openSUSE Weekly News/118
openSUSE ウィークリー・ニュースは多くの言語に翻訳されています。現在購読可能な翻訳版については こちらをご覧ください。 |
目次
- 1 編集部より
- 2 お知らせ
- 3 更新状況
- 4 チームレポート
- 5 コミュニティ内での出来事
- 6 新規/更新アプリケーション @ openSUSE
- 7 セキュリティアップデート
- 8 カーネルレビュー
- 9 Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
- 10 Planet SUSE
- 11 openSUSE フォーラム
- 12 Web 上の記事から
- 13 フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう
- 14 クレジット
- 15 翻訳版(Translations)
編集部より
- openSUSE ウィークリー・ニュース 第 118 号へようこそ! 今年の第14週も終わろうとしている中、また新しい号をお届けできることを喜ばしく思っています。今週号から、新しいレイアウトを採用しました。チームレポート、カーネルレビュー(試験的なものですが)、「Ambassador 通信」、翻訳チームがそれぞれの国で開催されるイベントその他の情報を盛り込める場所としての「○○(それぞれの国)の openSUSE」といったセクションが新設されました。
- また、発行方法についても変更があります。これまでは、news.opensuse.org に掲載されていたのは目次のみで、その先を読みたいと思った場合はいちいちリンク先に進まなければいけなかったのですが、今週号から全コンテンツを直接 news.opensuse.org に掲載することにいたしました。
- 新しいウィークリー・ニュースが皆さんの気に入っていただけることを、また、楽しく読んでいただけることを願っています。
お知らせ
Pascal Bleser: Planet openSUSE の手直しと改善
- "新しい Planet openSUSE に更に修正を加えたり機能を追加したりしました:
- * その言語で書かれているブログ/書いている作者だけに絞った言語ごとの RSS、FOAF、OPML フィードを作成することができるようになりました
- * 選択できる「言語」の中に新たに「全ての言語(all languages)」を作り、全ての言語の投稿/著者をまとめて表示できるようにしました - 世界中の貢献者たちのブログを全部まとめて見てみたい方は、いちいち言語ごとのフィードを開かずに、このグローバルなフィードリストのページを使うことができます
- * UTF-8 関連で多数の修正 -- 確かに、Python でユニコードを扱おうとするといろいろ問題が起こるようです
- * 見た目には変化ありませんが、全てのテンプレートとレンダリング用に rawdog で提供されている、ホームページが伸びていくとすぐ限界に達してしまうテンプレートよりもずっと使い易い jinja テンプレートライブラリを使うように書き直しました"
Pascal Bleser: Planet openSUSE - 更なる改善、翻訳者募集
- "Planet openSUSE に更なる改善を施しました:
- * CSS と Javascript を小さくした(オープンソースの YUI Compressor に感謝)ことによるパフォーマンスの改善
- * pngcrush を使って全 PNG ファイルを最適化
- * 状態を示すテキストの翻訳 - 現時点ではフランス語とドイツ語に対応 (以下もご覧ください)
- * Wordpress から配信される全フィードにだけ起こる厄介なバグに対する修正が盛り込まれ、マークアップのサニタイズ(訳注: データのおかしな部分を無効化すること)についていくつかの改良が施された rawdog の最新 SVN trunk バージョンに同梱されている Feedparser モジュールにアップグレード
- * 該当する場合、小さな「member」タグが投稿に表示されるようになりました
- 現在、Planet openSUSE の各言語版インターフェイスをその言語対応とするために、ポーランド語、日本語、スペイン語、ポルトガル語への翻訳をしてくださる方を探しています。"
- 訳注: 現在、Planet openSUSE 日本語版インターフェイスの翻訳は完了しています。
更新状況
ディストリビューション
Thomas Biege: openSUSE 11.3 と SELinux
- "今週は SELinux がらみでたくさん仕事をしました。
- 最初のステップは、mkinitrd スクリプトに load_policy を追加することにより 11.3 の次のマイルストーンを 11.2 と同じレベルにまでもっていくことでした。そのパッチは数時間前に Base:System に上げてあります。
- 次のステップでは、/etc/selinux/config のファイルパーミッションを 644 にし、selinux-ready スクリプトにいくつかの機能性を追加しました。どちらも現在は security:SELinux に上げてあり、今後 opensuse:Factory に取り込まれていくことになります。
- 解決すべき根本的な問題であと残っているのは、YaST2 のブートローダーメニューで "Enable SELinux" を選択した時に pam_selinux を有効化し、pam_apparmor を無効化することです。このミッションも完了しました。Jozef が新しい yast2-bootloader パッケージ (2.19.11) を OBS に上げてくれたのです。"
Holger Hetterich: SMBTA v2 が有効になった Samba 3.5.2 パッケージをリリース
- "SMB Traffic Analyzer (略して SMBTA) ソフトウェアスイートは、Samba サービスの使用状況を提示することにより、単体の、もしくは複数の Samba サーバのデータフローを可視化するためのツールセットです。SMB Traffic Analyzer プロジェクトの長期的な目標は、あらゆる状況で Samba をリモートからデバッグできるような機能を提供することです。
- SMBTA v2 の機能テストをもっと簡単にするための取り組みの一環として、全てのドキュメントとツール込みで Samba のマスターから VFS モジュールのコードをバックポートしてみました。
- そして Novell の Samba チームの協力のおかげで、SMBTA v2 が有効になった openSUSE 用の Samba 3.5.2 をビルド・サービスの network:samba:STABLE プロジェクトで公開できるようになりました。"
ディストリビューション関連スケジュール
- "4月9日:
