openSUSE Weekly News/107
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openSUSE ウィークリー・ニュース 第 107 号へようこそ!
今週の見出し:
- Wiki クリーンナップ – Geeko はあなたの協力を求めています!
- Masim Sugianto: Linux 上で削除してしまったファイルを Extundelete を使ってリカバーする
- openSUSE 11.2 の GNOME アップデート、うれしい理由は?
- Carlos Gonçalves: openSUSE、Mandriva、Fedora 向け PySide パッケージ
- Skype 2.1 ベー タ2、 またの名を画面共有会話システム (Talking Screens) Linux 版
お知らせ
- openSUSE ニュース: openSUSE @ FOSDEM 2010
- "2月の第一週の週末 (6日/7日)、ブリュッセルで開催される FOSDEM (The Free and Open Source Software Developers' European Meeting = フリー & オープンソースソフトウェア開発者ヨーロッパミーティング) に、私たちも参加します。このイベントでは皆さんのために沢山のトラック、開発室、ライトニングトークなどが準備されています。以下、いくつか例を挙げてみましょう: セキュリティ、スケーラビリティ、モニタリング、ディストリビューション、KDE、GNOME、Ruby on Rails、X.org、LiMux、csync、GeeXboX …などなど。是非スケジュールをチェックしてみてください。もちろん、有名な「エキシビジョン・エキゾーストパイプ・ホールウェイ」 (訳注: おそらく、会場の展示ホールの通称だと思います) は CAcert から Zafara Community まで、いろいろなプロジェクトのブースでまた埋め尽くされることになります。"
- Spyhawk: Wiki クリーンナップ – Geeko はあなたの協力を求めています!
- "2005年の8月に立ち上がった openSUSE の Wiki はユーザ、貢献者、開発者にとってかけがいのないリソースとなってきています。とはいえ、Wiki に記事を掲載するにあたって、その内容の品質保証をするようなステップもありませんでした。このため、すべての記事の質がみな一定水準に達しているかどうか確認するのも非常にたいへんなことでした。これまで、整理し、重複した記事を仕分けしたり統合したり、全体的に質を高めたり、分かりやすいカテゴリーに分類したりするため、Wiki を見直すという作業を進めてきましたが、まだまだ目指す所までの道のりは長いと言わざるを得ません。"
コミュニティ内での出来事
- Masim Sugianto: Unikom Linux Week 2010 : openSUSE ワークショップ @ バンドン - インドネシア
- "インドネシアの openSUSE Ambassador で西ジャワ州バンドンの openSUSE コミュニティのリーダーでもある私の友人の一人、Andi Sugandi が2010年2月に Unikom Linux Week というイベントを開催すべく準備を進めています。目的は Linux 全般の普及ですが、プログラムの中身を見てみるとそのほとんどは openSUSE 関連のワークショップとなっています。:-) また、openSUSE の他に、この ULW では Ubuntu や Blankon (インドネシアのローカルなディストリビューション) のワークショップも予定されています。"
更新状況
ディストリビューション
- Stephan Kulow: ディストリビューション進捗状況
- "現在私は第一弾となる DVD ビルドのテストに取りかかっているところなのですが、これまで見ている限り最初のマイルストーンとしてはまずまずの仕上がりになっているようです。既知のバグを書き出すと長いリストになってしまいますが、何はともあれスタートしましょう。"
- Nagappan Alagappan: お知らせ: Linux Desktop Testing Project (LDTP) 2.0.1 リリース
- "LDTPv2 は、Python を使って LDTPv1 を完全に書き直したものです。このリリースは、Eitan Isaacson に捧げられるものです。Eitan は LDTPv2 のフレームワークと LDTPv2 の重要な API のいくつかをを書き起こしてくれました!
