデスクトップがいよいよ動きだす
- フォーラム: なぜ Wiki に対してもっと手助けをしないのか?
- compiz-fusion.org: 灰から復活した Beryl
お知らせ
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- Novell OpenPR Blog: より良いコミュニティを築き上げるためのより良い Web サイト
- "Linux Foundation は本日、リニューアルされた Linux.com を立ち上げました。そして、Novell は一新されたこのサイトのスポンサーとなっていることを誇りとしています。このサイトはコミュニティの人々が直接記事を書き込めるようになっており、知識を共有したり、質疑応答を交わしたり、適切なソフトウェアをダウンロードしたり、問題を解決するためのハードウェアを探したりすることにより、Linux コミュニティを活性化させることを目的にしています。また、Linux ユーザや開発者たちが guru リスト (訳注: その人がどれくらいアクティブなのかをグラフ化して表示できるシステム。ブログを書いたり、質問に答えてあげたりすることで、グラフを伸ばすことができます) といった機能によって自分のスキルを紹介することで、お互いに連絡を取りやすくできるのみならず、仕事やコラボレーションの機会を得ることもできるようになっています。"
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コミュニティ内での出来事
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- コミュニティ・ウィーク特別号
- コミュニティ・ウィークの一環として、ウィークリー・ニュース・チームは "コミュニティ・ウィーク特別号" を制作しました。
- Vincent Untz: テスティング・デー (コミュニティ・ウィーク、第 4 日)
- "コミュニティ・ウィーク期間内にどんなことが行われたかについてゆっくりお話しする時間をとるのは難しいのですが、忙しいというのはむしろいいことなんでしょうね。 :-) しかし、今日私たちがこれからやろうとしていることについては、期待で胸が高鳴っています。今日は、コミュニティ・ウィークの GNOME トラックにおけるテスティング・デーです。このセッションのために、私たちはいくつか準備を進めてきました。..."
- Christopher Hobbs: openSUSE-GNOME バグ・デー: “Community Effort(コミュニティの取り組み)”
- "明日 (2009 年 5 月 14 日)、11:00 EDT/15:00 UTC から始まる openSUSE-GNOME バグ・デー (コードネーム: “Community Effort(コミュニティの取り組み)”) へ是非参加してみてください。"
- Marcus Hüwe: Google Summer of Code - oauth を openSUSE ビルド・サービスへ統合する
- "今年、私は Google Summer of Code へ参加することになりました。私のこの夏の目標は、openSUSE ビルド・サービスへ oauth のサポートを追加することです。私を指導してくれるのは darix です。以下この文章では、このプロジェクトおよび実装予定について、ちょっと掘り下げて書いてみようと思います。oauth というのは、クライアントがある API によって認証するために必要となるステップを記述した、オープンなプロトコルのことです。従来のプロトコルでは、クライアントはユーザの信用証明 (多くの場合はユーザ名とパスワードの組み合わせ) を求め、API を使ってその信用証明で認証することになります。このアプローチの一つの欠点は、ユーザはクライアントが安全に信用証明を保持し、おかしなことには使っていないと信用しなければいけない、ということです。oauth はこの問題を、よりエレガントかつ安全な方法で解決しようと試みます。
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更新状況
ディストリビューション
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- Jigish Gohil: openSUSE-Education の新しい外見
- "今回のコミュニティ・ウィークの期間中、私たちは openSUSE-Education プロジェクトに何人かの新しい貢献者を迎えることとなったのですが、その中にはアーティストがいて、Live 版用に新しいデザインを作ってくれることになりました。まず最初にできあがったテーマの一つは、Li-f-e (Linux for Education) と名付けられました。"
- Katarina Machalkova: ext がついに "4" の時代に突入
- "(フィーチャー #305691が実装されることになったおけげで) YaST のパーティショナーで ext4 が操作できるようになり、更に (できるだけ早くこの機能についてのちゃんとしたストレス・テストを行ってバグの洗い出しをしておく必要がありますが)、ext4 は openSUSE 11.2 でデフォルトのファイルシステムになることになりました。私自身はこのことについて大喜びしているとまでは言えないし ext4 のクールな機能のすべてを使うわけではありませんが、多くのユーザはきっと、こうなることを期待しているでしょう。"
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ビルド・サービス
