openSUSE Weekly News/125
目次
- 1 編集部より
- 2 お知らせ
- 3 更新状況
- 4 チームレポート
- 5 コミュニティ内での出来事
- 6 新規/更新アプリケーション @ openSUSE
- 7 セキュリティアップデート
- 8 カーネルレビュー
- 9 Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
- 10 Planet SUSE
- 10.1 Han Wen Kam: SUSE Linux Enterprise Server 11 SP 1 の KVM
- 10.2 Joe Brockmeier: AbiWord: 正当に評価されないワードプロセッサ
- 10.3 Joe Brockmeier: 素晴らしいドキュメント、悪いドキュメント、失われたドキュメントとは?
- 10.4 Dominique Leuenberger: Dominique Leuenberger: VLC / openSUSE 10.3 リポジトリ
- 10.5 Joe Brockmeier: 2010年春の Linux ディストリビューション通信簿 (パート 2)
- 10.6 Miguel de Icaza: コンシューマ向けの Linux: MeeGo アップデート
- 10.7 Michael Meeks: MeeGo 向け Evolution Express
- 10.8 Aaron Bockover: MeeGo 向け Banshee
- 10.9 Rares Aioanei: PostgreSQL の週刊レビュー
- 11 openSUSE フォーラム
- 12 Web 上の記事から
- 13 フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう
- 14 クレジット
- 15 翻訳版(Translations)
編集部より
- openSUSE ウィークリー・ニュース 第 125 号へようこそ! 第21週の週末にまた最新号をお届けできることを喜ばしく思います。
- この1週間はとても忙しい1週間でした。マイルストーン 7 を入れて試しているのですが、なかなか気に入っています。是非皆さんもお試しあれ。そして、何かバグを見つけましたら Bugzilla への報告をお願いします。テストを手伝うことにより、私たちみんなで「私たちの」ディストリビューションをより良く、より安定したものにしていくことができるのです。
- もう一つの忙しかった原因は、ウィークリー・ニュースのページの新しい場所への引越しでした。今週号から、最新号はいつでも http://wiki.opensuse.org/Weekly_news で読めるようになります(訳注: 英語版オリジナルについてです。日本語版を含む各翻訳版については同ページからのリンクを辿ってください。また、この URL も移行期間中の暫定的なものとなります)。
- それでは皆さん、今週号の記事をお楽しみください。 :-)
お知らせ
openSUSE Build Service 2.0 Beta1 リリースでユーザインターフェイス一新
- "openSUSE Build Service (OBS) はオープンなパッケージ及びディストリビューション開発プラットフォームで、開発者たちが様々なメジャーなディストリビューション向け、あるいはアーキテクチャー向けにソフトウェアを構築できる見通しの良いインフラを提供しています。
- 公開サーバの buils.opensuse.org は全オープンソース開発者に対して門戸を開いていていて、Debian、Fedora、Mandriva、openSUSE、Red Hat、SUSE Linux Enterprise、Ubuntu といった人気の高いディストリビューション向けにパッケージを構築することができるようになっています。また、openSUSE ディストリビューションはここで構築されています。
- 今回が、バージョン 2.0 に向けての最初のベータリリースとなります。バージョン 2.0 は6月10日にリリース予定となっています。テストの一環として、公開サーバの http://build.opensuse.org を現行のコードストリームにアップデートしてあります。ご自分で Build Service 環境を立てられている方がいらっしゃいましたら、このコードをお試しいただき、opensuse-buildservice メーリングリスト宛にフィードバックしていただいたり、Bugzilla にバグ報告していただけますようお願いいたします。"
openSUSE 11.3 マイルストーン 7: RC (リリース候補) フェイズへの準備進む
- "7月に予定されている openSUSE 11.3 リリースに向けての openSUSE Factory「現在進行中」ビルドのスナップショットとなるマイルストーン 7 がダウンロード可能となっています。
- この M7 が最後のマイルストーンリリースで、次回のリリースは6月17日に予定されている RC1 となります。さぁ、テストとバグ修正の始まりです!