- 私の協力者である VMware の Ranjith Murugan、Gaurav Sharma、Anupa Kamath は LDTPv1 と v2 との互換性について検証するという素晴らしい仕事を成し遂げてくれました。彼らと、この仕事をサポートしてくださった私の上司 Greg McShea には特別な感謝を申し述べたいと思います。"
Boosters チーム
- factory.o.o スプリントの状況報告
- "用意した以下のサイト http://retro.opensu.se/milestones/1/sprints/2/stories (訳注: Boosters チームの連絡/情報集積用としてしつらえたようですが、現時点では当該リンク先に置かれていたコンテンツは既に削除されてしまっているようです) がみんなの役に立ってくれることを願っています - 内容を追加していくためには、まだいくつかやらなければいけないことが残ってしまってはいますけれど。"
- Retrospectiva
- "コミュニティ仲間の一人に"触発"されて、私も Retrospectiva (Rails ベースのプロジェクト管理ツール)の整理を始めました。"
- Egbert Eich: Egbert の2009年第51、52週、2010年第2、3週
- Klaas Freitag: 2010年第2週作業報告
- Petr Utzel: puzel の第1、2週作業報告
- Pavol Rusnak: prusnak の第2週作業報告
- Michal Hruseky: mhrusecky の第2週作業報告
- Henne Vogelsang: Work Report hvogel の作業報告
- Thomas Schmidt: 作業報告 #2
- Lubos Lunak: llunak の第2週作業報告
ビルド・サービス
- Richard Bos: Kolab 安定版用リポジトリ
- "クリスマス休暇中に、openSUSE ビルド・サービス (OBS) 内にグループウェアサーバ Kolab の 11.1、11.2 向け安定版用リポジトリができました。openSUSE の基本ディストリビューションには含まれないパッケージは全て、この STABLE リポジトリに (osc copypac を使って) コピーしてあります。"osc linkpac -r <rev>" というコマンドで開発版 (訳注: 原文は「unstable」 - 以下同じ) パッケージへの固定リンクを作るということでも同じ結果をもたらすことができたでしょう。もし開発版がまた動いてくれるようでしたら、"osc setlinkrev -r <newrev>" コマンドで現行のリビジョンもしくはアップデートされたリビジョンへリンクをはり直すことができるのです。"
- openSUSE ニュース: openSUSE は openSUSE Build Service(OBS) Beta 2 を本日リリースしました
- "このリリースで要求仕様の実装は完了し、API についても最終版となるはずです。
- Beta 1 からの大きな変更点は以下の通り:
- * Ruby on Rails 2.3.5 への移行
- * branch 作成を指定すれば、これまでにようにただ _link ファイルを作るだけではなく、パッケージをフルコピーするようになりました
- * Web インターフェイス (及び osc 0.125) でリポジトリの状態と dirty フラグを集計して表示できるようになりました
- * API と Web UI を中心に多数のバグフィックス
- * Workers が SLP 経由で自動設定されるようになりました"
- Adrian Schröter: ビルド・チーム・ミーティング
- ミーティングの議事録
Wiki / 交流 / イベント
- Wiki 移行: 進捗状況
- "リストに挙がっている記事の総数は 667。そのうちチェック済みのものは 167 で、25%。新しい Wiki のインフラ設定に進めない原因となっているバグ (テンプレート、名前空間、ヘルプファイル) についてはまだ手つかず。"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
- Tech Source From Bohol/jun auza: GIMP のイケてるブラシセット (追加) 20 選
