openSUSE:メンテナンス更新プロセス

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メンテナンス要求 (maintenance request) とはリリース済みのディストリビューションに対してパッケージ作成者が実施する処理で、パッケージの更新を公開するように求めるためのものです。このページでは、これらの要求の処理方法について説明しています。

概要

メンテナンスリリースの裏側で行なわれる処理を知ることで、このプロセス内のそれぞれの手順に対する重要性を知ることができるほか、このプロセスを通じてどれだけ素早く公開できるのかを知ることができます。

下記のフローチャートでは、パッケージのメンテナンス更新処理に関する流れを説明しています。ここでは複数の OBS プロジェクトがかかわることになります: ファイル:Maintenance update process.png

下記では上記の主要な部分について説明します:

メンテナンスチームのレビュー

メンテナンスチーム は対象の更新が公開されるべきものかどうかを判断します。彼らはメンテナンス処理の開始を認定し、手続きが円滑に流れるようにします。また、彼らはパッケージ作成者と直接連絡をし、修正を含むパッケージの発信を調整します。これにより彼らは、修正されようとしているバグがメンテナンス更新内に含まれていることを確かめます。決定処理は下記でさらに詳しく説明しています。

ソースレビュー

openSUSE レビューチーム では こちらのガイドライン に従い、送信されたものを手作業でレビューします。レビューチーム内でメンテナンス送信のレビュー担当者は、それぞれのプロジェクトの "Update" (更新) サブプロジェクト内で送信要求を探します。たとえば openSUSE 13.1 に対する送信をレビューする場合、レビュー担当者は "openSUSE:13.1:Update" 内で送信要求を探します (上記の図にある "openSUSE:Maintenance" プロジェクトと "openSUSE:13.1:Update" プロジェクトの違いをご確認ください。レビュー担当者がレビューのために "openSUSE:Maintenance" プロジェクトを参照することはありません) 。

QA レビュー

品質保証 (Quality Assurance) チームでは、さらにパッケージのレビューを実施します。こちらは主にテストがきちんと為されているかどうかと、ユーザに対して公開するのにふさわしいかどうかを確認します。