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リリースアナウンス 15.4

Release announcement 15.4から転送)
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openSUSE Leap 15.4 リリースアナウンス

Leap 15.4: 新機能と使い慣れた安定性の提供

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2022/06/08

ドイツ・ニュルンベルク - 一般ユーザやプロフェッショナル、そしてホビーイストや最新バージョンにアップデートしたい開発者に向けて、 openSUSE Leap 15 の次期マイナーリリースが [get.opensuse.org](https://get.opensuse.org/leap) で公開されました。

Leap 15.4 は機能リリースバージョンであり、以前の Leap 15.x バージョンと比較すると多数の更新や新機能が提供されています。

"Leap 15.4 は従来どおり使いやすく堅牢なリリースとなり、デスクトップからサーバ、コンテナや仮想化ワークロードに至るまで、様々な用途でオープンソースの安定性を享受することができます。 Leap は技術面の専門家に対しても無視できないディストリビューションであり、様々なセキュリティ修正や新技術、そして更新されたパッケージによって、プロフェッショナルに対してエンタープライズグレードと同等のコミュニティリリースを提供します。もちろん莫大なコミュニティソフトウエアもお使いいただけます。" とリリースチームのメンバーである Max Lin は述べています。

従来の Leap バージョンと同様に openSUSE Leap から SUSE Linux Enterprise への移行もできますし、移行後もそれまでの処理を以前のまま動かすことができます。本リリースでは [YaST](https://yast.opensuse.org/) チームが SLE への移行を支援するための [移行ツール](https://build.opensuse.org/package/show/YaST:Head/yast2-migration-sle) を提供していますので、さらに移行しやすくなっています。

コンテナとワークロードの遷移も円滑に行うことができるほか、 Leap 向けのコンテナストーリーとして新しく [Leap Micro](https://download.opensuse.org/distribution/leap-micro/) も提供されるようになっています。

Leap Micro は [Leap 15.4](https://get.opensuse.org/leap) から提供されるようになった提供形態で、ホストコンテナや仮想化ワークロードの用途に対して、不変で理想的、かつモダンな軽量型オペレーティングシステムとなっているものです。 Leap Micro は分散型のコンピューティング環境のほか、エッジ用途や組み込み、 IoT 用途などにも最適な仕組みです。そのほか航空宇宙分野や通信分野、自動車や軍事、ヘルスケアや生産現場、ロボティクス分野などに対して、大規模な使いやすいシステムを提供します。 Leap Micro では管理や修正の自動化にも対応しています。 Leap Micro 関連のパッケージで開発者向けのものと言えば [Podman](https://github.com/containers/podman/blob/main/RELEASE_NOTES.md#342) が有名で、本リリースで提供されている [3.4.2](https://github.com/containers/podman/blob/main/RELEASE_NOTES.md#342) は init コンテナに対する新しい pod サポートが追加されていて、残りの pod を起動する前に開始すべきコンテナを設定することができます。

また大規模システムの開発現場に対しては、 openSUSE Leap 15.4 と Leap Micro 5.2 によって処理をさらに軽量化できるほか、長期メンテナンスやそれに伴うバージョン間移行の利点を期待して、 SUSE Linux Enterprise Linux 15 SP4 や [SLE Micro](https://www.suse.com/download/sle-micro/) への移行も提供されています。

本バージョンの Leap では、マルチメディアコーデックのインストールも簡略化されています。これは [Cisco](https://www.cisco.com/) 社が提供する openh264 ビデオコーデックの成果によるもので、標準のリポジトリ内に用意され、メンテナンス更新も提供されます。マルチメディア以外にも、オープンソースドライバのサポートも強化されています。 [AMD](https://www.amd.com/) 社や [Intel](https://www.intel.com/) 社のオープンソースグラフィックドライバが含まれているだけでなく、新しい [NVIDIA](https://www.nvidia.com) GPU の最新世代である GeForce 30 シリーズ GPU 向けの署名付きファームウエアイメージも提供されています。

このほか [Leap 15.4](https://get.opensuse.org/leap) で追加されたパッケージとしては、 [Dell](https://github.com/dell) 社の [sassist](https://github.com/dell/sassist) があります。このパッケージは Dell 社の PowerEdge サーバで発生した問題のトラブルシューティングを支援するツールで、 Linux オペレーティングシステムと Dell integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) が提供するさまざまなログと設定を収集することができます。