* 目標: インストールの流れについてフィーチャーの決定 * 全ソフトウェアを対象とした査読開始 - これにより新たなベースラインが設定されます * 目標: 全ディストリビューションでフィーチャーおよびバージョンフリーズ (ただし、パッチレベルのアップデートと末節のパッケージについては Beta1+ までは例外とする) * 目標: 全フィーチャーのコーディングと機能完成 * 目標: 対象アーキテクチャーのマシン全てでカーネルが動き、インストールできるように * 目標: ソフトウェア翻訳の最終ラウンド開始 - "テキストそのものの追加/削除凍結"
Bugzilla
今週の openSUSE プロジェクト関連の登録数は以下の通りです:
- オープンな報告の総数: 4903 (-24)
- Blocker(最重要課題): 3 (+0)
- Critical(緊急): 257 (-5)
- Major(重要): 875 (-8)
- Normal(普通): 2806 (-9)
- Minor(影響度の小さい問題) 392 (+3)
- Enhancements(機能強化の要望): 570 (-5)
- Bugzilla レポートの詳細 – バグ・レポートの登録 – バグ・レポートについての FAQ
チームレポート
ビルド・サービス・チーム
Jean-Christophe Baptiste: CVE-2009-3555 (クライアントのリネゴシエーション) に関係する OpenSSL のアップデート
- "OpenSSL CVE-2009-3555 方面からのニュースがいくつかあります (ここと、その経緯についてはここを参照のこと)。
- 最新バージョンの Apache mod_ssl (2.2) には、従来の方式でクライアントのリネゴシエーションを再実行するために以下のパラメータを指定するというオプションが組み込まれています:
- SSLInsecureRenegotiation on
- 詳細については公式文書を確認してください。このオプションを有効化すると、クライアントとの接続を切断することなく OpenSSL と mod_ssl を安全にアップグレードできるようになります。これってきっと、最初から有効にしておくべきですよね?"
ビルド・サービス統計情報
ビルド・サービスは現在 12025 (+138) プロジェクト、91983 (-994) パッケージ、21360 (+190) リポジトリをホストしており、22440 (+132) 名の承認済みユーザが利用しています。
KDE チーム
Will Stephenson: api.kde.org が落ちてる! 何が起きてるの?
- "KDE の開発者であるなら、開発文書が置かれているサーバの api.kde.org が落ちていることにお気付きかもしれません。これはハードウェア障害のためで、復旧は来週になる見込みです。でも、ソースコードをローカルに保存してあって、自前で docu の API を立てることができれば、Qt Assistant もしくは Qt Creator から HTML として、man ページとして、あるいは Qt Assistant のヘルプファイルとして見ることができますので、サーバダウンのために作業の手を止める必要はなくなります。
- 技術的な解説については右記をご覧ください: http://techbase.kde.org/Development/Tools/apidox"
Andreas Pakulat: KDevelop4 リリース候補版 1
- "本日、KDevelop4 の RC1 をリリースいたしました。いくつかのバグが修正され、パフォーマンスにも改善が見られると思いますが、RC2 では更に良くなっていくと思います。RC1 では重大な問題が見つかってしまったため時間が足りずに翻訳関係については手を付けられないでいましたが、RC2 では翻訳も同梱される予定です。
- Milian と Niko に代わって私たちが、KDevelope に便利なウェブ開発機能をもたらす PHP プラグインの最初のリリース候補もリリースしました。"
Mono チーム
Miguel de Icaza: C#、Mono そして Google Summer of Code
- "今年の Google Summer of Code で Mono の管理者を努めるのは Michael Hutchinson となりました。やる気のある学生たちが MonoDevelop の IDE、Mono のランタイム、Mono のクラスライブラリといった Student Projects のページにリストアップしたアイデアや、 Mono ベースのアプリケーションに取り組んでくれることを楽しみにしています。加えて、もしあなたが学生で「Mono はもっとこうするべきだ」と考えているようでしたら、どうぞ遠慮なく提案してみてください。おそらくあなたのアイデアは採用され、われら C と C# の達人ハッカーグループにより指導を受けることができるようになるでしょう。 "
openFATE チーム
openFATE 308601: glib/gtk/gnome 1.x スタックを外す
- "私たちは現在まだ glib/gtk/gnome 1.x スタックを提供し続けていますが、使い続けるには古くなりすぎていますし、メンテナンスもほとんどされていません。更に、誰が責任を持ってセキュリティメンテナンスを行うのかもはっきりしていません... ですから、11.3 では外してしまいませんか。"
新規: openFATE 309296 YaST2-Qt : 「インストール後のアクション」というオプションの追加
- "YaST-Qt パッケージ管理モジュールの設定メニューに、ncurses 版にあるのと同じ追加オプション (yast sw_single > Configuration > Action after Package Installation) を加えるべきです。"
新規: openFATE 309291 kstart パッケージの追加
- "openSUSE に kstart パッケージを追加してください。http://www.eyrie.org/~eagle/software/kstart/ "
新規: openFATE 309290 より良い GSSAPI サポートにより、OpenSSH にカスケード証明書のサポートを
- "http://www.sxw.org.uk/computing/patches/openssh.html にあるパッチを OpenSSH パッケージに取り込んでください。このパッチを当てれば、ローカルの kerberos チケットがアップデートされたとき、リモートマシン上でもチケットが更新されるようになります。"
新規: openFATE 309289 opendedup の追加
- "http://www.opendedup.org/ インストールした状態で http://www.opendedup.org/ がサポートされているようになればいいと思います。out of the box would be great."
