OpenSUSE Weekly News/90

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openSUSE ウィークリー・ニュース 第 90 号へようこそ!

今週の見出し:


お知らせ

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Joe Brockmeier: openSUSE カンファレンスのために何百人もの人たちがニュルンベルクへ集結
"openSUSE プロジェクトが先週ドイツ、ニュルンベルクで初めて開催したカンファレンスには、225名以上の参加者が集まりました。世界中からやって来た貢献者たちとヨーロッパ各地から集まった報道関係者たちが一堂に会し、openSUSE プロジェクトやそのディストリビューション開発、openSUSE ディストリビューションを支えるテクノロジーについて語り合いました。"

コミュニティ内での出来事

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openSUSE カンファレンス 2009

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Sascha Manns: ニュルンベルクの openSUSE カンファレンスからのライブ (2)
"openSUSE カンファレンスの3日目が終了しました。今日私が最初に聴講したのは、Andreas Jaeger のトークセッション「openSUSE 概説(Overview about openSUSE)」でした。彼のトークを聴いた後、私は「Linux のソフトウェアプログラム、重要なソフトウェアのプレゼンテーション(Softwareprograms in Linux, Presentation important Software)」と題した自分のトークセッションを行いました。このプレゼンのために私はスライドやいくつかのプログラムを用意しておいたのですが、悲しいかな、私のノート PC はうまくプロジェクターに接続できなかったのです。 :-( ..."
Andreas Jaeger: openSUSE カンファレンスの写真集
"これまでのところ私が把握している openSUSE カンファレンス (osc09) で撮影された写真のギャラリーは以下の通りです:
* gallery.opensuse.org
* flickr の osc09 グループ
* Roger Whittaker が撮影した写真
* Coly Li が撮影した写真
flickr にある写真は、こちらの osc09 twitterwall からも見ることができるようになています。"
Roger Whittaker: openSUSE カンファレンス 第3日
"会場に漂う空気は非常に心地よく、用意されたコーヒーと美味しいフルーツジュースをどの日も終日にわたっていただけることができたのは嬉しいことでした(私が参加したことのある他のイベントでは、10:30 にコーヒーがふるまわれ始めたかと思ったら、10:35 にはもうなくなってしまっていた、なんてこともありましたから)。無線 LAN 接続の環境はなかったものの、必要があれば誰でも有線 LAN のポートに接続できるコーナーも用意されていました。これは考えようによってはいいことで、みんなリモートに接続することに夢中にならず、そばにいる人たちとの会話をより楽しむようになっていたのではないかと思います。"
Roger Whittaker: openSUSE カンファレンス 第4日
"日曜日のプログラムは、ディストリビューション開発の法的側面についての Jürgen Weigert のセッションからスタートしました。Jürgen は開発者に対し、自分勝手なライセンスを作ろうとしないで、(様々な種類が揃っている)利用可能な OSI 準拠のライセンスのどれかを選んで適用してほしいという、よく語られる、機微な問題をはらんでいる呼びかけを行いました。その話の中で彼は Poul Henning-Kemp の Beer-ware ライセンス(訳注: 「このソフトが気に入ったら、次に会ったときにビールをいっぱいおごってね」という、半ばジョークのライセンス)について触れ、そのライセンスがある大きなベンダを巻き込んだ問題になってしまった話を紹介してくれました。トークの大部分は、ビルド・サービスではどのようにライセンスが承認され、検証されているのかについての話と、新たなウェブベースのツール (http://license.opensuse.org/) を使ってライセンス表記の模範的な形式を作成するというデモを交えながらの、SPEC ファイルに記述する際のライセンス表記の正しい形式についてのディスカッションに費やされました。一つのパッケージに複数のライセンスが適用される場合は、それぞれのライセンスについての要約が記載されているか、ライセンスが選択可能なのか、あるいはライセンスを混合することができるのかなどの要素によってケースバイケースになるということです。"
Sascha Manns: スライド公開
"私が openSUSE カンファレンスのトークセッションで使ったスライドを公開しましたので、お知らせします。リンク先のブログで "Talks" タブに切り替えてもらうと、そこからダウンロードできるようになっています。 :-)"
Andreas Jaeger: osc09: ライトニングトーク
"openSUSE カンファレンスの日曜日の午前中、私は様々なトピックについての短いトークが次々に繰り広げられるライトニングトークに参加しました。以下、そこでメモした内容です:
自分の話: GNOME と KDE 両方に共通するデスクトップ一般についてのアンカンファレンス(訳注: あまりかしこまらず、ざっくばらんな話をしましょう、というトラック)でのセッションでは、より良いコミュニケーションについて、また、機能要望を混乱させるような変更が生じた際にどう協力して対処していくかといったことについての議論が交わされ、例えば opensuse-factory メーリングリストで起こったテストについてのやりとりのような雑音をメーリングリストから弾くことが提案されたり、他の人にどうやって "osc collab" を使ってもらえばいいかといった議論(より多くの人が使えるようにと Vincent がボランティアでこの機能を拡張してくれたことを伝える内容)、Adrian がわざわざ別セッションを設定するに至ったほどいろいろな問題があるビルド・サービスについての議論、デスクトップ上のアプリケーションの挙動について予測しきれていない部分があるだとか、バグの優先対応順位決定をしてくれるようなボランティアが何を置いても必要だ、といった話し合いが行われました。"
Martin Vidner: openSUSE カンファレンス 2009 - 木曜日の覚書
"以下、先週行われた openSUSE カンファレンス 2009 の初日にとった私の覚書です。殴り書きのままでちょっと気が引けますが、ちゃんと清書して6ヶ月後に発表するより、不完全でも今のうちに発表してしまった方が良かろうと判断しました。もし何か間違いに気がつきましたらお知らせください。コード提供だけにとどまらず、普段いろいろな形で携わってくれている作業の内容についてトークを行ってくださった皆さん、どうもありがとうございました!"
openSUSE News/Michael Löffler: openSUSE カンファレンス、無事終了 – ちょっと総括を
"ドイツ、ニュルンベルクで開催された初の openSUSE カンファレンス (osc09) は日曜日に閉幕しました。全体的には大きな成功をおさめ、集まった人々はお互いに顔見知りになることができました。参加者はそれぞれ新たなモチベーションを抱いたり、より熱心に関わることを心に決めたりしたようです。以下、いくつか Twitter やブログに書き込まれた声をご紹介しましょう..."
openSUSE Spotlight/Joe Brockmeier: openSUSE カンファレンスで私が学んだこと
"openSUSE カンファレンスが開幕してから、もう一週間が経ってしまった? 時間が経つのはなんと早いことでしょう! 私自身は "私が学んだこと" と題したライトニングトークに参加することができませんでしたので、このブログに思ったところを書き連ねてみたいと思います。Linux Foundation が初めて開催した LinuxCon に参加しながら(これについては後日書くつもりです)、私は数日間カンファレンスについて反芻していました。"

