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openSUSE Weekly News/122

tagline: 提供: openSUSE

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Geeko openSUSE ウィークリー・ニュースは多くの言語に翻訳されています。現在購読可能な翻訳版については こちらをご覧ください。


目次


編集部より

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openSUSE ウィークリー・ニュース 第 122 号へようこそ! 第18週の週末にまた最新号をお届けできることを喜ばしく思います。
今週はマイルストーン 6 で慌しい一週間でした。この次はいよいよ最後のマイルストーン (7) となります。読者の皆さんも、是非この新しいマイルストーンのテストにご参加ください。そして、何かバグを見つけたら Bugzila へあげてください。
今週号がまた皆さんの気に入ってもらえることを願っています。それでは皆さん、今週号をお楽しみください...


お知らせ

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openSUSE 11.3 マイルストーン 6: 混乱は収拾に向かっています

"7月にリリースが予定される openSUSE 11.3 へ向けての Factory 版「現在進行形」ビルドのスナップショット、マイルストーン 6 (全部で7つ予定されているうちの6番目のもの)がダウンロード可能となりました。
M6 は、新機能やアプリケーションの新規追加を止めて安定性やユーザビリティの向上へと焦点が移行する「安定版にむけてのフリーズ (Stabilizing Freeze)」期間中に出る初のマイルストーンとなります。これを受けて、M5 - M6 の期間中に 162 のバグが解決されました!"

openSUSE ニュース: Twitter でアップデート情報配信開始

"openSUSE ディストリビューション向けとして、私たちはセキュリティ問題や一般的なバグ修正のためのアップデートを定期的にリリースしています。デスクトップユーザであれば、GNOME や KDE 内で Updater アプリが動いていれば通知を受けるようになっていると思います (通常は一日に一回通知されるはず)。
セキュリティ関連のお知らせは、opensuse-security-announce メーリングリスト (lists.opensuse.org) から登録できます) 経由で配信されています。全てのアップデートについてリリースされたらすぐに知りたい場合は、 opensuse-updates メーリングリストを読んでいただきたいのですが、先日 Twitter にアップデート情報配信用の新しいユーザ、@openSUSE_Updateを作りましたので、そちらをフォローしていただくことで情報を得ることもできるようになっています。"

openSUSE ニュース: openSUSE@LinuxTag 2010

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"LinuxTag 2010 の開催日が近付いてきています。6月9日から12日にかけて、ベルリンの

Berlin Fairgrounds で openSUSE の Rock ‘N’ Roll ステージが繰り広げられるのです! 先ほど主催者から通知が届き、それによると我々のプロジェクトはブース出展とフリーカンファレンスプログラム内での13のトークセッションが承認されたとのことです。"


更新状況

ディストリビューション

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Thomas Biege: SELinux と openSUSE 11.3 マイルストーン 6

"私たちが準備を進めてきていた SELinux がちゃんと動いてくれるかテストするため、マイルストーン 6 をたった今インストールし終えたのですが...動きました! :)"

Bugzilla

今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:


チームレポート

Boosters チーム

Suse Box.png

Boosters は今何をしているの?

"ここに挙げてある各投稿は、openSUSE Boosters チームが今どんなことに携わっているか、皆さんにお伝えするためのものです。openSUSE Boosters は、様々な分野でプロジェクトを手助けすべく編成されているチームです。メンバーの総数は13名で (余談ながら、酒好きの (thirsty) 13人 (thirteen) という別名の方が有名かも) そのスキルはローレベルの C 言語ハックから Ruby on Rails マスターといったプログラム分野、さらにグラフィックデザインやプロジェクト管理といった多岐にわたっています。チームは openSUSE プロジェクトのものとは別の独自のマイルストーンを設定していて、アジャイルに取り組んでいます。チームメンバーについてや、何をしているかについては openSUSE Wiki のページに詳しく書かれています。"

