openSUSE:Leap への貢献方法
この記事は貢献者側の視点で、 openSUSE Leap の仕組みを説明しています。考え方の多くや実行すべきコマンド、対話すべき人々等については openSUSE Factory とほぼ同様の仕組みです。そのため、 openSUSE Factory への貢献方法 についてもお読みになっておくことをお勧めします。この記事では、 Leap への貢献が 簡単 で 大歓迎 であることを示しています。
新しいパッケージを Leap に追加するには
Leap は、 SUSE Linux Enterprise と openSUSE Tumbleweed が提供するパッケージを組み合わせて構築し、提供するもので、安定性を基本にしています。
Factory 開発モデル をご存じの方であれば、 Devel プロジェクトが Factory の基礎となっているのと同様に、 Factory が Leap を作成するための基礎となっている、と説明すればよいでしょうか。
多くの場合、 Leap に対して新しいパッケージを作成したい場合、まず Tumbleweed に対して作成すべきです。この場合、 openSUSE:Factory へのパッケージの送信 (submit) 要求を行ない、その後 Leap に対して送信します。
これは下記のようにして行ないます:
osc submitrequest -m 'Submitting Salt for openSUSE Leap' openSUSE:Factory/salt openSUSE:42
なお、可能であれば opensuse-factory のメーリングリスト内でパッケージを紹介し、その紹介文のリンクを submitrequest 内に示してください。紹介文では、アップストリーム (実際のソフトウエア開発元) での状態と、メンテナンス方法に関する情報、およびディストリビューションに取り込むにあたっての目的を示していただけると助かります。たとえば下記のように submitrequest を実行します:
osc submitrequest -m 'Submitting Salt for openSUSE Leap, see http://lists.opensuse.org/opensuse-factory/2015-07/msg00443.html ' openSUSE:Factory/salt openSUSE:42
OBS 内のバグにより、 ~/.oscrc では submitrequest_on_accept_action を未設定にする必要がありますので、 --cleanup や --no-cleanup などは osc のコマンドラインで設定してはなりません。そうでないと、 OBS はエラーを報告してしまいます。
Leap 内に既にパッケージがあるかどうかを調べるには
osc ls -e openSUSE:42