更新状況

ディストリビューション

ビルド・サービス

Wiki / 交流 / イベント

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Mariano Iumiento: Software Freedom Day 2009 (イタリヤ)
"先週土曜日にイタリヤのペルージャで開催された Software Freedom Day 2009 からのいくつかのフィードバックを皆さんにお知らせできることを嬉しく思っています。イタリヤ人 Ambassador の3人が揃って参加し、興味を抱いて訪れてくれた人々に対応してきました。"
Linux.com/Brian Proffitt: LinuxCon: ちょっとしたことが大きな違いをもたらす
"LinuxCon の初日、内容の質が高いということのみならず、このイベントが提供する特別カリキュラムの催しなどが多くの参加者の間で大好評だということが立証されたようです。昨晩のメインイベントは、Linux Foundation が Defenders of Wildlife への募金を募るために企画し、川を隔てた Grand Central Bowling で開催されたボウリング大会でした。このイベントは、一つの共通目的のために集った古くからの、あるいは最近友達になった仲間たちにより大成功を収めました。そう、オープンソースが好きな人たち、オープンソースについて考えたいと思って集った人たちです。"
Chuck Payne: Atlanta Linux Fest のレポート
"Atlanta Linux Fest はなかなかの盛り上がりを見せました。当初の来場者見込みは500名ほどだったようですが、蓋を開けてみると600名以上が来場したようです。嬉しいことに、Zonker が送ってくれた品々はすっかり「売り切れ」となってしまい、欲しがる人全員に配ることができないくらいでした。私たちは訪れる人たちの質問に答えたり、私のノート PC のバッテリが上がるまでの間(私たちのブースのそばには電源がなかったのです)、11.1 をデモしたりしました。"

Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)

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デスクトップユーザ向け

Ghacks/Jack Wallen: Seahorse を使って自分の PGP キー(鍵)を作成し、署名し、発行する
"私はこれまで何度も Ghacks で暗号化について解説してきました。ほとんどの人が種類を問わず暗号を使っていないということを知り、データが盗まれる可能性があるということに対して無頓着だということにちょっとばかり驚いています。暗号化しておけば、平文のままにしておくよりあなたのデータははるかに安全になります。暗号化するためには、暗号化キーを使う必要があります。つまり、他の多くの人たちと(場合によっては、不特定多数ということではなく、ビジネス関係の人たちと、あるいは他の部署の人たちと、ということになるかもしれません)キーを交換するということになります。もしあなたが管理しなければならないキーがあまりにも膨大になってしまうと、キー管理はとても面倒な作業となってしまうでしょう。でもありがたいことに、この作業を楽にしてくれるツールがあるのです。"
MakeUseOf.com/Jeffry Thurana: 無料で、自前でホストする Wordpress のブログを構築する方法
"ブログというのは素人でも簡単にウェブサイトが作れる方法で、ブログを持つのは、仮想世界であなたの存在を示すための多々ある方法の一つだと言えます。Blogger.com だとか Wordpress.com といったような、中身を書きさえすれば後は何でも面倒をみてくれるような、手間いらずでブログを立ち上げられるサービスもたくさんありますが、カスタマイズの自由さ、そして自慢できるといったことを考えると、自前でブログをホストしてみるというのも悪いもんじゃありません。"

開発者/プログラマ向け

tuxradar.com: Qt プログラミングを無償のチュートリアルで学んでみましょう
"Qt についてのチュートリアルを3つほど用意してみました。是非ともお試しください。何故ですって? それは、これらのチュートリアルが、Nokia が提供している新しい、使い勝手のいいツール、Qt Creator を使ったお手軽なデザイン方法を紹介しているからです。Qt が学びやすく、クロスプラットフォームで、とても速く、とても楽しいからです。それぞれのチュートリアルが、既に完成している便利なプロジェクトについての解説になっていて、あなたのニーズに合わせて簡単に拡張できるようになっているからです。でも、最も大きなお推め理由は、コードを書くということがとっても楽しいことで、誰でも一度は挑戦してみる価値のあることだからです!"
KDE Developer's Journals/Richard Dale: Plasma のポップアップアプレットを Ruby と C# で書く
"Plasma のポップアップアプレットをスクリプト言語で書けたらいいのに…と思っていた人もいるのではないでしょうか。KDE 4.3 では Ruby と C# でポップアップアプレットが書けるようになりました。"

システム管理者向け

Linux Journal/Mohammed hisamuddin: Tech Tip: Python を使ってホントに簡単な HTTP サーバを立てる
"ぱぱっと Web サーバを立てたいんだけれど、いちいち Apache とかそういったものの設定をするのも面倒だ、というようなとき、Python が役に立つでしょう。Python にはシンプルな HTTP サーバ機能が組み込まれているのです。このちょっとした HTTP サーバを使えば、システムのどのディレクトリでも Web サーバのディレクトリとして使うことがでます。Python さえインストールされていれば、すぐに使えます。"
Levent Serinol: Linux におけるプロセスごとの I/O 使用率
"2.6.20 以降の Linux カーネルは、プロセスごとの I/O 監視をサポートしています。すべてのプロセス/スレッドの I/O 読み書きの値は /proc ファイルシステムを使って見ることができます。お使いのカーネルが I/O 監視をサポートしているかどうかは /proc/self/io ファイルが存在するかどうかで確認できます。もしこのファイルが存在するなら I/O 監視機能が組み込まれています。"
Web Developer's Virtual Library/Marc Plotz: Crontab の基礎
"Cron Tab (CRON TABle) というのはとってもクールなちっちゃな代物で、これを使えば決まった日時に好きなスクリプトを面倒な手間をかけずに実行できます。あるインターバルでアラームをセットしておくと、そのアラームが鳴る度に、例えばウェブサイトで何らかのスクリプトが走る、といった感じをイメージしてみてください。..."