- openSUSE 11.3 進捗状況
- このマイルストーンでの M6 からの変更点は、多くのバグ修正、Linux カーネル 2.6.34 へのアップデート、ソフトウェア翻訳の統合及び新しいアートワークの採用などです。"
メンテナンスに伴う openSUSE.org 関連のサービス一時停止について
- "6月5日土曜日、データセンターでのネットワーク改修のため openSUSE.org 関連のほとんどのサイトがサービスを停止します。サービスが停止する予定の時間帯は 13:00 ~ 17:00 GMT (日本時間 6月5日(土) 22:00 ~ 6月6日(日) 02:00) となっています。その時間帯、ユーザの皆さんには以下のような影響が及ぶことになります:
- 完全停止
- * openSUSE Wiki 関連の全て
- * openSUSE ブログ
- 断続的なサービス停止
- * www.opensuse.org
- * files.opensuse.org
- 上記サイトの準備用サイトについても同様の影響が及びます。更に、ほとんどの novell.com サイトについても接続できなくなったり一部機能が使えなくなったりすることになると思います。なお、ソフトウェア関連 (software.opensuse.org)、フォーラム関連 (forums.opensuse.org) については今回のサービス停止の影響を受けません。"
Klaas Freitag: 第5回 Novell ハック週間 (Hackweek)
- "2010年6月7-11日の週に Novell 内で開催されるハック週間 (Hackweek) をとても楽しみにしています。
- この週、Novell は大多数の社員に対し、全勤務時間 (あるいはそれ以上 ;-)) を好きなフリーソフトウェアのために費やすことを許可してくれるのです。これは、技術者たちがたくさんのことを語り合えるとても大きなチャンスとなります。
- それぞれがどんなことをするかについては、フリーソフトウェアの理念にプラスとなること、ということ以外縛りは一切ありません。チームに参加してくれる人を探したりアイデアをひねり出すための一助となるように、第5回ハック週間でみんながどのようなことをしようと考えているかこちらにリストアップしてあります。
- 嬉しいのは、このリストをメンテナンスするために openFATE が使われているというのはもちろんのこと、これによって openSUSE コミュニティの方々にもオープンとなり、アイデアを追加したり既存のエントリに対してコメントをつけたり投票していただいたりすることができるようになったということです。もちろん挙げていただいたアイデアが全て採用されるということを保証するものではありませんが、それでも大きな前進でしょう。つまり、自分はいいアイデアを持っているという方であればどなたでも、第5回ハック週間に参加する者にヒントを与えることができるということなのです。どうぞお気軽に openFATE にアイデアを追加してみてください。一緒に語り合いましょう。 (...)"
更新状況
ディストリビューション
Lubos Lunak: openSUSE 11.3 でのオンデマンドなパッケージインストール
- "ほとんどの皆さんは少なくとも一度くらいこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。コンピュータを使って何かをしようとしたら「申し訳ありませんがアプリケーション『hoge』がインストールされていません」「依存関係のある『fuga』プラグインがインストールされていません」などといったエラーメッセージが表示される。そしてそこで作業がストップしてしまう。あなたは求めている機能が入っているパッケージが何なのか探し出し、手動でインストールして再度試してみなければいけなくなる。そんなときコンピュータが「でも、もしかしたら私が探し出してきてインストールして差し上げることができるかもしれません。試してみていいですか?」と言ってくれ、自分自身で何とかしてくれないだろうかと夢想したことはありませんか?
- この openSUSE リリースで私が実現したいと思っているのが、まさにそのようなことなのです。こんなことができたらどうだろうかとデスクトップ操作のいろいろな場面を思い浮かべて考えてきてみましたが、間違いなくいくつかのケースで有効だと感じています。例えば、関連付けられたアプリケーションのインストールされていないファイルを Dolphin でクリックすると、普通は「以下のアプリケーションで開く」ダイアログが開くことになります。そして、そのダイアログの中には「たぶんこのアプリケーションで開くことができるよ」というようなオプションはどこにも見当たりません。インストールメディアにアクセスすることさえできるなら (つまり、ネットワークに接続してあれば)、そのファイルを開くのに必要なアプリケーションを探し出してインストールするのは、実はさほど難しいことではないのです :"
来週の予定
- "6月9日:
- openSUSE 11.3 翻訳完了
- * 目標: 組み込みテスト中に見つかった誤訳の最終修正
- * 目標: リリースノートを翻訳に回す
Bugzilla
今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 4882 (+51)
- Blocker(最重要課題): 3 (+0)
- Critical(緊急): 276 (+6)
- Major(重要): 906 (+14)
- Normal(普通): 2750 (+29)
- Minor(影響度の小さい問題) 393 (+4)
- Enhancements(機能強化の要望): 554 (-2)
- Bugzilla レポートの詳細 – バグ・レポートの登録 – バグ・レポートについての FAQ
チームレポート
ビルド・サービス・チーム
ビルド・チーム・ミーティング
- ビルド・チーム・ミーティング議事録
OBS 2.0 Beta 1 リリース
- "私たち openSUSE Build Service 開発チームはここに、OBS 2.0 の機能完成を宣言させていただきます。
- OBS 2.0 Beta 1 はいつものように openSUSE:Tools:Unstable プロジェクトよりダウンロード可能となっています。
- 2.0 Beta 1 のパッケージのバージョンは 1.9.90 となっています。OBS アプライアンスにも同じバージョンが適用されていますので、そちらを使って OBS を評価していただいたり実環境を構築していただくこともできるようになっています。 (...)"
