openSUSE Weekly News/192

移動先: 案内, 検索






openSUSE カンファレンス 2011

Rwx3.png

openSUSE カンファレンス 2011 のスポンサー発表

"openSUSE カンファレンス 2011 チームより、今年のカンファレンスのパートナー企業/団体を発表させていただきます。以下、スポンサーのみならず、セッションへのご協力、メディア関連、ネットワーク環境の提供など、様々な形でご協力くださっています。以下、どのような形でスポンサーの皆様がご支援してくださっているか、どのようなセッションを開催されるかをご紹介し、そのご協力に感謝を送らせていただきたいと思います! (...)"

Jos Poortvlieet: oSC での Bretzn

  • 皆さん、プロジェクト Bretzn のことは覚えていますでしょうか? そのコンセプトには期待を寄せられつつもまだ完成にはこぎつけていないプロジェクトなのですが、openSUSE カンファレンスでも改めて話し合いの場を持とうということになったようです。

"Bretzn というクールなプロジェクトがあるのをご存知でしょうか。Open Build Service で、そしてOpen Collaboration Services でコードをコンパイルして公開するための IDE 用のプラグインを作り、ユーザはデスクトップクライアントからそれらのアプリをインストールし、人気投票したりコメントしたりできるようにしようというプロジェクトです。 (...)" (注:3)


Kai-Uwe Behrmann: Oyranos @ rwx³

  • 過去何度か OWN でも取り上げてきた色管理についても openSUSE カンファレンスで話題となるとのこと。デスクトップ環境、アプリケーションを問わず関係してくる問題ですから、各レイヤーの開発者の集まるカンファレンスで話し合うに絶好のネタとなりそうです。

"rwx³ の別称を持つ openSUSE カンファレンス (oSC) が2011年9月11-14日の日程で、ドイツ/ニュルンベルクで開催されます。私たちも馳せ参じ、openSUSE ディストリビューション、KDE、Qt における ICC カラーマネジメントについて話し合うことができると思います。 (...)" (注:1)


更新状況

ディストリビューション


チームレポート

Build Service チーム

OWN-oxygen-Build-Service.png

Build Service 統計情報


KDE チーム

Kde-logo.jpg

  • 正式リリースに向けて着々と開発が進んでいる Plasma Active、いよいよベータ段階に突入しました。ということで、以下 Aaron Seigo、Sebastian Kügler のお二人からの関連報告です。

Aaron Seigo: Plasma Active がベータフェイズに入りました

====Sebastian Kügler: Plasma Active: One に向けて追い込みに入りました====


openFATE チーム

Logo-fate.png

支持を集めているフィーチャーリクエスト

  • 以下は、多くの賛同を集めているものの担当者が決まっていないフィーチャー (訳注: 機能の実装、追加、改変要望) です。実装を担当してくださる方を募集中です。

ダウンロードとインストールを分離 (得票数: 365)

"パッケージのダウンロードとインストールが並行して行えるようになれば、ネットワークインストールがより改善されると思います。"

起動中のスプラッシュ用に Plymouth を使う (得票数: 192)

"初めて Plymouth のことを聞いた時からこれを openFATE にリクエストしようと思ってましたが、この話を読んでますます、採用した方がいいと思うようになりました。
「起動プロセス中に起こるチラつきやモードの切り替えは全て、全体的な印象を損なうものです」という出だしで始まる Ray のコメントは特に興味深いものです。
ここで「デフォルトで GRUB を見せないようにする」という要望もまとめて論じてしまってもいいでしょうか?"

1-クリック・アンインストール (得票数: 164)

"簡単にソフトウェアを削除できる手段を!

