Frequently Asked Questions
出典: openSUSE
openSUSEプロジェクトとは何ですか?
openSUSEプロジェクトは、ノベルがスポンサーとなって運営しているコミュニティプログラムです。このプログラムでは、Linuxの世界各地での普及促進のため、世界でもっとも使いやすいLinuxディストリビューションSUSE Linuxを、無料で簡単に使用できるようにしています。openSUSEプロジェクトには、Linuxの開発者および支持者がLinuxの使用を開始するにあたって必要なすべてのものがあります。opensuse.orgでホストされるこのプロジェクトでは、ビルドやリリースに簡単にアクセスすることができます。また、SUSE Linuxの作成に使用される開発プロセスへのオープンなアクセスを可能にする、広範なコミュニティ開発プログラムもあります。
openSUSEプロジェクトの目標は何ですか?
openSUSEプロジェクトの主要な目標は次の3つです。
- SUSE Linuxをもっとも入手しやすいLinux、かつもっとも広く使用されているLinuxディストリビューションとする。
- オープンソースコラボレーションを活用して、SUSE Linuxを初心者および経験豊富なユーザにとって世界でもっとも使いやすいLinuxディストリビューションおよびデスクトップ環境とする。
- SUSE LinuxをLinux開発者およびソフトウェアベンダに選ばれるプラットフォームとするために、開発とパッケージのプロセスを劇的に簡素化、オープン化する。
どのような人がopenSUSEプロジェクトに参加するのですか?
Linuxの開発者およびユーザであれば、世界のどこからでもプロジェクトに参加できます。特に次のような人にとって有益と考えられます。
- 世界各地の数百万人のSUSE Linuxユーザ
- 独自のSUSE Linuxパッケージを作成したいと考えている経験豊富なLinuxエンジニアやアプリケーション開発者
- SUSE Linuxが常に最新のLinuxパッケージを安定した統合ビルドとしてコミュニティに提供するディストリビューションであると考えている企業内のLinux専門家
現在Linuxを使用しているユーザおよびこれからLinuxを使用することを考えているユーザは、openSUSE.orgにアクセスしてSUSE Linuxの最新の公式リリースをダウンロードできます。SUSE Linuxの開発に直接参加したいと考える技術者ユーザは、ディストリビューションの最新の開発ビルドをダウンロードして、Bugzillaからバグ報告やパッチ提供を行うことができます。
参加するには登録が必要ですか?
原則として不要です。ソフトウェア、ソースコードのダウンロードまたはメーリングリストへの参加には登録は必要ありません。ただし、バグ報告、機能強化リクエスト、またはパッチを提供するには登録が必要となります。
openSUSEプロジェクトの管理運営はどのように行われているのですか?
成功するオープンソースコミュニティとは、強力なビジョン、および小規模で熱心なグループの支援とリーダーシップとともに始まるものです。openSUSEプロジェクトは、当面は、重要なエンジニアリング、Web、マーケティング、および管理の専属リソースも含め、ノベルのスタッフの支援を受けます。openSUSEコミュニティが成長し、コミュニティベースの強いリーダーシップが育つのに伴い、ノベルとopenSUSEコミュニティは、新しい運営モデルを検討することになるでしょう。
現時点では、openSUSEプロジェクトは、数名の経験豊富なノベルの社員とLinux開発者、有能なSUSE Linuxテストユーザおよびユーザによって管理されています。open SUSEコアチームの当初のメンバーは、Andreas Jaeger、Adrian Schröter、Sonja Krause-Harder、Christoph Thiel、Michael Löffler、およびGreg Mancusi-Ungaroです。その他のチームメンバーについては、ユーザリストを参照してください。
openSUSEプロジェクトのリリーススケジュールを教えてください。
SUSE Linux 10.0はリリース済みです。当プロジェクトでは現在SUSE Linux 10.1の開発作業を行っています。通常どおり、openSUSEでは最新の開発バージョンの定期的なスナップショットを発表します。エンジニアリングスケジュールおよび開発ガイドラインは、Webサイトwww.opensuse.orgに掲載されています。