Leap をサーバ用途でお使いの場合は、いくつかの顕著な変更点に気がつくことでしょう。これには Python 2 の廃止のほか、 libvirt LXC コンテナや OpenLDAP サーバなどが含まれます。 LDAP サーバとしては [389 Directory Server](https://directory.fedoraproject.org) がメインとなり、 OpenLDAP サーバを置き換えるようになっています。

また [PHP 8.1.0](https://www.php.net/releases/8.1/) には多数の改善点が含まれています。列挙型や読み込み専用のプロパティ、 fsync など多数の改善が行われています。このほか [PHP 8.1.0](https://www.php.net/releases/8.1/) では WordPress で 3.5% もの高速化を実現していますし、新しい PHP バージョンでは ARM64 向けのジャストインタイムバックエンドやその他の JIT 改善/修正が含まれています。このほか NVIDIA 社のプロプライエタリドライバで Wayland が動作するようになっていたり、 YaST パーティション設定ツールで LUKS2 に対応するようになっていたりします (ただし、こちらは明示的に有効化する必要があります) 。

Leap ではデスクトップユーザ向けに膨大な量のパッケージを提供しているばかりか、パッケージによっては長期サポート版を提供する伝統も備えています。これによって、コミュニティリリースであっても期待を裏切らないつくりになっています。 Leap での新しいマイナーバージョンは [Qt 5.15 LTS](https://www.qt.io/blog/qt-5.15-released) を利用する [KDE Plasma 5.24 LTS](https://community.kde.org/Schedules/Plasma_5) で、これに "KDE Qt 5 Patch collection" (https://dot.kde.org/2021/04/06/announcing-kdes-qt-5-patch-collection) の修正が加えられています。

"Qt 6 のような素晴らしい将来技術への移行を行うため、まず現在のユーザに対して安心感を提供する必要があります。このパッチコレクションの存在によってそのような安定性をもたらすための柔軟性を得ることができました。これらにより Qt との対話を続け、ユーザに対して素晴らしいソリューションを提供できているのです。" と KDE e.V. President Aleix Pol 氏が [Qt 5 パッチコレクションに対するアナウンス](https://dot.kde.org/2021/04/06/announcing-kdes-qt-5-patch-collection) で説明しています。

それ以外にも、リリースの安定性や開発用途として、 [Qt6](https://www.qt.io/product/qt6) のようなパッケージも提供しています。

また、 [Plasma 5.24](https://kde.org/announcements/plasma/5/5.24.0/), [GNOME 41](https://help.gnome.org/misc/release-notes/41.0/), [Enlightenment 0.25](https://www.enlightenment.org/news/2021-12-26-enlightenment-0.25.0) のような新しいデスクトップ環境も提供しています。これらのデスクトップの多くには新機能が含まれていますが、全てで新機能があるわけではありません。たとえば Leap 15.4 では 15.3 リリースと同じ [Xfce 4.16](https://www.xfce.org/about/news/?post=1608595200) を提供しています。

このほか Leap 15.4 では [KDE Frameworks 5.90.0](https://kde.org/announcements/frameworks/5/5.90.0/) も提供されています。このバージョンは Baloo, Breeze Icons, KConfig, KIO, Kirigami, KWayland, Oxygen Icons 等に対するさまざまな変更が行われています。また、本 Leap バージョンには [KDE Gear 21.12.2](https://kde.org/announcements/gear/21.12.2/) も含まれていて、ミュージックプレーヤである Elisa への改善のほか、ファイルマネージャ Dolphin の検索タグ機能やビデオエディタである Kdenlive による編集の高速化などが含まれています。

多用途アプリケーションフレームワークである Qt は、 Leap 15.2 以降しばらくは 5.12.7 バージョンを使用してきましたが、 [Qt 5.15.2](https://www.qt.io/blog/qt-5.15.2-released) にアップグレードされます。本リリースは 3 つのマイナーリリースの機能が含まれているほか、 [Qt Quick 3D] (https://doc-snapshots.qt.io/qt5-5.15/qtquick3d-index.html) の完全サポートも含まれています。