統計情報
openSUSE 11.3 に向けての機能追加リクエストの統計は以下の通りです。
- 総数: 594 (+9)
- 未確認: 360 (+7)
- 新規: 11 (+1)
- 評価中: 100 (+0)
- 候補: 3 (-1)
- 完了: 37 (+2)
- 不採用: 64 (+0)
- 重複: 19 (+2)
翻訳 (Translation) チーム
翻訳者向けのウェブツール
- "ここ数ヶ月かけて、l10n 作業の役に立ちそうなツールをいくつかテストしてみました。なかなかうまくいかず、最終的な結論としては、フリー/オープンソースのツールの中には、プロフェッショナルが使えるような究極のものは見つからなかったということになります。"
openSUSE 11.3 翻訳のロードマップ
- "さて、マージするタイミングが迫ってきています。でも、自分たちの言語をマージするというこの作業に慣れている人にとってはきっと造作もないことですよね。少なくとも私はそう信じています。
- マージする方法についての案内は、yast/50-doc/readme.txt と lcn/README に書いてあります。といっても、どちらの文書も加筆訂正が必要なんですけれど...webyast/README はただ lcn/README をコピーしただけのものになってます ;-( 準備が整いましたら、Wiki の方も順次修正していってください。"
翻訳(ローカライゼーション)
- 日次の翻訳アップデート状況はopenSUSE ローカライゼーション・ポータルで確認することができます。
- Trunk トップリスト – ローカライゼーション・ガイド
コミュニティ内での出来事
Bryen Yunashko: 学校での講演
- "先週、CSUN Accessibililty Technology Conference と GNOME A11y Hackfest に参加するため1週間にわたってサンディエゴに滞在した後、友人と束の間の旧交を暖めるため、更にカリフォルニア州バーバンクにある John Burroughs 高校へ伺うために、私はロスアンゼルスに向けて北上しました。
- 視聴覚障碍について高校生の前で話をしてもらいたいと招待されたのはこれが4度目で、CSUN カンファレンスで他の視聴覚障碍を抱える人たちとお会いした直後だったということもあり、アメリカ式の手話を習っている生徒達に話せる情報を沢山持っていました。そして、これは本当に素晴らしい体験となりました。これまで大学生や小学生の前で話をしたことはありましたが、高校生の前で話をするのは初めてのことで、生徒達から浴びせられた質問がこれまでとは違っていたのが興味深かったです。子供たちからはちょっとおかしな、興味津々といった質問が多く、大学生からは答え辛いような質問も浴びせかけられましたが、それは彼らがどんなことを勉強しているか考えれば頷ける内容でした。しかし、高校生たちは違っていました。彼らはまさに、子供を卒業して新たな大人の世界に入っていく過渡期にいます。そして新たな大人としての生活の中で始めようとしていることを見るにつけ、視聴覚障碍者を見て毎日の生活で私たちがどれだけ苦労しているかという違いに気がつくようです。仕事のこととか、家事のこととか、デートのこととか、3つのクラスから集まった60人の生徒達は様々な種類の質問を浴びせかけてきました。"
Andrew Wafaa: コミュニティについてのディスカッション - Part 4
- "さてさて、私たち openSUSE コミュニティのみんなが自分たちをもっと高めていく方法についての議論はまだまだ続きますよ。今回は、教育、助言、チームワークについて見ていきましょう。今回もまた、画期的だったり革命的な話をするというあるわけではありませんが、こういった話は私が思うに、簡単に忘れられたり、誤解されたりするものではないでしょうか。
- あなたが塀のどちら側に立っているか (Novell に雇用されているか否か) にかかわらず繰り返し何度も問題となることの一つが、コミュニティへの寄与とその所有権です。基本的に、人によっては openSUSE にコードやパッケージ、その他のものを組み込ませるのは揺り木馬にウンチをさせるよりもっと難しいこと(訳注: 要は「できっこないと諦めている人がいる」ということですね)だと考えているようです。でも、そんなことはありません - 本当です! どうすればいいのか、その手順さえ分かってしまえば簡単なことです。このお話の裏側にあるのは、何故もっと多くの「Novell の中の人」じゃない人たちがもっともっとコードや、openSUSE に欠けているものを寄贈してくれないのだろうか、ということです。おそらくその理由は、みんなどうすればいいのか知らなかったり、理解していないからなのではないでしょうか。ですから、基本的には私たちみんなが反省しなければいけないのでしょう。Novell な人でない人はなんでもっと助けや説明を求めないのか、Novell な人はなんでもっと外に出ていっていろいろ教えてあげないのか、ということを。"
イベント/ミーティング
終了分:
今後の予定:
- 2010年4月10日: Texas Linux Fest (米国/テキサス州オースチン)
- 2010年4月20日: LinuxExpo 2010 (チェコ/プラハ)
- 2010年4月21日: openSUSE 評議会 (Board) ミーティング
- 2010年4月24日: Grazer Linuxtage 2010 (オーストリア/グラーツ)
- 2010年4月24日: Festival Latinoamericano de Instalación de Software Libre (FLISoL)
- 2010年4月24-25日: LinuxFest Northwest 2010 (米国/ワシントン州)
- 2010年4月24-25日: FOSSCOMM 2010 (ギリシャ/テサロニケ)
- 2010年4月28日: ドイツ語 Wiki チーム。ミーティング
- その他のイベント情報については以下をご覧ください:
- openSUSE News/Events ページ – 各地域のローカルイベント
耳で聞く openSUSE
- openSUSE ウィークリー・ニュースのドイツ語版をライブ・ストリームまたはポッドキャストで聴取することができます。http://blog.radiotux.de/podcast より聴取またはダウンロードしてください。
Ambassador 通信
Joe Brockmeier: Texas Linux Fest でロックンロール再演
- "Gabba gabba hey! (訳注: ラモーンズの曲の『Pin Head』の最後に出てくるフレーズで、「あんたたち、みんな仲間だぜ!」というようなニュアンスだそうです) Texas Linux Fest 開催まであと数日に迫りました。私は朝の基調講演で話すのを今から楽しみにしています。Linux の未来へのミュージカルガイドの再演です。何故再演かって? 過去、LinuxCon 2009 と Ontario [GNU] Linux Fest 2009 の基調講演でやったことがあるんで、今回は 2.0、もしくは 3.0 に当たるからなんです。2010年バージョンになるってことで燃えていて、ゴールデンオールディーズも加えて新しい素材で組み直してあるんです。この基調講演を再演する機会を持つこと、新しい聴衆とともに朝の一時を過ごせることが本当に楽しみです。
- この講演は、もう一度だけ、4月の終わりに開催される Penguicon でお披露目した後、封印する予定です。テキサス州オースチン近辺にお住まいでしたら、10日土曜日に開催される Texas Linux Fest に是非足を運んでください。"
交流
lists.opensuse.org 管理下の全メーリングリスト登録者数合計は延べ 37229 (-33) 名です。
openSUSE フォーラム の登録ユーザ数は 44499 (+271) 名 - 最大同時オンライン数は 30559, 08-Jan-2010 at 13:06.