スタッフの異動について

"Boosters チーム関連で2件の異動がありました: Petr Uzel が L3/メンテナンスパッケージャーチームへと移りましたが、これはそのチームの忙しさが限界を越えていたためと、Petr 自身がコード書きやパッケージング、バグ修正といったものに更に深く関わっていきたいと望んだことによります。彼がチームを離れるのは残念なことではありますが、彼の前途に幸あれと願っています! Petr、あなたと仕事ができて楽しかったです。これからも何らかの形で openSUSE に関わりつづけてくれることを、そして幸運と - 楽しんでいってくれること (have a lot of fun) を願ってやみません!
もう一つの異動は、要員の交代です: Darix というハンドルの方がお馴染みかもしれない Marcus Rückert が、サービスチームの Christopher Hofmann と交代し、Christopher が Boosters に加わることになりました。これは、両人にとって良い結果となることでしょう。私は、Darix がこれまで同様 openSUSE に関わりつづけてくれると信じています。それはともかく、これまで「酒好きの13人 (Thirsty Thirteen)」の一員として仕事してきてくれてありがとう、Darix。 :)
そして、ようこそ Christopher、君を仲間として迎えられることを嬉しく思います - ということで、君は2人分「飲んだくれる」役目を負っているということをお忘れなく!"


ビルド・サービス・チーム

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ビルド・チーム・ミーティング

ミーティング議事録

OBS 1.7.4 .... 週末のお楽しみプレゼント ;)

"おそらく 1.7 シリーズ最後となるはずのリリースがミラーサイトに行き渡りつつあります。ほとんど唯一と言っていい変更点は、スケジューラーについての変更です。もはや、リモートのインスタンスから情報を読みこむ際にブロックされるということはなくなり、ローカルのプロジェクト上で継続できるようになりました。"

ビルド・サービス統計情報

ビルド・サービスは現在 12590 (+116) プロジェクト、93366 (+305) パッケージ、21982 (+60) リポジトリをホストしており、22990 (+317) 名の承認済みユーザが利用しています。


Mono チーム

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Miguel de Icaza: MonoDevelop の新しい検索バー

"MonoDevelop 2.4 は IDE のエルゴノミック (人間工学的な) 面を改良することに焦点を当てたリリースでした。私たちはこのために何ヶ所もいじり、自ら人柱となってこれまで私たちが使ってきていた他のツールや環境と比較することでエルゴノミック面を追求してきました。
MonoDevelop 2.0 やそれ以前の版では2005年以来使ってきていた他の GUI アプリケーションと似たダイヤログボックスを使っていました。ダイヤログはテキストの上部に表示され、ユーザは [Next] を押下し、望みの選択肢が見つかるとダイヤログボックスをどかさかなければなりません。"


openFATE チーム

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Andreas Jaeger: /var/run を tmpfs としてマウントするための準備

"フィーチャーリクエスト #303793 で、/var/run を tmpfs としてマウントするという提案が挙げられています。
そこには以下のような説明があります:
「これにより起動時に使われていないファイルやソケットを消す手間を省くことができ、マウントされたファイルシステムの更新時間が変わってしまうことを防ぎます。これは例えば、ソケット操作のために何らかのアイドル状態からシステムをスムーズに立ち上げるといった使い方をする電源管理などに必要となる機能です。
サービスは、スタートアップ時に /var/run 内に既に存在するコンテンツに依存しないように変更されなければなりません。RPM はそこに何かを配置したりしないように変更されなければいけません」"

SUSE で一時データを削除できるようにする

chromium の名称変更

コマンドラインからのシステム管理機能を改善する

osc で複数のパッケージ登録リクエストが出せるように


統計情報

openSUSE 11.3 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。

  • 総数: 634 (+9)
  • 未確認: 396 (+9)
  • 新規: 14 (+0)
  • 評価中: 98 (+0)
  • 候補: 4 (+0)
  • 完了: 38 (+0)
  • 不採用: 65 (+0)
  • 重複: 19 (+0)

openFATE に関する追加情報


翻訳 (Translation) チーム

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翻訳(ローカライゼーション)