ビルド・サービス統計情報
- ビルド・サービスは現在 12937 (+117) プロジェクト、94153 (+396) パッケージ、22721 (+311) リポジトリをホストしており、23278 (+82) 名の承認済みユーザが利用しています。
GNOME チーム
Fridrich Strba: 実験的な Evolution インストーラ for Windows
- "「Evolution インストーラ for Windows」をリリースしました。openSUSE ビルド・サービスの ここ にあります。インストーラは、 mingw32-evolution-installer という RPM 形式のファイルで提供され、/usr/i686-pc-mingw32/sys-root/mingw ディレクトリにインストールされます。RPM パッケージをどう扱っていいのか分からない Windows ユーザーは、7-zip というツールを使えば普通に解凍できます。"
openFATE チーム
#309589: WebM メディアのサポート
- WebM は、Google が2010年5月19日に発表した Web 向けのロイヤリティフリーなメディアフォーマット開発プロジェクト。Google が買収してオープンソースにしたビデオコーデック「VP8」と、ロイヤリティフリーなオーディオコーデック「Vorbis」、そしてメディアコンテナとして「Matroska」を採用しています。
#309608: SimPy のパッケージ
- "SimPy は、Pythonを使ってシミュレーションを簡単にプログラミングできるようにするツールです。"
#309617: ホスト名をインストール時に設定できるように
- "自動設定モードでインストールすると、ホスト名を設定することができません。--でもって、勝手に決められたホスト名が KDE のメニューや Konsole に表示されちゃいますよね。これってどうも納得いかないんですが…。"
#309618: カーネルの設定で CGROUP 機能を有効化してください
- " 11.3 のカーネルで「CONFIG_CGROUP」を有効にして、systemd (訳注:init を代替するものとして開発されている)を簡単に試せるようにしてほしい。"
#309626: Yast/Zypper は最後にインストールしたパッケージのリストを保持するべき
- "YaST や Zypper が、パッケージをインストールした後に、それらのリスト(テキストファイルで構いません)を作るようにすることを提案します。そうすれば、何かトラブルがあった場合でも、それを見てどのパッケージが新しくインストールされたものか分かります。"
統計情報
openSUSE 11.3 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。
- 総数: 654 (+7)
- 未確認: 413 (+6)
- 新規: 14 (+0)
- 評価中: 97 (-1)
- 候補: 5 (+0)
- 完了: 40 (+2)
- 不採用: 66 (+0)
- 重複: 19 (+0)
Testing チーム
Larry Finger: ウィークリーレビュー
- "Testing のコアチームは、5月31日 17:00(UTC)にIRCミーティングを行ないます。
- 詳しくは ここを見てください。希望すれば誰でも参加できます。
- 個人的に、M7 を自分のメインマシンにインストール(x86_64 NETインストールCDを使いました)し、普段の仕事で使っています。
- このインストール方法だと、GTK ライブラリが正しくない等のバグ (https://bugzilla.novell.com/show_bug.cgi?id=608087) によって、FireFox や Thunderbird がスタート時にクラッシュしてしまいます。でも幸運なことに、Most Annoying Bugs に簡単な対処方法がありました。
- また、私のマシンは nVidia のグラフィックスカードを搭載しているのですが、nouveau ドライバを使うと画面表示が乱れてしまいました。これも Most Annoying Bugs にある方法で回避することができました。
- NFS クライアントの設定で、また別のバグがありましたが、Bugzilla にエントリしてすぐに修正されたので、RC1 では解決されているはずです。とりあえずの回避方法は、GUI ツールを使わず、手動で設定するということです。
- さらに私は、VirtualBox の仮想環境で動作していた M6 システムでも、i586 NET インストール CD を使ってアップグレードしてみました。アップグレードは簡単に完了し、D-Link DWA-130 のベンダドライバのデバッグにとても役立ちました。ただし、32 bit 版は問題ないのですが、64 bit 版はうまく動きません。両方のアーキテクチャを試せる環境はとても重要ですね。"
翻訳 (Translation) チーム
コミュニティ内での出来事
openSUSE TV: コラボレーションのアーキテクチャ
- "このセッションでは、Kablink Open Collaboration プロジェクトにより実現される「コラボレーションのアーキテクチャ」に焦点が当てられます。問題を解決し、チームの仲間たちとの協力を後押ししてくれるようなアプリケーションを Kablink プラットフォームによってどのように構築することができるかご覧になってください。このセッション中に、Kablink の持つソーシャルネットワーキング機能の利点を活用しつつ、一般的なチームワーク問題を解決してくれる一つのアプリケーションが開発されていきます。"
Sirko Kemter: RadioTux@LinuxTag
- "ベルリンでの LinuxTag がもう後数日後に迫ってきています。openSUSE プロジェクトも参加し、プレゼンしてきます。Boosters チームはちょっとしたハックを紹介するプログラムを用意しました。実際私も、お決まりのプレゼンテーションよりこういった感じのプレゼンの方が面白いと思います。このハックセッションや openSUSE 関係者による他の講演についての情報はこちらのWiki ページに掲載されています。
- 私は例年通り、RadioTux の一員として会場に乗り込みます。LinuxTag 会場から放送するインタビューの準備などもあって、私にとっての LinuxTag はもう数ヶ月前から始まっているのです。興味はあるんだけれど LinuxTag のためにベルリンまで行くことはできないという皆さん、是非会場から私たちが発信するストリームをお聴きください。openSUSE 関係者のインタビューはもちろん、英語でのインタビューもいくつか予定しておりますので、興味のある方はお聴き逃しのないように。 (...)"
Bryen Yunashko: シカゴ発、パリ経由、ニュルンベルクへ!
- "パリでの「ミニ休暇」もそろそろ終わりとなります。そして、いよいよメインイベント ... ニュルンベルクへ出発です! パリからニュルンベルクへは夜行列車に乗って移動し、朝かの地に到着したら息つく暇なく初開催となる openSUSE 評議会 (Board) 修養 (Retreat) 会議の席に着くことになります。
- 私はその会議のことを今から楽しみにしています。これまで私たち評議会 (Board) が顔を合わせたのは2009年9月に開催された第1回 openSUSE カンファレンスの時だけで、その時はただカンファレンスのスライドプレゼンテーションのために集合しただけでした。一堂に会してフェイス・トゥ・フェイスで「ビジネス」について話し合うのは実際のところこれが初めてとなります!