貢献者
ユーザ名簿に登録している 11664 (+63) 名のうち、4517 (+35) 名が基本方針(Guiding Principles)の支持を表明しています。評議会(Board)は、395 (+0) 名のメンバー(Member)を承認しています。
新規/更新アプリケーション @ openSUSE
Packman: vlc 1.0.5-3.pm.6.1
- "VLC メディアプレーヤーは様々なオーディオ、ビデオフォーマット (MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、DivX、mp3、ogg ...) 更には DVD、VCD、および様々なストリーミングプロトコルに対応した移植性の高いマルチメディアプレーヤーです。このツールはまた、広帯域のネットワーク上で IPv4 もしくは IPv6 でのユニキャスト、マルチキャストのストリーミング配信サーバとしても使うことができます。"
Packman: qdvdauthor 2.1.0-2.pm.2.27
- "QDVDAuthor は dvdauthor と dvd-slideshow スクリプトを用いた GUI フロントエンドで、これを使うと簡単に DVD メニューを作ったり DVD VOB ファイルを構成したりすることができます。"
Packman: kmediafactory 0.7.5-1.pm.2.18
- "KMediafactory はテンプレートベースの使い易い DVD オーサリングツールです。3つの簡単なステップを踏むだけで、ホームビデオやテレビで録画した番組の DVD メニューを作ることができます。"
OBS: socialvpn が新たにパッケージ化されました
- "仮想プライベートネットワーク (VPN) を構成できるプログラムとしては現在 hamachi などがよく知られていますが、オープンソースプロジェクトにも同じ用途で使える socialvpn というものがあるのを見つけました。このプログラムをパッケージ化して home:saigkill リポジトリに置いてあります。この RPM をインストールすると、/usr/share/socialvpn というディレクトリが作成されます。起動スクリプトも /etc/init.d/socialvpn としてインストールされるように RPM に組み込んでありますので、YaST/システム/システムサービス(ランレベル)から有効化/無効化できるようになっています。 (...)"
OBS: 新パッケージ upp
- "Ultimate++ は統合開発環境 (IDE) で C++ プログラミングにモジュラーというコンセプトを導入します。このツールには以下のような機能が盛り込まれています:
- * IDE - U++ ライブラリ用のビジュアルなデザイナー
- * Topic++ - コードのドキュメント化やリッチテキストリソースの作成に使えます
- * Assist++ - 強力な C++ コードアナライザーで、コード補完、ナビゲーション、変換機能を持っています
- * BLITZ-build technology to speedup C++ rebuilds up to 4 times"
OBS: 新パッケージ wings
- "Wings 3D は初心者にも熟練者にも使い易いユーザインターフェイスを備えた細密 (subdivisio) モデラーです (Izware の Nendo と Mirai をヒントにして作られています)。"
OBS: 新パッケージ: kmymoney4 (openSUSE)
- "openSUSE の KDE4-Unstable と KDE4-Factory で kmymoney4 パッケージを公開しました。YaST のソフトウェアリポジトリでKDE:KDE4:Community を追加していただければ、"zypper in kmymoney4" コマンドもしくは YaST 経由でインストールできるようになっています。インストールの過程で zypper あるいは YaST から KMyMoney の古いバージョンを削除していいかどうか問われるかもしれませんが、問題は起こりませんので同意してください。"
セキュリティアップデート
完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。
SUSE セキュリティ報告: openSSL security update (SUSE-SA:2010:020)
- パッケージ: openssl
- 報告 ID: SUSE-SA:2010:020
- 日付: 2010年4月6日(火) 15:00:00 +0000
- 該当プロダクト: openSUSE 11.1
- openSUSE 11.2
- SUSE SLES 9
- Open Enterprise Server
- Novell Linux POS 9
- SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP2
- SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP3
- SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2
- SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3
- SUSE Linux Enterprise Desktop 11
- SUSE Linux Enterprise Server 11
- SLE SDK 10 SP2
- SLE SDK 10 SP3
- SUSE Linux Enterprise Software Development Kit 11
- SUSE Linux Enterprise 10 SP2 DEBUGINFO
- SUSE Linux Enterprise 10 SP3 DEBUGINFO
- SLE 11 DEBUGINFO
SUSE セキュリティ要約レポート: SUSE-SR:2010:008
- 報告 ID: SUSE-SR:2010:008
- 日付: 2010年4月7日(水) 13:00:00 +0000
- クロスレファレンス(相互参照): CVE-2008-5515, CVE-2009-2693, CVE-2009-2901