- "何ヶ月か前に私がイケてる GIMP のブラシコレクションとして紹介したものはかなり一般的なものばかりでしたので、今回はそれらとはまた別の素晴らしいブラシセットを皆さんにご紹介していくことにしました。"
コマンド/スクリプト初心者向け
- Joe Brockmeier: Bash 201 - Bash 中級ガイド
- "先週は、GNU Bash シェルを使ううえでのいくつかの基本について見てみました。もちろん、それだけでシェルについて全て押さえられているわけではありません。
- 今回は、Bash の設定、エイリアス(別名)の設定、その他シェルについて知っていくうえで役に立つヒントやテクニックのいくつかについて見ていくことにします。シェルについて学んでいくということは、短距離走ではなくマラソンのようなものです。ですから、欲張らずに毎回コツコツと進めていきましょう。"
- The Geek Stuff/Sasikala: Awk チュートリアル: 3つの実例で Awk の変数を理解する
- "この記事は連載中の Awk チュートリアルと実例シリーズの一部です。他のプログラミング言語と同様、Awk にもユーザ指定の変数とビルトインの変数があります。
- この記事では、Awk の変数の指定方法や使い方について見ていくことにしましょう。"
システム管理者向け
- Masim Sugianto: Linux 上で削除してしまったファイルを Extundelete を使ってリカバーする
- "Extundelete とは、削除してしまったファイルをリカバーするためのユーティリティツールです。このユーティリティのどこが便利かというと、ext3 と ext4 のパーティションからデータをリカバーすることができるという点です。現在は ext4 に引き継がれているとはいうものの、ext3 ファイルシステムは多くの Linux ディストリビューションで最も一般的なファイルシステムです (openSUSE 11.1 以前のバージョンでは既定となっています)。
- Exrundelete を使えば必ずファイルのリカバリに成功するという保証があるというわけではないことはご承知おきしていただきたいのですが、それでも、悲鳴をあげて後は諦めるだけというより、データをレスキューできるかもしれない道がある方がよほどいいですよね。:-P 実は、Extundelete の他にも PIP Linux (Recovery is Possible Linux) に収録されている別のツールも試してみているのですが、それについては次回お話することにしましょう。"
- Masim Sugianto: openSUSE 11.1 以前のバージョンでの ext4 ファイルシステムサポート
- "openSUSE 11.2 ではデフォルトで ext4 ファイルシステムがサポートされていますが、openSUSE 11.1 やそれ以前のバージョン (11.0、10.3) で ext4 を使えるようにするにはどうすればいいのでしょうか? 先に openSUSE 11.2 がインストールされているディスクに後から openSUSE 11.1 を入れ、11.2 側のパーティションをマウントしようと思ったら、以下のようなメッセージが表示されてしまいました: unknown filesystem type ‘ext4‘。"
- Linux Magazine/Ken Hess: VirtualBox のちょっとした秘密: コマンドライン
- "... カラフルなグラフィック、明解な設定ページ、沢山のドロップダウンリストで飾られたキュートな VirtuaBox の GUI の裏側を覗いてみれば、そこにはオカルトのようなコマンドラインの世界が広がっているのだ…ということを知ったら、あなたは驚かれるかもしれませんね。この暗黒領域の真のパワーは、カビ臭い地下墓地にあえて踏み込もうとする者にのみその姿を見せてくれるのです。VirtualBox に CLI があることに気がついたら、GUI などというものは、なるべくアプリケーションの "真の" 姿である退屈な黒い長方形には触れたくない (訳注: つまり、ターミナルでのコマンド操作は面倒だと思っている) という通りがかりの人向けに作られた、時代遅れのウィンドウ装飾 (シャレです、シャレ) よりはちょっとだけマシなものでしかないと断じることになるのではないでしょうか。"
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
- Petr Mladek: OpenOffice_org 3.2 rc2 の openSUSE 用パッケージが公開されました