- この会議に引き続いては週末いっぱいを費やしての戦略チーム会議が予定されており、この数日は間違いなく openSUSE コミュニティにとってもっとも重要な時として歴史に刻まれることになるでしょう。何ヶ月にもわたってオンラインで繰り広げられた討論を経てフェイス・トゥ・フェイスで行われる今回の討論をきっかけとして、コミュニティの仲間全員に透明性をもたらし、ディストリビューションとプロジェクトを引き続き前進させていくための openSUSE の新たな方向が示されていくことを願っています。"
ようこそ、新 Member
- "皆さんに新たな openSUSE メンバー(Member) をご紹介します: etamPL"
イベント & ミーティング
終了分:
近日開催:
- 2010年6月2日: openSUSE プロジェクト・ミーティング
- 2010年6月2日: openSUSE 評議会 (Board) ミーティング
- 2010年6月9-12日: LinuxTag (ドイツ/ベルリン)
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
- openSUSE News/Events ページ – 各地域のローカルイベント
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができす。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。
Ambassador 通信
Agustin Chavarria: ニカラグア!の openSUSE スクール!
- "何年か前に LUG の一つ、opensuse-nicaragua は「Escuelita opeSUSE」というプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトが目指すのは、人々に openSUSE の基礎コースを提供していく、ということです。
- そして先週ついに、それが実現しました!!!
- このコースが開講された場所は UNICIT (Iberoamerican University of Technologies and Sience) で、Linux、Linux、Linux ... とビッシリ Linux 漬けの2日間でした。(...)"
Ricardo Varas Santana: FLISoL チリ での openSUSE]
- "皆さん既にご存知のことと思いますが、FLISoL (Festival Latinoamericano de Instalacion de Software Libre) のイベントが今週土曜日にここチリで開催されます。
- イベントは午前9時ごろからラ・セレーナ (La Serena) にある Universidad de La Serena campus Isabel Bongard で始まり、たくさんの楽しいトークやインストール部屋を用意して皆さんをお待ちします。私は今からもう「緑色のにくいヤツ」をインストールしまくるぞ!と意欲満々です! =) ところで、当日会場には SUSE Studio で作った ISO イメージを持っていこうと思っていますので、USB メモリをお持ちいただければその場でコピーして差し上げます。
- 私たちがプレゼンする内容は、以下のようなこととなる予定です: KVM、自由な知識、デスクトップの裏で動く Linux、開発者でなくてもできる openSUSE への貢献のしかた。"
交流
- lists.opensuse.org 管理下の全メーリングリスト登録者数合計は延べ 37268 (+28) 名です。
- openSUSE フォーラム の登録ユーザ数は 46105 (+210) 名 - 最大同時オンライン数は 30559 名で、2010年1月8日 13:06 のことでした。
貢献者
- ユーザ名簿に登録している 12026 (+40) 名のうち、4671 (+20) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、424 (+22) 名のメンバー(Member)を承認しています。
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Packman: veejay 1.5.3-0.pm.1.4 (openSUSE 11.2/i586)
- "Veejay はビジュアル楽器、兼、リアルタイムビデオサンプラーです。
- これによりビデオを、まるでピアノを弾くように「演奏」することができます。演奏している間、結果のビデオを直接ディスクに記録することができます(ビデオサンプリング)。"
Packman: xmms2 0.7-999.pm.68.2 (openSUSE 11.2/x86_64)
- "XMMS2 はオーディオフレームワークですが、汎用マルチメディアプレイヤーではありません - ビデオを再生することはできません。これは音声処理、画像化、出力のためのモジュラーフレームワークであり、プラグインアーキテクチャですが、このフレームワークではビデオをサポートするように設計されていません。そして XMMS2 のクライアント-サーバ設計 (このデーモンもグラフィックス出力の種類に依存しません)もまた、直接ビデオ出力が実装できるようにはなっていません。XMMS2 は幅広いオーディオフォーマットをサポートしており、プラグインによって拡張も可能です。XMMS2 フレームワークには基本的なコマンドラインインターフェースが含まれていますが、ほとんどのユーザーはグラフィカルな XMMS2 のクライアント (例えば gxmms2 とか esperanza) をインストールしたがるようです。"
Petr Mladek: openSUSE 向け OpenOffice_org 3.2.1 RC2 公開
- "openSUSE 向け OpenOffice.org 3.2.1 RC2 パッケージの公開をお知らせいたします。パッケージはビルド・サービスの OpenOffice:org:UNSTABLE プロジェクトから入手可能で、アップストリームの 3.2.1-rc2 のソースを元に Go-oo からも多くの修正と改良を取り込んで作成されています。openSUSE 版 OOo ビルドの詳細な追加情報については Wiki ページをご参照ください。
- これらのパッケージはリリース候補版で、まだ完全な QA サイクルを経ているものではありませんので、深刻なバグが残っている可能性があります。ですから、大切なデータを扱う用途での使用は推奨されません。重要 なデータを扱う場合は事前に別途保存しておくといいでしょう。…
- いつものように、興味をお持ちの方にパッケージのベータテストをしていただき、バグ報告をしていただきたいと思っています。(...)"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE セキュリティ要約レポート: SUSE-SR:2010:012
- 報告 ID: SUSE-SR:2010:012
- 日付: 2010年5月25日(火) 12:00:00 +0000
- 相互参照 (Cross-References): CVE-2009-0547, CVE-2009-0587, CVE-2009-2625
- CVE-2009-3525, CVE-2009-3555, CVE-2009-3560
- CVE-2009-3720, CVE-2010-0205, CVE-2010-0397
- CVE-2010-0421, CVE-2010-0739, CVE-2010-0788
- CVE-2010-0790, CVE-2010-0791, CVE-2010-0827
- CVE-2010-0829, CVE-2010-1152, CVE-2010-1440
カーネルレビュー
Rares Aioanei: openSUSE 風味のカーネルレビュー
- "やあみんな、今週のカーネルニュース – openSUSE スタイルの – へようこそ!