- CVE-2009-2902, CVE-2009-3389, CVE-2009-3555
- CVE-2010-0082, CVE-2010-0084, CVE-2010-0085
- CVE-2010-0087, CVE-2010-0088, CVE-2010-0089
- CVE-2010-0090, CVE-2010-0091, CVE-2010-0092
- CVE-2010-0093, CVE-2010-0094, CVE-2010-0095
- CVE-2010-0547, CVE-2010-0732, CVE-2010-0837
- CVE-2010-0838, CVE-2010-0839, CVE-2010-0840
- CVE-2010-0841, CVE-2010-0842, CVE-2010-0843
- CVE-2010-0844, CVE-2010-0845, CVE-2010-0846
- CVE-2010-0847, CVE-2010-0848, CVE-2010-0849
- CVE-2010-0850, CVE-2010-0926
カーネルレビュー
h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: グラフィックスドライバと Mesa3D アップデート、四つの新しい安定版カーネル
- "X サーバーの 1.8.X 系の最初の版が出るのとほぼ同時に、カーネル開発者たちは Mesa3D と多くのドライバーもアップデートしました。バグフィックスおよび小改良のために四つの新しい安定版カーネルがリリースされました。
- 最近新しいバージョンがリリースされているのは X サーバーだけではなく、Linux ディストリビューションにおけるグラフィックスサポートに影響を与えるたくさんのコンポーネントがここ二週間の間にアップデートされています。"
KernelTrap: パッチを確実に作成しテストする
- "「もし、あなたが送ったパッチに対する反応に私がそんなに長い時間をかけているか不思議に思っているなら…」 Theodore Ts'o は linux-ext4 メーリングリストの、どうやって、あるいはなぜパッチの受領、あるいはテストをより内部まで見るようにするかという提案についてのスレッドで、このようにメールを始めました。「メインラインに取り込まれるようなパッチは単独で、ただ一つのことだけしなければいけない」と Ted は続けました。「そういうわけで、もし誰かがあなたが提案したパッチを変更するように提案したとしたら、理想的にはあなたがなすべきことは指摘された修正を行い、再度パッチを提案することです--- そして、決して前のパッチの差分だけを送ってはいけません」。彼はまた、パッチを提案した人たちはしばしば、ものすごく数え切れないほどのメンテナーたちから、高いレベルの品質に関する指示を受けることについても注記しています。「何人かのメンテナーについてちょっと考えていただきたいのです。彼らは管理するサブシステムについて、10か20か30かもっと多くのパッチ提案者からの提案を受けるわけです。パッチ提案者とメンテナーの比率のために、あるメンテナーは単にひたすら可能な限りたくさん仕事を片づけなければならず、他のサブシステムのメンテナーはそれをみて放っておけなくなるわけです。」"
Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)
デスクトップユーザ向け
Ghacks.net/Jack Wallen: GNOME シェルのちょっとしたコツ
- "そう、前に GNOME 3 がどんなふうになるかをちょっと覗き見できる、今の GNOME シェルについてお話ししましたよね (私の記事 “GNOME 3 をちょっと覗き見“ をご覧ください)。なんでも異議を唱えるタイプの人 – 単なるクレクレ君もいれば、俺ならもっと価値があるものを作ることができる、という人もいるようです – がたくさんいるにしても、私は GNOME3 はとてもすばらしい方向へ向かっていると信じています。"
コマンド/スクリプト初心者向け
Christopher Hobbs: openSUSE 11.2 に Ruby 1.9 をインストール
- "前に記事をポストしてから、あるいはコミュニティで活発な議論をしてからしばらくたちまして、新しい状況を報告できるようになったと思います。この記事は私の個人的ブログと Cool Solutions へのクロスポストです (後者は SLEx 10 向けにしてありますが)。この記事はソースコードからのインストールを愚直に解説したとても簡単なものですが、お役に立つ方もいるでしょう。
- Ruby をビルドするのに必要となるのは、私が今把握している範囲では make、gcc、openssl/openssl-devel パッケージです。
- 11.2 にデフォルトで用意されている Ruby は 1.8.7 であるのに対し、現在の安定版リリースは 1.9.1 です。もし Ruby をすでに zypper でインストールしているなら、まずはアンインストールしてください (’sudo zypper rm ruby’)。インストール前なら最初の一歩として、こちらから最新版を入手してください。"
The Geek Stuff/Sathiya Moorthy: UNIX / Linux: ファイルとディレクトリのパーミッション(権限)についての初心者向けガイド (umask, chmod, read, write, execute)
- "Unix のファイルとディレクトリのパーミッション(権限)は 3x3 の構造をしています。つまり三つの権限 (read(読み込み)、write(書き込み)、execute(実行))が三種類のユーザー (owner(所有者)、groups(グループ)、others(そのほか))に割り当てられるというものです。"
開発者/プログラマ向け
IBM developerWorks/M. Tim Jones: カーネル API, パート 1: カーネルからユーザー空間のアプリケーションを起動する