- "OpenOffice.org 3.2 rc2 の openSUSE 用パッケージが公開されたことをお知らせいたします。これらのパッケージはビルド・サービスの OpenOffice.org:/UNSTABLE プロジェクトから入手可能で、アップストリームと Go-oo からの多くのフィックスが取り込まれています。統合された機能や強化ポイントについても是非ご注目ください。openSUSE OOo ビルドの詳細については Wiki ページをご覧になってください。 "
- Packman: lmms 0.4.6-0.pm.1.3
- "LMMS が目指しているのは、FruiyLoops、Cubase、Logic といった、音源を作ったり合成したり、サンプル曲をアレンジしたり、キーボードで生演奏したりしてコンピュータで曲作りをするのに使えるポピュラー (ではあるけれど、商用でクローズトソース) なプログラムの代わりに使えるフリーなツールとなることです。LMMS は、トラッカー/シークエンサープログラム両方の機能 (パターン/チャンネル/サンプル/歌/効果管理) を併せ持ち、モダンでユーザフレンドリーで使い易いグラフィカルなユーザインターフェイスを備えたパワフルなシンセサイザー、サンプラーとして使えるのです。"
- Packman: FreeCAD 0.9.2646-1
- "FreeCAD が目指しているのは、一般用途で使える 3D CAD モデラーとなることです。そしてその開発は完全にオープンソースで進められています。他の今時の 3D CAD モデラーと同様、3D モデルからデザインの詳細を展開して 2D の製作図を作るため、2D コンポーネントも使えるようにする予定です。とはいえ、(例えば AutoCAD LT のように) 2D に焦点を当てているわけでも、(例えば Maya、3D StudioMAX、Cinema 4D のように) アニメーションや有機形を描いたりすることに力点を置いているわけでもありません。"
- Wolfgang Rosenauer: Firefox 3.6 リリース
- "Firefox 3.6 がリリースされました。もちろん、openSUSE の全バージョン (11.0 以降) 向けのパッケージは既に openSUSE Mozilla リポジトリからダウンロードできるようになっています。(この版は完全な新版という位置付けになりますので、いくつかのアドオンはまだ対応していないかもしれません。また、いつも通り最新の前バージョン 3.5.x もまだ mozilla:legacy リポジトリから入手できるようになっています)
- インストール方法についてはこちらを参照してみてください。"
- Wolfgang Rosenauer: Prism 1.0b3
- "ブログのこことここで書いた通り、何はともあれ Prism 1.0b3 がリリースされることとなりました。mozilla:beta リポジトリに置いてあったバージョンをアップデートし、openSUSE の Mozilla リポジトリへ移動しておきました (公式なベータ版とはいえ、これよりも前の版は存在していなかったので、こうするのが妥当でしょう)。以前のバージョンと同様、これは XulRunner をベースにしていて、Gecko のフルリリースを含むものではありません。つまり、起動すると、Prism は自動的に適合する XulRunner を探し出すということです (XulRunner は必ずしも最新版である必要はありませんが、古い版を使うとおそらくへんな挙動となったり修正が必要となるであろうと考えています)。"
プロジェクト・コーナー
KDE プロジェクト
- Ostatic/Joe Brockmeier: KDE のウェブサイトのクラウドソース化
- "KDE プロジェクトは只今 KDE ウェブサイトの刷新に取り組んでいます。Lydia Pintscher が日曜日に各貢献者に宛てて、1月23日までに KDE プログラムの項目へ添えるコンテンツやスクリーンショットを追加してくださいとの呼びかけを行いました。
- KDE アプリケーションは Wiki 上で3つの集団に分類されています。各貢献者はどれかひとつアプリ (複数可) を選んでスクリーンショットや、ホームページ、フィーチャー、IRC チャンネルなどといった基本情報を登録するよう求められています。"
GNOME プロジェクト
- openSUSE 11.2 の GNOME アップデート、うれしい理由は?