例えば、あるアプリケーションを 1-クリックインストールで入れたとします (これにより、必要なパッケージが全てインストールされることになります)。そのような場合、その 1-クリック操作で入れたものを簡単に (ここでも 1-クリックで) 削除する手段があるべきです...言い換えると、インストールしたソフトウェアの (依存関係にあるパッケージもまとめての) 「1-クリック・アンインストール」です。"

GRUB v2 へアップデート (得票数: 144)

"GRUB 0.97 に対するバグ修正や追加機能を開発しても、もう GRUB 2 を使うからという理由でアップストリームプロジェクトには受け入れてもらえなくなってしまっています。ディストリビューションを開発するコミュニティの間ではブートローダーの切り替えには抵抗があるようですが、もはやこの膠着状態が解消する見込みはなさそうです。コード自体は綺麗だとも言えませんし、しっかりメンテナンスされているとも言えません。何か新しい機能を追加しようと思ったら、あらゆる実行時の制限をなんとか迂回したとしても、ちゃんと機能するかどうか分からない何段階もの手順を踏まなければいけなくなります。例えば、ファイルシステムの実装はメモリ管理に使える静的なバッファを持ちます。このサイズはたったの 32k です。複雑なファイルシステム、あるいはシンプルなジャーナリングファイルシステムであっても、扱う場合には問題が起こってしまいます (Reiserfs でバグをロードするのが全然終わらないといったようなケース)。というのも、ジャーナルのためにブロックマッピングを行うのに十分なメモリーが割り当てられておらず、メタデータを読み込むごとにいちいちスキャンしなければいけなくなってしまうからです。(本当に、もう。) (...)"

Popularity contest (人気投票) (得票数: 109)

"ユーザに好まれ、良く使われているパッケージについてのフィードバックが必要です。Debian には既に Popularity contest (popcon) という名前のツールが用意されています。

  • popcon を再利用することで、Debian 及び Ubuntu と直接的に比較した結果を見ることができる
  • パッケージャーチームはパッケージをどうしていくべきか伺い知ることができる
  • YaST で使える見通しの良い設定用ダイアログが必要です
  • opensuse.org 上にサーバインフラストラクチャーが必要です (いくつか個人情報絡みの問題があります。詳しくは Debian の FAQ をご覧ください)"



先週挙げられた新規フィーチャーリクエスト

  • 以下は、 先週新たに挙げられたフィーチャーです。気になるものがあったらどうぞ投票、コメントお願いします。

OSS で pandoc を提供しましょう

"pandocMarkdownHaskell 実装で、多くの拡張が施され、出力できるフォーマットも追加されています。 There is a package in devel:languages:haskell/openSUSE_Factory のはパッケージがあるんですが、まだ手をかけてやらなければいけません
ちゃんと直して、Haskell の中に埋もれたままにせず OSS の世界に引っ張り出してあげるだけの価値が pandoc にはあると思うんです。"

sysinfo:/ ページでインストール日と稼働時間を表示する

"オペレーティングシステムのインストール日と稼働時間を sysinfo:/ ページで表示するようにしましょう。"

Amarok の代わりに Clementine を採用しましょう

"Clementine は旧 Amarok 1.4 を元に Qt だけで組まれている音楽プレーヤーです。Clementine のいいところは、より伝統的なインターフェイスを備えている点です。また、音楽を楽しみたい我々にとってよりしっかりとしたビジュアライザーが実装されています。"

ディスクのフォーマット

"右クリックメニューからディスクをフォーマットするというオプションを呼び出せるようにすべきです。これがあると、リムーバブルドライブを扱いたい時に便利です。
現在マイコンピュータで表示されているシステム情報を、Windows (の「マイ コンピュータ」) と同じようにドライブやファイルシステムを表示するファイルマネージャーに置き換えてみてはどうでしょうか。"

openFATE 登録フィーチャー統計情報

  • openSUSE ディストリビューションを対象として openFATE に挙げられている機能追加リクエストの統計情報についてはこちらをご覧ください。



Testing チーム

Suse Box.png

Larry Finger: 週刊ニュース 9月10日号

"次回の Testing コアチームの IRC ミーティングは、Freenode の IRC ネットワーク、irc://irc.freenode.net/opensuse-testing チャンネルにて、9月12日の 17:00 UTC に開催されます。MS5 を使ってみての感触について話し合う予定です。