- "GNU/Linux におけるアプリケーション開発で、なにか特定のカーネル関数(システムコール)を呼ぶのは日常的なことです。でも逆方向、カーネル空間からユーザー空間を呼ぶとなったらどうでしょうか? あなたが日常的に使っているようなアプリケーションの中にも、このような機能を使っているものはたくさんあるのです。たとえば、カーネルがあるデバイスをみつけて、そのデバイスにはあるモジュールが読み込まればならないとしたら、どんな風にこのプロセスは動くのでしょうか? 動的モジュール読み込みはカーネルから「ユーザーモードヘルパー」プロセスを通って起こります。
- まずはユーザーモードヘルパーを探索してみるところから始めましょう。そのアプリケーションプログラミングインターフェース (API) と、この機能がカーネルで実際に使われている例を見てみましょう。それから、この API をつかって、この機能がどのように動くのか、またその制約は、といったことを理解するために、サンプルアプリケーションを書いてみましょう。"
システム管理者向け
ITworld/Sandra Henry-Stocker: Unix How-To: Linux の /etc/inittab ファイル
- "平均的な Unix のシステム管理者が滅多に見もしないし、変更もしないけれども、その管理者がシステムを再起動するときには常にお世話になっているもの、それが /etc/inittab ファイルです。この温和しい小さなファイルが、システムが再起動したり、強制的にランレベルを変更したりするときに起こることすべてをコントロールしているのです。それではまず、電源ボタンを押したときにどう振る舞うべきかをシステムに伝える設定が書かれている行を見てみましょう。"
Planet SUSE
Sirko Kemter: 新しい Planet にもっと Hackagotchi (切り抜き顔写真) を
- "新しいスタイルの Planet ができました。でも今そこを覗いてみると、「灰色の人影」が結構いることに気がつくと思います。ちょっと前に私は、自分で作るのが難しいと思っている人のために、Art チームが Hackagotchi を作ってあげるというのはどうだろうか、という提案をしました。ここでもう一度、希望者を募りたいと思います。(新しい) Hackagotchi が欲しいと思ってませんか? 写真を添付したメール (こうしてほしいというリクエストがあったらそれも添えて) -artwork メーリングリストか私個人宛てに送ってください。そうすれば、数時間後には新しい Hackagotchi があなたの手元に届くでしょう。"
Han Wen Kam: SUSE エンジニアリングクオリティ: IBM メインフレーム上での ASP.NET
- "今日私は、SUSE エンジニアリングの素晴らしいクオリティをまざまざと見せつけられました。コードベースを汎用的に使えるということは SUSE Linux Enterprise の主たる差別化要因として常に謳われてきています。これにより、たくさんの異なるハードウェアチップセット/プラットフォーム向けに (AutoBuild で) コンパイルし、使うことができるわけです。つまり、最新、最良のコード/パッチがどの SUSE Linux でも同時に使えるようになるということなのです。"
Henne Vogelsang: ガンガンいこうぜ!
- "あなたには何かを決定する資格がないと考えてたりしませんか? そんなことはありません -> ガンガンいこうぜ!
- 遠慮しないで。あなたがやらずに誰がする!
- このディストリビューションができてからそこそこ時間は経っているとはいえ、オープンソースプロジェクトとしてはまだまだ若いプロジェクトです。上下関係もないし、決まった手順というものもそれほどたくさんあるわけじゃない。役職や組織もないし、こうでなければいけないという方向も定まっているわけではなく、ただ一般的なルールがあるだけです。あなたが参加してくれれば、変えていくことができるんです。あなたが遠慮して、波風立てるのを躊躇してしまえば、このプロジェクトは失敗に終わるでしょう。遠慮しないで、ガンガンいこうぜ!
- 「公式」な動きがあるまで待たないで。オフィシャルな人なんて誰もいないんだから。
- いるのは、あなたと、あなたと同じ立場の人たちだけです。openSUSE プロジェクトの舵取りをしている人がいるわけではありません。あなたが望むことを推進していけるのは、あなただけです。背後からプロジェクトを操っているような黒幕なんていません。あなたにとって何が大事かを知るのは、あなただけです。このプロジェクトは誰からも管理されているわけではありません (Novell だって管理しているわけではないのです)。あなたが実現したいと思っていることを実現できるのは、あなただけです。あなたがなにかをすれば、それはすなわち openSUSE がやったことになります。あなたが何かを決定すれば、それはすなわち openSUSE の決定です。待つ必要はありません、ガンガンいこうぜ!"
openSUSE フォーラム
マイルストーン 5
- "筋金入りの猛者たちはとっとと 'dup' を使って Factory リポジトリから入れてしまっていると思いますが、.iso ファイルも公開されました。さあ、試してみてバグを見つけたら報告してください。 :-)"
新米ユーザ - さあ、始めよう
- "openSUSE を使って幸せになるためのお役立ちヒント集です。"
openSUSE Updater が動かない?
- "いったいどうしてこのユーザはリポジトリが一つも登録されていない状態になってしまったのでしょうか? zypper の基本的な機能を使えばこの状態をなんとかすることができるでしょう。"
Web 上の記事から
お知らせ
Linux Foundation コラボレーションサミット: ライブビデオ中継
- "The Linux Foundation は4月14日、水曜からの The Linux Foundation コラボレーションサミットの会場からのライブビデオ中継のベータ版の準備が完了したことを喜んでお知らせします。皆さんは初日に行われるすべてのキーノートとパネルディスカッションといったイベントをごらんになることができます。ビデオ中継にアクセスするには Linux Foundation のアカウントが必要になります。ご注意いただきたいのはこの中継はベータテストであって、ご不自由をおかけすることもありますし、フィードバックを歓迎しております。"
参加者募集
PyJunior: ドキュメント担当者募集、助けて!