- "Luis から発表がありました: openSUSE 11.2 向けの GNOME 2.28.2 がじきオンラインアップデートでリリースされます(参考までに、openSUSE 11.2 では 2.28.1 が同梱されていました)。11.2-test リポジトリを追加してアップデートしてもらえれば、何か問題が残っていないか確認するテストに参加していただけます。どうかテストに参加して、もしなにか問題があれば私たちに報告してください。たぶん、このバージョンは実によく動作するでしょう。"
Planet SUSE
- Masim Sugianto: ブラウジングを快適にしてくれる 7 つのブラウザ
- "Linux 使いの間では Mozilla Firefox が最もポピュラーなブラウザになりつつありますが、Linux で使えるブラウザには他にも、Opera、Konqueror、Google Chrome、Epiphany などがあります。上記のブラウザはどれも似たような機能を持っていて、最近の標準的な PC で使うのであれば快適に動いてくれるでしょう。しかし残念ながら、最近の複雑なアプリケーションを動かそうとすると、最低でも 256MB の RAM といった高速なハードウェアが必要になってきます。もし古いハードウェアで最近のアプリケーションを動かしてみると、多くの場合はたとえ 256MB の RAM があっても動作が遅くなってしまいます。Google Chrome は確かに Mozilla Firefox よりは速いかもしれませんが、それでも最近のブラウザと同様に古い PC 上では動作が遅くなり、使いにくいものです。"
- Jigish Gohil: Stellarium を使って日食を楽しもう
- "Stellarium は Windows、Linux/Unix、MacOSX にインストール可能なフリーソフトウェアです。それはまるで 3D 写真をみているかのような空模様をリアルタイムに表示してくれます。Stellarium を機動すれば、まるでその眼で、あるいは双眼鏡や小さな望遠鏡を使って見ているかのような天体ショーを見ることができるのです。openSUSE のパッケージは openSUSE ビルド・サービス 上の Education リポジトリにあり、1-click インストールを行う場合は こちらから可能です。インドやアジアの多くの地域では、ミレニアムな(つまり、次に見ることができるのは 1000 年後)非常に長い日食を観測することができました。Stellarium を使えばこの模様を再体験することができ、日食の間いったいどのようなことが起きていたのか確認することができます。"
- Carlos Gonçalves: openSUSE、Mandriva、Fedora 向け PySide パッケージ
- "すでにお気づきの方もおられると思いますが、上流プロジェクトが公式リリースをしてからすぐ、PySide (apiextractor、generatorrunner、boostpythongenerator) の openSUSE 版パッケージの作成をしてきました。
- 安定版/リリース版だけでなく、git リポジトリにあるメインラインからのスナップショットのパッケージを作成し、openSUSE ビルド・サービスの私のホームディレクトリ(home:cgoncalves:pyside および home:cgoncalves:pyside:devel) で提供しています。"
- Katarina Machalkova: テスト中
- "ソフトウェアプロジェクトでもっとも重要な部分とはなんでしょうか? 経験豊かな開発者? 創造的なユーザーインタフェースデザイナー? よい管理者? 緻密なテスター? 確実な意思決定? ふーむ……もし私に聞かれたなら、これらすべてのバランスが大事だと答えますが、私がこれから書くのは別のことです。テスト - これは(たぶん翻訳(l10n)もそうですが)もっとも軽視されていることの一つで、ちょっとしたソフトウェアのセットであろうと Linux ディストリビューションのような大規模なものであろうと、どんなソフトウェアプロジェクトにおいても見えにくい部分になってしまっています。"
openSUSE フォーラム
- Dolphin、Konqueror がフリーズする
- "どうやらこれは 11.2 のリリース版に同梱されていた「箱入り」バージョンでの話らしく、そんなことが起こるというのにはちょっとビックリですが、何か顕在化していない問題があるのではないかという気がします。ここで例に出されている操作をすると同じトラブルに見舞われるということで、互換性全般に関わる問題であるかのような様相を呈し始めてきましたね。"