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
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新規/更新アプリケーション @ openSUSE
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- Wolfgang Rosenauer: openSUSE 用 Prism (プレビュー版)
- "数日前、Mizilla Labs は Prism 1.0 Beta のリリースを発表しました。私はそれがどう進化していくのかずっと横目でチラチラ眺めてきていましたが、これまで実際に使ってみたことはありませんでした。ゆっくりとではありますが実験室段階から脱しつつある状況になってきたということで、私は openSUSE 用にパッケージ化を開始しました。できあがったパッケージは現在 openSUSE ビルド・サービスの "知る人ぞ知る" mozila:beta リポジトリに prism、prosm-refractor という名前で置いてあり、Firefox のアドオンとして動作し、Web アプリケーションを簡単に作成する役に立ってくれます。"
- Petr Mladek: OpenOffice.org 3.1 rc1 が公開されました
- "OpenOffice.org 3.1 rc1 のパッケージがビルド・サービスの OpenOffice.org:/UNSTABLE プロジェクトで公開されたことをお知らせします。この版には、アップストリームと Go-oo からの多くのフィックスが取り込まれています。openSUSE OOo ビルドの詳細については Wiki ページをご覧になってください。"
- Marek Stopka: PostgreSQL - パフォーマンス問題
- "データをセーブするのにデータベースを使うようなアプリケーションを書くような場合、最もパフォーマンスに悪影響を及ぼしているはどこか見ることができるようなツールを必要とすることでしょう。そのような状況で、PostgreSQL のログ解析ツールである pgFouine を使ってみれば、きっとその便利さが分かるでしょう。このツールは、平均的な持続時間、何回クエリーが実行されたか (クエリーのグルーピングをサポートしているので、もし (id と stuff を変更した) クエリーの WHERE 部分で何か違いのあるクエリーが存在する場合、このクエリーは依然として他のグループと共に一つのグループにアサインされています) といったような情報を使って、あなたが使用しているクエリーについてのレポートを視覚化して表示してくれます。"
- OBS openSUSE:Factory/gmp r12 がコミットされました
- "gmp-4.3.1.tar.bz2 にアップデートされました。"
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Planet SUSE
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- SUSE Linux Enterprise in the Americas: KDE: ソーシャルデスクトップがいよいよ動きだす
- "ソーシャルデスクトップのビジョンが誕生したのは昨年の Akademy のことで、そこで初めて多くの観衆に向けてプレゼンされました。ソーシャルデスクトップの背景にあるコンセプトとは、オンラインコミュニティとグループのコラボレーションの力をデスクトップ・アプリケーションやデスクトップ・シェルそのものにももたらそう、というものです。フリーソフトウェア・コミュニティの最も強力な利点の一つとして挙げられるのは、世界中に広がるフリーソフトウェアを信奉し、ソフトウェアとソリューションをメインストリームにもたらす貢献者とユーザのコミュニティです。このコンセプトの背景についての詳細は、Akademy 2008 で講演された Frank Karlitschek によるキーノートのスライドから伺うことができます。"
- Lluis Sanchez: MonoDevelop Beta 1
- "MonoDevelope の最初のベータ版が先ほどリリースされました! 長いこと関わってきた MonoDevelop がついにベータ版のリリースにまでこぎつけ、感慨ひとしおです。何故なら、これが意味するのは..."
- Thomas Guymer: openSUSE 11.1 設定ガイド
- "こんにちは! 私がこのガイドを書こうと思い立ったのは、主に二つ理由によります。まず、私は openSUSE 10.3 チュートリアルを作ったとき、Linux そのものについてや、チュートリアルを書くということ、さらに LaTeX 関係のことについて、いろいろ勉強することができて、非常に楽しかったからです。もう一つの理由は、openSUSE が新しいバージョン、11.1 になったということ。KDE4 安定版をデフォルトのデスクトップ環境として使うことができる最初リリースということで、私はこのリリースを待ち望んでいました。正直に告白しましょう。私はこいつを愛しています。私は openSUSE 11.1 を使うのを楽しんでいますし、仕事がより効率的に進められるようになるのではないかと感じています。おそらくそれは、中身が Linux であることをあまり感じさせないような作りになっているからなんじゃないかと思います。 ;)"
- Holger Macht: openSUSE と SLE11 の電源管理
- "あなたのノートパソコンをより長く動作させるための方法を知りたくはないですか? 私が今書き上げたばかりの Wiki ページを見てください。そこでは主に三つのトピックについて紹介しています:..."