新規/更新アプリケーション @ openSUSE

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OBS openSUSE:Factory/ipsec-tools がアップデートされました
"ipsec-tools が 0.7.3 にアップデートされました"
DVDStyler がアップデートされました
"DVDStyler は、dvdauthor と dvd-slideshow スクリプトを使った GUI フロントエンドで、簡単に DVD のメニューを作成したり、DVD の VOB ファイルを組んだりすることができます。" Packman からアップデートしたパッケージを入手できます。リンク先を辿ってみてください。 ;-)
OBS openSUSE:Factory/kmymoney がアップデートされました
"kmymoney2 が 1.0.1 にアップデートされました"

Planet SUSE

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Chenthill P: Evolution 2.28.0 リリース!!
"Evolution チームはここに、Evolution 2.28.0 のリリースを発表いたします。以下、今回のリリースの概要です。..."
Brent McConnell: コミュニティマネージャー達が教えてもらえないこと
"活気のあるオープンソースコミュニティというのは何によって育てられていくのか、誤解されているような気がします。けして「コミュニティマネージメント」よって育つのではありません。コミュニティマネージメントというのは、コミュニティのためにインフラを提供し、コミュニケーションを促進することに主眼を置いています。これには、イベントを企画すること、TO-DO リストを管理すること、フォーラムをコントロールしていくこと、アナウンスすることなどが含まれます。こういったことはすべて、コミュニティを維持をするにはなくてはならないものです。しかし、コミュニティマネージメントの役割がいくら大切だとしても、それがそのままコミュニティを成長させていくというわけではありません。コミュニティには、成長を促すためのリーダーが必要なのです。なぜなら、リーダーはコミュニティに人々を引き寄せ、集まった人たちのやる気を引き出すような未来図を作ってくれるからです。"
Andrew Wafaa: ワンクリック Goblin
"既存マシンに Moblin UI をインストールする際の一つの問題として、フルにその機能を堪能したいなら、いやっていうほどパッケージをインストールしなければならない、ということがありました。そこで、私はワンクリックでインストールできる Goblin というものを用意してみました。「ワンクリック」と言ってしまうとちょっと詐称になってしまうかもしれませんが、リポジトリやパッケージの名前を知らなくても必要なパッケージをまとめて簡単にインストールできる方法です。 :-) 私がなぜ未だに Moblin ではなく Goblin と呼んでいるのか、その理由は openSUSE カンファレンス の Michael Meeks のトークで語られた内容に関係しています。「Moblin」という呼び名には、実はいくつか異なる意味があるのです。なので私は、明確さを期すため "Goblin - openSUSE powered Moblin" もしくは短く "Goblin" と呼ぶことにしているのです。"
Mecworks.com/Marc Christensen: SLLUG のミーティングが今週の水曜日(2009年9月23日)にあります: SUSE Studio を紹介
"今月の Salt Lake Linux Users Group (SLLUG) のミーティングで、SUSE Studio が紹介される予定です。あなたはこれまで、自分用の Live CD を作成したことがありますか? 何かの目的に特化した Linux アプライアンスを作ったことは? 用途に合わせてカスタマイズしたブータブル USB Linux ディストリビューションや、仮想マシンのイメージは? SUSE Studio を使えば、そういったものがのいとも簡単に作れてしまうのです。"