- Blackberry と openSUSE
- "あなたがもしデジタルガジェットに興味があって、互換性ということについて何某か勉強しているようでしたら、この先を読んでみてください。ちゃんと動くガジェットを見つけるというのはとにかく大変なことですから、あなたの OK リストにこれを追加してみてください。"
- Kiwi が見つからない
- "キーウイフルーツと関係があるのはそのアイコンだけで、ニュージーランドに住んでいる人たちとの関係も一切ございません。読んでみるときっと面白いですよ。"
- 聞こえほどスーパーユーザモードというわけじゃない
- "これもまた、看板に偽りありという一つの例かもしれません。極論してしまえばその名前の持つ響きが問題となっているだけなのですが、その過程にある興味深い話も出てきます。"
Web 上の記事から
お知らせ
- Skype 2.1 ベータ2、またの名を画面共有会話システム (Talking Screens) Linux 版
- "ようこそ画面共有会話システムの世界、新しい Linux 版 Skype のリリースへ。
- 今すぐこちらからダウンロードして、リンク先のページをよくご覧になってください。
- このリリースでは私たちがこの機能についてはどうなっているのかとよく聞かれたものについてたくさんの機能を盛り込んでいますが、特筆すべきは画面共有、インスタントメッセージの引用機能、ユーザインタフェースのスタイル変更についてです。付け加えれば、サービスを乱用するユーザのレポート機能を Linux 版に盛り込み、また地域別の時刻フォーマットもサポートしました。これだけでなく小規模な進化がたくさんあることにお気づきになるでしょう"
レポート
- Greg Kroah-Hartman: 安定版カーネルツリーの現状、2010年1月18日
- "以下、2010年1月18日現在の -stable (安定版) カーネルツリーの状況についてお知らせします。"
- Luc Verhaegen: Fingathing - FOSDEM: Coreboot と X.org スケジュール
- "今年の FOSDEM では、coreboot の開発部屋 (DevRoom) が用意され、ハードウェア愛好家にはたまらない興味深い議論が行われるでしょう。これが最終版スケジュールに取り入れられたとき、このプログラムには人々の好奇心を惹きつけるものがあり、それを FOSDEM 内で実現可能なまでに縮小するために、少なからぬ時間を割かなければならないだろうと確信しています。多くの人々がこれらの非常に興味深い議論を楽しんでくださるだろうことを確信しており、これはかなりよい兆候でしょう。"
- Kohei Yoshida: テキストの分散均等割付
- "私がこの何週間か取り組んでいた問題についてお話しましょう。 私がこの機能を最初に ooo-build マスターに入れ込んだとき、本当ならこの機能がなんであるか説明するよい機会だったのでしょう。この機能はセル内テキストの均等割付に「分散均等割付」として知られる新しいオプションを追加したもので、これはテキストの左および右端を領域矩形 (bounding box) のそれぞれの両端にぴったり合うように割り付けるときに、領域矩形内すべての単語間のスペースの伸び縮み (単語間スペーシング) ではなく文字間のスペースの伸び縮み (文字間スペーシング) で行うというものです。分散均等割付は西欧圏の言語、例えば英語、フランス語、ドイツ語などではあまり差はありませんが、アジア圏の言語、例えば日本語では大きな差を持ちます。なぜなら通常の均等割付は単語間のスペースを伸び縮みさせるのですが、単語間をスペースで区切らないアジア圏の言語の場合うまくいかないからです。これが分割均等割付が必要な理由です。"
- MakeTechEasier/Tavis J. Hampton: KDE 4.4 のプレビュー
- "大変期待されているリリース、KDE 4.4 は、KDE 4 の Plasma テクノロジを不安定にしていた問題がていねいに修正され、すでに輝いていた見た目はより磨きがかかったものになりました。今週の MakeTechEasier では皆さんにもうじき、2月9日に登場する KDE 4.4 のプレビューをお目にかけます。すでにリリース候補版1をデスクトップコンピュータにインストールしていじくり回してみましたが、まったく失望するようなことはありませんでしたよ。"
- Martin Gräßlin: 新しいウィンドウ修飾コントロールモジュール