- Nagappan Alagappan: Announce: Linux Desktop テストプロジェクト 1.6.0 リリース
- "新しい LDTP API: プログレスバーの検証、レイヤー化されたパネル (nautilus のドラッグ&ドロップ機能のテスト用、VMware Workstation の自動化のために使用可能)"
- Miguel de Icaza: Moonlight 2 プレビュー 2
- "先週お約束した (脅かされていた?) ように、いよいよ Moonlight 2 の基礎部分が出来上がりましたので、みなさんにお試しいただけるようにこれから毎週リリースを重ね、いただいたフィードバックを盛り込んでいく予定です。先週のプレビュー版について、バグレポートを挙げていただいたり、不具合を報告してくださったすべての方々に感謝したいと思います。特に Ubuntu と SLED 10 ユーザに関係する問題は修正され、プラグインは上手く動作するようになったはずです。"
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openSUSE フォーラム
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- Sun / Oracle の契約 - 物語は続く
- "この物語が「結末」に至ったとき、記念碑には巨大な印が刻まれることでしょう。今はまだ途中の段階とはいえ、ここに書いてあるコメントやリンク先の記事を読んでみるときっと面白いと感じるでしょう。"
- なぜ Wiki に対してもっと手助けをしないのか?
- "Wiki が素晴らしい情報のソースであることに疑いはありませんが、このスレッドが明らかにしているように、よりよいものにしていくにはまだまだやるべきことが沢山あります - しかし十分になされているとは言えません。これができるかどうかは、我々、つまりコミュニティ次第です! 見てください、この「演説台」スレッドに寄せられた力強い意見の数々を!"
- MySQL データベースには可搬性があるか?
- "もしあなたがデータベースの利用者 (訳注:これはデータベースアプリのエンドユーザではなく、アプリ開発者のことでしょう) ではないなら、この記事はすべて「技術の泡」のようなものでしょう - しかし、この問いは非常に興味深く、それに対する回答・返信からはとても役に立つ情報を知ることができます。"
- openSUSE をサポートすることで職を得るには?
- "世に Linux 認定コースはいろいろと存在していますが、あなたは次のように考えるかもしれません:「Linux 認定コースを取ったとして、私のスキルでなにができるだろう - どうやったら向上できるだろう - どんな機会が私に与えられるのだろう?」 このスレッドには、何人かの個人的経験に基づく、いくつかの興味深いコメントが寄せられています。"
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Web 上の記事から
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- Jeff Jaffe: Linux Desktop の現状
- "私が Novell CTO ブログに書いた最初のエントリは「Linux Desktop 到来」というタイトルでした。その後我々はどれだけうまくコトを運んできたのでしょうか? 今はどのへんにいるでしょうか? 近い将来に期待できることには、どんなことがあるのでしょうか? 展望は決して悪くありません!"
- h-online.com: Kernel Log: 2.6.30 では何が変わるか - ストレージ処理の向上
- "数日前に Linux 2.6.30 リリース候補 5 がリリースされ、メインの開発ラインでの次期カーネルバージョンの開発は進化を続けています。Linus Torvalds がいつもこの開発ステージ (訳注:リリース候補時のことだと思われます)に出しているリリースメールを見ると、変更の数と量は徐々に減っていきている、とのことです。"
- compiz-fusion.org: 灰から復活した Beryl
- "Compiz のすべての機能を Beryl で動かそうという試みはまだ死んでおらず、ピンピンしています! あなたは多分、一度は眠りについた Beryl を、友達の一人と私とで週末を使って蘇らせたという紹介記事に興味を持たれるでしょう。これは、Compiz がぶくぶくと膨れ上がり、さらに複数のデスクトップというような、機能面よりは見た目を重視しようとしていることに対して私たちが感じていたイライラ感への直接的な回答なのです。"
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イベント/ミーティング報告
近日開催のイベント/ミーティング
セキュリティアップデート
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完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
- SUSE セキュリティ要約レポート: SUSE-SR:2009:010
- パッケージ: MozillaFirefox, apport, evolution, freetype2, java-1_4_2-ibm/IBMJava2, kdegraphics3, libopenssl-devel/openssl/compat-openssl097g, libsoup, mozilla-xulrunner190, opensc/libopensc2, python-crypto, unbound, xpdf
- 報告 ID: SUSE-SR:2009:010
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統計情報
括弧内の数字は先週と比較しての増減を表しています。
opensuse.org
openFATE
Bugzilla
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今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 4575 (-101)
- Blocker(最重要課題): 2 (-3)
- Critical(緊急): 257 (-16)
- Major(重要): 816 (-9)
- Normal(普通): 2473 (-56)
- Minor(影響度の小さい問題) 402 (-11)
- Enhancements(機能強化の要望): 625 (-6)
- Bugzilla レポートの詳細 – バグ・レポートの登録 – バグ・レポートについての FAQ
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翻訳(ローカライゼーション)
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