openSUSE フォーラム

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USB メモリが見えなくなっちゃった
"答えというものは、しばしば考えていたよりも簡単だったりします。ほとんどの人は、家に何台かコンピュータを持っていて、その中には Windows パソコンもあるんじゃないかと思います。ちょっとしたテストをしておけば、時間節約できるかもしれませんよ!"
NTFS パーティションの中身を見ることができない
"NTFS でフォーマットされたドライブがどこかへいってしまう(?)という厄介な問題のせいで、しばしば同じような質問がフォーラムに投稿されることになります。我々はおそらく未来永劫 M$ がらみの問題に悩まされることでしょう。そんな時に助けてくれるであろうメンバーがいることを知っておくと、きっと心強いですね。"
私の Linux 体験
"Linux と言ってしまうと全般的な話題を扱っているように思えてしまうかもしれませんが、もちろん興味の中心は openSUSE です。フォーラムでどんな反応が得られるか次第で、ユーザは良い印象を抱くことも、あるいは悪い印象を抱くこともあるのではないかと思います。私たちには、もっともっとポジティブなフィードバックが必要です。ですから、私たちはこのフォーラムの質を高く維持していくため、メンテナンスし続けていく必要があります。"
Okular で PDF ファイルが開けない
"しばしば私たちは、Okular を使えばどんな PDF ファイルでも開いて見ることができると期待してしまうのではないでしょうか。しかし残念なことになかなかうまくいかないことが多く、そういった問題が起こった時の解決方は - 私の主義には反するので、openSUSE 10.0 以降は Adobe Reader をインストールしたことはないんですが - Linux 用 Adobe Reader を使う…というのがこれまでの答えでした。もしかして、Adobe は独自の仕様変更かなにかを知らないうちに組み込んでしまっていたりする?!"

Web 上の記事から

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お知らせ

共有しましょう! GNOME 2.28 がリリースされました!
"GNOME コミュニティはここに、たった今 GNOME 2.28 が公開されたことを興奮と共にお知らせいたします。何百人の世界中のボランティアたちが、この進化した GNOME デスクトップおよび GNOME 開発プラットフォームを皆さんに届けるために六ヶ月の間働いてきたのです。"