私の場合、32-bit の仮想環境一つ、x86_64 の実機二台、32-bit の実機一台と、四台のマシンにインストールしてしまったもので、このところ MS5 のマシンばかりいじっています。ネットワーク管理アプレットの Plasmoid を除き、テスト用途での日常的な使用の範囲では全て良好に動いてくれています。KDE バージョンでのこの問題のため、ネットワーク管理アプレットについては GNOME 版のものを使っているのです。"


翻訳 (Translation) チーム

Icon-localize.png

翻訳(ローカライゼーション)


コミュニティ内での出来事

Icon-project.png

イベント & ミーティング

終了分:



Ambassador 通信

ギリシャ openSUSE Ambassadors: openSUSE ギリシャコミュニティ、テサロニケで開かれた第76回国際貿易フェアに参加

  • ギリシャの経済危機については読者の皆さんもご存知のことと思います。しかし、禍福は糾える縄の如し…悪い出来事はいろいろな見直しや改善のための絶好の契機ともなってくれます。ギリシャのコミュニティが活発なのは、こういった背景にも関係しているのでしょうね。

"openSUSE ギリシャコミュニティは、9月10日から18日にテサロニケで開催される第76回国際貿易フェア (TIF) に参加いたします。

第76回 TIF は新しいアイデアと同様、開発と革新における成果にも焦点を当てています。今年のイベントでは、健全な起業家精神と公共部門近代化の出発点となったギリシャ経済の危機から生まれた、チャンスと挑戦にスポットライトが当てられます。 (...)" (注:3)


コミュニケーションチャンネル


ソーシャルネットワーク


セキュリティアップデート

Logo-SecurityUpdates.png

完全版のセキュリティ報告が読みたい場合、あるいは報告がリリースされたらできるだけ早く報せを受け取りたい場合は openSUSE セキュリティ・アナウンスメーリングリストを参照してください。

openSUSE-SU-2011:1018-1: 重要: VUL-0: CVE-2011-3205: squid: Gopher リプライパーサにおけるバッファオーバーフロー

"openSUSE セキュリティアップデート: VUL-0: CVE-2011-3205: squid: Gopher リプライパーサにおけるバッファオーバーフロー
報告 ID: openSUSE-SU-2011:1018-1
深刻度: 重要
レファレンス: #715171
クロスレファレンス: CVE-2011-3205
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.4、openSUSE 11.3
(...)"

openSUSE-SU-2011:1024-1: 重要: mozilla-nss: 3.12.11 へのアップデート

"openSUSE セキュリティアップデート: mozilla-nss: U3.12.11 へのアップデート
報告 ID: openSUSE-SU-2011:1024-1
深刻度: 重要
レファレンス: #691669
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.4、openSUSE 11.3
(...)"

openSUSE-SU-2011:1031-1: 重要: MozillaFirefox: 6.0.2

"openSUSE セキュリティアップデート: MozillaFirefox: 6.0.2
報告 ID: openSUSE-SU-2011:1031-1
深刻度: 重要
レファレンス: #714931
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.4
(...)"

openSUSE-SU-2011:1031-2: 重要: MozillaThunderbird: 3.1.13

"openSUSE セキュリティアップデート: MozillaThunderbird: 3.1.13
報告 ID: openSUSE-SU-2011:1031-2
深刻度: 重要
レファレンス: #714931
影響を受けるプロダクト: openSUSE 11.4、openSUSE 11.3
(...)"


カーネルレビュー

Tux.svg.png

  • コミュニティ内外からの Linux カーネル関連ニュースです。

h-online/Thorsten Leemhuis: Kernel Log: 3.1 の新機能 (パート 2) – ストレージとファイルシステム

"ソフトウェア RAID のコードで不正ブロック管理がサポートされ、dm-crypt は SSD の解放済ストレージエリアを通知できるようになりました。iSCSI ターゲットのフレームワーク LIO がバージョン 4.1 にアップデートされ、Ext3 のデフォルトの設定はより堅牢になった代わりにやや低速になりました。