- -まずは Larry Finger が opensuse-kernel@ で提案したパッチから見ていこうか。こいつは説明メッセージの誤字修正とウェブサイトへの参照の修正をするもので、Jim Benc によって修正されて、カーネルのマスターブランチにコミットされたよ。(...)"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
LinuxPlanet/Akkana Peck: Kdenlive を使って Linux で動画を編集しよう! パート2
- "前回の記事 では、ビデオクリップをいくつか選んでから、Kdenlive を使って基本的な動画を作成する方法を紹介しました。簡単だったでしょう! しかし今回は、動画をもっと面白くするため、シーンの間に音楽やタイトルを追加するなど、エフェクトを加えていきましょう。
- トランジションエフェクト
- あるクリップを切り取って次につなげたとき、観た人が違和感を覚えてしまうようなことがあります。どこで新しいシーンに入れ替わったのか、はっきりしなくなってしまうのです。その場合は、シーンの間にトランジションエフェクトを入れてみましょう。
- 最も一般的なトランジションは、黒から変化するフェードイン、あるいは黒へ変化するフェードアウトといった効果です。またフェードが変化した形であるディゾルブは、最初のクリップがフェードアウトしていくと同時に、次のクリップがトップへフェードインするものです。(...)"
コマンド/スクリプト初心者向け
IBM developerWorks/Martin Streicher: UNIX のお話: UNIX パワーユーザの門外不出の秘伝
- "(...) 多くの UNIX ユーザーは、自分にあった環境をいつでも使えるようにしておくため、.bashrc (Bash シェルの場合)、.zshrc (Z シェルの場合) といったシェルのスタートアップファイルに、セッティングを書き加えておきます。スタートアップファイルではエイリアスを作成することができ、シェルのオプションや、関数の作成、環境設定などを書くことができます。絶対不可欠な環境変数として、HOME (ユーザーのホームディレクトリ)、PATH (アプリケーションを探すときに使用するディレクトリの列挙)、MANPATH (man ページを探すときに使用するディレクトリのリスト) 等があります。環境変数をあなたのシェルへセットしたら、printenv とタイプしてみましょう。すると、あなたのシェルの中で利用可能な環境変数のリストが、全て表示されます。"
システム管理者向け
GeekRide/Napster: Tech Tip: コマンドラインから E メールを送る方法
- "メールを送信するのに、誰もが Thunderbird とか Kmail のような至れり尽くせりの E メールクライアントを使えるというわけではありません。中には、システム管理者という、リモートサーバ上でコマンドラインやスクリプトからメールを送らなければいけないかわいそうな人たちもいるのです。また、メールを送信する以外にも、普通の E メールクライアントからではできないようなやり方でメールサーバをテストしたりデバッグしたりしなければいけなくなることがあります。もしあなたがそんなシステム管理者のお一人でどうやってそんなことができるんだ?と思われているようでしたら、心配はご無用、Netcat が役に立ってくれることでしょう。"
Novell Cool Solutions/tpetersonalpine: Xen、OCFS2、Linux 仮想化サービスを組み合わせて一台のラップトップ上でクラスタをチーム化しよう
- "この「実験室」ガイドの目的は、小規模のクラスタシステムの組み方を解説することにあります。「実験室」が想定するのは、一台の Xen ホスト、二つのチーミングされた (Tomcat) サーバ、二つのインデックスサーバ (Lucene)、一つの MySQL サーバという構成です。この「実験室」では読者の皆さんが SLES や Xen の使い方については理解しているものとして話を進めていきますが、OCFS2 や Linux の仮想サービスについての役に立つガイダンスも提供していきます。"
Planet SUSE
Han Wen Kam: SUSE Linux Enterprise Server 11 SP 1 の KVM
- "先週アムステルダムで開催された Novell BrainShare の会場 IT セントラルで、Geeko たちが SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1 (RC4) を配っていました。そのディスクを早速私は DVD ドライブに挿入し、Thinkpad にパーティションを切ってインストールしてみました。
- このバージョンは6月2日に予定されている最終 GA 版に向けてのリリース候補版 (RC4) ですから、本格的に使うというより、SP1 で公式にハイパーバイザーがサポートされた KVM がどんな感じかちょっと見てみたいと思ったのです (かつて2006年に SLES 10 で Xen が同梱され、サポートされて以来、初の試みですからね)。"
Joe Brockmeier: AbiWord: 正当に評価されないワードプロセッサ
- "ネットワーク上でのことが全てであれば、オープンソースの実用的アプリケーションについて話をすると、OpenOffice.org が部屋中の酸素を吸い尽くしてしまう傾向があるようです。ですが「オープンソースワードプロセッサ」という町で、 OpenOffice はただ一台のゲームマシン、というわけではありません。最高の - もし日の当たらないところにいるとしても - オープンワードプロセッサの一つは AbiWord です。.