レポート

Linux Magazine/Nils Magnus: openSUSE カンファレンス 2009: openSUSE 11.2 でマイクロブロギング、でも WebYaST はおあずけ
"openSUSE カンファレンスの直前、コア開発者たちにより新しい openSUSE 11.2 の詳細が公開されました。カーネルについては 2.6.31 を使用する予定ですが、YaST がブラウザで使えるようになるにはもう少し時間が必要のようです。"
h-online.com/Thorsten Leemhuis: Kernel Log - 2.6.32 での devtmpfs、DRBD に関しての更なる議論、新しい安定版のカーネル
"Linux 2.6.32 の開発はフルスイングで進められています - もっとも、devtmpfs をメイン開発ブランチに取り込んだことでかなり問題が起こってはしまいましたが…。既にほとんど取り込みが済んでしまっている DRDB については、また議論が再燃しています。X サーバ 7.5 についても、開発者達が最初の RC (リリース候補) といくつかの新しいドライバをリリースするなど、順調に進んでいます。"
Channel Regster/Austin Modine: IBM Linux チーフ: デスクトップが Windows を '行き詰まり'に追いやる
"IBM のオープンソースおよび Linux 関連部門の副社長である Bob Sutor は、月曜日にオレゴン州ポートランドにて開かれた LinuxCon カンファレンスの口火を切ってオープンソースデスクトップの予測についての講演を行い、開発者達に対して「我々は見込みがあるからこそ動き始めたのです」と語りかけました。彼とビッグブルー (訳注: 言わずと知れた IBM のことです) との関係を考えれば、Sutor が Linux を、クラウド分野、メインフレーム対応、そして広範なハードウェアをサポートしているとして讃えたことは頷けること(そして当然のこと)でしょう。 しかし彼は、一般的な市場で顧客の心を勝ち取るかどうかはまた別の話だという考えを示しました。"
The Register/Austin Modine: Linus、Linux を「肥大して巨大になってしまった」と称す
"LinuxCon 2009: Linux の作者である Linus Torvalds は、オープンソースカーネルには腹をへこますダイエットの計画がないため「肥大して巨大」になってしまったと語りました。"
Sascha Manns: OOo4kids: 子供向け特別バージョン
"今日私は「OpenOffice for Kids」という面白そうなプロジェクトを見つけました。私はちょっといじってみて、いくつかのスクリーンショットを撮ってみました。試してみたい場合は、まず tar.gz ファイルを http://download.ooo4kids.org/ から取ってきてみてください。現在サポートされている言語は以下の通りです:英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語。"
The Register/Austin Modine: Linux デスクトップは一般的になるべきか?
"LinuxCon 2009: Linux は、デスクトップでも一般的になる必要があるのでしょうか? 今週オレゴン州ポートランドで行われた LinuxCon に集った数多くのオープンソースの叡智たちの間でも、どうやら意見は分かれているようです。"
InfoWorld/Paul Krill: Ellison: 我々は MySQL を切り離したりはしない
"ヨーロッパ共同体 (EU) は Oracle がオープンソースの MySQL データベースを所有すると提案したことに対して懸念を示していますが、それにも負けることなく、Oracle CEO の Larry Ellison はこの月曜日、Oracle が計画している Sun Microsystems 買収の許可を EU から受けるためにも MySQL を切り離すようなことはしないこと、それから Oracle のデータベースは MySQL とは競合しないと強く主張しました。"
PC Pro: Firefox、Office 2007 のリボンで見た目すっきり
"Mozilla プロジェクトは Office 2007 のリボンインターフェースを Firefox に導入し、散らかってしまったブラウザの見た目 (訳注: いろいろな拡張が追加するツールバーなどで画面がコントロールだらけになることを示していると思われます) をすっきりさせるという計画を発表しました。"
h-online.com: HP CommunityLinux ポータル
"CommunityLinux.org は HP のハードウェアを利用しているユーザ達がいろいろな Linux ディストリビューションを使う中での情報交換を行うことを目指した新しいポータルページです。今のところ、このサイトは Ubuntu、Fedora、CentOS、openSUSE、Asianux Linux ディストリビューションについての情報をカバーする計画となっています。"
PC World/Agam Shah: Intel、ネットブック向け Linux OS をデスクトップへ移植
"Intel は、Linux をベースとした Moblin をネットブックのみならずモバイルデバイスやデスクトップへも移植して対象範囲を広げ、Microsoft の Windows OS の対抗馬として位置付けようと目論んでいます。
同社は Moblin 2.1 のベータバージョンをサンフランシスコで行われた Intel Developer Forum で発表しました。この OS の新しいバージョンはタッチスクリーン入力およびジェスチャサポート、新しいユーザーインタフェースの機能、それからより多くのハードウェアドライバのサポートを取り込んでいます。そしてまた、OS の使い勝手を拡張させるため、暫時アップグレードも提供していくとのことです。"
h-online.com: オープンソースなビデオコーデック Ogg Theora 向けの新しいエンコーダーライブラリ
"Xiph.org ファウンデーション のオープンソース開発者たちは libtheora エンコーダーライブラリのリファレンス実装のバージョン 1.1 ("Thusnelda") をリリースしました。Thusnelda は version 1.0 と比較して、その画質とパフォーマンスの向上が考慮されていると言われています。"
Expressindia/Anupam Chakravartty: プログラマたちが Gujarati 語版オペレーティングシステムの完成に向けて作業中
"ヴァドーダラー(インドの都市): コンピュータのディスクオペレーティングシステム (DOS) が限界に達してきたなか、Gujarat (訳注: インド最大の州。see Wikipedia のソフトウェア愛好家たちが一念発起し、今、静かな革命が起こりつつあります。Gujarat 州出身の Linux および他のオープンソースプログラマたちはついに夢の Gujarati 語版のオペレーティングシステム (OS) を作り上げてしまったのです。"
(原注: 記事では Open Suse と書いてありますが、話題に上がっているのは openSUSE-Edu Li-f-e: Linux for Education のことです)