Wiki チーム

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Rajko Matovic: Wiki: 背景について

"openSUSE Wiki について私が作業している中で経験していることととても関連性の深い記事があります。それは「オントロジーは過大評価されている: カテゴリー、リンク、タグ」という記事で、短くまとめると「カオスと化してしまっているものそれ自体をまとめるというのは何とカオスなことか」ということになります。
言い換えると、まだ我々はカオスを整理しきれておらず、まさにそのような混沌とした Wiki を作ってきてしまった、ということになります。これは、私たち openSUSE ユーザのせいでしょうか?
私が考えるに、答えは Yes でもあり、No でもあります。
openSUSE のユーザは、FOSS のコンセプトというものをちゃんと理解していません。つまり、ディストリビューションを創造し、メンテナンスしていくためには多くの人の関与が必要となる、ということです。タダで飲めるビールというものはなく、お金を払うか、その分働かなければいけないのです。"

Rajko Matovic: ポータルページを拡張して使うというコンセプト

"openSUSE Wiki のポータルには、サブページから取り込まれているようなセクションはほとんどありません。
例えば、Portal:Wiki の紹介セクションは実際には Portal:Wiki/Intro というサブページの中身を表示しているだけなのですが、そのページはそれ自身が一つの独立記事という扱いになっていて、メインページ内でもプロジェクトディストリビューションのコーナーはそれぞれのポータルのイントロページの内容を表示しています。
いろいろなポータルページのセクションで、同じようにサブページが使われています。どこでも必要な場所でポータルのパーツを使えるようになるので、これはとても便利な機能です。"


コミュニティ内での出来事

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Shayon Mukherjee: パート 1 : マーケティング - 無理強いするのではない、もう一つの方法

"ここで私が話したいと思っていることは、別段革命的なことではなく(できればいつの日かそんな話もしてみたいものですが)、MNC のうまいやり方についてのコメントでもありませんが、確かにそれに関係していることです。話してみたいと思っているのは、私の視点と、オープンソースソフトウェア - とりわけ openSUSE - を広めていくうえで皆さんと共有していきたい考え方です。私たちは皆、どうしたらいいかということについて基本的には知っています。"
パート 2"

イベント/ミーティング

終了分:

今後の予定:

耳で聞く openSUSE

  • openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができす。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。

Ambassador 通信

Agustin Chavarria: FLISOL ニカラグア 2010

"えー、これまでと同様、openSUSE は FLISOL の3会場に参加しました。以下、それぞれのレポートです。"

Alex Barrios: FLISOL ベネズエラからの写真第2ラウンド

"ベネズエラの FLISOL 会場で撮った写真集第2弾をお届けします。中身は、他の19会場と同様に openSUSE が参加したメイン会場のカラカスに訪れたギャラリーにより撮影された写真をコピーさせてもらったものです。
今回、このイベントのナショナルコーディネーターを務めてくれた Maria “tatica” Leandro の多大なる援助と献身に対し、お礼を申し述べたいと思います。彼女のおかげで私たちの FLISOL は実に素晴らしいライブ体験の場となりました。
彼女はこの地域で有名な Fedora Ambassador の一人で、全会場向けに Novell からの協賛金を取りつけ、FLISOL 以降の他のイベントでは openSUSE を広めることにも一役買ってくれているのです。彼女の写真を撮ってあげたいものですが、それはもっと自分の腕に自信が持てるようになってからのことですね。なので、今後も彼女がイベントに参加してみんなを助けてくれながら、その美しさに磨きをかけていってくれることを願うばかりです。"

Roger Whittaker: Oggcamp イベント -- リバプール

"この週末いっぱい、Ubuntu UK Podcast と Linux Outlaws のプレゼンター主催の、リバプールで開催された Oggcamp イベントに参加してきました。私はその会場でテーブルいっぱいに小さな緑色のぬいぐるみや openSUSE のインストールディスクなどなどを並べてお客さんを出迎えたのです。
イベントは素晴らしいものでした。基本的には BarCamp (訳注: かしこまったスケジュールで進行するのではなく、出たとこ勝負なノリで進行するイベント - Wikipedia の項などを参照してください) / アンカンファレンス形式で進行されたものの、企画も良く練られ、協力者チームもしっかりしていました。
土曜日は、Simon Phipps による素晴らしい基調講演で開幕しました。彼の話のほとんどはデジタルフリーダムがらみの内容で、調査、DRM、ACTA、イギリスのデジタル分野における経済関連法などの話題が展開されました。彼はこの件に注意を払う立候補者を立てるべきだと促し、なぜこれが問題となるかについて話してくれました。"