システムの中枢部分についてもいくつかの更新が行われています。本 Leap リリースでは [systemd](https://github.com/systemd/systemd) がバージョン 249 に更新され、ユーザエクスペリエンスに対する多数の変更が加えられています。また新しいシステムコンポーネントでは Amazon EC2 環境を正しく検出するほか、 DHCP サーバネットワーク管理プロトコルでもさまざまな変更が行われています。また、新しい udev ハードウエアデータベースでは FireWire デバイスが追加されているほか、ファイルシステム全体の円滑な移行の仕組みにより、ファイルシステムのラベルもバージョンにあわせて調整されるようになっています。また Leap では最新のコンパイラセットも含まれています。 [LLVM コンパイラ 13.0](https://releases.llvm.org/13.0.0/tools/clang/docs/ReleaseNotes.html) では、 clang の分析機能に対していくつかの主な新機能や改善が含まれています。新しいコンパイラフラグをより使いやすくするための仕組みです。

DNF スタックはバージョン 4.10.0 に更新され、新機能が追加されています。弱い依存関係であるためにインストールされないパッケージを自動検出したり、除外したりするためのサポートが追加されていて、パッケージマネージャの品質をより高いものにしています。

Leap はシステム管理者や IT プロフェッショナルだけのものではありません。 Leap ではミュージシャン向けとして、録音や編集などの高品質なソフトウエアも提供しています。仮想スタジオ技術である [PipeWire](https://software.opensuse.org/package/pipewire), [Wireplumber](https://software.opensuse.org/package/wireplumber) のほか、シンセサイザ [LV2](https://software.opensuse.org/package/lv2) を利用することで、曲や歌詞を新しいレベルに引き上げることができます。プロのクリエイターやデザイナーであれば、 3D モデリングツールの [Blender](https://software.opensuse.org/package/blender) やビデオエディタの [Kdenlive](https://kdenlive.org) 、そして画像編集ソフトウエアの [Krita](https://software.opensuse.org/package/krita) 等を利用することで、彼らのビジョンを現実化することができます。

Leap 15.5 に追加して欲しいパッケージがある場合は、リリースチームへの連絡をお勧めします。また、特定のパッケージを維持するためコミュニティが提供できる取り組みがあれば、次期リリースでパッケージをアップグレードすることもできるかもしれません。ただし Leap 15.5 は機能リリースとしては計画されておらず、多くのパッケージは Leap 15.4 と同じバージョンになる予定です。 Leap 15 自身の後継については、 Leap 15.5 のリリース直後に公開する予定です。

Windows Subsystem for Linux で openSUSE Leap 15.4 を動作させる方法については、 here をお読みください。

ライフサイクルについて

openSUSE Leap 15.3 は本日のリリース以降、 6 ヶ月の経過で End of Life (EOL) となります。 2022/06/08 以後、セキュリティ/メンテナンス更新を受けるため、 6 ヶ月以内に openSUSE Leap 15.4 への更新をお願いします。

15.4 のダウンロード

ISO イメージをダウンロードするには、 https://get.opensuse.org/leap/ をご覧ください。

質問

リリースに関する質問やバグの報告については、下記の連絡先をお使いください:

  https://t.me/openSUSE_group
  https://lists.opensuse.org/opensuse-support/
  https://discordapp.com/invite/openSUSE
  https://www.facebook.com/groups/opensuseproject

参加方法

openSUSE プロジェクトとは、あらゆる場所での Linux の利用を目指す世界的な取り組みです。 Tumbleweed と呼ばれるローリングリリースモデル型のディストリビューションと、 Leap と呼ばれるエンタープライズ・コミュニティ共同作業型の 2 種類のオペレーティングシステムを提供しています。openSUSE は、世界的なフリー/オープンソースソフトウェアコミュニティの一部として、オープンに、透明に、友好的に協力し合い、世界最高の Linux ディストリビューションの一つを創っています。

プロジェクトはそのコミュニティによって管理されており、テスター、ライター、翻訳者、ユーザビリティの専門家、アーティスト、Ambassador、開発者など、個々人からの貢献により成り立っています。プロジェクトでは、多種多様なテクノロジー、そして様々なレベルの専門技術を持ち、様々な言語を話し、様々な文化的背景を持つ人々を受け入れています。