openSUSEプロジェクトのコミュニティプログラムのロードマップを教えてください。
プロジェクトの計画とロードマップは、openSUSEサイトのロードマップに掲載されています。当面のopenSUSEプロジェクトのロードマップは、次の3段階で計画されています。
フェーズ1 :(2005年8月)
- openSUSEコミュニティの設立
- コミュニティの基本インフラ(Webサイト、ダウンロード可能なビルド、ソース)の整備。BugzillaおよびIRCチャネルの開設
- Bugzillaを通じたSUSE Linux 10.0 betaのパッチの受領
- SUSE Linux 10.0のベータテスト開始
フェーズ2 :(2006年春を予定)
- パッチ提供プロセスを簡素化し、コードのチェックアウト/チェックインの公式プロセスを確立
- openSUSE開発プロセスへの参加をより容易にするため、開発者アカウントのパーソナライズ機能を追加
フェーズ3 :(2006年夏を予定)
- コミュニティの完全なインフラを整備し、一般にアクセス可能なビルドサーバにより、ユーザが迅速にパッケージを作成して、ディストリビューション全体のテストバージョンに組み込むことを可能にする。
上記は、openSUSEプロジェクトのあくまで現時点での計画です。コミュニティメンバーの参加により、これらの優先順位やスケジュールは、openSUSEコミュニティのニーズをより良く反映するよう調整されることがあります。
ノベルはなぜ今のタイミングでopenSUSEプロジェクトを開始したのですか?
openSUSEプロジェクトは、当社の顧客への直接的な回答として立ち上げられました。世界中に数百万人のユーザを持つSUSE Linuxは、その革新性と使いやすさで評価を得ており、今日利用可能なLinuxディストリビューションの中でもっとも人気の高いものの1つです。SUSE Linuxユーザから、新しいSUSE Linuxの機能のテスト、設計、および統合作業にもっと積極的に参加したいという要望が寄せられましたそして現在、openSUSEプロジェクトを通じて、世界中のLinuxユーザが、各自のノート型PCや家庭のネットワーク上で使用するソフトウェアの作成と改良に参加できるようになりました。このようなユーザの参加は、やがて企業向けアプリケーションに使用される商用SUSE Linux製品にも影響を及ぼすでしょう。
openSUSEプロジェクトとノベルの関係について教えてください。
openSUSEはノベルがスポンサーとなって運営しているプロジェクトで、ノベルはエンジニアリング、管理、およびインフラのリソースの面で多大な貢献をしています。ノベルはopenSUSEコミュニティと協議の上、プロジェクトのエンジニアリング上の目標を設定し、プロジェクトについて最終的な責任を負っています。ノベルは、SUSE Linuxオペレーティングシステムおよび関連のオープンソースアプリケーションを、完全なサポートと強化された機能を備えたエンタープライズLinux製品(たとえばNovell Linux Desktop)の提供に役立てています。
ノベルは今後も小売店で消費者向けSUSE Linuxを販売するのですか?
はい。openSUSEプロジェクトの目的の1つは、SUSE Linuxを誰でも簡単に入手できるようにすることです。多数のSUSE LinuxユーザがプロジェクトのWebサイトまたは世界各地のミラーサイトからソフトウェアをダウンロードできますが、製品の物理コピーを入手したいと考えるユーザもいます。openSUSEプロジェクトは、ノベルと協力して、ディストリビューションの完全にパッケージ化された小売版を引き続き作成し、これが世界各地の小売店やオンラインショップで販売されます。小売版にはインストール用メディア、マニュアル印刷物、および付属商用ソフトウェアプログラム、ならびにテクニカルサポートが付属します。小売版にサポートオプションが付属している点が、SUSE Linuxがその他のコミュニティベースのLinuxディストリビューションと異なる点です。
SUSE Linuxと、ノベルのその他のLinux製品(Enterprise Server 9、Novell Open Enterprise Server、Novell Linux Desktopなど)の違いは何ですか?