Vincent Untz: マーケティングハック大会: 第1日

"どうやら私はハック大会の初日の様子をブログに書くことには長けているものの、後が続かないようです。なので、今回もその路線でいくことにします。 ;-) とりあえず、スキーマ、gconf バックエンド、アプリケーションの移植などといった GSettings 関連の話題について長々書くつもりはなく、この素晴らしい GSettings ハック大会から得たことについて書いていくつもりだということだけはお断りしておきます! とはいえ、私は初めてサラゴサ (スペイン北東部の都市。アラゴン州の州都で、サラゴサ県の県都) にやってきて、マーケティングハック大会に参加していますので、それについてちょっと触れておきたいと思います。"

交流

lists.opensuse.org 管理下の全メーリングリスト登録者数合計は延べ 37263 (+4) 名です。
openSUSE フォーラム の登録ユーザ数は 45442 (+203) 名 - 最大同時オンライン数は 30559 名で、2010年1月8日 13:06 のことでした。

貢献者

ユーザ名簿に登録している 11904 (+43) 名のうち、4615 (+17) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、395 名のメンバー(Member)を承認しています。


新規/更新アプリケーション @ openSUSE

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xmms2 0.7-999.pm.57.3 (openSUSE 11.2/x86_64)

"XMMS2 はオーディオフレームワークのひとつですが、汎用のマルチメディアプレーヤーではなく、動画再生機能はありません。モジュラーフレームワークを持ち、オーディオ処理、視覚化、出力のためのプラグインアーキテクチャーを持っていますが、このフレームワークは動画をサポートすべくデザインされてはいないのです。また、XMMS2 のクライアント/サーバデザイン (そして、グラフィック出力とは独立しているデーモン) は、実際のところ直接のビデオ出力を組み込むことができないようになっているのです。このアプリはプラグインを組み込むことで広範囲のオーディオフォーマットをサポートするように拡張可能です。XMMS2 フレームワーク用の CLI インターフェイスも備わっているのですが、ほとんどのユーザは (gxmms2 だとか esperanza といった) グラフィカルな XMMS2 クライアントをインストールしたがるようです。"

Dominique Leuenberger: openSUSE 向けの VLC 1.0.6 パッケージ

"自分のビルドホストをかなり長いこと放置してしまっていましたが、皆さんのご期待通り、VLC 1.0.6 が出たあかつきにはリポジトリは完全復活し、最新パッケージが置かれることになるでしょう (えーっと、この投稿はちょっと遅れてしまったので、パッケージはちょっとまえから既に配置されていて、皆さんもうお楽しみいただいていると思います)。"

Kohei Yoshida: mdds 0.3.0 リリース!

"多次元データ構造ライブラリ (Multi-Dimensional Data Structure)、略して mdds のバージョン 0.3.0 のリリースのお知らせを致します。このライブラリは C++ 言語用のライブラリで、異なった特徴・分布形態を持つ多次元データに対して異なったデータ構造を用いることにより、効率的な保存・クエリを可能にするライブラリです。
このライブラリはソース・コードのみによって成り立っており、利用するプログラム側はヘッダを挿入するだけでライブラリの提供する様々なデータ構造を、外部の共有ライブラリにリンクすることなくそのまま使用できます。データ構造は全てC++のテンプレートとして配布されています。 "