- "KDE デスクトップシェルのなかでも、非常に長いこと変更されてこなかったものはちょっぴり存在します。例えば私が始めて使い始めた KDE のバージョン (多分 3.x で x は 5 よりずっと小さかったはず) は KDE SC 4.4 のウィンドウ修飾コントロールモジュールと同じようなものを使っていたと記憶してます。ドロップダウンリストで可能なデスクトップ修飾の名前を表示して、設定パネルで修飾を選んでプレビューが表示され、選ぶとプレビューが表示される。結果としてタブの中にタブができるというインタフェースになります – KDE 4.4 の Oxygen 設定をご覧になってください。"
- 訳注:原文のブログでは「でも KDE 4.5 では進化してるよ!」という内容なので、ぜひ先をご覧ください。
- kamstrup: Zeitgeist ストレージ透過ツール
- "我々の最新の Zeitgeist リリース (0.3.1) の前に、私はブラックリスト管理- それからモニタリング API をハックしましたが、これらはどちらも楽しい仕事であって、自分で言うのもなんですが :-) とっても使いやすい API になったと思います。しかし、私が書いたことをブログに残しておかなかったことは後悔しています – サビつきかけてるハイプサイクルの回転を止めちゃいけません。そういうわけで今回は私のお皿に取り分けてある次の新機能についてお話ししたいと思います。…"
- Srinivasa Ragavan: anjal-settings キャプレット & よりスマートなタブ
- "Thomas が GNOME/Moblin コントロールセンターについての素晴らしいブログエントリをポストしてくれました。先週かいつだったか、私は単一ウィンドウのコントロールセンターに収まるキャプレットを書きました。スクリーンショットは次のとおりです。... Screen 1: Email 設定キャプレットが入った単一ウィンドウコントロールセンターシェルの例"
レビュー/エッセイ
- Datamation/Bruce Byfield: KDE 対 GNOME: Email リーダー
- "Web ブラウザは別として、Email リーダーは多分コンピュータを新規にインストールした後最初に設定されるアプリケーションでしょう。そして、もしあなたがデスクトップ環境を用いているなら、デフォルトの選択は KDE の場合は KMail、GNOME の場合は Evolution になるでしょう。"
- Network World/Alan Shimel: オープンソースカーへの準備はいいかい?
- "オープンソースと言われたときには、ソフトウェアを仮定しますよね。違います? でもハードウェアやデザインについての新しいオープンソースのコンセプトがいろいろな産業に変革をもたらしています。早くよりアジャイルな開発、より早い進化と技術革新の加速といったオープンソースの魅力は、ソフトウェアだけに応用させておくことはできませんでした。"
- DaniWeb/Ken Hess: Jobs.Linux.Com: 求人掲示板が上手く行かなかったら
- "先週、 The Linux Foundation はLinux 求人掲示板の開設をアナウンスしました。いつもなら、私は The Linux Foundation (TLF) がやったことに概ね喝采を送るのですが、今回は違います。もちろん TLF が求人掲示板をLinux.comに立ち上げたことはよいことだと思います。しかし、そのやりかたには TLF らしい輝きに欠けていると思います。では、求人掲示板のような「いいもの」に対する私の不満とはいったいどのようなものでしょうか? Linux 求人掲示板を実装し、立ち上げたことのどこが人々を、私ほどではないにせよ、不快にさせてしまうのでしょうか? じつのところ答えは簡単です。あなたが Linux 求人掲示板を訪れたとしたら、例えば何を見ることになると思います? Linux についての仕事の口でしょうか? ええ、そういう情報はありますよ。じゃあ、私が何を問題にしてるかって?
- 「Linux」求人掲示板にはトラック運転手の仕事、看護師の仕事、AIX、Solaris、それ以外にも、Linux となんら関係ない仕事が山ほどあるのです。"
- Linux Magazine/Christopher Smart: 独占的なソフトウェアと Linux: 善、悪、それとも間のどこか?
- "Canonical は Adobe Photoshop や Apple iTunes などの独占的ソフトウェアをディストリビューション Ubuntu に入れて販売することを模索しています。これは間違いなく Linux に乗り換えたいエンドユーザーにとっては便利になることでしょう。しかし、長い目で見たとき、フリーソフトウェアについては果たしてよいことなのでしょうか?"