レビュー/エッセイ

OStatic/Lisa Hoover: Linus Torvalds 白状する。えっ、そうなの?
"Linus Torvalds がちょっとまばたきをしたというだけのニュースでも気になってしなう人がいる昨今、あなたは彼についてすべて知っていると考え始めているかもしれませんね。もしあなたが Twitter で最近 Linus をフォローしたなら -- そう、偽 Linus です -- この三週間で、多分彼について、あなたが知りたいと思っていた以上のより多くのことが学べたでしょう。"
Linux Magazine/Britta Wuelfing: GPLv2 は人気を失う
"ソフトウェアリソースを専門とする Black Duck Software は 20 種のもっとも著名なオープンソースライセンスのデータを日々更新してホームページに挙げています。このデータの基本となっているのは 185,000 のプロジェクトに関する情報を持つ内部的な知識ベースです。最新版によると 49.5% の GPLv2 ユーザーがおり、言い換えれば 100,000 のプロジェクトで採用されているということです。..."
ZDNet/Jason Perlow: 私が Linux とオープンソースだけでデスクトップを組めない理由
"システムアーキテクトという仕事の都合上、私は Windows と Linux の両方の世界を行ったり来たりしなければなりません。しかし、仮に私が Linux だけを使いたいと思ったとしても、今までの仕事で蓄積してきたファイルの Linux との互換性とか、ほんのちょっと鍵となるアプリケーションが欠けているなどの理由で、私が仕事をするには、少なくとも仮想 Windows 環境は必要になってしまうのです。"
Computerworld/Steven J. Vaughan-Nichols: フリーな Linux、プロプライエタリ(独占的)な Linux
"Linux のキモは、オープンソースだということです。しかし開発者はプロプライエタリなソフトウェアを選んで、好きなだけ彼らのディストリビューションに入れることもできるのです。最近、Free Software Foundation は彼らの 純オープンソースディストリビューションのリスト でこの二つの分類を示しました。このニュースを読んで私は両方の種類のディストリビューションについて考えたのですが、最高のディストリビューションは別の道を歩み、それなりに独占的なプログラムも含むべきだと思いました。"
LWN.net/Valerie Aurora: POSIX 対現実: O_PONIES の地位
"もちろん、プログラマは (特にオペレーティングシステムプログラマは) 仕様を愛しています。綺麗で、よく定義されたインタフェースはスケーラブルなソフトウェアの開発の鍵となる要素です。しかしファイルシステムについて言うならば、永続的記憶領域 (訳注: ハードディスクや SSD) が壊れたとき、POSIX や POSIX 信奉者がファイルデータを保証してくれるのでしょうか? 最近白熱した fsync()/rename()/O_PONIES 論争は記憶に新しいですが、これもまたこれまで交わされてきた fsync()-関係の議論の範疇から外れているわけではありません。この記事では、ファイルシステム開発者、POSIX ファイル I/O 標準、そして単にデータを保存さえできればいいと思っている人たちとの関連について解き明かして行こうと思います。"

警告!

InternetNews.com/Sean Michael Kerner: Linux のコード品質は向上したのか?
"過去三年に渡って、180 以上のオープンソースプロジェクトにて、11,200 以上の不具合が発見されました。不具合を減らすために、合衆国ホームランド・セキュリティ省 (DHS) の支援により 2006 年に開始された Coverity Scan effort (訳注: 米 Coverity 社の開発したソース解析ツールで OSS のソースを解析するプロジェクト) を採用しました。DHS はこの開発をもはや支援していませんが、Coverity は自身でスキャンプロジェクトを継続して運営しています。"
(訳注: こちらの記事 も参考になるでしょう。)

イベント/ミーティング報告

近日開催のイベント/ミーティング

セキュリティアップデート

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完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。

統計情報

括弧内の数字は先週と比較しての増減を表しています。

opensuse.org

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交流
lists.opensuse.org 管理下の全メーリングリスト登録者数合計は延べ 37264 (-7) 名です。
openSUSE フォーラム の登録ユーザ数は 34590 (+313) 名 - 最大同時オンライン数は 3270 名で、2009年7月22日 20:00 のことでした。

貢献者
ユーザ名簿に登録している 9400 (+108) 名のうち、3548 (+38) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、351 (+0) 名のメンバー(Member)を承認しています。

openFATE

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openSUSE 11.2 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。

  • 総数: 410 (-1)
  • 未確認: 27 (+0)
  • 新規: 3 (+0)
  • 評価中: 39 (-2)
  • 候補: 17 (-1)
  • 完了: 60 (+2)
  • 不採用: 238 (-1)
  • 重複: 26 (+1)

openFATE に関する追加情報

</div>

Bugzilla

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今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:

翻訳(ローカライゼーション)

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耳で聞く openSUSE

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  • openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができます。http://blog.radiotux.de より聴取またはダウンロードしてください。

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クレジット

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翻訳版(Translations)