Gabriel Burt: Banshee 1.7.0

"Banshee 1.8 に向けての初の Unstable/Beta 版をたった今リリースいたしました。1.6 を出したときと同じく、GNOME のリリーススケジュールに合わせて 1.8 を調整中です。Banshee のカレンダーには、今後のリリーススケジュールが全て書き込まれています。Beta 版の入手方法についてはダウンロードページをご覧になってください。追加情報については、1.7.0 のリリースノートを参照願います。
ちょっとした新しい機能として、キーボード経由でソースが切り替えられるという仕掛けが追加されました。「g」をタイプするとスイッチャーを有効化することができて、ソースの名前、頭文字、名前の中の一部分を入力することで切り替えることができます - 例えば、「g」と打ってその後「np」と打てば、「Now Playing」に切り替えることができるのです。"
  • 以下をご覧いただくと、この他にも興味深いパッケージが見つかることと思います:
  • PackmanOBS


セキュリティアップデート

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完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。

SUSE セキュリティ報告: Linux kernel (SUSE-SA:2010:023)

  • パッケージ: kernel
  • 報告 ID: SUSE-SA:2010:023
  • 日付: 2010年5月6日(木) 13:00:00 +0000
  • 該当プロダクト: SLE SDK 10 SP2
  • SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP2
  • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2
  • 脆弱性タイプ: リモート DoS
  • CVSS v2 基本値 (参照): 7.8 (AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:N/A:C)


カーネルレビュー

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h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 2.6.34 の新機能 (パート 3) - グラフィックス

"AMD と Intel のグラフィックスドライバーは今やより広い範囲のチップをサポートするようになり、古いチップについても省電力機能をよりよく使うようになりました。大きな改善点としては、すでに紹介されていた NVIDIA のグラフィックスハードウェア向けの KMS ドライバで、つまりは X.org 向けの Nouveau ドライバが将来的にはカーネルベースモード設定 (KMS) を使うようになる、ということです。"

LinuxUSER&Developer/Jon Masters: カーネルコラム #86

"元記事は雑誌 Linux User & Developer 86号に収録されたものです。
先月、数ヶ月の開発を経て (そして最後の数分までにぎりぎりで突っ込まれたパッチ - 元記事の著者が先月見つけ、報告したネットワーク名前空間に関するバグも含む - を当てた末)、2.6.33 Linux カーネルの最終版リリースがお目見得しました。Linus Torvalds のリリース通知によれば、もっとも注目しているのは Nouveau 3D グラフィックスドライバーの Nvidia グラフィックスアクセラレーションサポートが新たに「上流入り」(コードが公式カーネルに含まれることを意味する俗語)したことと、それと同じぐらいに、長年、別のプロジェクトとして存在していた (そして少なくとも、とあるエンタープライズ Linux 向けにリリースされてきた) DRDB 'Distributed Replicated Block Device' の最終的な上流入りだとのことです。"

Rares Aioanai: openSUSE 風味の週刊カーネルレビュー (第18週)

"-先週号を出してからもっともホットな出来事から始めますと、LWN.net のおかげでお伝えできるのですが (私は vger.kernel.org が落ちていた関係でまだアクセスしてないのです)、Linus Torvalds は 2.6.34-rc6 (http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/testing/ChangeLog-2.6.34-rc6) をアナウンスしました。LWN のリンクはこちらです:http://lwn.net/Articles/385535/rss
-修正点から見ていけば、まずは Trond Myklebust の NFS クライアントのバグ修正と、Jens Axboe によって小規模な修正が続けられているブロックツリーに関するものでしょう。関連したニュースとして、その他修正点は:xfs (Alex Elder)、-rc5 における kgdb の修正 (Alex Elder)、perf (Arnaldo Carvalho de Melo), spi/gpio (Grant Likely), rc4-git における USB (Greg Kroah-Hartman)、同じく彼は tty に対しての修正を送ってステージングツリーに載せてくれました、などです。"


Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)