イベント/ミーティング報告
近日開催のイベント/ミーティング
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE セキュリティ報告: Linux kernel (SUSE-SA:2010:005)
- パッケージ: kernel
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:005
- 日付: 2010年1月15日(金) 14:00:00 +0000
- 該当プロダクト: openSUSE 11.1
- SLE 11 High Availability Extension
- SLE 11 SERVER Unsupported Extras
- SLES 11 DEBUGINFO
- SLED 11
SUSE セキュリティ報告: krb5 (SUSE-SA:2010:006)
- パッケージ: krb5
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:006
- 日付: 2010年1月19日(火) 17:00:00 +0000
- 該当プロダクト: openSUSE 11.0
- openSUSE 11.1
- openSUSE 11.2
- SLE SDK 10 SP2
- SLE SDK 10 SP3
SUSE セキュリティ要約レポート: SUSE-SR:2010:001
- 報告 ID: SUSE-SR:2010:001
- 日付: 2010年1月19日(火) 17:00:00 +0000
- クロスレファレンス(相互参照): CVE-2008-7251, CVE-2008-7252, CVE-2009-3560
- CVE-2009-3897, CVE-2009-3942, CVE-2009-4034
- CVE-2009-4136, CVE-2009-4605, CVE-2010-0230
SUSE セキュリティ報告: Linux kernel (SUSE-SA:2010:007)
- パッケージ: kernel
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:007
- 日付: 2010年1月22日(金) 16:00:00 +0000
- 該当プロダクト: SLE SDK 10 SP3
- SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP3
- SUSE Linux Enterprise 10 SP3 DEBUGINFO
- SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3
- 脆弱性タイプ: リモート DoS
統計情報
括弧内の数字は先週と比較しての増減を表しています。
opensuse.org
交流
lists.opensuse.org 管理下の全メーリングリスト登録者数合計は延べ 37364 (-22) 名です。
openSUSE フォーラム の登録ユーザ数は 40930 (+302) 名 - 最大同時オンライン数は 30559 名で、2010年1月8日 14:06 のことでした。
貢献者
ユーザ名簿に登録している 10858 (+59) 名のうち、4180 (+18) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、395 (+0) 名のメンバー(Member)を承認しています。
ビルド・サービス
ビルド・サービスは現在 10202 (+172) プロジェクト、89178 (+484) パッケージ、18623 (+435) リポジトリをホストしており、20547 (+133) 名の承認済みユーザが利用しています。
openFATE
openSUSE 11.3 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。
- 総数: 459 (+12)
- 未確認: 291 (+2)
- 新規: 44 (-1)
- 評価中: 75 (+6)
- 候補: 1 (+0)
- 完了: 15 (+1)
- 不採用: 19 (+3)
- 重複: 14 (+1)
Bugzilla
今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 5081 (-97)
- Blocker(最重要課題): 3 (-1)
- Critical(緊急): 259 (-9)
- Major(重要): 861 (-17)
- Normal(普通): 2907 (-74)
- Minor(影響度の小さい問題) 454 (+16)
- Enhancements(機能強化の要望): 597 (-12)
- Bugzilla レポートの詳細 – バグ・レポートの登録 – バグ・レポートについての FAQ
翻訳(ローカライゼーション)
- 日次の翻訳アップデート状況はopenSUSE ローカライゼーション・ポータルで確認することができます。
- Trunk トップリスト – ローカライゼーション・ガイド
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができます。http://blog.radiotux.de より聴取またはダウンロードしてください。
フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう
もし openSUSE ウィークリー・ニュースの編集/翻訳にお手伝いいただけるようでしたら opensuse-marketing@opensuse.org 宛てにメールを送ってください(事前にメーリングリストへの 登録 が必要となります)。 あるいは、irc.freenode.net 上の #opensuse-newsletter チャンネルに参加していただくことも可能です。
クレジット
- Jan-Simon Möller (編集長)
- Sascha Manns (副編集長、英語版ニュースレター担当)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)