月曜日の朝、Linus Torvalds は Linux 3.1 の5回目のリリース候補版をリリースしました。kernel.org のインフラが依然先日のハックによって使うことができないため、今のところ GitHub だけで配布されています。リリースメールにて、Torvalds はこの件について開発の前線にいる人達に簡単に報告しました。kernel.org のハックによりもたらされた混乱の一部として、いくつかのパッチが漏れてしまったというものです。

Linux 3.1 の開発が続いているという現状を受け、Kernel Log では '3.1 の新機能' シリーズを続けたいと思います。今回はストレージのコードとファイルシステムについての新機能について述べます。このシリーズの最初の記事はネットワークドライバとインフラストラクチャの変更について注目し、またアーキテクチャ、インフラストラクチャおよびその他のハードウェアについての記事も今後何週間か続くでしょう。(...)" (注:2)

Linus Torvalds: Linux 3.1-rc5

  • やはり Linux カーネル界、いやその範囲を超えて今の大きな話題は kernel.org のクラックでしょう。OWN 日本版編集中の現在も問題がないことの確認中でダウンしたままで、オマケに Linux Foundation および linux.com も同じ脆弱性を突かれてダウンしているという状態です。しかしそんななかでも github に舞台を移してカーネルの開発は続いているのですから、FLOSS の力はたくましいではありませんか!

"また新たな週が来て、新たな -rc を出す時だ。

といっても、master.kernel.org はまだダウンしたままだし、多分ものすごい量の開発が進んだってこともないから、今週はスキップしようかと思ったんだ。だけどねえ、分散開発において重要なことは (その一つは、だね)、ある特定の箇所がその他の箇所に比べて何か変わってるってことがないってことだから、ぼくはダイビング記録ツールのために github のアカウントを持ってることだし、ここは一つ、そこにぼくのカーネルリポジトリ全部を置いてみてどうなるか見てみようじゃないか。

そんなわけで kernel.log がお白州にいる間は、github のツリーを見るようにしてくれ:

https://github.com/torvalds/linux.git

注意! ここみたいに、どこか適当に新しい公共に使えるスペースを見つけたときに気を付けなきゃいけないのは、そう、そこが本当に適所なのかどうか見極めるってことだと思うんだ。さて、ここはどうだろうね? (...)" (注:1)


====Rares Aioanei: カーネル週刊ニュース – 2011年9月10日号====


Tips and Tricks(ヒントや「使える」小技集)

OWN-oxygen-Tips-and-Tricks.png

開発者/プログラマ向け

Python4Kids/Brendan Scott: ちょっと脱線 – グローバル変数とローカル変数

  • 今回もおなじみ Python4Kids。ここでちょっと寄り道して、モダンなプログラミング言語では非常に重要な概念、グローバル変数とローカル変数のお話です。インタプリタで定義したディクショナリの値を関数で変更する処理は動くのに、普通の変数では上手くいかないのはなぜ? というお話から、Python がローカル変数をどんなふうに管理しているかというところまで、例を示して詳しく説明していますよ。

Linuxaria: 例で学ぶ正規表現ガイド

  • 例えば「[oO]penS[uU]SE [1-9][1-9]\.[1-9]」みたいな表記を見たことはありませんか? これは正規表現 (regular expression; regexp とも訳されます) と呼ばれるもので、文字列にマッチする規則を記述する方法です。プログラマだけでなく、コマンドラインツールを使うときにも活躍します。システム管理者がちょっとした監視ツールを作るときなどに協力な道具になります。この記事では PHP の preg_match_all() 関数を例にして記述していますが、その他のプログラミング言語やツール類でも参考になりますよ!

システム管理者向け

BeginLinux: openSUSE に Apache をインストール

  • 最近ちょっと元気な beginlinux.com の記事は openSUSE への Apache のインストール。え、今更? と思われるかもしれませんが、最初の要約を見てみると「1. openSUSE への Apache ウェブサーバのインストール」「2. 仮想ディレクトリエイリアスを使うように Apache を設定」の次、「3. ネットワーク越しのインストールのテスト」というのにご注目。実は 2. の例題に使っているのは openSUSE の DVD イメージそのもので、これを使えばあなたの LAN 上に openSUSE のインストールサーバを簡単に立てることができてしまうんです! 実はこんなに簡単な仕組みだったんですね。ぜひご一読を!