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デスクトップユーザ向け

MakeUseOf/Ryan Dube: 録音されたインタビューを聞きやすくする三つの大胆なコツ

"ブロガーとしても研究者としても、私はたくさんのインタビューをこなさなればなりません。多い月には一週間に二つ三つのインタビューを行って、しかもそれらの多くが録音済みのもので、なぜなら質問にいちいちメールで答えてくれるには彼らは忙しすぎるからです。録音済みインタビューのいいところはそのままオーディオポッドキャストにして、あなたのブログからダウンロードするようにしたり、あるいはいろんなポッドキャストディレクトリから配信したりできるということです。
なんのためにインタビューするかその目的はまちまちでしょうが、いずれの場合でも一つ確かなことは、あなたが、魅力的な人たちからハイクオリティで興味深いお話を引き出せるプロのインタビューアとして自らの評価を高めたいと思っているだろうということです。"

システム管理者向け

HowtoForge/Falko Timme: openSUSE 11.2 でPureFTPd に ClamAV を統合しウィルススキャンする

"このチュートリアルでは openSUSE 11.2 システムにおいて PureFTPd に ClamAV を統合しウィルススキャンを行うことについて説明します。最後には、PureFTPd 経由でファイルをアップロードしたときはすべて、ClamAV がそのファイルをチェックし、もしそれがマルウェアであった場合は削除することを目指します。"


Planet SUSE

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Holger Hetterich: SMB Traffic Analyzer v2 と新しいクライアント

"SMB Traffic Analyzer ソフトウェアスイートは、一つ、もしくは複数の Samba サーバのデータフローをビジュアル化するツールセットで、Samba サービスの使われ方について統計情報を提供します。SMB Traffic Analyzer プロジェクトの長期的な目標は、Samba のリモートデバッキングに必要な環境を整えていくことにあります。
私が以前 SMB Traffic Analyzer Version 2 をご紹介し、Samba 3.5.2 プロトコルの Samba マスターリポジトリからバックポートされたバージョンをリリースした時は技術的な計画を練っている段階だったので、クライアントプログラムをこの先どうしていくかについてはまだ深く考えていませんでした。その後企画や開発も何歩か前進しましたので、SMBTAv2 の計画をもう少し詳しく紹介できるようになりました。"

Pascal Bleser: openSUSE リポジトリ URL を短縮

"lighttpd のリダイレクト機能をハックして、 openSUSE パッケージリポジトリの URL を s.opensu.se で短縮できるようにしてみました。
http://s.opensu.se/r?
に続けてリポジトリ名を入れるだけです。この際、スラッシュ (/) によるセパレートは ":" に置き換えてください。"

Cornelius Schumacher: 完璧な固定リンク (Permalink) の探求

"SUSE Studio に、私たちはナイスな固定リンク (Permalink) を加える方法を探しています。実は、驚くほど難しい問題であることがわかってきました。実現自体はそれほど難しいものではないのですが、リンクのスキームを正していく作業の中で、非常に面白い問題が発生します。
ところで、ここでいう固定リンクとは、いったい何のことでしょう? 固定リンクとは、外部からウェブサイトを見た際、ウェブサイトそのものにオブジェクトを与えて指し示すという、ナイスで便利な方法です。この例では、SUSE Studio にあるアプライアンスへのリンクを指します。これを洗練して便利なものとするには、リンクがいくつかの条件を満たす必要があります:"

Andrew Wafaa: openSUSE に A から始まり Y で終わる例のアレを取り込む

"「a」で始まり「y」で終わる、13 文字の言葉があります。何のことだかわかりますか? そうです、これから私が長々とお話しする a11y、つまりアクセシビリティ (Accessibility) のことです。
a11y とはそもそもどういうことなのかについては、かなり誤解されているように思います。私も誤解していた一人で、身体障碍者がコンピュータを使うことだと思っていました。しかしその誤解は (いろいろな人から聞き知ることで) 次第に正され、アクセシビリティというのは実際は、障碍を抱えているか否かは関係なく、どんな人に対してもコンピュータ (もしくはその他のデバイス) を使えるようにしていくことだということが分かりました。つまり、障碍の有無に関わらず誰もが a11y ユーザだということになります。それに加えて、a11y は開発者にとってもテスト - 多くの場合は UI のテスト - を自動化できるということで役に立っているのです。"