openSUSEプロジェクトで作成および保守が行われるSUSE Linuxは、安定した統合Linuxオペレーティングシステムで、デスクトップ生産性、マルチメディア、Webホスティング、ネットワークインフラ、およびアプリケーション開発などの最新のオープンソースパッケージが含まれています。Linuxの使用を開始するにあたって必要なすべてのものが提供され、Linuxを個人のワークステーションまたは家庭のネットワークで使用したいと考える個人に理想的です。
ノベルはSUSE Linuxの機能を向上および強化し、データセンターでの利用、エッジサーバとしての利用、ビジネスデスクトップ、およびビジネスインフラとしての利用に最適な、強力でサポートも付属するエンタープライズLinux製品スイートを開発します。
openSUSEはどのような点でFedoraと違うのですか?
Red Hatがスポンサーとなって運営しているFedoraプロジェクトは、強力なコミュニティを持つオープンソースプロジェクトです。そのほかにも、DebianやUbuntuなど、活発なユーザと開発コミュニティを持つ多くの重要なオープンソースプロジェクトがあります。一般に、こういったオープンソースプロジェクトは、Linux開発者とユーザの技術者コミュニティにとって役立つ、エンジニアリングを中心とした問題に特に注力しています。
openSUSEプロジェクトは、技術者コミュニティにとどまらず、Linuxに関心を持つ一般コンピュータユーザという、より大きなコミュニティを明確な対象としています。openSUSEプロジェクトは、オープンで透明な開発プロセスを通じて、ユーザがLinuxの使用を開始するにあたって必要なすべてのものを提供する、安定し洗練されたLinuxディストリビューション(SUSE Linux)を作成します。(SUSE Linuxは常に、技術的にもっとも優れた、もっとも使いやすいLinuxであるという評価を受けています。)Linuxをすべての人に利用可能にするという使命を達成するため、openSUSEプロジェクトは、エンドユーザドキュメンテーションが付属した完全小売版をはじめとするSUSE Linuxを、さまざまなチャネルを通じて潜在的Linuxユーザに対して広く利用できるようにします。技術者でないユーザでもLinuxを快適に利用できるほどLinuxディストリビューションの改良と洗練に取り組んでいるのは、openSUSEプロジェクトだけです。
具体的にFedoraとの比較で言えば、openSUSEプロジェクトでは、CIM(Common Information Model)やYaST(Linux向けの標準でオープンソースの構成および管理用スイート)など、Fedoraに含まれないいくつかの重要なオープン標準を利用し、開発します。さらに、openSUSEプロジェクトでは、多くの世界トップクラスのオープンソースGUI設計者の参加を得て、デスクトップと利便性についても力を入れています。
SUSE Linuxのセキュリティアップデートのライフサイクルについて教えてください。
SUSE Linuxには、2年間のアップデートが含まれています。2年を超えるコード保証およびアップデートサイクルが必要なユーザ向けに、ノベルではSUSE LinuxベースのビジネスクラスのLinuxソリューションを提供しています。
Fedoraでは最新版に保つために、セキュリティアップデートの場合であっても最新バージョンへのアップデートが必要ですが、openSUSEではどうですか?
SUSE Linuxのすべての開発バージョン(アルファ/ベータ)は同様のアップデートが必要ですが、リリースバージョンでは不要です。
雑誌の付録としてSUSE Linuxを利用するにはどうすればよいですか?
各雑誌のニーズに合わせたSUSE Linuxを、発行する雑誌で利用したいというケースがあります。これを実現するにはいくつかの作業が必要です。SUSE Linuxのバージョンを雑誌の付録として提供することを希望する場合は、次の担当者にお問い合わせください。
- EMEA : Silke Schmitt
- 日本 : Yoji Furui
- 米国およびその他の国 : Greg Mancusi-Ungaro