Wazi/Anatoliy A. Dimitrov: Apache ウェブサーバを安全にするには

  • kernel.org を引き合いに出すまでもなく、安全なウェブサーバを構築するのはとても大変なことで「これだけやっていれば完璧」ということはありませんが、それでも最低限守るべきことというのはあります。この記事はそういう防御ラインについてとても丁寧に説明しています。Apacheに限らない情報もありますので、ウェブサーバの管理をされている方はどうぞご一読を。Apache の場合は Apache プロジェクトの公式セキュリティ Tips も併読しましょう。

Frederik Konietzny: SMTP/POP3/IMAP/HTTP プロトコルを平文と暗号化のもとでテストする

  • みなさんがお使いになっている SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)POP3 (Post Office Protocol 3)IMAP (Internet Message Access Protocol)HTTP (Hyper Text Transfer Protocol) は、実のところ非常にシンプルなテキストのやり取りからなっているということをご存知でしたでしょうか? 一部のプロトコルについては該当するポートに telnet するだけで、あなたのお使いのメーラやブラウザが普段どのようにやり取りしているかを試してみることができます。SSL の場合は openssl を使って確認できます。プログラマにとっても、また管理者にとって見ても、こういうやりとりがちゃんとできているかを知っておくのは大事だと思いますよ!


Web 上の記事から

OWN-oxygen-On-the-Web.png

  • openSUSE に限らず Linux、FLOSS 界隈で話題となっている注目情報をご紹介します:

レポート

h-online/Jos Poortvlieet: openSUSE を Linux 3.0 にアップグレード

"7月21日、Linus Torvalds によりリリースされた Linux 3.0 は、Btrfs のデータ scrub 機能や自動デフラグ、Microsoft Kinect や Apple iSight webcam のサポート、AMD の Llano Fusion APU 対応、WLAN によるウェイクアップ、Xen Dom0 サポート、その他 Linux をさまざまな新しいハードウェアコンポーネント上で動作させることができる多数の新規のドライバーなどを提供します。

このチュートリアルでは安定版である openSUSE 11.4 に、今のカーネル 2.6.37 の代わりにこのカーネルを導入する方法を解説します。オマケとして、Tubleweed によってアップグレードのごちゃごちゃから逃げ出す方法についてもお見せしましょう。独創的な Tubleweed リポジトリのおかげで、常に最新の Linux カーネルを使えるだけでなく、最新の Firefox、LibreOffice、Scribus、Evolution、digiKam などなど、openSUSE をこのような素晴らしい OS にしている数多くのソフトウェアの最新版を常に使い続けることができるのです。 (...)" (注:2)

h-online/Chris von Eitzen: openSUSE 12.1、ベータ段階に

"openSUSE プロジェクトは次にリリースされる openSUSE オペレーティングシステムのバージョン 12.1 の第 6 マイルストーンリリースを ベータ版として位置づけし直すアナウンスしました。SUSE Linux 所属の openSUSE コミュニティマネージャ Jos Poortvliet 曰く、この変更は「このマイルストーンがより広い範囲のテストに相応しい段階になったことを反映している」とのことです。 (...)" (注:2)

h-online/Chris von Eitzen: 離れ離れになる LibreOffice と OpenOffice.org

"Novell の LibreOffice 開発者である Michael Meeks が LibreOfffice のコードベースと、Apache Software Foundation (ASF) によってホストされている OpenOffice.org のソースコードを比較しました。彼がブログで書いたとおり、その乖離はすでにとても大きなものになっているので、二つのプロジェクトで新規コードをやりとりするのは非常に難しいだろうとのことです。二つのプロジェクト間で何百万行ものソースコードの違いが現在生じているため、ユーザーは Apache OpenOffice.org にコミットされたコードが「必ず、自動的に」 LibreOffice に投入することは期待できない、と Meeks は述べています。「そうじゃなく、何か『これは!』という、苦労するだけの価値がありそうなものがあったときだけつまみ食い的にポートすることになると思う」と付け加えています。 (...)" (注:2)