Klaas Freitag: Sourceforge に載ったブログ

"2週間ちょっと前に、私たちは KDE 4 ソフトウェアプラットホームをベースにしたものとしては初となる Kraftバージョン 0.40 をリリースしました。これまでのところ少なくとも私には深刻なバグ報告は届いておらず、順調に動いてくれているようです。その後、いくつかの作業は新しいウェブサイトで引き継がれることとなりましたが、私は数週間 Kraft から休憩を頂き、春の余暇を楽しんでいます。
本日、Sourceforge のブログにKraft についての記事が投稿されましたが、これは私に対するメールでのインタビューを元にしたものです。なかなか良くまとまっていて、私が大切だと思っているポイントはちゃんと押さえられているようです。この記事はきっと Kraft のユーザの裾野を広げるのに一役買ってくれることでしょう。これを読めば、Kraft を実際に使っているユーザがもっと増えていくと感じてもらえるだろうからです。ユーザが多いということは、フリーソフトウェアプロジェ クトを成功に導く基本的な基準のひとつなので、私はいつも、実際に使ってみた人からの印象や感想を聞くように努めているのです"

Andrew Wafaa: openSUSE と a11y の流儀

"openSUSE の a11y について書いたブログを読まれた方から、どうすればアクセシビリティを有効化できるのかという質問をいただきました。正直に書きますと、私は GNOME でのやり方を知っている程度だったので、他のデスクトップ環境での場合を説明するには少し調べなければいけませんでした。
ちゃんと理解しきれていないことについて、あたかも第一人者のように語るというのはどうよ、と思われてしまうかもしれませんが、だからこそ取り組んでみようと考えたことでもあるのです。アクセシビリティというのは、単なるキャッチフレーズではありません。備わっている機能をどんな人でも使えるようにしていこう、ということなのです。取り組んでいく過程で自分自身何か学ぶことができて、メッセージをもらえていけたらいいな、と思っています - そうだ、もしあなたも一緒にやってくれるなら、きっと素晴らしいことになりますね。 ;-)"


openSUSE フォーラム

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Core 2 Duo には 64 bit を入れるべき? それとも 32 bit ?

"64 bit を入れるということがさほど問題になることはないものの、この質問はたびたび繰り返されるようです。あるものは使いましょう! Linux は、この部分では Windows の何年か先を行っているようです。新しい 64 bit の Windows 7 用に 64 bit 版の Firefox をダウンロードしてみてください。"

openSUSE 11.2 のグラフィック関連の問題

"こういった問題を解決しようと思ったら、時にはちょっとトリッキーなことをする必要があったりします。でも、われらがフォーラム仲間はうまいことこの問題の切り分けをして、解決のために取りうる選択肢を説明してくれています。"

SUSE でパーティションをリサイズしたり拡張する方法を教えて

"パーティションを切るということがどういうことなのか、ちゃんと理解できているでしょうか。多くの人は「分かっていない」ようです。なのに、なんとも気軽にやってしまうようです! 賢者たちのアドバイスが役に立ってくれるといいのですが。"

5種類の PC で試してみた openSUSE 11.3 M6

"それって自慢ですか? PC 5台ですって! 私は1台(ラップトップ)に入れて、GNOME を試してみていますが、これまでのところ順調です。開発版をテストしてみている人にとっては、このスレッドはいい読み物でしょう。"


Web 上の記事から

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お知らせ

KDE Software Compilation 4.4.3 リリースされる: コードネーム"cuality"

"2010年5月5日:本日、KDE プロジェクトは KDE Software Compilation (KDE SC) の新しいバージョンをリリースしました。今月版の KDE SC は KDE SC 4.4 系のバグ修正と翻訳の更新です。KDE SC 4.4.2 またはそれ以前のバージョンをお使いの方すべてに、KDE SC 4.4.3 の使用が推奨されます。というのもこのリリースはバグ修正と翻訳の変更だけですので、すべての方に安全で有益なアップデートだと思われるからです。世界中のユーザーが KDE SC 4.4.3 の多言語対応がより完全になったことをお喜びになるでしょう。KDE SC 4 はすでに50以上の言語に翻訳されており、今回さらに追加されたからです。"