- AbiWord は非常に昔からのものですが、Sun のような企業からの影響を受けてこなかったため、この小さなワードプロセッサはそれにふさわしい注目を受けてきませんでした。ではご一緒に埋め合わせをいたしましょう。(...)"
Joe Brockmeier: 素晴らしいドキュメント、悪いドキュメント、失われたドキュメントとは?
- "とある意見を探しているのですが、Web 上ではとても見つけるのが難しいようです…ドキュメンテーションについて、どの FLOSS プロジェクトが最高、あるいは最低の(あるいは、まったく存在しない)なんだろう? もっとドキュメントがしっかりしていればいいのに、と思うプロジェクトはどれですか?
- 以下では次のようなことをお話しようと思います:よいドキュメントを作ることについてどうお考えですか? 多くのプロジェクトはドキュメントの代わりに Wiki にすべてのものを置いているようですが、これはどうも素晴らしく役に立つものではないようです。人々が良いドキュメントだという品質保証マークを貼ろうと考えるようなものはなにか、関心を持つべきです。(...)"
Dominique Leuenberger: Dominique Leuenberger: VLC / openSUSE 10.3 リポジトリ
- "openSUSE 10.3 がサポート切れとなってからしばらく経ちましたが、VideoLAN プロジェクトからはまだ現在の最新バージョン 1.0.6 のパッケージが提供され続けています。
- 1.1.0 でステータスはリリース候補ということになり、VLC 1.1 だと openSUSE 10.3 に同梱されている「古い」バージョンの Qt とは互換性が取れなくなってしまいますので、openSUSE 10.3 向けのリポジトリは閉めさせていただくことにしました。
- VideoLAN プロジェクトは今後も openSUSE の全バージョン向けにリポジトリを用意していきます。現在対応しているバージョンは 11.0 から 11.2 及び openSUSE Factory (11.3 の雛形) となっています。 (...)"
Joe Brockmeier: 2010年春の Linux ディストリビューション通信簿 (パート 2)
- "昨日の記事には書ききれなかった続きを "Zonker" が書いてくれました。この「2010年春の Linux ディストリビューション通信簿」では Debian、Fedora、Linux Mint、Mandriva、openSUSE、Slackware そして Ubuntu についての短評がしたためられています。今日は、後半3つのご紹介です。そして最後には、お待たせしました! 「Linux ディストリビューション通信簿」が掲載されています。これから先の数ヶ月にわたって使えるハンディなガイドとなっていますよ。 (...)"
Miguel de Icaza: コンシューマ向けの Linux: MeeGo アップデート
- "MeeGo 世界のコンシューマ向け Linux 界隈で起こっていることを見て、興奮しています。MeeGo 1.0 がダウンロード可能になり、誰もが試してみることができます。
- この新しいコンシューマ向け Linux システムに対して、Novell でコード、設計、そしてアートワークを提供するため作業してきまして、本日、Michael Meeks と Aaron Bockover は、彼らが MeeGo についてしてきたことについてブログを書いています。
- このエントリのスクリーンショットは Aaron と Michael のブログ記事から直接撮ってきたものです。Aaron は音楽プレイヤー Banshee の新しいUIについて議論し、Michael は Email/Calendar プログラムの UI について述べています。"
Michael Meeks: MeeGo 向け Evolution Express
- "メールやカレンダーといったものに新しいユーザーインタフェースを作るということについて、ちょっとつらつら書いてみようと思います。特に MeeGo について。私が今携わっていることで、他のことと一緒に、ここ三ヶ月ずっと関わっていました。
- なんで「エクスプレス」モードなの?
