KDE/KDE4 入門

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KDE4 へようこそ

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openSUSE 11.1 は KDE デスクトップとして KDE 4.1 を採用しています。既定のデスクトップとして使用するにあたっては、KDE 3 と比較していくつかの変更点があります。そのうち最も重要な変更点は、Plasma デスクトップ・シェルです。ほとんどの KDE 4 アプリケーションは既に KDE 3 にあったものの移植ですが、Plasma は完全に新しく開発されたもので、これまでのデスクトップとパネルの要素を結合するものです。その結果として、ウィジェットはデスクトップ上にもパネル上にも配置することが可能となりました。


スタート・メニュー

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KDE 4 の目玉のひとつとして、openSUSE で開発されたアプリケーション起動メニューを挙げることができます。このメニューは、よく使うアプリケーションへ素早くアクセスできるように、また、ビルトインされている検索機能を用いて簡単に必要なものを探し出せるようにデザインされています。オリジナルの拡張メニューに戻したい場合は、スタート・メニュー・ボタンを右クリックして"従来のメニューに切り替え"を選択してください。そこからまた同じ方法で、新しいメニューに戻すことも可能です。


パネル・ツールボックス

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パネル設定モードを有効にするには、パネル上でアプリケーション起動メニューのちょうど対角にあたる場所に配置されているパネル・ツールボックス・アイコンをクリックしてください。うっかり変更されてしまうのを避けるためにデスクトップがロックされている場合、パネル・ツールボックス・アイコンは隠されています。その場合は、デスクトップもしくはパネル上の任意の場所を右クリックして"ウィジェットのロックを解除"を選択してください。設定モードに入ると、パネルのアイテムを再アレンジすることもできるようになります。


デスクトップ上のアイコン

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KDE4 のフォルダビュー・アプレットを使えば、任意のディレクトリの中身を表示することができるようになります。また、このアプレットはデスクトップ上のどこでも好きな場所に配置できます。あなたのワークフローに合うように、好きなだけフォルダビューを並べることも可能です。更に、このアプレットにはネットワーク共有フォルダの中身や、ライブ・サーチの結果を表示させることもできるのです。これまでと同じスタイルに戻すには、デスクトップ上で右クリックして"デスクトップの設定"を選択し、Desktop Activity のタイプを"フォルダビュー"に変更してください。


コンポジティング(デスクトップ効果)

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ハードウェアとドライバがサポートしているなら、デフォルトの設定でコンポジティング(デスクトップ効果)が有効化されています。ワークスペース上で有効化される前にこのコンポジティングがうまく機能するかは自動的に確認されますが、問題が発生した場合はサスペンドしてしまうかもしれません。自動チェックで事前に確認できず問題が発生してしまったら、Shift+Alt+F12 を使い一時的にコンポジティングをサスペンドさせて復旧することもできますし、あるいは[システム設定(KDE システム設定)]->[デスクトップ]->[デスクトップ効果]設定モジュールで恒常的に無効化することもできます。KDM ログイン・マネージャーからも KDE [フェイルセーフ]セッションを開始することができ、そうした場合、コンポジティングは有効化されません。


KDE についてもっと詳しく知りたいようでしたら KDE ユーザ・ベースをご覧ください。