SDB:Windows を利用したライブ USB メモリの作成
このページでは、ライブ CD の ISO や DVD から、起動可能なインストール用 USB メモリを作成するための手順を説明しています。
バージョン: 12.2+このページは openSUSE 12.2 およびそれ以降のバージョンに適用することができます。
警告!
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他のディストリビューション向けにインターネット上に公開されている、 "イメージを起動可能な USB メモリに変換する方法" はお試しにならないでください。これを実行してしまうと、イメージファイルを壊してしまいます。 openSUSE のイメージファイルはすでに USB メモリに対応していますので、イメージを更新する必要はありません。 |
ImageUSB の使用
ImageUSB (英語) のサイトにアクセスして、手順に従って実施してください。
SUSE Studio ImageWriter の使用
以前は Windows 用に SUSE Studio ImageWriter をコンパイルして提供していましたが、現在はメンテナンスを行なっていません。 Windows 版をご希望の場合は、 fork して独自に作成してください。
GRUB4DOS の使用
この方法は USB メモリの内容を壊さずに実施するものです。 このビデオ でデモンストレーションを実施しておりますので、こちらもご覧ください。
注意: 下記の手順は、お使いのコンピュータが UEFI で起動している場合 (2011 年以降に生産されたほとんどのコンピュータ、特に Windows 8/8.1/10 がプレインストールされているすべてのコンピュータが該当します) にはご利用いただけません。この場合は、 BIOS 設定でレガシーブートを有効に (つまり UEFI/Secure Boot を無効に) してください。
- ISO を USB メモリ内の "boot" フォルダにコピーします。
- "initrd", "linux" の各ファイルを USB メモリ内の "boot" フォルダにコピーします。これらのファイルは ISO イメージ内の boot\i386\loader もしくは boot\x86_64\loader 内にあります。 ISO からファイルを取り出すには、 7-zip などのソフトウエアをお使いください。
- USB メモリに GRUB4DOS をインストールします:
- RMPrepUSB をダウンロードしてインストールします;
- RMPrepUSB を起動します;
- メディアを選択します;
- "Install GRUB4DOS" を押します;
- MBR に GRUB がインストールされます;
- 選択したメディアに GRUB がインストールされます;
- 選択したメディアに GRLDR がコピーされます。
- あとは USB メモリのルートディレクトリに "menu.lst" というファイルを作成します。ファイルの内容は下記のように記述してください (なお、 2 行目と 5 行目の openSUSE.iso は、コピーした ISO の実際の名前にしてください):
timeout 10 title openSUSE.iso uuid () > nul set UUID=%?% set ISO=openSUSE.iso kernel /boot/linux isofrom=/dev/disk/by-uuid/%UUID%:/boot/%ISO% isofrom_device=/dev/disk/by-uuid/%UUID% isofrom_system=/boot/%ISO% loader=syslinux splash=silent quiet initrd /boot/initrd
あとは USB メモリを挿入した状態で、お使いのコンピュータを再起動してください。
トラブルシューティング
USB メモリに対して書き込むことができない場合は、イメージを書き込む前に Windows 側で再フォーマットを実施してみてください。
このような状況は非常に稀ではありますが、上記の手順を実施してもお使いのコンピュータがライブ USB メモリから起動できない場合、下記の手順を実施してみてください。
C:\> diskpart DISKPART> list disk «--- ディスクの一覧を表示 DISKPART> select disk 0 «--- ディスクを番号で選択 DISKPART> list partition «--- パーティションテーブルの表示 DISKPART> select partition 1 «--- 1 つめのパーティションを選択 DISKPART> active «--- ディスク/パーティションのアクティブ化 (起動可能化) DISKPART> exit «--- 終了
fdisk とは異なり、 diskpart はコマンドを実行すると即時に反映されます。そのため、ここでは書き込み処理は行ないません。