- 最初は Moblin 2.1 向けに、私たちはもっと大胆なユーザーエクスペリエンスの変更を考えていました:Anjal と呼ばれたものです。これはいびつで、多くの機能が失われていて(デザインのせいで)、熟成させる時間もありませんでした。そこで、MeeGo チームでは別のアプローチを取るべきだと決めたのです。Evolution を採用し、この UI をネットブックの画面サイズに合わせて修正し、関係するデフォルト設定を調整しました。Anjal から最高の機能をマージして、そこから構築したのです。結果はたったの三ヶ月というスピード開発だったにも関わらず、素晴らしい MeeGo、ネットブックに最適、と称されるまでに至ったのです。
- 重要なことを認識しておく必要があります ~すべてのネットブックは 1024x600 の画面サイズを持っています - とっても、とっても少ないピクセル数です - 特に縦方向には (多くのアプリは最小 1024x768 に合わせて作られています)、そして多くのちょっとしたツールは縦のスペースを必要としています。Linus のコーディングスタイルドキュメントが推奨しているように - 縦のスペースは新しくできないリソースなので、節約することを考えなくちゃいけません:単にスクロールバーを足すというのは見にくいやっつけ仕事です。縦空間探索の旅はとても多くのネットブックが持っている恐怖のタッチパッドによりさらにいやらしさを増しました。というのはうっかりクリックするのを防ぐためにウェジェットの周りに隙間をあけてやらないといけなかったからです。"
Aaron Bockover: MeeGo 向け Banshee
- "たくさんの猛烈な仕事とコラボレーションの後、MeeGo 1.0 向けネットブックプロファイルが本日リリースされました。ということで、Banshee が MeeGo のデフォルトで、統合されたメディアプレイヤーとしてリリースされたということを、非常な喜びと共にお伝えします。
- 現在のところ、MeeGo 1.0 は最新の安定版の Banshee 1.6.1 を用いています。新しい Banshee がリリースされたら、 MeeGo 向けのアップデートパッケージをリリースする予定です。
- メディアパネル
- MeeGo では、ほとんどのタスクはツールバーからスライドして出てくるパネルを通して操作します。友達とチャットするときも、Twitter や他のソーシャルネットワークフィードに没頭するときも、あなたのメディアをぱっと探して演奏するときも、ウェブをあちこち渡り歩くときも、アプリケーションやゾーンを切り替える時もです。"
Rares Aioanei: PostgreSQL の週刊レビュー
- "みなさん、こんにちは。そして、openSUSE スタイルの PostgreSQL ニュース第1号へようこそ! まずは最近メーリングリストに流れたニュースや情報をご紹介して、その後 Planet やウェブに載ったニュースを見ていくことにしましょう。
- - Google Summer of Code 2010 に参加している学生の Pavel (名乗っていないんで名字は不詳) が hackers メーリングリストに、うまく実装するにはどうしたらいいかという質問込みで、PostgreSQL のビューをスナップショットとして実現するというアイデアを提案してくれました。メーリングリストのアーカイブをサラッと見ていただければ、もっと詳しいことが分かっていただけると思います。 (...)"
openSUSE フォーラム
インストール済みのパッケージが勝手にアップデートされるのを防ぐ/パッケージのロック?
- "zypper で、あるパッケージにロックをかけておきたいと思ったときに遭遇する問題についてです。でも、YaST > ソフトウェア管理 からなら思った通りにできるんですよね。"
11.2 ユーザの皆さん、ファイアーウォールを確認してください
- "ファイアーウォールを OFF にしたときに起こりうるいくつかの不安材料の事例 - ということで、ユーザのみなさん、確認してご報告お願いします。"
"zypper dup" しただけでマイルストーン 7 に上がってしまった
- "最近マイルストーン 6 をインストールしたユーザが 'zypper dup' したら一発でマイルストーン 7 に上がりました。面白いですね、スムーズにコトは進んだようです。"
CD/DVD ハードウェア関連で起こりうるトラブル
- "マシンに搭載された CD/DVD ドライブの寿命はけして長いものではありません - このケースで少なくとも @oldcpu はいい買い物をしたようです。とは言っても、最近だとそれほど高い買い物ではなくなっていますけれどね。"
Web 上の記事から
お知らせ
LinuxCon North America 2010
- "2010年8月10〜12日 · Renaissance Boston Waterfront ホテル, Boston, マサチューセッツ州
- このイベントは8月9日に行われるたくさんの ミニサミットと同時開催されます。
- LinuxCon はこの業界で最も重要な Linux カンファレンスです。北米では毎年恒例の技術的カンファレンスで、Linux に関するすべてについて、他とは比べようもない交流と教育の場となります。LinuxCon には、Linux コミュニティが推薦する、コア開発者、管理者、エンドユーザー、ビジネス担当重役、経営の専門家といった人々と、 Linux コミュニティをよりよくしうる、最高の技術的才能と意思決定者、産業界のエキスパートといった、最高の、輝かしい人々が集結することになります。"
MeeGo v1.0 コアソフトウェアプラットフォーム & ネットブックユーザーエクスペリエンスプロジェクト、リリース
- "本日、MeeGo v1.0 のプロジェクトリリースを発表しました。このリリースではアプリケーション開発のためのコア・ファウンデーションと、Netbook 向けのリッチなユーザーインタフェースの両方の安定版を提供しています。MeeGo Netbook ユーザーエクスペリエンスは今回初めて登場したもので、MeeGo スマートフォンユーザーエクスペリエンスは6月に公開予定です。"
dot.kde.org/KDE SC 4.5 ベータ1、入手可能に
- "KDE プロジェクトは、この夏、8月にリリースを予定している新しいバージョンの最初のテスト版をリリースしました。KDE SC 4.5.0 の今回のリリースはテスター向けと、この夏にデスクトップとネットブック環境でどんなものが登場するかの先行公開を意図しています。KDE プロジェクトは現在、確実にベータモードに移っており、つまりバグ修正と、安定版の software compilation を今夏に出せるための準備を最優先に置いています。"
KOffice 2.2 リリース
- "KOffice チームはバージョン 2.2.0 のリリースを発表いたします。これは KOffice 2.1 のリリースから半年を経過してのものです。このリリースではかつてないほどの新しい機能とバグフィックスが行われたことを、完全な変更リストの中に認めることができるでしょう。これほど早い開発の速度については二つの理由があります:KOffice が人々の間で再び知られるようになってきて、開発者コミュニティが成長したことと、Nokia がオフィスビューアとして採用するために KOffice の開発を支援してくれたことです。以下、今回のリリースに置いて最も重要な変更のリストです。"
レポート
japan.internet.com/Webファイナンス/Michael Kerner: Novell の2-4月期決算、『Linux』事業が低調
- "Novell は27日、2010会計年度第2四半期 (2-4月期) の決算を発表した。売上は2億400万ドルで、前年同期の2億1600万ドルから減少した。好材料としては、純利益が2000万ドル (1株あたり6セント) となり、前年同期の純利益1600万ドル (1株あたり5セント) から増加した。
- とはいえ、Novell の売上は引き続き低下しており、同社は第3四半期 (5-7月期) の売上について、2億500万ドルないし2億1000万ドルとの見通しを示した。
- Novell の決算で特に注目度が高いのは、同社『Linux』事業の業績だ。しかし、CFO (最高財務責任者) の Dana Russell 氏によれば、同社の Linux プラットフォーム製品の売上は前年同期比4%減の3500万ドルに落ち込んだという。"
- 訳注:この記事の元となっているのは Datamation/Sean Michael Kerner: Novell Revenues, Linux Business Slide で、ここで紹介してある翻訳版もその元となる internet.com の記事も原文の一部抜粋となっています。完全版はこちらをご覧ください。
レビュー/エッセイ
Ghacks/Jack Wallen: なんで openSUSE 11.2 を試してみないんだい?