- "ちょっと走り書き: PyJunior のコードを Launchpad に上げました。ご記憶いただくとうれしいですが:私はこいつを二時間でやっつけて、コードをきれいにする暇もありませんでした。だから、おかしなところが全体的にあるでしょう。:-)
- オープンソース界で私が注目しているのは Snake Wrangling で、子供たちのためにとってもわかりやすい Python の教本を書いています。私の夢は、子供たちが PyJunior の大きなヘルプボタンをクリックしたら、この本が GNOME の標準ヘルプ形式で立ち上がるようにすることです。問題は:私は Snake Wrangling の子供向け教本 (LaTeX と PDF フォーマットで供給されています) を GNOME のヘルプ形式に変換する方法を知らないことと、この作業をやるにはあまりにも時間がないことです。
- そういうわけで、助けを求めています。PyJunior は Python で子供たちが遊べるためのシンプルかつ効果的な方法を提供するものですが、私たちはこのねらいを完璧にしてくれるようなすごいドキュメントを心の底から望んでいるんです。この件について働いてみて、子供たちがヘルプボタンを押すだけで、プログラミングを学ぶことに興味を持つ、というファンタスティックな体験をさせてみたいと思う方はいらっしゃいませんか? 私は心底そう願っています:こいつはすべての幼児にとってすごい学習ツールになるぞ。 :-)"
The Linux Foundation's 2010 We're Linux Video Contest: Linux スーバーボウル宣伝ビデオ
- "昨年、初めての We’re Linux (僕らが Linux だ) ビデオコンテストが開催され、創造性と、カメラにとらえられた Linux とそれぞれのコミュニティへの思いが吹き荒れました。勝者となったビデオ “What Does it Mean to Be Free” (自由であることにどんな意味があるのか) は、オープンソースオペレーティングシステムのそれぞれの理想がコミュニケーションしあうということを後押しする内容でした。優勝作品も含んだ、昨年のコンテストに応募された作品群はをごらんになるにはこちらをクリックしてください。"
KDE.news/Aaron J. Seigo: You Be The Judge: Plasma Javascript ジャムセッション
- "Plasma Javascript ジャムセッションは、オリジナルの、興味深くて美しい Prasma ウィジェットを Javascript で書くことを競おうという気軽な競技会で、豪華な賞品とコミュニティからの評価もついてきます。競技会は3月31日で締め切られ、11個の有効なエントリが締め切りまでに作られました。審査はすでに始まっており、これはなかなかやっかいです:エンターテイメントから日頃の仕事にとても役に立つ物まで、たくさんの素晴らしい応募作があります。サイズも Javascript でほんの数ダース行からなるものから、数千行に至るまであり、応募作はアイディアの多様性と可能性のショウケースとなっています。"
KDE.news/Jos Poortvliet: Akademy 2010 の Web サイト公開、今すぐ登録を!
- "2010年7月3日、何百人ものKDEコミュニティメンバー、私たちと仕事をしている企業のみなさん、そして他のフリーソフトウェアの愛好家たちが、フィンランド、Tampere に集まります。ここ、Tampere 大学において、Akademy サミット 2010 が行われます。まるまる一週間、Tampere は驚くべき新技術がデモされ、何百人もの情熱的なフリーソフトウェアの貢献者たちが廊下を埋め尽くし、フリーデスクトップについての新しい計画が浮かび上がってくるでしょう。
- 本日は、この旅路に出発するための第一歩です。一月の作業を経て、Akademy 2010 ウェブサイトがオープンしまして、皆さんは参加登録をし、飛行機やホテルを予約し、講演の準備をすることもできるのです!"
レポート
h-online/Richard Hillesley: Emacs と GPL の誕生
- "Emacs はテキストエディタというだけでは十分ではなく、人生の生き方のようなものです - "拡張可能で、カスタマイズでき、自己ドキュメント化されたリアルタイムテキストエディタ" にはテキストエディタの枠を超えたところにあなたをご案内する機能拡張がいろいろ取り揃えてあり、それらは Emacs Wiki や Emacs lisp list で見つけることができます。"
GNOME Planet/Jono: PyJunior で子供たちのプログラミングをもっと簡単に
- "今週私は妻とともに休暇でメキシコへ来ているのですが、降り注ぐ日光を浴び、火照ってきたらプールに飛び込んで涼むといった優雅な時間を過ごしています。メキシコは本当に素晴らしい土地で人々は全く信じられないほど素敵で、本当に素晴らしい週となっています。
- 昨日、私はかんかん照りの太陽から何時間か休憩をとることにして、長いこと書きたいと思ったちょっとしたプログラムを書きました。というのが、このお話の最初に戻ります。
- さてお話を戻して、Aq と私は Shot Of Jaq で、古いコンピュータを現役に戻して子供たちをプログラミングに触れさせるために使えないかということを話していました。この議論の元になったのは皆さんが コモドール64やSpectrum (訳注:日本だと PC-6001 や FM-7 でしょうか) を買って貰ったとき、BASICがつねに表に出ていて、あなたのコンピュータのマニュアルにはどうやってBASICでプログラムを書くかということが書い てあったよね、ということです。これは子供たちや、コンピュータの奥深くをもっと覗いてみたいという人たちにはすごいいい環境だと思ったのです。プログラ ミングを紹介し、簡単な言語を覚えるだけであなたのコンピュータを好きにさせることができると言うことを教え、それらの中で常に論理と意味について学ぶ。 これは私が子供だったとき、信じられないほどスリルがある体験でした。私は自分がどんな種類のプログラムを書くこともできるという事実にものすごい自由を 感じたものです。要は、この体験が私がいつとはなしに開発を始めることになった種まきだったといえるでしょう。"
Ostatic/Joe Brockmeier: IBM を特許業務にご案内:何が使いやすく、何が使いにくいか?
- "IBM は彼らの保有する特許について、オープンソースプロジェクトを守るために使うというポートフォリオを約束し、また何百億ドルという資金をオープンソースの開発およびLinuxとオープンソースソリューションのマーケティングに費やすことで、オープンソースコミュニティに多くの友人たちを築いてきました。これはIBMがオープンソースプロジェクトを攻撃するためのフリーパスを与えてしまったと言うことでしょうか、それとも FOSS は Big Blue が今までのオープンソースサポートに反する方針変更を行ったことを正当であると主張すべきなのでしょうか?