Jason McDonald (Qt Development Frameworks): Qt 4.7.0 ベータ1

"Qt 4.7.0 ベータ1 が Qt ダウンロードページからダウンロード可能になりました。このベータ版にはソースパッケージ (.zip と .tar.gz フォーマット) とバイナリパッケージ (Mac Cocoa 向け, Mac Carbon 向け, MinGW 4.4.0 および Visual Studio 2008 版) の両方が含まれています。
ご注意いただきたいのは Mac 版のパッケージ名称が変わったことで、以前の Qt 4.6.x に比べ、Carbon 版のパッケージは "qt-mac-carbon-opensourse-*" と名付けられ、Cocoa 版のパッケージは "qt-mac-opensource-*" と名づけられるようになりました。これは今や Cocoa が Qt における Mac の基本プラットフォームになったということを意味しています。Carbon 版のバイナリパッケージは Qt 4.8 以降で廃止される予定ですが、4.7.x シリーズが更新される間はリリースされつづける予定です。"

レポート

Phoronix/Michael Larabel: OpenSUSE、RadeonHD ドライバに別れを告げる

"AMD のオープンソースドライバ戦略にしたがい、2007年に登場した RadeonHD Linux ドライバは興味深い歴史を刻んできています。このドライバは Novell の開発者によって開発されたのですが、今や Novell は彼らの openSUSE ディストリビューションからこのドライバを落とそうとしているのです。"

Linux Journal/Justin Ryan: Linux Foundation、LinuxCon キーノートの内容を発表

"大規模なカンファレンスに参加することでワクワクする理由の一部は、業界のリーダーたちが、このゲームのなかでもっとも大きな名を成した団体がなにを目指しているかとか、どちらに向かっているのかを共有することを見聞きできるってことです。もし LinuxCon の演台に誰が登るかを知りたくて待ちわびていたのなら、さあよく聞いてください。
今はまだ五月ですが、LinuxCon はとても早く開催を宣言した上で、このイベントについての情報 — 10月10日から12日にボストンで開かれます — をゆっくり、「ひとしずく」ずつ出してきています。今週の「ひとしずく」はカンファレンスのスケジュールについてで、今が参加登録の真っ只中であるにも関わらず、今まで誰も全容を知らなかったものです。"

レビュー/エッセイ

OStatic/Joe Brockmeier: Forge はあまりにも多く、時間はあまりにも少ない

"オープンソースソフトウェアプロジェクトをホストするサイトがたった一個しかなかった昔を思い返してみましょう。それは SourceForge で、とてもいいものでした。SourceForge とその姉妹サイトである Freshmeat をちらとでも見れば、FOSS コミュニティにおける主要な動きを追いかけるのは簡単なことでした。SourceForge はまた、Github とは違って、プロジェクトの目標を確かに定めており、そのため GitHub が最高の場だとは言えなくなってしまっているのです。"

Computerworld/Steven J. Vaughan-Nichols: Linux はまだプログラマに対してすべきことがある

"私がどんなに大嫌いだとしても、Microsoft はある部分では Linux よりよく、とてもよくやっています。そんな武器の一つが、Microsoft がプログラマと ISVs (independent software vendors; OSベンダと独立してソフトを開発するベンダ) を援助するやり方です。MSDN (Microsoft Software Developer Network) は素晴らしい開発者向けオンラインリソースです。Linux にはこれに比するものはありません。
ええ、Linux Developer Network はあります。開設時には、Linux 版の MSDN を目指しているように見えたのですが、その約束は果たされているとは言えません。それから、Linux Foundation の Linux トレーニングクラスも見過ごすことはできません。しかし、もし私が ISV であり、Linux のソフトを書きたいと思ったら、そのためには未だにさまざまな情報をかき集めて自分自身でそれをまとめあげなければならないのです。"


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