- "ぼくはこの Ghacks で Ubuntu を使ったり、それについて語ったりするのに多くの時間を費やしてきた。それは、そいつが、この町でたった一つしかないゲームだからだろう、と人が思うぐらいにね。ええと、そうじゃないし、ぼくは別のディストリビューションに焦点を当ててちょっと時間を割いてみるつもりなんだ。最初に選んだのは openSUSE。openSUSE は Red Hat Linux にとっての Fedora ととてもよく似ている。言い換えれば、エンタープライズレベルの製品 (SUSE Linux) が正しく動くことを確実にするための、開発者とユーザのための砂場みたいなものなんだ。そして、Fedora と同じく、openSUSE も無償版だ。このディストリビューションをダウンロードして使うためには、一銭も必要ないんだ。"
Richard A. Johnson: 最新の MeeGo リリース・インプレッション
- "少しばかり時間をかけて、最新のいろんなネットブック用オペレーティングシステムと戯れてみて、完璧なものを探そうとしています。最初にちょっとばかり背景をお話しておきましょう。先月私はついに Blackberry フォンから Android フォンに乗り換えまして、この一ヶ月というもの、Android SDK で遊んで、アプリケーションを書いてみたり、ありとあらゆる入手可能なアプリケーションをチェックしてみたり、つまりは電話で遊び呆けていたわけです。こんな一月が終わってみて、一つのことが明らかになったのです。スマートフォンは私の生活ととんでもなくひっついてしまっていて、ネットブックはそれほどでもない、ということに。というわけで、世にあるすべてのディストリビューション、またはオペレーティングシステムを試してみようと決意したわけです。以下が、私が試したものたちです:(...)"
Tuxradar: Linux はどう動いているのか: 究極のガイド
- "Linux デスクトップが内部でどんなふうに動いているか学んでみたいと思ったことはないですか? ええ、すでに「どうやって動いているのか (how it works)」シリーズの記事を、サウンド、カーネル、LVM、PAM、ファイルシステムについて出してきましたが、この記事ではもっと広い視野を持って、現代の Linux ディストリビューションの中のすべてがどうやって動いているのか、はじめから終わりまで説明したいと思います。
- この記事では私たちはトップダウンの視点、平均的なユーザーが出会うことになる、デスクトップからカーネルに至る Linux 技術のそれぞれの層に順に取り組んでいくというやりかたを選びました。この方法で、快適なデスクトップの世界から Linux の考古学の地下世界に潜っていくことができます。この世界では、マルチユーザーシステム、ダム端末、リモート接続、そしてギークたちといった、過ぎ去りし時代からのたくさんの遺跡を見つけることができるでしょう。そしてまた、皆さんが自分のシステムをいじくりまわしてみることができるような、いくつかのコマンドをご紹介するつもりです。というのも、そういったコマンドを覚えておけば格段に Linux を使いこなせるようになるからです。"
LinuxMagazine/Joe Brockmeier: オープンビデオの大衆化の準備、WebM
- "Google I/O ではとても面白い技術が紹介されましたが、Linux ユーザーにとって最も興味深かったのは WebM の発表だったのではないでしょうか。いよいよ、Linux がメディアの「ファーストクラス」プラットフォームになりえるのです。
- WebM は Web にオープンビデオを導入しようとした最初の試みではありませんが、今までのソリューションがやってこなかった多くのものを持っています。率直に言えば、WebM は Web 界で最も巨大な会社の一つ (Google のことですが) が後ろ楯となっているという重みがあり、殆どの主要なブラウザプロジェクトおよびベンダーからの賛同を取り付けたということです。"
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クレジット
- Sascha Manns (編集長)
- Jan-Simon Möller (副編集長、英語版ニュースレター担当)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)
翻訳版(Translations)
openSUSE ウィークリー・ニュースは多くの言語に翻訳されています。第125号の現在購読可能な翻訳版については こちらをご覧ください。