Dan Vratil: Akonadi Google リソース: タスクのサポート

Marco Martin: 共有、「いいね!」、そして関連付け

All about Linux: Linux カーネル GitHub によりホストされる

  • カーネルレビューLinus のリリース通知 にもあったとおり、kernel.org のクラックにも負けず Linux カーネルの開発は一時的に Github をホストとして継続することになりました。これは Linux カーネル開発者たちの逞しさを示すと同時に、Github というサービスの可能性を改めて示す事にもなりました。もしあなたがちょっとしたプログラムやスクリプトを書いていたりして、それを FLOSS として公開してもよいなと思うなら、Github は有力な候補になりえますよ!

レビュー/エッセイ

Miguel de Icaza: Unix を学ぶ

  • GNOME プロジェクトの発起人でデスクトップ Linux に大きく貢献し、今は Mono プロジェクトを牽引している Miguel de Icaza のコラム。Unix 系の LInux や Mac OS X を使っていながら、Unix 流のテクニックを使えるハッカーたちが少ないことに驚かされると彼は言います。そんなわけで「Unixを学ぼう!」というこの記事。まずは古典的名著、Brian W. Kernighan & Rob Pike の「プログラミング作法」ペアによる「UNIX プログラミング環境」、さらにCD-ROM付きでリファレンス性バツグンの「Unix for the Impatient」。そして強力な CUI ベースのクロスプラットフォームなファイルマネージャ Midnight Commander を紹介し、オライリーの UNIX パワーツールでいろんなツールを学び、タッチタイプを練習しましょう、という。全部が全部そのとおりにやる必要はありませんが、de Icaza がこの順序でモノを進める理由というのをぜひご覧あれ。


フィードバック / 交流 / 仲間に加わろう

OWN-oxygen-FCG.png

openSUSE Weekly News 日本語版について何かコメントしたいことはありませんか? もし何かありましたら、opensuse-ja メーリングリスト宛に投稿していただくか、Twitter で #ownja というハッシュタグを付けて Tweet し、お知らせください!

また、openSUSE Weekly News の編集/翻訳に興味をお持ちでしたら、 Weekly News チームのページをご参照のうえ、ご連絡ください。

Facebook には openSUSE Weekly News のコミュニティページ (英語)もあります。

交流したり、広く openSUSE コミュニティからの助けを求めるためには、IRC、フォーラム、あるいはメーリングリストが使えます。詳しくは交流ページをご覧ください。

Rss 32.png openSUSE Weekly News 英語版 は RSS フィードで購読することも可能です。

openSUSE 関連の文書をお探しでしたら、まずは docs.opensuse.org を覗いてみてください。


クレジット

OWN-oxygen-Credits.png


日本語以外の言語版について

OWN-Icon-locale.png

openSUSE Weekly News には英語版及び日本語以外の言語バージョンもあります。現在購読可能な言語版についてはこちらをご覧ください。


免責事項

OWN-Icon-disclaimer.png

openSUSE Weekly News 日本語版(以下、"OWN-ja")はopenSUSE Weekly News 英語版を基に、OWN-ja チームが独自に編集したものです。掲載されている情報や翻訳等の正確性、有効性等には一切の保証がありません。また、記事の内容は編集時点のものです。

このサイトの文書は特記されていない限り GNU Free Documentation License version 1.2 ("GFDL") の元に公開されており、ライセンスに従って自由に利用することができます。詳しくは Terms of site (英文) をご参照ください。

著作権及びライセンスについて

openSUSE Weekly News で紹介した記事の著作権はすべて個々の権利者に属します。

(注:1) 原文を利用する場合は、権利者の指定する方法、ライセンスに従ってください。
(注:2) openSUSE Weekly News は権利者より掲載・翻訳の許諾を得ています。原文を利用する場合は、権利者の指定する方法、ライセンスに従ってください。
(注:3) 原文は CC BY-SA 3.0 ライセンスの元に公開されています。