- IBM は Open Invention Network (OIN) に特許を提供し続けてきた数少ない企業の一つであり、もしオープンソースプロジェクトが彼らの特許を侵害したとしても権利を主張しないと約束してきました。40,000件以上に及ぶ特許のうち、IBMは500件を提供しています。しかし今、IBM は、あるオープンソースプロジェクト (Hercules メインフレームエミュレータ) について、彼らのメインフレームビジネスを守るために、特許侵害の申し立てをしようとしています。"
- 訳注:この件については Linux Foundation の Jim Zemlin による記事も併せて読まれるとよいでしょう。
Linux.com/Jon 'maddog' Hall: "Linux セキュリティの芸術家"になるために
- ""情報を得るためのコストがその情報を所有することにより得られる価値を上回ったとき、このソリューションが有効なものとなる。" - Mark G. Sobell 著『A Practical Guide to Red Hat Linux』第3版 (Prentice Hall) P.989 より
- 商業向けコンピュータビジネスが始まってから40年が経った今、セキュリティ専門 家たちによって私がつくづく感じさせられたのは、この世には安全なコンピュータシステムなどというものは存在せず、せいぜい「不安全」な水準のものしかな いという事実です。したがって情報とシステムを安全に維持するコストは常に情報やシステムを失ったり、ダメージを受けたときのコストと釣り合っています。 残念なことに、インターネットで相互接続された低価格で非常に強力なコンピュータとネットワークサービスの速度と可用性は、「クラッキング」のコストを引 き下げ、「セキュリティ」のコストを引き上げています。"
Ben Martin (monkeyiq): Nepomuk とソーシャルネットワーキング: 黄金の機会
- (訳注: Nopomuk とは Wikipedia の記事が参考になりますが、多くの人々の知識を個人化して管理するモデルで、これに基づいてソーシャルネットワーキングを管理するKDEのプロジェクトが NEPOMUK-KDE プロジェクト です。)
- "Boxee が前に書いたソーシャルネットワーク統合についての記事を読んでからというもの、KDE にこの機能を入れたことはなんて素晴らしいことだったんだと思うようになりました。タグとレーティングをデスクトップにおくというのはとてもいいことなんですが、でも、あなたの「友達」からの思わぬ情報の断片がちょっと面白いことを引き起こすかもしれません。
- Boxee の例から引きましょう。なんで私は Fred が番組Xを見るというのを番組表で見ることができないんでしょう? 今この瞬間もこんな感じの提案が IM や電子メールを通して皆さんから100通以上も寄せられていて、だいたいがその場の思いつきみたいです。単にクリックして記録するだけとか提案を受け入れるとかではありません。まずは心のコンテキストを TV の番組表に切り替えてアップデートしていただく必要があります。
- 番組表をスイッチすることにより引き起こされるすべてのことはタグやレーティングを考慮していませんし、バイナリや1-5の基準で扱っているわけではありません。私のコードから引用すれば、もしあるタグがいろんなアクターにより範囲、たとえば double 型の 0-100 であると考えられるような形で記録されている可能性があるとして、それぞれのアクターは信頼レベルによって関連づけられていて、それでやっとシステムそれ自身は、Fred が何かを見ていて、それがSFに分類されるだろう、ということが推測できて、それから自動的に私はそれを見ることができるようになるのです。タグとレーティングを舞台の裏側でもっと複雑に絡み合わせてしまったら、コンピュータはたぶんもっといろんな推論を私たちによこしてくれて、その一部は伝統的な1-5でしょうが、そうでないものは……ええと、私はバーチャルファイルシステムで動いてるんだけど、実に不思議なんだけど、バーチャルファイルレーティングなんてものがホントにほしいのかい?"
レビュー/エッセイ
Linux.com/Joe 'Zonker' Brockmeier: システム管理者であるために必要なことは全部、スーパーマンから学んだ
- "何年か前、アクションコミックの第1巻の一冊が150万ドルで落札されました。72年前の古ぼけたコミックの何に七桁ドルの価値があるというんでしょう? もっと大事なことは、システム管理者はこのタイツを身につけマントを纏った70歳以上の男から何を学べるのでしょうか?"
Make Tech Easier/Joshua Price: あなた用にカスタムされた Linux ディストリビューションを簡単に作る六つのツール
- "自分の目的に叶った Linux ディストリビューションはどこにもない、と腹を立てたにしても、すべての人にすべてを提供できるディストリビューションなど存在しないという事実から逃れることはできません。自分自身でやってやろうと思う理由はいくらでもあるでしょうが、考えなければならないことが山ほどあるがために、ほとんどの人は手を出そうとしませんでした。運がいいことに、最新のソフトウェアを使えば、新しいディストリビューション、リミックス、カスタム設定の作成を、それまで何ヶ月もの時間がかかっていた代わりに、たったの数分仕事でできてしまうのです。こちらに、そのような作業を簡単にしてくれる最新のソフトウェアツールのショウケースをご用意しました。"
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クレジット
- Sascha Manns (編集長)
- Jan-Simon Möller (副編集長、英語版ニュースレター担当)
- Sebastian Schöbinger (『Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)』セクション担当)
- Satoru Matsumoto (編集室、日本語翻訳ページ作成)
- Carl Fletcher (英語版ニュースレター担当、『openSUSE フォーラム』担当)
- Thomas Hofstätter (イベント & ミーティング情報担当)
- Naruhiko Ogasawara(日本語翻訳)
- Ko Kazaana(日本語翻訳)
- Masahiko Hashimoto(日本語翻訳)